例年にない猛暑の中で私は小さな長屋の軒先に葦ズを立て、風鈴の涼しげ
な音を聞きながら少しでも暑さから身を守っております。
経済的な事もありクーラーはほとんど使わず-とパート先でぐっしょりと
かいた汗を浴室で流す冷たいシャワーがわずかな涼を楽しむことです。
五十路をすぎてひとり住まいは何かと堪えます。
以前は田舎暮らしでしたが、ひとり娘を嫁がせようやく夫婦の静かな営みを
楽しもうと思っておりましたがその矢先、夫は他界少しばかりの財産を売り4
年前にここに引越しました。
それから暫らくしたある日の夜、私は思わぬ情事に巻き込まれました。
過去の夫との夜の営みから暫らく後の夜・・・私は犯されたのです。