香奈は認めない。
好きでもない男に無理矢理犯されて、感じるわけがない。
感じてはいけない。
それではただの淫乱だ。
頭では解っていた。
しかし、既に香奈は、全身を襲うこの感覚に・・・性器の奥を突き上げるペニスの感触に耐えきれず身をゆだねていた。




もう・・何も考えられない・・・。


あたし・・もう・・・。


イヤ・・なのに・・・。



香奈の口を塞いでいた右手は既にダラリと落ちて、その唇からは快感に支配された吐息が漏れていた。


神村の指が、乳房から下腹部へなぞるように降りてきたかと思うと、下着の脇から股間へと侵入し、深々と挿入された結合部の上にある突起を激しくこすり始めた。


「いやぁぁぁああああああっ！！！」

香奈は大声を出して神村の腕を掴んだ。

しかし、神村はかまわず突起を指でこすりながら激しくペニスを香奈の股間に突き立てる。

神村の腕をつかんだ香奈の指先は、その捲り上げられ露出した皮膚に食い込み、目からは涙がこぼれ落ち、頭を激しく振っている。



『・・・もう・・・ダメ・・・。』

膣の奥から熱いものが吹き出て股間や太股に飛び散って濡らしていく感覚をうっすらと感じながら、香奈の意識は深い暗闇へ落ちていった・・・。

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