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1:官能の狭間
投稿者:
ゆみ
先方との打ち合わせが長引いて、1時間ほど退社時間が遅れてしまった。なにも帰宅ラッシュの真っ只中に帰ることもないと、どこかで時間を潰してからでもよかったけれど習慣とは恐ろしいもので、真弓は結局いつもの癖で駅までまっすぐ足を進めてしまっていた。
早くシャワーを浴びてリラックスしたい、そんな基本的な欲求が勝っていたのかも知れない。40を過ぎて何をしてるんだろ、私………。ホームに滑り込む満員電車が運んできた風に、ダークプラウンの髪の毛を揺らしながら軽く溜息をつく。 ドアの横の手摺りのある場所に収まりたかったけれど、男性がいる。ドアが開き降りる人が吐き出されるとその男性が気を遣ってくれたのか、手摺りの前に一人分のスペースが開けられているではないか。こういうことが時々あるにはあるのだ。 真弓は未だ独身であり、同世代の子供のいる女性と比べても明らかに若々しい見た目をしていた。 ロングヘアはセミロングに、ミニスカートは膝丈に変わったけれど、相変わらず何を着ても似合うようにボディスタイルを維持し続けている。この日もネイビーのパンツスーツをスタイルの良さを誇示するかのように、身に纏い車両に乗り込む。 真弓は男性に分かるかどうかという程度に微笑みに見えなくもない表情を作り、軽い謝意を伝えながら有り難く開けられたスペースに見を置かせてもらった。 真弓は買い物をするにもスーパーだけでなく魚屋や八百屋に足を向ける。そこの店主が時々オマケをしてくれる人情味が気に入っているからである。要するに世間でいう美人だからだとの自覚はあるのだけれど、生まれてからずっと自分の顔を見てきた自分としてはこれが自分の顔であり、当たり前だから実は実感はないのだった。ずば抜けて絶世の美女ならまだしも自分より美人は世の中たくさんいるのだから。 だからこんな風に電車でスペースを開けてくれる人がいてもその一つくらいに、真弓は受け止めていた。それが、男の策略とも気付かずに。 電車は次の駅に停車、ドアが開くと吐き出される人以上に乗車客が乗り込んできてあっという間に満員状態に戻る。最後に乗り込んできた男性がやや強引に真弓の前に身体半分を捩じ込んできた。 不快感と不穏な空気を感じながら、電車が動き出す。嫌な感じだった。 電車がホームで停止し、ドアの前に30代のどこかといった色白の美人がいることに気付いた。男は一か八か試しに人の密度が減るときに自分の前を開けることを思い付き、そして実行に移した。すると女性は伏し目がちに薄い笑みを浮かべ、開けた自分の前のスペースにまんまと乗り込んできた。これは幸先がいいと、男は笑みを噛み殺す。 タイミングを見て邪な想いを実行に移す機会を窺っているうちに次の駅に到着してしまった。さらに混み合い密着しないようにするのが困難になったのは、好都合だった。偶然を装いながら手の甲をまずはお尻に触れさせていく。無駄に大きくはなく、かといって小さくもない魅力的な大きさと形をしたお尻。近年は痩せていれば美しいと勘違いした女性が少なくはなく、そのお尻は小ささを通り越して貧相なことこの上ない。 この女性は細すぎず出るところは出ているタイプであり、形の良いお尻がジャケットの短い裾を押し上げるように誇示している。フニっと柔らかい感触が心地よく、電車の揺れを利用して何度か繰り返していると、さすがに背後のこちらを気にする素振りを見せるようになってきた。 痴漢であることを本人に意識させ、心の準備をさせると今度は手の平を押し当てる。臀部の柔らかさと温もりを感じ、女性はしきりにこちらを振り返ろうとする素振りを見せる。 いいのか、そんなに動いたら周りに痴漢をされていることがバレるぞ…………? 男はファーストタッチの反応からある程度、この女性が声を上げるタイプかどうかを見極めていた。その目利き通り女性はそれ以上の抗議のしかたが分からず、自分が好奇の視線に晒される勇気を持ち合わせてはいないようだった。 そのまま指をお尻の谷間に滑らせ、股の下に移動させていく。モジモジと太腿を擦り合わせるような動きを見せる女性に、指が挟まれてより温もりが伝わってくる。差し入れた中指の腹を押し当てて、うねうねと動かすと一際そこがとても柔らかい感触が伝わってくるのだった。 ホームに入ってきた電車の扉が目の前で止まったとき、ドアの横に自分好みの美人がいるではないか。中年男は思わず片足を横に入れて、身体半分を女性の前に差し入れた。ドアが閉まってしまえばこちらのもの、とはいえ迂闊に手を出せば取り返しのつかない事になる。まずは様子を見る必要があった。 間近すぎて目を合わせられはしないが、女性の良い匂いがする。垂らした右手をどうするべきか、そのタイミングはいつなのかを測りかねていた。 しばらくすると女性の様子が明らかにおかしくなり、しきりに背後を気にしる仕草が気になった。 これは…………? 女性の背後の自分よりも若い男、自分と同じだからこそ分かる同業者の匂いがこの若い男から放たれていることに気付く。これはお誂え向きだった。 下腹部の前でバッグを両手で持つそこに迷わず手を差し入れた。女性はバッグを持ち上げ防ごうとしたけれど腕を入れてしまえば男性の力には敵わず、女性にはそれ以上は成す術はない。下腹部のファスナーの辺りに手の平を押し当て、下へと指を伸ばす。予想通りに若い男の指に触れ、女性の肩越しに視線を合わせる………。 後から来た自分よりも先にいた若い男にそこは譲り、中年男はパンツのポタンを外し、女性の抵抗に遭いながらもファスナーを下ろしていく。さすがに脱がすことまではしないまでも、手を差し込むことは成功していた………。 どうして自分が狙われるの、他にもっと素敵で若い子はたくさんいるのに………… 真弓は羞恥と嫌悪を交錯させながらサンドイッチになった前後からの鬼畜の所業に、されるがままだった。女の自分の力ではどうにもならず、目の前の相手を睨みつけることもできやしない。背後でお尻を揉みしだかれることも、悔しくてならないのにどうにもならない。そして今まさに前から別の男に手を入れられて、弄られる気持ち悪さ。その指先が触れてほしくない所にたった今、到達していた。 