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美奈の痴漢日誌・完全版
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:痴漢 官能小説   
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1:美奈の痴漢日誌・完全版
投稿者: SS

朝の通勤ラッシュで混雑したホームに、快速の発車を告げるベルが響く。
 普段と変わらぬ、いつもの風景。繰り返される、毎朝の日常。
 ただ一つ、昨日と違う事があるとすれば息を切らせて階段を駆け下りる、ランドセルを背負ったセーラー服の少女の存在であろう。
「あっ、待って……!」
 水原美奈は、今にも閉まりそうな電車のドアに向かって飛び込んだ。二つに結んだお下げ髪が、周囲の喧噪を絡めて左右に揺れる。今朝は失敗だった。知らず知らずの内に止めてしまった目覚まし時計。付属の小学校に通う美奈は、毎朝電車で通学している。いつもなら余裕を持って、一番空いている車両に座る美奈であったが、しかし寝坊してしまった彼女はいつもより一本遅い快速の、しかも最も混雑する階段下の先頭車両に乗り込まざるをえなかった。
大抵の人間がそうであるように、美奈も満員電車げ嫌いだった。
二時成長期を迎えたばかりの、少し細身で小柄な美奈では、周囲の混雑にいいように押し潰されしまう。この時もそうだった。視界を取り囲む背広に包まれた肉の壁の息苦しさに、美奈は眉根をしかめてひたすら耐えるしかなかった。
 と、その時だった。
(…えっ……)
 不意に身動きの取れない美奈のお尻で、何かが蠢いた。
 それは何の前触れもなく、スカートの上から美奈の小さなお尻を包み込むように、ゆっくりと、ゆっくりと上下した。何かの偶然や荷物ではなく、明らかに意志を持った意図的な動きに、美奈の顔から血の気が引いた。
(えっ、ち、痴漢………!)
 痴漢は、しかしこれが初めてではなかった。美奈の通う学校は名門で校則が厳しく、皆きちんとした身なりで登校する。少し古風なセーラー服に、スカートは膝下までが義務づけられている。白いソックスは三つ折りで、ハイソックスは禁止。靴は黒か茶色の革靴である事、等々……。少女狙いの痴漢であれば、拍手を送りたくなるような規則であろう。故に美奈の学校は痴漢に狙われやすく、実際、美奈も美奈の同級生も、何度も痴漢にあっていた。だからこそ、去年からずっと満員電車の先頭車両だけは避けてきたというのに、痴漢はたった一度の彼女のミスを見逃さなかったのだ。
 顔色を青白く染めた美奈の脳裏に、去年出逢った痴漢の恐怖が蘇った。あの時は、スカートの中にまで手を入れられた。執拗に下着の上からお尻を触られ、あわや下着を脱がされかけたのだ。蘇る胸部に、美奈は身体をガタガタと震えさせた。声は……出せなかった。気の弱い美奈には「痴漢です!」と叫ぶ事も、ましてや相手の腕を掴む事も出来なかった。
 痴漢は指が、彼女のお尻の膨らみを抱え込むように、ピタリと張り付く。五本の指先がスカートのヒダに食い込み、柔らかなマシュマロのような感触を味わいながら、じっくりと蠢く。スカートの布地越しにお尻を触られる感触は、美奈にとっては嫌いな虫が這いずっているような、ただただ不快でおぞましいものだった。
(…いやぁ………いやぁ………止めて……もう止めて下さい……)
 美奈は心の中で必死に痴漢に訴えた。だが、そんな美奈の想いが届くはずもなく、むしろ彼女の恥辱に耐えようとする健気な姿が、痴漢の性的加虐心を一気に加速させ、その好意を益々エスカレートさせた。
(………あぁ…………いやぁ………!)
 美奈は硬く瞳を閉じた。痴漢の指先が、ゆっくりとスカートをたくし上げる。今時珍しい膝下まで届くスカートは、しかし痴漢にとっては「多少、邪魔」という程度であり、行為を諦めさせる抑止力にはならない。又、すし詰めの満員電車の中では、美奈の背負うランドセルが痴漢にとっては有利に、彼女にとっては仇と働いた。なぜならランドセルは、周囲の腕や荷物に引っ掛かって美奈の動きを封じるばかりか、臀部に障害物のない空白地帯を生じさせる。更にはランドセルの下で猥褻な行為を繰り返す痴漢の腕を、周囲の視線から隠すの役割を果たすからだ。
 そして遂に、痴漢の指先が美奈のスカートの中に侵入した。
(ひっ……!)
