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~偽ピストン事件~
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:痴漢 官能小説   
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1:~偽ピストン事件~
投稿者: 暴れ筆 ◆in.mBbu0ME
「愛」という概念がムカつく。
性の接触を愛と讃えて至高のモノにしようとするなんて気にくわない。
男も女もただ本能に忠実になってひたすら絡み合っているだけ。
相手を愛する必要なんて無い。
それなら・・・

今日も俺は何時もどおり定時刻の電車に乗った。
もうすっかり慣れた高校からの帰り道・・・。
何時もどおり人が溢れて、何時もどおりのアナウンスがかかる。
何一つ何時もと変わず列車は走りだした。
何時もと変わらない帰り道。唯一つの事を除いて・・・。

今日、俺はココで犯罪をするつもりでいた。
理由は本当に単純。今日は何時もよりいら立っていたからだ。

目当ての女の後ろに立つ・・・。
できるだけ相手を選びたかった。
何よりリスクがあるから中途半端に終わらせたくない。
だから選んだ女は感覚的にしっくりくるヤツ。
無駄に無防備なわけでもなく、無駄にガードが固いわけでもない、
そこらへんにいそうなフツーの女。
特別欲望をかきたてるようなタイプではなかったが、
うつむいてぼーっとしている様に妙な魅力を感じた。
俺がこの女にいだいた印象はそれだけ。
少なくともこの胸のドス黒い疼きを紛らわせればそれでいい。
列車がカーブにさしかかり車体が傾くと同時に人の波が起こる。
となりのオッサンからきたその波を俺は彼女に伝えた。
ただ腕で背中を押したような形になっただけだがこれは始まりの合図。
これからするコトにこの女がどういう反応を取るかを想像し、
一人俺の胸は珍しく高揚してアツくなっていた。

女は高校生らしかった。
俺はいちいち制服には詳しくないのでこの女が
どこの高校の生徒かは分からなかったが・・・。
女は相変わらずうつむいている。
自分の世界に陶酔してるのかどうかは知らないが
俺がぶつかったことについて気にもとめていないようだ。

再び列車はカーブを曲がり、社内に人波が起こる。
俺はやはりその波に乗り、女の身体に触れた。
今度は少し勢い余ってしまい俺の利き手は完璧に女の尻に当たっていた。
ようやく女は顔を上げた。さすがに異常な感触に気がついたのだろう。
彼女の反応に驚き頭の中ではとっさに手を下げようとしたが、
俺の手は恐ろしく冷静だった。
彼女の尻から離れるどころか黒いスカートごしに彼女の尻の形を
確認するように撫でていた。俺の手が・・・。
もちろん俺の手の制御がきかなくなったわけではない。
ちゃんとした俺自身の意思で女の尻を撫でている。
彼女の尻から手を放したくなかった。
微妙な柔らかさによる心地よい手ごたえ・・・。
かすかに伝わってくる彼女の体温・・・。
そして手のひらに感じる彼女の着けている下着の形・・・。
実際の感触と頭の中に描かれたイメージが合わさったせいか、
俺の頭の中はかつてない高揚感で満ちていた。

(たまらない・・・!)

理性はその高揚感に軽く押しつぶされる。それが自分でも分かった。
だから利き手にも力が入る。
女の尻を撫でまわす力は増す一方だった。

痴漢・・・!
彼女も理解してるだろう。自分の体に今何が起こっているかを。
表情は見えない。ショートカットの黒い髪が見えるだけ。
しかし明らかに彼女の体はこわばっていた。

(気づいたか・・・)

当たり前だ。仮に寝てても気づくくらいの強さだったと思う。
それに気づかれても「俺には」別に問題はない。
もともとこの女に痴漢行為であることを認識させるつもりだった。
少しだけ当てておいて列車の揺れによる不幸な偶然だと
主張する方法ではやっぱりインパクトが足りない。
俺は明確にこの歪んだ性の意思を女に伝えたかった。
そうすれば女の反応も別の一興として楽しめると思った。