こんなの異常だと、真弓は心の中で繰り返し抗議する。その最中に何度か通り過ぎた指先が鉱脈を探り当てたように1箇所に留まり、上下に動かし始めながら小さな円を描くようにうねうねとした動作を始めた。中年男はレディースパンツがあまりにタイトでそれ以上下へは指を伸ばせないものの、下着越しでも十分な刺激を指先で与えてきていた。 情けなさ、無情、嫌悪感、羞恥心、周囲に気付かれたくない焦り等々………、人として当然抱く感情を極限状態の中で、その緊張感が次第に薄れゆくのを自覚していく。感情の上では嫌で嫌で堪らないのに、身体が別次元で如何なる反応を示すようになるおかしな状態に陥っていく。 生理が終わって15日目、真弓の身体は排卵期へと移行していく。ただでさえ敏感な所なのに性欲が顕著に上がる時期に、まともに刺激されては堪ったものではなかった。覚醒した性器官に血流が集中し、下着の上から転がされる官能への誘惑……。 恐怖心が背徳感へと色を変化させ、染み出る愛液が背後の若い男によって、パンツ越しに膣口へと指先を擦り上げられて下着に染み込ませていく。 その淡い指先の膣口へのアプローチも感度の上がった真弓には、甘いエッセンスになってしまう。 中年男の指先はクロッチからはみ出た辺りに存在するクリトリスを確実に捉え、女性の肩に力が加わる。膝が曲がり落ちそうになる腰を前後の男たちが支える。中年男の決して絶頂には至らせることのない絶妙な力加減が、真弓を官能の世界に引き込み拘束し続ける。 中年男の指先は浸潤のエリアを広げてきた粘液のぬヌルヌル感を覚え、目の前の美女の快感に揺れる表情を視界の中に捉え続ける喜びを感じていた。足元から伝わる振動、耳する騒音、乗客たちの息使い。その中で密かに行われる秘事に服従する美女を、コントロールする歪んだ喜び……。 体温が上がった真弓の身体は背中と脇の下の辺りのブラウスに汗染みができ、薄く開いた目はなにも見てはおらず、通常ならば人に見せることはない半開きにした口は絶えず熱い吐息を吐き続けるだけ……。 まるで、マリオネットだった。 衝撃的だった。10代、20代は当たり前のように痴漢の被害に遭っていたけれど、30代の半ばを過ぎてから申しわけ程度のものが年に数回、近頃は痴漢など無縁だったのだ。自慰行為なんてそれこそ滅多にしないのに、あの日はさすがに自分の身体を慰めなければ収まりがつかなかった。もう、生理が間近に迫っているのにあれから数日しか経っていない身体が、火照ってどうしょうもない。 仕事にかまけてパートナーを作ってこなかったことを、このときばかりは後悔しなければならない真弓だった。それほどショックよりも快感を味合わされたあの異質の時間は、真弓の脳に刻み込まれていた。 そんな休日、真弓はヨガで汗を流し、身体を執拗に虐めた。シャワーで汗と煩悩を洗い流すと気分がいくらかはマシになった。気持ちと身体を収めなければならなかった理由は、妹の子、甥っ子をアニメ映画に連れて行く約束があったからである。 都心まで足を向ければ設備の整った映画館があるにはあるけれど、真弓と妹家族の暮らすエリアは都心から離れたベッドタウンであり、小学低学年の子供に電車で1時間の行き帰りは酷になる。 隣町に真弓も親に連れられて訪れたことのある、映画館はあるけれどかなり年季が入っているのだった。再開発の声も上がって建て替えらるとあって、行くなら今のうちかも知れないと、思い出の映画館に甥っ子を連れて行くことにした。 とある美女を二人がかりで痴漢行為を繰り広げた若い男と中年男はその後に意気投合し、居酒屋で酒を酌み交わす中になっていた。若い男は中年男が痴漢のベテランと知ってレクチャーを受け、それを後日に実行に移して成功体験を積んだ。その見返りに中年男の孫のお守りに付き合うハメになってしまっていた。何が悲しくてアニメ映画を観なくてはいけないのかと思うが、俺の身になってみろと言われると彼の心中を思えば納得するしかなかった。 こんなに狭かったかしら……。そう思うほど30年ぶりに訪れた思い出の映画館は、大人になってしまった真弓には子供の頃の記憶との乖離に戸惑いを覚えていた。コンクリート敷きの床、跳ね上げ式の座面の座席、この空間、どれも子供の頃の目には新鮮だったはずで、時の流れを感じる。 日曜日とあって映画館は親子連れで混み合って、残念ながら真弓は座ることを断念して甥っ子だけを座らせた。真弓自身は最後列の座席なので甥っ子の後ろに立ち、彼の様子を見ながら立ち観をすることにした。それは他の親たちもそうで、自分の子供を座らせるために座席の後ろに立つ親の姿がちらほら見受けられる。 真弓の隣にも中年男性と真弓よりも若い男性が並び、甥っ子の隣に座る我が子と思われる男の子に何やら話しかけている。父親と祖父だろうかと、真弓は微笑ましく思っていた。 こんなことがあるのだろうか、心臓が飛び出そうなほど驚愕した。中年男と若い男の目の前に、あの日の電車の中で、痴漢をしたあの美女がいるのだから……。 彼女とまともに目があったのに、気付いてはいないようだった。あんな目に遭って痴漢の顔などまともに見るなんてことはできず、その余裕もなかったのだろう。30分前後も甘味な刺激を受け続けながら、電車から降りて振り返らずに改札へと向かったのだから、無理はないのかも知れない。それにしても、奇遇としか言いようがない。 今の映画館からすればそんなに広さはなく、古い建物だけあって自分たちが今いる最後列の座席の後ろには、等間隔にコンクリート製の太い柱が向こうからこちらまで立ち並んでいる。座席との感覚は狭く、自分たちの後ろへとやや斜めに張り出している。照明が落とされて暗くなったら……。 そんな邪な企みを見合わせた中年男と若い男の2人は以心伝心、同じ悪巧みを抱いていることを確認し合っていた。 映画の上映が始まり、暗くなった館内は皆の視線がスクリーンに集中する。子供たちが座る最後列の座席とは1メートルほどの隙間があり、金属製の簡素な柵が間に設置されている。立ち観客たちはその柵により掛かり、映画鑑賞をしてきたのだろう。まだ身長が低い子供たちは頭がかろうじて見える程度、こちらを確認するには振り返るだけでは足りず、座面に膝を立てなければ見えないはずである。大音量の音がスピーカーから絶えず流れ、よほどのことがなければ横からこちらの様子は分からないはずだった。 