 瞬間、美奈は眉根を八の字に歪め、小振りなお尻をキュッと強張らせた。
痴漢の指が、美奈の太股の上を這った。少し痩せた彼女の太股には、無駄な贅肉がない分やや柔らかさに欠けるものの、二十代……いや、早ければ十代後半で失われてしまう滑らかさがある。社会から逸脱し、実際に「行為」に及ぶロリコンの多くが魅せられる、少女特有の肌の張りだ。その感触をじっくりと楽しみつつ、痴漢は徐々にその指先を上へと移動させ、やがて木綿製の下着のゴムに到着した。痴漢は硬い腕で無遠慮に、白い木綿の下着ごと、美奈のお尻を鷲掴みした。木綿の布地でラッピングされた少女の美肉を、円を描くように揉みしだき、柔らかな肉の感触を貪った。
(い……や……もう、いやぁっ!)
美奈の反応は、抜群であった。たちまち俯く首筋からうなじが、恥辱的な行為に桜色に染まった。右の尻肉を二、三度握り、ついで左の尻肉を手の平でさする。それは愛撫ではなかった。一方的な、欲望を吐露しただけの行為に過ぎない。もはや一欠片の躊躇も無くした痴漢の手は、パンの生地でも捏ねるように美奈のお尻を執拗に揉み続け、汗ばんだ指先を下着の上から食い込ませた。すべらかな肌の感触は、禁断の行為に対する正当な報酬だ。この年代の少女のお尻を蹂躙する最も手早い方法、それが痴漢であるのだから。
存分に美奈の尻肉を堪能した痴漢は、次の行動に移った。
中指を下着の中へと滑らせ、小さく窄んだ菊門へ突き立てようとしたのだ。
(ひあっ!)
 美奈は排出にしか使わない穴を触れられる恐怖に、反射的に身体を跳び上がらせた。硬く閉ざし瞼の内側からは、熱い雫がジワジワと沸き出していた。痴漢も少女の初めての抵抗らしい抵抗に、流石に少し冷静さを取り戻したのか、下着の中に侵入させていた指を抜き、下着の上からの行為に執着した。
 一方、どうにか菊門に指を入れられる事態だけは防いだ美奈は、覚悟を決めた。とはいえそれは、痴漢を周囲に突き出す覚悟ではない。このまま下着を触られるぐらいなら、我慢しようという後ろ向きな決意であった。
愚か、としかいいようのない決意であった。美奈は痴漢を判っていなかった。あるいは二時成長期を迎えたばかりの少女に、理性を喪失させた男の性的欲望について理解しろというのが、そもそも酷であるのかもしれない。確かに痴漢の左手は、下着から彼女のお尻を撫で回す以上の行為は、諦めていた。だが………。
(きゃぁっ!)
