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No.01『痴漢師トモヤあなたの欲望叶えます。』
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:痴漢 官能小説   
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1:No.01『痴漢師トモヤあなたの欲望叶えます。』
投稿者: カフカ ◆VbtFbJpv4E
『就業規則に基づき、懲戒解雇とする』
久しぶりに帰宅したワンルームの自宅。シングルベッドの上で会社から届いた封筒をあけてみれば、予見していた通りの文章だった。
入社12年。主任止まりだったトモヤは、34歳にして職と社会的立場を失った。むろん彼が起こした事件が火種である。

『痴漢です!この人痴漢です!』
20代にみえた女性の叫び声が今もトモヤの耳に残っていた。
早朝の満員電車。トモヤは前日終電まで残業し、今朝は6時に起き、1時間でも早く出社すべく満員電車に乗車していた。
上司から追い込まれていた。達成できそうもない目標をあてがわれ、その数週間、毎日終電帰りと早出を繰り返していた。
『こんな簡単な仕事が出来なきゃ、給与なんてはらえないぞ!結婚なんて無理だぞ!』
上司の言葉はトモヤを常に馬鹿にしていた。
今日も出勤しなければいけない、その重圧がトモヤの心を圧迫していた。

満員電車の中で、彼の目の前に、20代の女が立った。次の駅に到着するとドアが開くと同時にまた人々が乗り込み奥へ奥へと押し込まれていく。
女の髪のにおい。
トモヤの鼻につくほど接近した女の口頭部。シャンプーか、香水か、それと女のフェロモンか、その香りがトモヤのトリガーになった。
パンツスーツ姿のムチムチとした女の尻、トモヤは手の甲を使い軽くなでる。女が嫌がらない、いや満員電車の中、仕方ないアクシデントと感じていたのかもしれない。トモヤは構わず手のひらを使い女の尻を撫でた。
と、あの叫び声。
『痴漢です!この人痴漢です!』
女は彼の腕を掴み高らかに上げると、車内に助けを求めた。
その後のてん末はあっという間だった。
トモヤが抵抗しなかったからかもしれない。数人の乗客に身体を羽交い締めにされ、停車駅で引きずり降ろされ、駅室、警察署へと、効率よくまわされ、引き合わされた弁護士からは、
『あなたの自宅から痴漢を題材にしたアダルトビデオがみつかった。罪を認めたほうがいい』
そう告げられた。
拘置所に数日いて、判決は罰金刑で釈放。自宅に戻るタクシーの中で、結婚予定だった彼女からのラインメッセージを開いた。
『婚約を破棄したい。さようなら』
無視よりマシだったかもしれない。彼が描いた幸せな家庭は幻となり、予見した上司の言う通りとなった。仕事でミスしたからではなく、社会的なミスをしたから、ではあるが。

テレビもつけず、風呂にも入らず、着替えもせずに、彼は布団に包まった。このまま息を引き取りたい。真っ暗な部屋で、彼は目を閉じた。

目を覚ませば、部屋の壁に飾った時計は午前9時を指していた。
彼はベッドから立ち上がり電気ケトルに水を入れスイッチを入れた。スマホに目を向ければ、同僚からラインが届いていた。トモヤはそのトークルームを目に入れずに削除した。
母からもメッセージが届いていた。
『生活できなくなったら、帰ってきてください。待っています。』
母の優しさは有り難かったが、自分が情けなさすぎて涙はでなかった。
インスタントコーヒーをコップに入れ湯を注ぐ。温かいコーヒーを飲めば、少し心が落ち着いた。
『さて、どうするか』
トモヤは心でつぶやくと、またコーヒーを一口飲み込んだ。

夕方になり、何も食べていないことに気づいたトモヤは、財布をジーンズの後ろポケットに入れ、スマホと鍵を手にした。
ワンルームの部屋を抜け出すと、夏の夕陽が眩しく、街は蒸し暑かった。