2人は女性の両側に立ち、訝しがる女性に話しかけた。 こんな所で出会うなんて、どんな運命の悪戯だろうね……。 忘れてはいないでしょう、あの電車の中であんなに乱れ方をしたんだから…………。 真弓は男たちの発する言葉に 身を硬直させた。 あの時の光景は、動画に記録してるんだ……。 嘘だと思うなら今、見せようか………? そんな顔をしなくても恐喝しようなんて思っていないから、早とちりしないでくれよ……。 分かるだろ……? あの時の続きをしたいと思ってね……。 こちらの要望に応えてくれるならその後にこの場であんたが動画を消せるというのは、どう……? 真弓は男たちを睨みつけながら真意を探り、嘘を言っているようには見えなかった。それほど落ち着いて自信たっぷりに余裕を見せ、まっすぐ忌々しいほど真弓を見詰めてくる。本来ならこんなに稚拙な脅しに屈することなく対処できたはずなのに、甥っ子の身の安全や緊張していたために正常な判断が出来なかった、そういうことなのだろう……。 そのときの真弓には、選択の余地はなかった。 拒絶をする代わりに、一つ頷くしかなかった。 するとひとりがその場にしゃがみ込み、スカートの中に両手を入れてパンスト、下着の順に足先から取り去られていく。屈辱だった。もうひとりがブラウスの中に手を入れるとブラのホックを外し、後ろから直に胸に触れてきた。真弓はせめて甥っ子に危険が及びませんように祈りながら、身体の感覚とスクリーンを見詰める視界情報とを切り離すことに専念する。 下にいる若い男に片足を担ぎ上げられて肩に乗せられ、後ろの中年男に胸を弄ばれながら身体を支えられる。指で乳首を挟まれながら指の腹で先端を、憎らしいほど優しく刺激を受ける。ただ気持ち悪いだけの感触だったはずなのに、何かが目覚め始めていく。 下腹部から嫌な感覚が、伝わってくる。秘唇を舐めていた舌が左右に切り裂き、中を縦横無尽に這わせ出したのだ。ビラビラの内側、膣口、尿道口を通り過ぎて何度も往復し、触れてほしくない所に辿り着く。包皮ごと唇の中に収まる生温かい嫌な感触の直後、肌に鳥肌が立ち始めた。包皮を舐め上げるその感触に、真弓は危険な感覚を覚えていた。 若い男はあの日、中年男がこんなにいやらしい所を独り占めしていたのかと、嫉妬を覚えながら舌を動かしていた。美女に似つかわしくないそこは手入れを怠っているのか、上の方も左右も割と伸びた陰毛が口の周りや鼻をくすぐってくる。相手がいるならこういう無造作な状態が好きなのか、それとも男日照りなのかのどちらがだろう。 むあ〜んと鼻を突く芳醇な女臭は、舐め始めてすぐにヌルつきを感じたことからオリモノが発するものだと分かる。もっとサラリとしているはずなのに、卵白のように強い粘りとこのヌルヌル感。 この女性は排卵日が近いのは間違いなく、ということは性欲が高まっているはずだと気付く。 あまりクリトリスには触れずに焦らし、何度も中の濃いピンク色の粘膜に舌を這わず。鼻腔を強いチーズ臭が貫き、酸味のあるヨーグルトのような匂いが混ざった特有の女臭が一層強くなる。口の中で上顎と舌を擦り合わせると、本当に卵白を口に含んでいると錯覚するほどのオリモノが充満する。 それを飲み下すと喉にへばりつく何ともいえない息苦しさが興奮を煽り、ついにクリトリスをまともに攻めていく。真弓は口を手で覆わねばならず、久しぶりに男の舌によるクンニリングスに身を捩り、腰を震わせながら必死に声を噛み殺し続ける、 抑えきれない僅かな声と激しい息遣いは古いがゆえの、映画館のスピーカーから吐き出される音量相殺していく。上唇で包皮を持ち上げ済むほどのクリトリスは小指の爪ほどもあり、軽く舌を触れさせて上下に小刻みに動かしながら刺激を与えていく。暴れさせる腰を抑え込み、すぼめた唇で吸いながら舌先を叩きつける。その舌先を触れるか触れないかの微妙なタッチでスライドさせる、そしてまだ舌を軽く押し当てながら上下に細かく振動させて…………。 これ以上なくパンパンに勃起したクリトリスが小さな亀頭の形を露わにして、舌を跳ね返さんばかりの硬さを誇示するように輝きを放つ。真弓の腰が電気ショックを受けたように何とも細かな震えを見せ、背後から、胸を鷲掴みにされながら激しく首を振る。そして………2度、3度と腰をバウンドさせて達してしまった。 スカートの中から姿を見せた若い男は口の周りをテラテラと怪しく光らせ、中年男を苦笑いをさせた。血走る目をした彼を見た中年男はまずは彼先を譲り、しゃがみ込んでいた真弓を立たせる。 すぐに膝が折れそうになる真弓の腰を支えながらスカートを持ち上げ、泥濘んだ洞窟の入口を静かにこじ開けるように熱り立つモノを沈めていく。 入口を突き抜ける歳に真弓の頭が持ち上がり、奥へと突き進むにつれてさらに跳ね上がった。 ほら、声を出すと子供に気づかれるぞ……? いつ振り返られても良いように前を見ていないと、困ることになるんじゃないか……? そう若い男に耳元で言われて、ハッとなる真弓。 できるだけ身体が揺れないように脚を開き、甥っ子の頭とスクリーンを交互に見つめる。 良かった、甥っ子は映画に夢中で背後のことなど気付く事すらない。そう安堵した次の瞬間、若い男のピストンが開始されていく、忘れていたと思っていたペニスの感触を思い出し、形容し難いなんとも言えないトロけそうな快感が沸き起こる。 そうだった、これが男の…………。 そこから先の真弓は、論理的な思考が働かなくなっていた。
2025/11/13 04:15:52(BIBCdjUr)
投稿者:
ゆみ
窮屈な肉の入り口を潜り抜けると、繊細な凹凸を感じさせる膣壁に迎えられた。感覚的にそれはまるで鶏皮の表面の小さなポツポツとした、無数の小さな突起を連想させる魅力的なアプローチ……。
