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1:娘の友達
投稿者:
やつ
「お父さん、まだギター弾ける?」娘の愛茉が唐突に言った。
「なんだ?今更。ギターかぁ…クローゼットにあるけど、弦は錆びてるだろうし、それよりも弾けるかなぁ…」 俺は、妻と1人娘の愛茉との3人家族だ。 今、高校2年生の愛茉とは、思春期にありがちな父親嫌いにはなっていないようで、割と関係はいい方だと思ってる。 そんな娘が、急にギターの事など持ち出してきた。 「なんで?愛茉が弾くのか?」と尋ねると、「あたしじゃなくて、杏奈だよ」 その名前を聞いて、一瞬誰か分からなかった。 その様子を見て、「杏奈、覚えてない?小学校の時、よく遊んでたじゃん。お父さん、前にギター弾いてくれたよ。」 それを聞いて、やっと思い出した。 杏奈、という娘は、愛茉が子供の頃よく一緒にいた同級生で、よく家にも遊びにきていた。可愛い上に、明るく活発な娘で、クラスメイトの男子にもてているらしい話をよく愛茉から聞いていた。 俺は平日休みの事もあったので、よく顔を合わせていた。 当時、アニメの主題歌のヒットで、あるガールズグループが女の子達の人気だった。学生の頃、バンド活動をしていて、ギターが弾けた俺は、夢中だった子供たちに、グループの曲を弾いてあげたことがあった。 中学に入ってからは、その娘は部活やら塾やらで忙しく、家にも来なくなっていた。 そんなしばらく会ってもいなくて、顔も覚えてない友達の名前が出てきて、ますます俺は理解できなかった。 「杏奈ちゃんがギター弾くのに、俺は関係ある?また弾いてみせろ、と?」と再度愛茉に聞くと「そう。というか、衝動的に始めたみたいで、よくわからないみたいで。て、前にお父さんギター弾いてくれたの思い出して、教えて欲しいんだって。」 「そう言われても、俺もずっと弾いてないし、人に教えるような上手いわけでもないよ」 そんなに本格的でなくていいから、と言われ、俺は渋々承諾した。今度の日曜日に来るらしい。 次の日、仕事帰りに新しい弦とピックを買いに楽器屋に寄った。 弦を手に取り、ピックを選んでる際、浮足立っていたのが自分でも分かる。 「浮かれてるな、俺は…」そう自重しようとしたが、「杏奈ちゃん、可愛い娘だったからな…高校生になってどうなってるか楽しみだ…」そう思いながら、ついニヤけてしまうのだった。 日曜日当日。ギターを手に持って弾いてみたが、昔のように指が動かなかったので、あの日から少しずつ弾いていた。 おかげでなんとか勘を取り戻してきたが、少しでも上手く弾こうと、リビングでつま弾いていた。 娘はスマホ弄りながら、なにか音楽を聴いているようだ。 チャイムがなり、娘が出迎えた。 そして、「お邪魔します」とゆっくり制服姿にポニーテールのスレンダーな彼女が部屋に入ってきた。 彼女は、小学生の時のイメージからは想像もできない美少女になっていた。 顔には可愛らしかった面影が残るが、綺麗さも加わり、大人びた顔立ちになっていた。スラッとした高身長のスタイルの彼女は、制服とポニーテールでなければ、素敵なレディと言っても過言ではなかった。 「こんにちは、お久しぶりです。」彼女はそう挨拶したが、あまりにも大人びた変貌振りに俺はつい、「ああ、久しぶり」と素っ気ない挨拶を交わしてしまった。 「ずいぶん綺麗ないいオンナになったな」 娘と買ってきた飲み物を飲みながら、談笑してる彼女を横目で見ていた。 それに気付いたのか、彼女も時々こちらを気にしていた。 「杏奈ちゃん、ギター始めたんだって?」 俺は切り出した。 聞けば、以前からやりたかったそうで、高校に入ってから友達とバンドやろう、ということになったらしく、思い切ってギターを買ったそうだ。 彼女のギターを見て思わず、「えっ、これ?」そのギターは、レスポールタイプの厚みもありけっこう重いギターだった。 聞けば、好きなバンドのボーカルが同じタイプの物を使ってるらしく、それで買ったのだそうだ。 「そうなんですよ、でも弾く以前に、私には重くて…」とギターを見つめている。 とりあえず俺達はギターを交換して、教えながら基礎的なことから始めた。 彼女は本当に始めたばかりらしく、たどたどしい指使いで、ギターを弾いていた。 「お父さんのギター、すごく弾きやすいですね!私もこれにすれば良かったな。」 「でも、このギターで女の子が弾くのも、かわいくてカッコいいと思うよ。」 そんなやり取りをしながら、しばらくそうやってギターをいじっていた。 