 突然、誰かに脇腹を擽られ、美奈は危うく声を漏らしそうになった。
 が、次の瞬間、涙を滲ませた彼女の瞳は、驚きに丸く見開かれた。
 痴漢の右手が、セーラーの脇腹にあるファスナーを開けていたのだ。痴漢はそこから、灰色の背広に包まれた腕を、セーラー服の内側に差し込んだ。その内側に広がる少女の瑞々しい素肌は、今や完全に痴漢のものだった。怯える少女の反応を愉しみながら、ゆっくりとゆっくりと、痴漢の腕が美奈の胸に伸びてゆく。
 この日、美奈は制服の下にはジュニアブラしか着用していなかった。昨日なら、或いは明日なら、体育の授業に備えて体操服を着用していただろう。しかし、今日は昨日でも明日でもなく、今日だった。美奈の幼い乳房と痴漢の指先を隔てる防壁は、薄いジュニアブラ一枚だけなのだ。もはや少女に抵抗がないことを確信している痴漢は、何の躊躇いもなくジュニアブラの表面に手を触れた。
 プニプニと硬く、弾力に富んだ感触が、痴漢の指先を健気に押し返した。
 まるでシリコン製のパッドがそのまま入っているような感触は、少女特有のお椀型をした未発達の胸の証であった。痴漢は美奈の、まだ誰にも触らせた事のない小さな胸を、ついにその手の中に包み込んだのである。
「やめて下さい……」
 美奈は蚊の鳴くような声で囁いた。
 だが、周囲の雑音とレールの軋みが、少女のなけなしの勇気を無慈悲に掻き消した。
 涙すら滲ませた少女の悲痛な声は、彼女自身の耳にすら届かなかった。
 この瞬間、絶望が美奈の視界を薄暗く包んだ。
 痴漢の行為は、その間も間断なく続いていた。不自然に蠢くセーラーの胸元が、何よりの証であった。やがてジュニアブラの感触を充分に堪能したのか、今度はカップの隙間から指を侵入させ、直に美奈の乳房を指先で摘んだ。成人男性の大きな手では、小さな美奈の乳房を揉むには如何にも大きすぎる。親指と中指、そして薬指だけで充分だった。この方がかえって、ゴム鞠に似た少女の胸を堪能できる。痴漢はその事を、予め知っていたのだろう。三本の指を微妙に蠢かし、微かな膨らみを絞り出すように乳房を揉む。残された人差し指は、当然、コリコリとした赤い突起物を丹念に掻き回している。感じているわけでもないであろうに、しかし美奈の乳首は、痴漢の責めに対して充血していた。
 美奈の思考は、パニック寸前だった。まさか電車の中でこんな事までされるとは、考えた事もなかった。極度の緊張が彼女の自律神経を揺さぶり、立っているのがやっとの有様であった。周囲に「人間の壁」という支えがなければ、既に倒れていたかもしれない。
 身の毛のよだつ恐怖に支配され、美奈はついに嗚咽を零した。
「……スンッ…ヒック………」
 決して静かとはいえない車内に、微かに響く少女の嗚咽。
 と、その時であった。美奈の目の前に、痴漢とは全く別の方向から、一本の腕が伸びてきた。美奈は一瞬、誰かが助けてくれるのだと思った。制服の中で胸をまさぐる腕を、掴まえてくれるのだと思った。しかし、違った。少女の甘い期待は、無惨に砕かれた。その腕は制服の上から、美奈の胸を触りはじめたのである。唖然とし、美奈は自分の胸を触る新しい痴漢の腕を、涙に濡れる丸い瞳に映した。
 そしてそれを合図にしたかのように、美奈の周囲から欲望に駆られた無数の腕が、次々と少女の身体をまさぐりはじめた。
 眼鏡をかけたサラリーマンに、若い大学生風の青年。人垣の間に無理矢理肩を突っ込ませ、必死に片腕を伸ばしている者もいた。中には美奈の父親と変わらない年代の、中年男性までいた。彼らは皆、真性の痴漢ではなかった。家では良き夫であり、職場では真面目な社員であり、学校では自慢の彼女を持つ学生……そんな人間が殆どであった。彼らは最初から美奈が痴漢されている事に気付いていたが、見て見ぬフリを決め込んでいた。否、目の前で始まった痴漢ショーを止める事に、本能的な躊躇いを感じていたのだ。そして幼い少女が、自分の娘と変わらない年頃の美少女が、スカートを捲られ、セーラー服の中に腕を入れられて痴漢されている光景を横目で眺めている内に、ドス黒い衝動に揺れ動かされただけに過ぎない。少女を助けよう、などとは誰も考えなかった。自らのペニスを勃起させ、前屈みになって正義をふるう己の姿の滑稽さに、気付いていたのだろう。