その先に進むと急に狭まったかと思うと、緩やかに波打つ壁に導かれて突き当りに到達する。腰を引いて入り口付近まで後退させて再び泥濘む洞窟の中を行ったり来たり、なんて温かくていやらしいマ○コなのだろう……。両手で括れた腰を掴み、この女性の感じる場所を探り探り腰を前後に躍動させていく。 ペニスを半分近く進ませた辺りで、良い反応が見られることに気付く。血圧測定器のように膣壁がキュ〜っと収縮し、その辺りを中心に抜き差しを執拗に繰り返す。すると膝の力が抜けるのか腰の位置が下がり、ユラユラと揺れる女性の頭が持ち上がり始める。ゆっくりと俯かせた頭が途中まで持ち上がり、腰の動きを早めると弾かれたように跳ね上げて頭頂部をこちらに向ける。若い男は闇の暗さに慣れた目でぼんやりと見える女性の白いお尻、そこから出入りを繰り返す自分のペニス、下げたり上げたまま揺らす女性の頭を交互に眺める至福の時を味わっていた。 汗で金属製の柵を掴む手が滑る。閉じてしまいそうな瞼を意識して開き、逃れようのない快感に我を失いそうになる。申し分のない大きさと硬さを備えたペニスが自分の下腹部の中を、無邪気な子犬が走り回るように動き回る。真弓の予想に反して突然奥まで突進され、最も深い旨味を味合わされる。 立っていられなくて膝から力が抜ける。それを男によって強制的に腰を支えられ、断続的に子宮口をノックされてスクリーンを見詰める視界が歪んでいく……。 不意に甥っ子が身体を捻り、首を伸ばして真弓の姿を探す、油断も隙もない。若い男は腰の躍動を止め、女性に対応する余裕を与えてやる。 真弓はかろうじて作り笑顔を見せる。 まったく子供って、どうして途中で不安になるのだろう……。 真弓の姿を確認した甥っ子は顔に笑みを浮かべ、嬉しそうに手を振って見せる。ほら、見逃しちゃうわよ……と、口パクとスクリーンを指差すジェスチャーで前を見来なさいと、映画鑑賞の続きを促す。えへへっ……そんないたずらっぽく笑う甥っ子は何がそんなに嬉しいのか、真弓とのコミュニケーションに余念がない。 そんな時しびれを切らした若い男の腰の躍動が、見切り発車をする。焦りを覚えながら真弓は努めて不自然にならないよう心掛け、映画の続きを観なさいとジェスチャーを続ける。次第に高まってくる快感に膝を重ね合わせ、姿勢が崩れないように耐え忍ぶ。それでも揺れ動くセミロングの髪の毛は誤魔化しようがなく、背筋に冷や汗が流れていくのを真弓は表情を引きつらせながら自覚する。 あぁ駄目、待って……。お願いだから、今は……。 いぃ………もう我慢できなくなる……。 腰を密着させ最奥部を突かれて、そうかと思えばロングストロークに切り替えられ入り口から奥まで貫かれる。 にゅ〜〜みちゃっ、にゅ〜〜みちゃっ、にゅ〜〜みちゃっ……みちゃっみちゃっみちゃっみちゃっ… 巧みに攻め方を変えられ、あの手この手で攻めてくる。真弓は思わず口を開き、声を上げる代わりに吐息を吐き出すだけに留めることに何とか成功した。焦点が定まらなくなりそうになることを堪え、太腿に爪を立ててとろけそうな快感に抗う。 大好きな伯母とのコミュニケーションに満足した甥っ子がやっとスクリーンに視線を向け、真弓は色情に染まった女の顔に戻る。切なげな表情へとし、無意識に腰を後ろに突き出してしまう。 じわじわと収縮を繰り返す膣壁に若い男は苦悶を顔に浮かべ、汗を滲ませた額をスクリーンの明かりに輝かせながら顔を天井に向ける。腰の躍動を止めることなく視線をあちこちに走らせ、快感から意識を切り離そうと努力する。けれど所詮は悪あがきに過ぎず、迫りくる射精感に必死に抵抗をする。 あぁ駄目、いっちゃいそう……。 待って、嫌っ………… あぁ…いく……、いっちゃいそう…… いっちゃう………いく………………… いっ…………くっ………… 逃げ場のない膣の中で強烈に締め上げられ、若い男はその麻薬のような快感に抗うことを諦めた。 引き抜くことさえ忘れ、真弓の膣壁に魅了されながら白い樹液を解き放っていた。 喉を絞ったような、うっ!……そんな短いささやかな声を上げて放出するたびに打ち付け、脈動をしては絞り出していく………。 真弓は膝をわなわなと震わせ、目を閉じた顔の唇もまた小刻みに震わせていた。 その場にペタンっと座り込む真弓を今度は中年男が抱き起こし、赤黒く血管を浮かせた太い杭を静かに埋めていった。若い男は休まず腰を動かし続けていたとはいっても、せいぜいが十数分くらいのもの。年季の入った中年男はそうはいかない。 ペニスの耐性があり経験値も高い男は焦らずじっくりと時間をかけ、強弱を使い分けながら真弓を官能の世界に引きずり込んでいく。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬ〜っちゃっ… ぬ〜っちゃっぬ〜っちゃっぬ〜っちゃっ……… ちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっぬ〜っちゃっ… 金属製の柵に体重を乗せた両手が掴み、怒らせた両肩を時おり短く痙攣させる。先ほどのようにブラウスの中に侵入させた両手で豊かな両胸を揉みしだき、乳首を弄びながらも腰は動かし続ける。 同じペースを保ち、真弓から汗の匂いが漂い出したころ頭を激しく降り出す姿が男心をくすぐる。 声を出しまいと苦しげな吐息を途切れ途切れに吐き出し、弓なりに反らした背中を前後に弾ませながら果てる真弓……。 2人の男は着ている薄いアウターを脱いで足元のコンクリートに置くと真弓を仰向けに寝かせ、盛大に正常位で貫き出した。排卵日間近の真弓の身体はその感度の高まりから否応なしに狂い、注がれる快感のすべてを享受して酔いしれる。 揺らす胸、汗で額に貼り付いた髪の毛、時に破顔させ時に恍惚に染まる表情が中年男を楽しませ、精子を求める真弓の身体が射精を促すべく締め付けてくる。 真弓を抱き起こし、抱き締めながら突き上げる。 肩に顔を埋める真弓が耳元で聞かせる息遣いと、卑猥な甘い声が堪らない。 気がつけば真弓も無意識に腰をうねうねと動かして、半狂乱さながらに乱れ狂う……。汗の匂い、性に奔放になった真弓の姿に中年男の興奮も上昇していく。 そして、真弓の奥深くに中年男の分身が解き放たれた。 せめてものエチケットにハンカチで局部を拭き取ってやり取り、真弓は緊急避妊薬代を手に握らせられていた。通常ならば、受け取ることはなかっただろう。それほどまでに感覚が麻痺をし、そのときはまだオーガズムの余韻が尾を引いて思考が正常に働かなかったのだ。 その後に怒りと悲しみ、羞恥心と自己嫌悪、性病に罹患していなかったことと妊娠回避の安堵感に気持ちが休む暇がない日が続く日々だった。 なのに………。 2ヶ月後、普段は絶対にしない濃い目のメイクに眼鏡、痴漢されやすそうなワンピースを身に着けた真弓の姿は、とある映画館の前にあった。 