女に追い討ちをかけるように無情にも列車はカーブを曲がる。
彼女の尻の魅力にとりつかれたせいか、
俺の行動はすでにエスカレートしていた。
人の波に乗り、今度は体全体を使ってその並を彼女に伝える。
後ろから覆いかぶさるように自分の体重を彼女に押しかけた。
その際、下半身を遠慮なく彼女の尻に強く押し付けて・・・。
びくんっと女の体が痙攣した。驚きの反射作用だ。
その振動は彼女の体ごしに俺に伝わる。心地よい・・・。
もちろん俺の股間は異性の存在を感じ、準備を整えている。
そう、女の中に入り込む為に手際よく誇張しているのだ。
大きく、そして硬くなったモノの存在を無理矢理
ズボンごしに感じさせれた彼女は今何を思っているのやら。
彼女の思考を想像するとまた体中が高揚してくる。
このアツさが更なる刺激を求め、次のステップへと導いていく。
俺は俺のモノの存在をこの女にイヤというほど知らしめたくなった。
モノの形、大きさ、長さ、硬さすべてを・・・。
もうカーブと人波は関係なくなっていた。
列車の揺れに合わせて股間を彼女の尻に押し付ける偽ピストン。
偽と言っても俺も女も服を着ているのでアノ行為には程遠かったが、
何故か俺には本元の行為より楽しいコト、と感じていた。

女は尻を触られた時に一度顔を上げたが、
しばらくするとまたうつむいてしまっていた。
この女は抵抗できない・・・。
『こういう女相手だと痴漢は調子に乗るので最も損をするタイプ』
俺はこの女の性格をこう分析していた。
この女は大声を出すどころか、振り向きもしないし抵抗もしない。
すべて俺の欲望のままに体をもてあそばされているように見えた。
しかし・・・、何かが変だった。
男に襲われているという恐怖からガタガタと震えてしまうような
反応を想像していたのだが、この女にはそんな反応は見られない。
かと言って、この行為を良かれと受け入れているようにも思えない。
あまりにも妙で素っ気無い反応に水をさされたせいか、
俺は思わず楽しい偽ピストン行為を止めてしまった。
体への圧迫が弱くなった事を感じ取った女はすらりと
俺から体を少しそらし、体勢を立て直す。
ぴったりと押し付けられていた俺の股間が彼女の尻からようやく
逃れると、一安心した様子の後、静かに俺の方を振り向いた。

彼女の視線は冷めていた。

始めは痴漢に対する軽蔑の意思の表われだと感じたが、
それにしては覇気というか怒りが感じられない。
憎しみや羞恥といった感情はその目から読み取れず、
ますます俺は彼女の本意を理解できなかった。
いや、そんなことより俺の頭の中は彼女に自分の顔をしっかりと
見られた事実が大半を占めており、視線の意味などどうでもよかった。

(捕まるな・・・、これは)

後は腕をつかまれるまでもなく、指でもさされて、
「この人痴漢です」と言われれば前科者の仲間入り。

「まもなく~、紅星駅~、紅星駅~」

車掌のアナウンスが頭にガンガン鳴り響く・・・。
彼女は変わることなく冷めた目で俺を見ている。
明らかに何か言いたそうな目つきだ。
ココの鉄道警察員に引き渡されて、そのまま署まで御同行ナントカ。
多分この駅の名前は一生忘れられないコトになるだろう・・・。

「・・・降りるからどいて」

反射的に体が横にのけぞる。
その横を彼女はつかつかと速すぎもせず遅すぎもしない
足取りで通り過ぎていった。
そのときに彼女は俺にそっと何かを耳打ちしたが、
丁度列車に入ってきたガラの悪いオッサンの怒号のせいで聞こえなかった。

俺は暫く状況が飲み込めなかったので、彼女の後姿をただ見つめていたが、
電車のドアが閉まる合図が聞こえた時、
無我夢中で彼女を追いかけようと電車のドアから飛び出していた。
駅員が大声で俺に何か言っていたようだが、「痴漢」だとか「捕まえろ」
というような言葉が入っていなかった為、気にもとめなかった。

駅は雑踏で込み合い、彼女がどの方向に歩いていったかわからなかった。
しかし俺は色々な意味でこのままじゃマズイと思い、
本来全く俺とは関わりの無いこの他所の駅の中を全力で走りまわっていた。

                      続く(ぁないかも・・・)

 
2007/07/16 11:32:55(hnlhLVBm)
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