 二本の腕が、美奈の肩から黒いランドセルをズリ降ろした。六年間、愛用し続けてきたランドセルが、無数の腕によって邪魔者扱いされ、電車の床に虚しく転がる。美奈は絶望的な瞳で、その光景を眺めるしかなかった。更に別の腕が、美奈の左右の腕をそれぞれ掴むと、後は一瞬だった。周囲への遠慮をなくした彼らは、美奈のセーラー服をジュニアブラごとたくし上げ、少女の白い肌と幼い乳房を外気に曝した。
 彼らが想像していたより、美奈の胸は少しだけ大きく、乳首もピンッと勃っていた。
 うっすらと汗ばんだ少女の素肌から、微かに蠱惑的な女の匂いが揺れていた。
 美奈は耳まで赤くして、なんとか胸を隠そうとした。が、両腕が塞がれていては何もできない。唯一、上体を前屈みに逸らしてみたが、それは却って逆効果であった。僅かに前屈みになった分、小振りな胸はほんの少しだけ大きさを増し、下を向いて小刻みに震えた少女の乳首が、痴漢達の欲望を刺激したのだ。
 たった二つの乳房を巡って、無数の腕が殺到した。
 誰かの腕が、幼い乳房を寄せるように揉み上げ、また別の誰かが手の平全体でその柔らかさを堪能した。充血した乳首は、更に別の男にコロコロと指先で弄られ、或いは押し潰され、卑わいな行為が繰り返された。胸を触れなかった痴漢は、脇腹やお腹を手の平でさすり、少女の瑞々しい素肌の感触を味わっている。荒く興奮し鼻息と、ギラギラと血走った眼に取り囲まれた美奈は、朦朧とする意識の中で次第に上気していく自らの感覚に恐怖し、涙を流して啜り泣く事しかできなかった。もはや状況は、少女一人の勇気では、どうする事もできなかった。ましてや美奈には、痴漢に抵抗する勇気など、最初から持ち合わせていない。そして美奈が無抵抗である事をいいことに、痴漢達は瞬く間に美奈のスカートのホックを外し、下着ごとと膝の辺りまでズリ降ろした。
(………………っ!)
 その瞬間、美奈は絶望の余り死にたいと感じた。なだらかな恥丘から続く、まだ誰にも見せた事のない綺麗なワレメ。太股を閉じる事が、せめてもの抵抗であった。しかし、産毛すら生えていない未成熟な性器を前に、その興奮が最高潮に達した痴漢達にとって、その程度の抵抗など微々たるものでしかない。
胸とは比べものにならない勢いで、痴漢達の腕が一斉に少女の性器を目指した。それはまるで、鰻か蚯蚓の大群だった。たった一ヶ所の溝に向かって無数の腕が群がる様子は、卵に向かって精子を放出する魚の群にも似ていた。
(ひっ! いやだ! そこだけは、イヤァ!)
 刹那、美奈の脊椎に電流が奔った。
 無理矢理こじ開けられた美奈の太股の内側に、競争に勝った幸運な一名が指を忍び込ませたのである。痴漢は指先に、クニュリとした柔らかい肉ヒダを感じた。それを指先で器用に掻き分けると、ヒダの内側に別の小さなヒダが顕れる。微かな湿りと、指に絡みつく火傷しそうな程に熱くなった少女の秘部の体温が、痴漢の指を狂わせた。痴漢は少女の性器が傷つくのも構わず、震える程の感動と共に必死に中指を押し上げ、少女の奥にねじ込もうとしたのだ。
(あああぁっ……っ)
 美奈は朦朧とする意識の中で、昨日までの楽しかった日々を思い出していた。
 優しい母親の顔や、友達の顔が、次々と浮かんでは消えた。父親の顔も現れた。だが、何故か美奈が思い出した父親の記憶は、一緒にお風呂に入った時のものだった。父親の股間には、美奈には付いていないモノが付いていた。今は、それが何をする為のものであるか、知識として美奈は知っている。知っているハズだった。
だが、所詮知識は知識でしかなかった。
 だから美奈は、知っているハズのソレが瞳の中に映った時、直ぐにはソレが何であるか判らなかった。何故その痴漢が、スーツに包まれた自らの手で、ソレをしごいているのかなど、全く判らなかった。しかし、ようやくその行為の意味に気付いた時、美奈の全身から血の気が引いた。
(うそっ……。だって、ここ、電車の中だよ………!)