忌み嫌いながら嫌悪の対象になってしまったのにその反面、誰にもいえない真弓の性癖になってしまったのだった。 嫌なのに暗闇で犯される興奮、嫌なのに吹きかけられる男の息、汗臭さ、その体臭……。毎月やって来る生理と同様に、周期的にくる排卵期。生物学的に交尾を促すために高まる性欲。今月もまた、その排卵日へと近づく周期がやってきたのだ。 堪えて堪えて、堪えても堪えきれないあの快感。 脳と身体に刻み込まれてしまった快感は、努力して忘れられる次元ではなくなってしまったのだ。 1ヶ月目はどうにか堪えられた。でも2ヶ月目になって、身体の疼きに居ても立っても居られなくなってしまった自分がいた。 真弓は男が溜まった性欲を吐き出す場所を考えて、最も近づきたくない成人映画館を調べ、変装までしてついにやって来てしまった。 入り口でチケットを購入し、真弓は未開の地へと足を踏み入れるためにその扉を開けていた。
25/11/14 00:10
(Qr2dc.hm)
投稿者:
ゆみ
観音開きの扉を手前に開きいて右足を一歩、中へと踏み出す。先日甥っ子を連れ久しぶりに訪れたあの映画館は、子供だった当時は広い空間に感じられたものだった。それでも大人になった今はこんなものだったかと、思わず時の流れを感じてしまった。
場末の成人映画館、そんな形容がぴったりのこの場所も大して変わらないように真弓には感じられた。暗い空間にスクリーンからの明かりがやけに眩しく、男女の交わる卑猥な音声が耳に流れ込んでくる。扉を閉めて目が暗闇に慣れるまで数秒間を立ち止まり、空いた座席の目立つ館内を見渡して誰も座る者がいない座席の列に歩を進めた。 先客たちは自分たちと同類が新たにやって来た、その程度の認識しかないのかもしれない。誰もこちらを確認すらしようとはせず、スクリーンの中のストーリーを凝視する者や暇そうに欠伸をする者、居眠りをする者だったりと各々が自由に過ごしているようだった。 女の真弓には勝手が分からず始めて来たのもあって、場違いな気持ちを持て余しながらスクリーンに目を移す。そこには修正はされているようだけれどペニスだと十分に認識できるモノを、女性が愛おしそうに口に咥えては頭を動かし、舌を這わせる官能的な映像が流れていた。さっきから耳障りな水音がスピーカーから流れていた正体は、まさにこれだった。 他人の営みを観ても心が揺さぶられる気持ちにはなれないけれど、興味本位で客観的に見るとどうなのかと真弓は暫くスクリーンを眺めてみる……。 女性の唇が亀頭の大きさ形に膨らみ、口を離すといやらしい粘液が糸を伸ばして切れる。そして再び口に含むとぐじゅぐじゅと口の中で、泡立った粘液と唾液が混ざった男を館内に響かせる。舞台はどこかのオフィスらしく、上司と部下のOLという設定なのだろうか。服装を乱したOLが机に腰掛けた男の陰部を一心不乱に愛撫している。 実際にはあり得ないことだと頭では理解しながらも、男の願望を具現化した茶番でしかない。まだ午後も早い時間だというのにスーツ姿の中年男性が、居眠りをしている。こんな所で時間を潰していられるなんてどんな仕事をしているの……?そんなどうでもいいことを何となく思う。真弓は様々な人間観察や小さな変化、発見を続けながらこの空間の饐えたような臭いが漂う空気に、少しづつ馴染んでいくのを感じていた。 ふと右側に人の気配を感じた。露骨に見ることはできないけれど、2つ座席を空けて腰を下ろしたのは男性だと分かる。そして気付くと左側にも誰かが移動してくるではないか、真弓に緊張が走った。 「約束が違ます……やめてくださいっ……!」 耳をつんざく女性の悲鳴が館内に響き渡る………。 スクリーンに目を移すと上司らしき男にOLが襲われ、必死に抗う迫力あるシーンが流れていた。 口淫だけの約束を破られ、危機に瀕する女性が今まさにスカートを捲くり上げられる緊迫の場面。 そして真弓にも、緊張を覚える現実が迫る………。 真弓は誰も座る者のいない座席の列に腰を下ろしたのだけれど、何も考えずやや中程に座ってしまったことを、今更ながら後悔し始めていた。左右の男たちはそれぞれ2つ3つ座席を空けて座っていたはずなのに、今やこちらに迫り座席を一つ空けているだけになっている。邪な気持ちを抱きながら来たはずなのに、いざとなると腰が引けてしまう。これでは逃げられないではないか………。 そして、右側の男が隣に移ってきた。 姉さん、お一人かい………? どう返事を返していいのか分からず、真弓は前を向いたまま両手を握りしめた。 1人で来たのに、今日は相手はいないのかい……? どうやらこの手の場所に出入りする女性がいるらしく、察するに淫らな行為をするパートナーといっていいのか分からないけれど、特定の相手と繰り広げるらしいと解釈できる。 お相手がいないなら、どうかな………? 真弓は拒絶とも肯定とも受け取れる、無言を貫きながらスクリーンを見るともなく見詰め続け、唾液を呑み下す……。 いいんだね、それじゃ………… はっきりと拒絶を示さない真弓を受け身の女と、そう判断した女は真弓の太腿に手を伸ばす。慣れた手つきで膝まで下げた手でスカートの裾を掴んで捲くり上げ、バンストを身に着けてこなかった素肌に、手の平を這わせる。閉じた太腿に指をこじ入れられると汗ばんだ柔肌に男の太い指が食い込む。 緊張が頂点に達した真弓は声を出せず、下着の上から撫でられるがまま身体が硬直して動けなかった。男が眉毛を上げ、嬉しそうに笑みを見せる。 遊んでいるように見える濃いメイクをしているわりな
25/11/15 04:10
(OdJtHvgh)
投稿者:
ゆみ
遊んでいるように見える濃い目のメイクをしている割に、こういうことにあまり慣れていないであろう仕草が男をそそらせる。非協力的に閉じたままの太腿に手をねじ入れ指を秘裂に這わせていく。
