みさえ「痴漢って減らないわね」
ひろし「減らねーっていうより改善されないイメージあるけどな」
みさえ「そうね、痴漢は犯罪。だけど人間には男と女しかないんだよね。だからどちらかが加害者、そして被害者」
ひろし「そうだな、誰が悪いとかじゃないんだよな、
セックスって存在が否定されない限り、痴漢はどんどん増える一方」
みさえ「いつかは私も痴漢されるんだろーね」
ひろし「痴漢されるとしたら、加害者は俺だ」
みさえ「痴漢にアレコレされる相手も、あなたなの？
そんなに私とやりたいんだ」
ひろし「ヘリオドールって石を知ってるか？」
みさえ「知らない、高価な石なの？」
ひろし「宝石だから高価さ、ヘリオドールの石言葉は何だと思う？」
みさえ「オーソドックスに永遠とか？」
ひろし「ブッブー、正解は希望」
みさえ「その石が、どうかしたの？」
ひろし「おまえは、俺の希望だよ」
みさえ「なに、しれっとくさい事言ってんのよ」
ひろし「だから、おまえが痴漢される時は、俺にされるんだよ」
みさえ「痴漢に希望を抱いてどーすんの、変態」
ひろし「そういう事なんだよ」
みさえ「何が？」
ひろし「痴漢に対する観測の仕方が息苦しくしてるんだよ、
痴漢された時の罰則は、迎いセックスにするべきなんだ」
みさえ「お酒じゃあるまいし、女性はトラウマなのよ？」
ひろし「人前で恥さらしにされたから、トラウマになった。そう思わないか？」
みさえ「それもあるけど、まず面識もない男に猥褻行為を受けるんだよ。ただの恐怖でしょ」
ひろし「だけど、男とセックス出来る快感は体にしみついてるわけだ。セックスを憎む事はない、憎んでも繁殖行為は絶対に無くならない」
みさえ「それ、あなたのエゴでしょ。いくらセックスでも相手を選ぶ権利はあるからね」
ひろし「セックス、それは選ばれないからセックスする権利はない。そういう事だぞ？」
みさえ「相手にされない男が悪いのよ」
ひろし「その相手にされないっていう、マイナスエネルギーボールが性欲をムクムク作っていたらどうする？」
みさえ「あなた、バカね。そんなもん風俗に行きなさいよ」
ひろし「金出してセックスっていうのも、ある意味痴漢と同じじゃねーか？」
みさえ「でも相手はセックスを受け入れているのよ、痴漢とはまったく違うでしょ」
ひろし「結局、自分好みのタイプなら例え痴漢でもセックスするんだよ。タイプじゃないからパニッシャーが存在するんじゃねーのかな」
みさえ「痴漢をするっていうホリックが、そもそも歪んでいるのよ。見境ないってただのチンパンジーだから」
ひろし「見境はあるんじゃねーのか？わかんないけど。
例えば、女子高生狙いやらＯＬ狙い」
みさえ「あっても、チンパンジーはチンパンジーよ」
ひろし「そうか、そこまで言うか。じゃあ言わせてもらうけどな、女のミニスカも問題あるだろ？何が見られた！だよ、
見えてんだよバーカって言ってやりたいよな」
みさえ「仕方ないでしょ、流行るんだから。流行るって事はかわいいの」
ひろし「あのな、ミニスカ履いていながら痴漢は悪なんて言ってんじゃねーぞ」
みさえ「でもでも、マジマジと見るんでしょ？ミニスカを」
ひろし「見えそうだなって心配なんだよ」
みさえ「またまた、見えろ見えろって祈っているくせに」
ひろし「脚はエロいわ、色々際どいわ、祈る前にバグなんだよ」
みさえ「ラッキーじゃん、見たいでしょ」
ひろし「不可抗力なら見たいに希望するわな」
みさえ「見る事に不可抗力なんてないの。見るっていう意識があるんだから」
ひろし「階段はどーするんだよ？」
みさえ「階段の手前で１分停止するのよ、階段手前だと不可抗力とか言って覗くんだから」
ひろし「そういう時、しんのすけがうらやましいよ」
みさえ「あの子は、覗くっていう概念がないでしょ。むしろちゃんと声かけるからお利口よ」
ひろし「いつか、あいつもミニスカと生足の魔力に引き込まれるからよ」
みさえ「今無いならいいの、むしろ未来はそのくらいの方が健全なの」
ひろし「健全は接待だろ、じゃあ痴漢も健全じゃねーかよ」
みさえ「これから仕事に向かう人を痴漢して、どこが健全なのよ」
ひろし「痴女はどーなんだよ？痴女は」
みさえ「その人のファッション価値観でしょ、それにムラムラして痴漢をやる男のどこが健全に思えるのよ」
ひろし「痴女がいることで冤罪っていうのもあるだろ？」
みさえ「痴女に見とれる方が悪いの、わかった？」
しんのすけ「ほっほーい」
みさえ「いつから、聞いてたの？」
しんのすけ「オラの名前が出た時」
ひろし「しんのすけ、ミニスカお姉さんはどう思う？」
しんのすけ「オラにお菓子くれるお姉さん？」
みさえ「着眼点、お菓子でしたー」
ひろし「しんのすけーー」
しんのすけ「お？」

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