「いらっしゃい。あれ、今日は早いね。」
残業地獄になる前、まだ定時で帰宅できていた際に良く来ていた居酒屋。トモヤは昭和な雰囲気が残る居酒屋のカウンターに向き合い、木製の小さな席に腰をおろした。
「休みかい?」
60後半、江戸っ子口調の主人がそう言う。トモヤは頭を横に振り、メニューに目を向ける。
17時14分。主人は時計に目を向け時刻を確認すると、不審げな目をトモヤに向けた。
「生と煮込み卵あり。」
メニューを閉じながらトモヤがそういうと、主人が「生1丁!」っと叫んだ。 
冷えたジョッキにビールを注ぐ主人。
「あれ?女将さんは?」
ジョッキを受け取ったトモヤが聞いた。
「入院だよぉ。もう駄目だね。どっちが先かなんて話ていたけどよぉ。」
モツ煮込みがなみなみに入った鍋を箸でつつく主人がそう言った。

ここからトモヤの記憶が飛ぶ。ビールから始まり、ホッピー、中、中を繰り返し、拘置所暮らしでアルコールが抜けきったトモヤの身体にアルコールが染み渡り、彼は頭をカウンターテーブルに落としていた。

「ありがとうぅぅ、ございましたー!」
江戸っ子口調でそう叫ぶ主人の声で、トモヤは目を覚ました。時刻は23時を指していた。
店を閉める作業を終えた主人がトモヤの隣に座る。温かい緑茶が入った湯呑みをテーブルに置く主人。
「仕事はよ、ここにあるから、皿洗いしてくれりゃ、助かるよ」
テーブルに頭を落としたまま、目を覚ましていたトモヤは泣いていた。主人の優しさが有り難く、自分の情けなさに泣いていた。泥酔して主人にありのままを話していたのだろう。しかし主人はトモヤに温かい緑茶をだしてくれた。見捨てる人もいれば見捨てない人もいる。

「開店前に仕込みを手伝ってよ。それと、いい機会じゃない、好きなことしてみなよ。」
フラフラと街を歩くトモヤの頭には居酒屋の主人の優しさと言葉が残っていた。

翌日から15時に居酒屋の扉を開け、18時まで手伝いをはじめた。時給1000円のアルバイト。毎日働いても家賃にしかならない金額だったが、社会的に罪を背負ったトモヤには有り難かった。
途端、時間をもて余していることに気がついた。何をすべきか。
『いい機会、好きなことを。』
居酒屋主人の言葉が頭に浮かぶ。

トモヤはワンルームの部屋でパソコンを開き、検索サイトを目にいれた。
『痴漢 アダルト』
トモヤはそう言葉を入れ検索すると、違法動画アップロードサイトを開き、動画を再生していた。
ティッシュを丸めてすてると、ベッドに寝転び、また自分を情けなく思った。

翌日も15時ちょうどに居酒屋に足を運び、仕込みの手伝いを黙々とこなした。
「トモちゃん、今日は閉めを頼めないかなぁ?」
江戸っ子口調で主人がそう言った。金曜日の夜、客の退店が夜遅くになる。主人は明日、病院へ入院している女将さんの見舞いだという。
「えぇ。かたずけておきます。」

最後の客が帰った午前0時。主人はトモヤを残し自宅へと帰っていった。
テレビを消すと、トモヤは店内中の机に散らばった皿やコップを回収していく。ただ無言でそれを洗うトモヤ。
と、店のドアがガラガラと開いた。ロングの髪にパーマをあて、品のある白のブラウスにベージュのタイトスカートを履いた女がのれんを潜った。
「あ、閉店しま....」と言い方けたトモヤは、女を目に入れると口を閉じた。

「いらっしゃいませ。」
言葉を言い変えたトモヤは女に目を向けている。仕事帰りだろうか、茶色のトートバッグは少し大きく、書類やノートパソコンを持ち歩いているように見えた。
指を顔に近づけた女は、『ひとりです』と合図しているようだった。女はフラフラと身体を揺らしている、立っていられないようだった。
『泥酔?』
トモヤにはそう見えた。