いくら力を込めて閉じようが敏感な場所にたどり着いた男の指が、女の緊張を溶かしていくように熟練の性技を駆使するように躍動をする……。 真弓は男の指に抗うように太腿を交互に上げて擦り合わせ、どうにか対象を見せたつもりだったけれど、男のほうが一枚上手だったのは言うまでもなかった。 モジモジと動かしていた太腿は無駄な抵抗に終わり、今やその刺激を堪えるために下唇を噛みながら手を必死に握りしめることに集中していた。 緊張と拒絶、嫌悪感と恐怖心が薄れていくにつれて頭をもたげる内なる渇望が姿を表しはじめる。 自分の痴情に導かれるままに暗闇の中で男ので脚が開かれ、大胆に弄られていく。それを横目で見ていた左側の男も距離を詰め、真弓のブラウスのボタンを一つひとつ外しにかかる。あるか無きかの恥じらいが胸元を開く男の手を引き剥がそうははしても、それは形だけに終わりブラがずらされてしまった。 あぁ…なんてこと………こんな、こんなに………。 視線はスクリーンに向けたまま露出した胸を揉みしだかれる恥ずかしさ、乳首をこねくり回される非日常に頭が追いつかない。さらに次々に起こる変化に思考がパニックになる。あっ…っと思ったときには引き下げられたパンティが座面とお尻の間をすり抜けて、膝の裏を通過していくところだった。 右脚を持ち上げられて男の膝に乗せられる。ろくに手入れをしていない恥毛が晒され、縮れた癖っ毛の密林を指で左右に開かれると、ぱっくりと怪しげな口が開く。男の指はその上部を小さな円を描くかのようにお構いなしに捏ねくり回し始める。 真弓は思わず背もたれから背中を浮かせ、ズルッ……っと図らずも腰を前にずらしてしまった。 スクリーンの中では書類が散らばった机の上で、OLがクンニリングスに悶える鮮烈な展開が映し出されていた。息を止め、吐き出すたびに豊かな胸が揺れ、机が背中を浮かせると勃起した乳首が突き出される様は男たちの欲情を煽り立て、OLの危機迫る喘ぎ声が切迫する臨場感を呼ぶ。 真弓の状況もまた激しさを増し、左側の男によって片方の乳首は男の口で塞がれ、舌で弾かれていた。同時に上下左右に形を歪ませながら捏ねくり回され、口を手で塞いでいた真弓のそこに、男が顔を埋める………。 真弓の周りにはその痴態を舌舐めずりをしながら数人の男たちが群がり、羨ましそうに見守る壁が出来上がる。真弓の胸、下半身からそれぞれの男たちが発する……ちゅぱっ…ちゅぱっ……っと、卑猥な生の音がスピーカーからの音声に混じって鳴り響く。 左に右に真弓の頭の向きが忙しなく変わり、背中が浮いたと思えば不意に弾かれたように顎が跳ね上がる。そのたびに男たちの興奮したどよめきが沸き起こり、生唾を呑み下す。 男の激しく吐き出される熱い吐息は濡れたマンコを乾かすには遠く及ばず、半分だけ顔が抜け出たクリトリスを舌先で包皮を持ち上げながら、絶妙なタッチで繰り返し弄び続けていく………。 日常を忘れただ快楽を貪るだけの贅沢な悦楽の時を、両手で男の頭を抱えながら身体に刻み込まれる猛烈な快感に、肩を震わせながら独身40過ぎの美熟女はついに大きく弓なりに背中を反らせ身体を弾ませた。 むせ返りそうな女臭漂うそこから顔を上げた男は、口の周りに髭を蓄えたような剛毛なマンコを曝け出しながら脚を広げ、脱力する真弓を見ながらスラックスのチャックを素早く下げていく……。 両足を持ち上げられインサートを受けるOLが甘い声を上げるシーンが流れる中、男の逞しい男根が生のまま真弓の中に沈められていく。持ち上がる真弓の白い顎、奥まで届き止めていた息が吐き出される。圧迫される苦痛と入れ替わるように姿を現す官能の色が、頭の中に染み込んでいく。 誰がどう言おうと常識からかけ離れた次元の違う喜びに従わらざるをえず、得体の知れない快感に真弓は我を失っていく。堪えきれず自らベニスをしごく男が、白い樹液を放つ。中腰のキツイ姿勢のままロングストロークの抜き差しが続けていた男が、真弓を座席に膝立ちさせた。背もたれの頭を掴ませ、後ろから貫く。ほとんど真弓のお尻に密着させるショートストロークを開始、それなりに開発の進んだ熟女の身体がポルチオを攻められて、視界が霞んでいく。 目の前に誰のものかも分からないペニスを突き出され、饐えた臭いのするペニスを口に含む。苦しくて噎せて激しく咳き込む。涙目になりながら再び咥え、粘液混じりの唾液を顎の下から滴らせながら、後ろからの攻めにくぐもったうめき声が出る。 激しく喉の奥に突き入れられる苦しさに涙が流れ、生臭い樹液が放出されて咳き込む真弓……。 口から精液の糸を垂らして揺らしながら、男の繰り出すスパートに顔を上げたまま身体を硬直させる真弓。 艶めかしい恍惚の表情を浮かべ、破顔して髪の毛を振り乱しながら精液混じりの涎を垂らす……。 体力の余る遅漏の男にはそれを受け止めるだけの度量を持つ女は貴重であり、遠慮なくインサートを続けていく。腰の動きを一旦止めれば背中を上下に弾ませ、絶頂に達する真弓の姿を楽しむ。 そして、再開…… 例えるなら女優の井○遥に似たこんなにいい女であっても、自分を解き放ちたくてこんな場所へやって来る世の中なのだ。堪らないじゃないか……。 男は真弓のお尻の肉を鷲掴みにして、額に汗を光らせながら最後のスパートをかけていく。歯を食いしばり、突いて、突いて、突いて……………。 真弓は記憶が薄れゆく中、自分が狂乱する自覚もなく男の樹液を受け入れていた。男が真弓から離れると、精液の垂れ出る真弓のそこに次々と順番待ちの男たちが代わるがわる入れ替わっていく。 自分の膝に乗せて対面騎乗に酔いしれる者、先程のように前後の口をそれぞれ塞ぐ者たち………。 排卵期の真弓は女盛りの身体を幾度も震わせて、色気とはかけ離れた獣のような声を喉から上げ、生まれて始めて連続オーガズムに狂わされていた。 彼らはマナーよく事のあとに真弓の陰部を拭い取り、下着を履かせて座席に座らせると姿を消していた。ふと我に帰るまでどのくらいの時が流れたのか、真弓は女の喘ぎ声を耳にしながら扉を開けて大人の映画館をあとにした。 夕暮れがなずむ道を数本歩くとそこは商店街となって、お惣菜屋さんの前で夕飯のおかずを買い求める主婦たちの姿が見てとれる。 真弓は商店街を駅に向って心地よい疲労を抱えた身体で、もつれそうな足を意識して歩を前に進めていく。 スカートの下の下着には男たちの樹液が染み出し、下半身にはまだ余韻が残っていた……。
25/11/16 01:06
(N7fbgRRg)
投稿者:
ゆみ
アパレル彼女に努める真弓の仕事は、自分の受け持つ十数店舗の管理である。抜き打ちで各店舗を訪れて、スタッフとして勤務することも仕事のうちである。