 美奈は心の中で悲鳴を上げた。
 雄々しくそそり立ったソレは、紛れもなく美奈の顔に向けられていた。
 それは最大級の恐怖となって、美奈の可憐な顔を歪ませた。綺麗な黒髪の頭を、イヤイヤと左右に振ったが、痴漢はそんな美奈の反応を愉しむように、恍惚とした笑みを口元に浮かべるだけだった。それでも美奈は身を反らせようとしたが、周囲を取り囲む痴漢の腕に押し戻される。
 美奈は必死になっていた。必死になる事で、朦朧としていた意識が鮮明になった事は、しかし彼女にとっては不幸でしかなかった。美奈は気付いた。生暖かい痴漢の舌が、結んだ髪のかけ目に舐め上げ、大量の涎を垂らしている事を。荒い鼻息を吐き出し、背後の痴漢がお尻の谷間に灼熱したペニスを押し当てている事を。膝まで下がったスカートの布地でペニスを包み、その上から自らをしごいて快楽を得ている痴漢がいる事を……。周囲の痴漢は、皆申し合わせたかのように、少女に向かって射精の準備に入っていたのだ。
 美奈は哀願するように、涙を湛えた瞳で左右の痴漢を見上げた。
 だが、そこにあったものは、少女を自らの精液で汚す事に、至上の悦びを見いだしてしまった痴漢達の、歪んだ微笑みだけであった。
 そして、その瞬間は訪れた。
 ビュクンッ!
 目の前の痴漢のペニスが、突然白濁した液体を吐き出した。
 ビュクンッ! ビュクンッ! ビュクンッ! ビュクンッ!
 飛び散った欲望が、白く濁った性欲そのものが、少女の睫を汚し、唇を濡らし、谷間ともいえない控えめな胸の間に付着した。当然、それは痴漢の腕にも掛かった。見ず知らずの男の精液を引っ掛けられた痴漢は、一瞬、不快に顔を歪ませた。が、直ぐに思い直す。付着した精液は、拭えばいい。丁度、目の前におあつらえ向きのハンカチがあるではないか。等身大の、白い肌をした、清楚で可憐なハンカチが。
 痴漢は無言で背広の袖を掴むと、付着した精液を少女の身体に擦り付けた。
 そして次々と、合計四人の痴漢のペニスが爆ぜ、彼らの撒き散らした精液も清らかだった少女の身体と制服を、過去の存在に塗り替えた。丸く可愛いお尻から太股にかけて、粘着質の白い小川が流れた。黒々とした少女らしい髪の毛にまで、その飛沫は飛び散っていた。スカートの中で爆発したペニスは、皺一つなかった清潔なスカートに、決して消えないシミを穿った。二次災害を被った痴漢達も又、最初の男に習うように、その精液を少女で拭った。
 その頬に、その胸に、その腕に、その心に……。
 ありったけの体液を放った痴漢達も、欲望で汚れた自らのペニスを、少女の制服で丹念に拭った。情け容赦なく、淡々と、事務的に。今や生臭く汚れた「美奈」という名の少女は、自慰行為を処理する為のチリ紙であった。チリ紙に欲情する痴漢はいない。啜り泣く声も、露出した肌も、この時になってようやく、全てを成し遂げた痴漢達の興味から外れたのである。
 だが、十数分に及ぶ屈辱的な行為から解放された美奈の表情に、安堵の色はどこにもなかった。髪からしたたる精液も拭わず、乱れた服を直す事すら忘れて、ただ呆然と立ち尽くすのみだった。
 ……やがて、電車は次の停車駅へと辿り着いた。
 痴漢達は何事もなかったかのように、早足で周囲の人の流れに合わせて車内からホームへ流れ出ると、たちまち周囲の人混みの中に消えてしまった。
 ただ一人、精液漬けにされた幼い少女を残して。
 と、次の瞬間、車内の喧噪を貫いて、若い女性の悲鳴が迸った。声につられた乗客達が目にしたもの。それは車内に倒れ、全身を精液まみれにした半裸の小学生であった。だらしなく性器を胸を周囲に曝したまま、焦点の合わない瞳から幾本もの涙の跡を残した、無惨な少女の姿であった。
 だが、果たして何人の人間が、気付いたであろうか。
 凄惨で卑劣な行為に憤る女性達の後ろで、痴漢に加わっていなかったハズの男達が、悔しげに股間を勃起させていた事に。たった一人の痴漢が、複数の痴漢常連者と痴漢予備軍を育ててしまった、その事実に。
 翌日、通報を受けた鉄警が、少女が被害に遭った路線を徹底的にマークした。
 だが、その路線に、水原美奈という少女の姿が、二度と目撃される事はなかった……。

 
2002/09/23 16:38:15(ZcSM3icM)
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