「あぁ、お一人様、いらっしゃい。どうぞカウンターに。」
慌ててそう言ったトモヤ。女はフラフラと歩き、小さな木製の椅子を引くと、そこに座った。
「ハイボールください。」
カウンター越しに見る女は、40代にみえた。いくつかわからないがトモヤより年上だろう。
綺麗な女だった。細見の身体に綺麗な肌、目尻や口元にシワはそれなりにあるが、女優の井川遥に似ていた。いや似せている印象だった。

はじめて作るハイボール。皿洗いしかしていかなったトモヤは、ウイスキーをこぼすように入れてしまう。慌てて炭酸水を注いだが、グラスに満タンにいれてしまった。

「ハイボール、どうぞ。」
机に身体をあずけていた女が身体を起こしトモヤからそれを受け取る。こぼれるハイボール、女は構わず口をつけた。
「濃い、ですね。」
女が、笑って言った。苦笑いしたトモヤが言葉を返す。
「女優さんに似てますね、ほらなんていったか。」
トモヤのその言葉に、女が答えた。
「井川遥さんでしょ?雨宮塔子さんに似てるって言われるほうが多い。」
ハイボールを飲みながら女がそう言った。トモヤはスマホを手にし、雨宮‥と検索していた。検索サイトの画像を女にみせながら「ほんとだ」と言うトモヤ。
「マネしてるの。髪とか服とかね。でももうただのおばさんだから私」
笑いながらそういう女はハイボールをまた口に入れた。
「いや、おばさんだなんて。」
そう言葉を返したトモヤをみながら、口元を手で隠し笑う女。酔っ払いながらも品のある姿が大人の女にみえた。
「誰にも誘われないから、金曜日の夜にお一人様よ。」
という女はまたハイボールを飲んだ。

トモヤはのれんを出しっぱなしにしていたことを思い出し、慌てて店内を出た。のれんを外すと、扉を締め、鍵をかける。
女を見てみれば、テーブルに両腕を乗せ、その上に顔を預けている。組んだ足、生足が見えた。
のれんを店の片隅に置くと、トモヤが女に近づく。
「お客さん、お客さん。」
そう声をかけたが、女の反応はない。トモヤは女の席の隣に座る。女のニオイがする。シャンプーか、香水か、女のフェロモンか。
トモヤは数カ月前を思い出しながら、その女のニオイを深く吸い込んだ。
「お客さん。」
トモヤはそういいながら、白い半袖ブラウスから伸びた女の二の腕を触った。
温かい肌だった。
揺らすように触るが、反応がない。
トモヤは興奮していた。女のニオイ、肌の温かさ、スカートから見える生足。
トモヤははビクビクと反応する自分の身体を感じながら、深くため息をついた。
『ダメだ、絶対、ダメだ』
心でつぶやいたトモヤは、女を凝視している。

と、女が目を開ける。両腕に顔を預けたまま、トモヤを見つめ言う。
「触らないの?」

驚いたトモヤは、
「ああ…」とつぶやいた。
「おばさんは相手にされないかな?」
女はそういい、頭をあげると髪をかきあげながら、トモヤに身体を向けた。
女が、トモヤの手のひらを掴む。片手で掴んだまま、ハイボールを一口飲んだ。
「酒に酔った女性の身体を触ったら痴漢ですよ。」
トモヤはそう言った。言ったが、女の手から手を引いたわけではない。
「合意の上なら、痴漢じゃないでしょ?」
そう言った女は手を離し、また両腕をテーブルにのせ、そこに顔を預けた。横目でトモヤを見つめている。