キーワードを叩いていた指を止めると必要な物をバックに入れて、上司に訪問先を告げると社屋を出て駅に足を向けていた。 いきなり真弓の姿を見たスタッフたちはそれぞれの顔に緊張という文字を浮かべ、内心で苦笑をする。それでも1時間もすれば気持ちも解れ、良い意味で力が抜けるのは真弓の人柄なのかもしれない。 不意に男性の単独客が戸惑いながらやって来た。 無理もない、レディース服専門の店なのだから。 あまり多くはないが近年はこういった男性の一人客も見られるようになり、意外とお金に糸目をつけないからドル箱なのだ。何故ならパートナーへのプレゼントだったりするので、財布の固い女性客よりもいいお客さんだったりするのだ。 真弓の腕の見せ所だった。 男の自分がこんな店に1人で来るなんて、我ながらどうかしていると思った。けれど彼女が嬉しそうに喜ぶ顔を想像すると、これくらいのことは何でもない………といいたいけれど、やっぱり恥ずかしい。ほら、あそこの女性客たちがこちらを見てコソコソ何かを喋ってるじゃないか、あ〜あ早く買い物を済ませて出ていきたいぜ…………。 よほど不審者に見えたのか心細そうに見えたのかのどちらなのか、店員の中でも一番年齢がありそうな女性、店長らしき人が速やかにやって来るのが見える。さすがにこちらの事情を察した接客をしてくれて、やっぱり店長なのだろう。 この店で一番年齢が高いであろうことは見て分かるけれど、40代……いや30代のどこかかもしれない。前者ならば恐ろしく綺麗な人で、後者ならば大人の魅力……色気が凄いじゃないか。身体に馴染んだスーツがボディラインを浮かび上がらせて、腰の括れもお尻の形も目のやり場に困る………。 下着売り場でもないのに背徳気分になる。柔らかい物腰で熱心に服を選んでくれるのはありがたいけれど、その……なんというかハラハラさせる。 だって今にも、あっ……………!! 少し緩い胸元のブラウスに名札なんかを付けているせいで、屈むからその名札の重みで中が見えてしまったのだ。仕事熱心なのはいいが無防備過ぎやしないか……。 本人は品物を選びながらこちらには喋りかけ、何度も屈み込むから胸元がパカバカ開くのだ。時間にして数秒に過ぎないが、一部がレース仕立てになって肌が透ける生地を用いた白いブラジャーがチラチラ見える。エロチックで上品さを兼ね揃えて、この綺麗な人のセンスが分かる。 中腰になるのが疲れたのかついにしゃがんだのを見て、胸元が見えなくなって少し残念……。膝上数センチのタイトスカートでもしゃがむと、ずいぶんとずり上がって短くなる。さすがに大人の女性らしく膝を閉じて、こちらには向けることはなく上半身をこちらに向ける。あーでもないこーでもないとやり取りをしながら女性は、しゃがんだまま横に足をずらして隣の商品を手にする。 もうこんなところでいいかと精算をしてしまいたいのに、こう熱心に対応をされると悪くて断りづらい。そして、図らずもその瞬間が訪れる。 可能な限り膝を開いて横移動をしたまま停止、手にした商品を持ちながら身体ごとこちらに向き直ったのだ。太腿の間の暗がりに照明の光が届いてしまい、ブラとお揃いの下着を惜しげもなく披露する。 フロントの一部が透けたレースのカーテンのようになっていて、黒々とした恥毛があまりにも鮮やかに透けて見えていた。何より白い内腿の柔肌に太いレースの帯びが巻き付き、そこから手前にと肌の色が違って見える。それは即ちパンストではなく、セパレートタイプのストッキングを意味していた。 ヤバい、デニムの前が急速に窮屈になっていくことを自覚する。こんなに綺麗なのに見かけによらず、アソコのほうは剛毛と知ってそのギャップに軽いショックを受けた。 あそこに顔を埋めたい………。 そんな強い欲求を感じながら、最後の商品は進もられるがままにまとめて購入してしまった。満面の笑顔に見送られ、女優の井○遥に似ているあの店長らしき女性の顔が、いつまでも頭から離れなかった。 よほどあの女性のことが、心に残っていたのだろう。車をコインパーキングに駐車していることを失念し、気がつけば電車に乗り最寄り駅に着いて溜息をつく。しかたなく一旦帰宅して荷物を置いてから、駅にとんぼ返りである。無駄な駐車料金がかさむ前にピックアップしなければならない。 夜の帳が下りはじめた電車内は当たり前だけれどラッシュアワーを迎え、普段は電車を利用しない身としてはいささか居心地が悪かった。密集状態に耐えてやっと降りるべき駅に到着。下車していく者たちに続いてホームへと降り立つその時、あの女性の顔が見えてドキリとする。 何も考えずに何気なく今降りた扉から再び乗車すると、運良くあの女性の背後に立つ幸運に恵まれて自分でも動揺してしまった。これからなにをしようというのか………。 考えるより先に手が動き、女性の柔らかいお尻に触れてしまう自分がいた。何をしてるんだと理性が訴えかけてくるが、自分でも大胆に腰の上にあるスカートのファスナーを下げ、ウェストを回してその位置を横までずらすと手を侵入させる。 戸惑う女性を無視して手の平をあの剛毛をすけさせていた場所に当てがい、指だけをその股の下に滑り込ませる……。 電車の走行音も耳に入らず、柔らかい場所を指の腹でのの字を描くように動かす。すると女性が膝を曲げて腰を落とし、なんとか抗おうとする。 でもその指先には薄手の生地を通り越し、浸潤してきた湿り気を確かに感じとっていた。
25/11/18 04:27
(WR.x1kNW)
投稿者:
ゆみ
当然といえばそうだけれど、その気もないのにこんな真似をされて心は穏やかではいられない……。痴漢の経験はまったくないわけではないが、こんな予想外の手口は初めてだった。
