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いつもの電車で
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:痴漢 官能小説   
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1:いつもの電車で
投稿者: 雨舞坊
最終1本前の電車。
いつも乗る電車だ。

メールを打っていた私は電車がホームに入ってきたので顔を上げた。
そのとき彼女が私の視界に入った。
ほのかに顔が赤らんで見える。
多少お酒が入っているのだろうか。
一瞬彼女と目が合ったような気がした。
彼女の潤んだような目を見たときに何か感じるものがあった。
私は彼女と同じ乗車口へ移動した。
電車のドアが開き大勢の乗客が乗り込んだ。
私は彼女と離れないように電車に乗り込んだ。

電車内では彼女の隣に乗ることが出来た。
乗り込む際にはかなり込んでいるように感じたが、電車が走り出すと思いの
ほか人と人との間隔が開いていた。
彼女とはTの字になるような状態で、密着とは行かず、微かに体が触れるよ
うな状態であった。
電車が動き出すと女性の匂いが私の鼻を衝いた。
私の周りに女性は彼女しかいない。
私は彼女の気持ちを確かめるかのように自分の太ももを彼女の太ももに密着
させてみた。
彼女は自分の太ももを押し返し、さらに体を私へ預けるように寄りかかって
来た。
私は周りの目を気にしながら不自然ならないようだらりと下げた右手を彼女
の右手に近づけてみた。
彼女の右手が微かに反応したような気がした。
その時電車がホームに入りドアが開いた。

乗降のため一旦ホームへ降りた彼女はドアを替えずに再び同じドアから乗車
した。
私は彼女の後を追うように乗車した。
半分以上の乗客が電車を降り、社内はかなりゆったりと乗車出来る状況とな
った。
彼女は先頭車両の運転席側の壁に寄りかかるように立った。
私は周りの目を気にしながら彼女の隣に立った。
今思えばかなり不自然な体制だったと思うが、私は彼女が寄りかかっている
壁に電車の揺れを利用して左手をついた。
ついた手をそのままにして酔って立っていられない風を演じながら、左手は
徐々に下に降ろした。
彼女は私の左手の動きに呼応するかのように私の方に少し体を開いた。
私は彼女の気持ちを再確認するために、私は壁につけたままた下げた左手を
彼女の方へ少しづつ移動させた。
彼女の左手に私の左手が近づく。
すると彼女は左手を少しづつ私の左手へ近づけてくる。
そしてついに私の人差し指が彼女の小指に触れる。
彼女の小指がピクッと反応した。
その反応を確認した私は高ぶる気持ちを抑えきれず彼女の手に私の手を重ね
た。
そして彼女の手を握る。
彼女は私の手を握りかえそうとし、しかし躊躇するかのように指を軽く握り
かけては広げる動きを繰り返していた。
そんな動きを繰り返しながら少しづつ自分の胸を私の左手に近づけて来た。
私は彼女の気持ちに答えようとしたが、周りから見えてしまいそうで躊躇し
た。
そして電車は次の駅のホームに滑り込んで行った。

降車する乗客の流れに逆らうかのように、彼女は今立っている場所から開い
ているドアとは反対側のドアの手摺りへ移動した。
その行動に私は一瞬躊躇した。
本当は嫌がっているのか?
それとも私を誘っているのか?
彼女は私に背中を向けて手摺りにつかまって立っている。
高ぶっている気持ちを抑えきれない私は彼女の気持ちを図りかねながらも場
所を移動し彼女の方を向いて隣に立った。
私が隣に立ったとき、私の気配を感じたのか彼女がちょっと反応したように
感じた。
ドアが閉まり再び電車が動き出すと、私と彼女を隠すかのように男の人が背
中を向けて立っていた。
周りを見渡すとこちらを向いて立っている人はいない。
状況を確認した私は彼女の胸へ少しづつ手を伸ばした。
彼女は下を向いており、恐らく私の手の動きを見ているであろう。
しかし彼女は身動き一つしない。
彼女の反応を注視しながら徐々に私の手は彼女の胸に近づき、そしてついに
触れた。
彼女の口からため息が漏れたような気がした。
私はじらすように手の動きを一瞬止め、一呼吸してから彼女の胸を手のひら
全体で包み込んだ。
手のひら全体に彼女の胸の柔らかい感触が広がった。
そして優しく愛撫をした。
彼女の表情を見たかったが彼女は顔を上げない。
愛撫をしながら私は彼女の胸の最も敏感な先端を探した。
程なく硬くなったその先端を探し当てた。
彼女にもっと悦んでもらいたくて私は優しくときに強くその硬くなった先端
を中心に愛撫を続けた。

電車は終点1つ前の駅に着いた。
車内は座席にぽつぽつと空席が目立つ状況となり、立っているのは彼女と私
の二人のみとなった。
密着していると不自然な状況であったため、私は彼女に添えていた手を一旦
離し、彼女との間も少し空けた。
それが合図であったかのように彼女はその場を離れ、空いている席に着い
た。
彼女のその行動が私を再度混乱させた。
やはり彼女は本当は嫌だったのか?
席に座った彼女の方を見ると彼女は少し俯いていた。
彼女の本心が知りたくて私は彼女の動きを注視した。
少しでも私の事が気になるのであればきっと私を見るだろう。
そんな自分勝手な期待を抱いて彼女の動きを注視した。

そして電車は終点に着いた。
もし少しでも席に座ったままであれば声を掛けてみよう。
「明日の朝も一緒に乗りませんか?」
そう声を掛けてみようと勝手な妄想を思い巡らし彼女の動きを注視した。
電車が止まってドアが開くと彼女は一瞬躊躇ったように見えたが何事も無か
ったかのように席を立って階段へ向った。
私は車内から彼女を目で追った。
もし私の方へ振り向いたら・・・。
しかし彼女は振り向くことも無く改札へと向うホームの階段を上って行っ
た。

結局私は声を掛けることが出来なかった。
偶然から生まれた出会いなのだからそれで良かったかもしれない。
そう思いながらも明日から同じ電車で彼女の姿を追い求めてしまうだろう。
無駄と知りながら。
 
2006/05/10 00:25:49(qdVg5JGE)
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