《家事代行サービス》というものをご存知だろうか。
依頼者の自宅などにサービススタッフが訪問し、炊事・洗濯・掃除などの家事全般を依頼者に代わってこなしてくれるというサービスだ。
大学生のカズキは、たまたまネットでそのサービスの存在を知った。
一人暮らしの彼の部屋は、足の踏み場もないほどの散らかりようで、もはや自分では手に負えない状況になっていた。
彼は面倒な部屋の片付けをいっそのこと家事代行に全部任せてしまおうと思い、さっそく電話で部屋の掃除を依頼した。
彼は以前、AVで観たことがあった。
エロい痴女スタッフがやってきて、家事だけでなく客の下の世話までしてくれるというシチュエーションだった。
そんなことは現実にはあり得ないと思いつつも、少しだけ期待していた。
それから1週間後、待ちに待ったその日がやってきた。
もはや彼の頭のなかでは痴女なスタッフが来る前提だった。朝からシャワーを浴び身なりを整え、スタッフが来るのを膝に手を置きじっと待った。