びっくりして一瞬反応が遅れた隙にスカートがお腹周りでスッ…っと回され、後ろのファスナーの位置がずらされたのだと知ったときには手を入れられてしまっていた。 スカートの裾をが上まで持ち上げられているわけではないので、相手の手を引き抜くしかないのだけど、相手の腕が肘近くまで入り込まれていては、こんなに人が密集する中で抵抗する手立てもない。 忸怩たる気持ちで生き物のように動かされる誰かの指に、反応を示していく身体に危機感が増していく。真弓のできることといえば片方の膝を持ち上げて太腿を重ね合わせ、指の動きを抑制させようと抵抗することがせいぜい……。 身体に力が入り、肩を怒り肩にさせてしばらくは耐え忍ぶ。助けを求めるように視線を周囲に向けたものの、憤りよりも上回る女の恥じらいが躊躇させる。その最中にも望まぬ感度が上昇し、嫌な快感を振り払うように腰を引く。無駄な抵抗と分かっていながら右に前に後ろに左にと、腰を動かして呑み込まれないように気持ちを分散させる。 そんなことも、長くは続かなかった………。 バッグで股間を隠すように抑えるその下で躍動する指に萎えていく気持ち、否が応でも従わざるをえない快感に身体の重心が保てなくなる。自分の気持ちがどうだとかの次元ではなく相手に体重を預け、下着の中に侵入されていくことも許してしまった。 こんなことをされ続けて平常心を保ち続けるなんて、所詮は無理な話だった。覚醒してしまった身体は言うことを聞いてはくれず、相手の指が贈り物として注ぐ甘い蜜をひたすら受けとっていく。 真弓は目を閉じてパッグの下に入れ、自分の手をスカートの上から相手の手の上に重ねながら時が止まるのを感じていた。 手に伝わる感触からお店で見たスカートの奥の、恥毛を透けさせたあのレースの部分が分かった。生地の切れ代わる変化と、その下のもっさりした剛毛の感触、熱く泥濘んだ割れ目に己を主張するクリトリスの硬さ……。身体を寄り掛からせてくるその重みと温もり、僅かに汗が混じる体臭とこの女性の頭皮の皮脂の匂いにペニスが硬くなっていく……。 スカート越しに重ねられる女性の手が自分の動かす手の動きに同調し、ともに動く喜び。それだけではなく空いているもう片方の手を後ろに回してきて、パンツの上から形を確認するように女性が触れてくるではないか。後ろ手で不自由ながらも強弱をつけて握り、手首だけで上下に動かしてくる。下着にペニスから漏れ出た粘液が染み出し、このままでは表のまで浸潤するのは時間の問題だった。 右手は女性の股間、女性の腰に添えていた左手を前に回してジャケットの中に入れ、ブラウスの上から胸を揉む。下支えするアンダー側はしっかり として、乳首を過ぎた上側はガラリと変化。繊細なメッシュ生地にレース模様になったブラジャーなのは、お店で目にした通りのランジェリーだった。 おびただしく濡れる溝に埋まる指は女性の粘液が絡みつき、第2関節の間近までしか入れられない歯痒さを感じながら、抜き差しを繰り返す。やや締め付けられる入り口を通り越すと、複雑な粘膜に覆われてザラザラした魅力的な感触が伝わってくる。 感じていたいるのかクリトリスを弄っているときとは違って、機敏な反応が潜む。うっとりしながら首を横に傾け、口でする呼吸音が途切れとぎれに聞こえてくる。中指と薬指にぷっくりした感じとザラついた複雑な感触が当たり続け、指の躍動を早めると女性の呼吸が止まる。 んんっ…………………ふんっ……………んふっ…… こんなふうに分かりやすい反応を示し、男心がくすぐられる。クリトリスを弄れば弛緩していたお尻の筋肉が硬直し、穴の中を抜き差しすればうねうねと腰をうねらせる。 入れたい、この人の中に入れてみたい………。 女性にペニスを強く握られて猛烈な欲望が頭をもたげ、新たな粘液がペニスから漏れ出る。 もう、心に決めていたことを、実行に移す……。 原則をはじめた電車が駅のホームに滑り込むと、扉から降りる人に続いて女性の手を引いて躍り出た。こちらの顔を初めて見た女性の顔は明らかに驚愕し、凍りついていた。 動揺を隠せなかった。手を引かれていきなり電車から降ろされ、その手の主の顔を見て驚きを隠すことを忘れてしまった。 どうして…………。 つい数時間前に付きっきりで接客対応をさせてもらった、あの男性客だったのだから。 時として女は噂話やタラレバ、もしもの話で盛り上がる。こんなとき自分だったらどうするか……。 真弓は自分では手を振り払い、軽快に走って逃げることが容易にできるものと思っていた。けれども現実には、まるで違っていたのだ。 快感から冷め切らない身体に力が入らず足はもつれ、自分の身体が言うことを聞かないのだ。そして恐怖心よりもこの期に及んで場違いな羞恥心が支配した頭が、助けを求めるための声を出すことができなかった。 彼に手を引かれるままに駅の外に出て、しばらく歩くと駅から離れた雑居ビルの間に、まるで隠れていたように現れたコインパーキング。そこの一番奥にひっそりと駐車されたミニバンの後部座席にと、押し込まれてしまった。 初めて恐怖心が生まれ、身体が震えだす。温和そうに見えた男は性に飢えた野獣のように変わり果て、座席をフラットにさせると押し倒されてしまった。 獣の息が首から胸元に吐きかけられ、ブラジャーが押し上げられて弄ばれはじめる。恐怖に怯える身体に力が入り、不快な舌の感触が乳首から伝わる。伸し掛かる身体の重みに恐怖し、スカートの中から下着が引き下ろされる。 生暖かく嫌な息がそこに吹きかけられ、不意に身体が硬直する。荒々しく舐められ、音を立てて吸われる気色悪さ。そして背筋に電流が走る……。 強くクリトリスを吸われながら舌を忙しなく動かされ、苦痛と快感が混ざり合う。その比率が官能の色へと傾いていくにつれ、心が麻痺していく。 気がつけば車の天井が前後に揺れる光景を目にしながら、淫らな女の声を間近で聞く自分がいた。それが自分の声だと気付いたころには男の背中に爪を立て、真弓はペニスの威力から抜け出せなくなって………。 男が射精をする心地よさに顎を震わせ、間髪入れず腰の躍動を再開させる彼に酸いも甘いも噛み分けてきた身体が、順応していく。 体力のある遅漏ぎみの男は衰えを見せず、美熟女の顔が歪む。車のサスペンションが車体を怪しく揺らし、その様は隣にある同じタイプのミニバンが盾になることにより目立つこともない……。 2人の汗と体臭、真弓の女臭と男の精液の臭いが車内に充満していく。女優顔負けの美貌の口から野太い獣のような奇声が発せられ、腰がバウンドする……。 腰の躍動を止めた男が首筋に浮いた真弓の汗を舐め取り、胸元に這わせていた舌を乳房へ、そして乳首を弄ぶ。そして、動き出す腰が奥を突く……。 男には次の射精までに溜めていた体力を少しずつ削り、恍惚とする真弓と揺れる豊かな胸に汗を滴らせながら見下ろしていた……。
25/11/18 21:42
(msmJM7V1)
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