トモヤは我慢ならなかった。
女の太ももを触る。ベージュのタイトスカートに女の太ももが浮かび上がっている。片手で撫でるように触った。女は嫌がらない。彼は身体を近づけると座ったまま背後から女に抱きついた。大人らしいパーマをかけた茶色のロングの髪に顔を近づける。
女の髪をにおいながら、両手で背後から胸を弄った。
と、女が「あぁ」と喘ぎながら、身体を起こし、背を伸ばした。
両手を垂らした女はトモヤに身体を預けているようだった。

トモヤは一旦立ち上がり、椅子を女の背後に起きまたそこに座る。
背後から両手で胸を弄る。椅子足が床にズレ、音が鳴る。
「あぁ」女は小さな声を何度もだした。トモヤは女の首筋に顔を近づけ、ニオイを嗅いだあと、舌を出し首筋をゆっくり舐めた。
「アァ」高めの声を出し女が喘ぐ。トモヤは背後から両手で、白いブラウスの上から胸を弄り、必死に首筋を舐めた。

女の足が開いていく。
小さな木製の椅子に座ったまま女が足を広げていく。
淫らな姿だった。
ロングのタイトスカート。足は開いていくが、手がスカートを巻く仕上げれそうになかった。
そう分かったトモヤは、白いブラウスをスカートから引き抜くと、女の腹を触った。身体は火照っていた。肌を撫でると、ゆっくりとトモヤの手のひらが、ウエストの中に入って行く。女が身体を左右に揺らす。
トモヤは女の耳もとを舐めながら、ウエストを見つめていた。

トモヤの指が女の下着に触れた。身体を揺らす女。
指は下着の中に入いり、トモヤの人差し指が濡れた。
「いやらしい。」
トモヤがつぶやくと女の目が変わる。トモヤは人差し指で濡れた女のソレを撫でた。
「アァ」と喘ぐ女の身体は完全にトモヤに預けられていた。

トモヤの人差し指は小刻み動き、その動きに合わせ、女は身体と声で反応した。二人は顔を近づける。
女はは小さなな口を開きトモヤの唇に近づけていく。

と、店のドアがガタンと音をたてた。
驚き入口に目を向けた、トモヤと女。

「んだよ、開いてねーよ。」
入口外で、二人組の男たちがそう話しながら立ち去って行った。

トモヤも女も身体を一度止めてしまい、店にいることを思い出してしまった。

両手を女の身体か離すと、 
「ああ。」と気まずそうに、トモヤがつぶやいた。
女も身体をくるませ恥ずかしそうに目を背けている。

女が飲み干しついたハイボールのグラスを掴むと、我に返ったトモヤは立ち上がり、カウンター内にもどり水場で水を流し、グラスをゆすいだ。

女はカバンから財布を出すと千円を机に起き、カバンからボールペンを取り出し紙に何かを書き出した。

女が席を立つ。
少しフラフラとしながらも、カウンター越しにトモヤに千円と紙を渡した。
「ごちそうさまでした。」
目を合わせてそう言った女に、トモヤは軽く会釈した。

入口の鍵を自分で開けた女は、扉をガラガラと開ける。
トモヤが慌てて、見送り外に出た。

「タクシー拾うから大丈夫。」
そう言った女は、胸元で手を振り、フラフラと歩き出した。

受け取った紙、トモヤが目を向ける。ラインIDがかかれていた。
『また、してほしい。』
綺麗な文字だった。

タクシーに乗り込む女を見つめていたトモヤは、ジーンズの後ろポケットからスマホを取り出し、ラインで彼女のIDをみつけると、メッセージを送った。

『何してほしい?』

閉店作業を終えたトモヤのスマホが鳴る。ラインを開くと、女からメッセージが届いていた。
『痴漢、してください。』

トモヤは返信する。
『犯罪ですよ。』
すぐにメッセージが既読になり、メッセージが届いた。
『同意の上なら?』
女のメッセージを読みトモヤはスマホをポケットに入れ、まだ蒸し暑い深夜の街を歩いた。

つづく。

 
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2020/04/06 01:05:08(zBa4MhM3)
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