娘は、初めのうちは興味津々にみていたが飽きてきたらしく、「今日お母さん居ないし、お父さんも杏奈に教えてるから、コンビニでお昼なんか買ってくるよ、お金ちょうだい」と、俺の財布から勝手にお金を持ち出し、コンビニに出かけていった。 家には俺と彼女の2人だけとなったが、教えることに夢中になり、そんな事は考えもつかなかった。 すると彼女は「そういえば、さっきのスケールっての、ちょっともう1回教えてもらえますか?」とギターを構えた。 俺は向かい合って、指でああして、こうして…と教えていた。 すると彼女は、「よくわかんないですね…」と言ってきた。 「わからない?さっきは出来てたと思ったけど…」そう思って困惑していると、「失礼します…」とおもむろに立ち上がり、俺に近づき、ギターを持ったまま背を向け、身体を寄せてきた。 はたから見たら、俺が後ろから抱きついているような形になったのだ。 「えっ…!?」俺は一瞬、何が起こったのか分からなかった。 すると彼女は「この方が…わかると思って…お願いします…」そう呟くように言うと、俺の手を両手でギュッ、と掴んで顔を寄せてきた。彼女こちらを向き 「こうしてると…ドキドキしますね、フフッ…」と顔を赤らめながら、その潤んだ瞳は、どこかからかっているように見えた。 「えっ!?ちょっ、ちょっと、あ、杏奈ちゃん!?」 焦った俺は彼女から離れようとした。だが、その瞬間に俺の手を逃さないかのように、掴んだ手に力が入った。 すると、玄関に娘が帰ってきた気配がした。すると彼女はようやく俺から離れた。 そして、唇に指を当て、その指を俺の唇に付け、こう言った。 「愛茉にはナイショね、お父さん…」
2025/11/12 19:08:51(KiPn6whs)
投稿者:
やつ
「あうんっ!…ああぁ!あああぁぁ〜!!」
後ろからの挿入に、彼女は叫びのような声を上げる。 今までと違う体位に、角度が変わったからなのか、わからない。 俺は柔らかいお尻を掴み、ゆっくりと腰を引き、一気に挿れるを繰り返すと、 「あぁ~…、あんっ!はぁぁ~…んんっ!」 と動きに合わせて反応している。「奥、…奥に…やっ…いっ!…」彼女の口からは、まるで言葉にならないようなことを口にして喘いでいた。 彼女をこちらに向かせ、キスで唇を塞ぐ。そして、その動きを早くし、彼女の反応も「あああああぁ…はあああぁ…」と断続的になってきている。 「も、もう…おか…おかしく…なり…あああああぁ…あああああぁ〜!」 俺もそろそろ限界が近づいてきた。 「杏奈ちゃん…、も、もうイッてもいい…?」 「んっ…待って…」と言いこちらを向いた。 「顔見て…したい…」切なげな目をして訴えてきた。 そして、ベッドに移動すると 「ねぇ…お腹じゃなくて…中で出して…」 そう言っていた。 さすがに生で中にはできない。 枕元のコンドームを装着して、正常位で挿入した。彼女は両手と両脚を俺の身体に絡め、俺の突きを受けていた。 「お父さん…好き…好き、ずっと好き…このままで…このままでいいから…いいから…」 彼女の囁きを聞きながら、スパートをかけるように彼女の中でイキ果てたのだった。 「…あのね…」 ベッド上で、布団から目元だけを出して彼女が話し始めた。 コトが終わってから、2人でベッドに横たわっていた。 彼女は布団に潜り込み、俺も横に並んで、無心で彼女の頭を撫でていた。 タバコを吸いたかったが、彼女に臭いが移るのも、と思い吸わずにいた。 「私の事、頭のおかしい変な娘だな、って思ってたでしょ?」 これまでの言動を省みると、確かにそうだな、とは思ったが、「なんでそう思ったの?」と聞き返した。 「愛茉の友達、ってだけで会いに来たりとか…前に、「誰もいないのになんで会いに来たの?」って言われた事に、「2人きりになれるから」って、言ったりして…困らせるつもりはなかったし、おかしい事言ってるのは分かってたの。でもね…あの時は理性よりもホントにお父さんと2人だけになれる、って気持ちが勝ってたから…あんな事…」 「お父さんの事…ずっと愛茉の、友達のお父さん…でも、子供の頃から憧れてたの。中学の時も、学校行事で来た時もずっと見てたし、ギター教えてもらうのにかこつけて家に行った時も、ナンパされて助けてくれた時も、ドライブ連れて行ってくれた時も…だんだん、だんだん好き、って気持ちが強くなって…」 「たまたま好きになった人が、友達のお父さんだっただけ。ホントにそれだけ。自分の気持ちに嘘はつきたくない。だから、このままでいいから…好きで…いさせて… 何もいらないから…」 そう言われて、たまらなくなって泣き出しそうな顔の彼女を強く抱きしめた。 「俺も…理性よりも自分の気持ちが勝っちゃったんだな…」 今年は彼女も娘も3年生。卒業を目前に控えている。娘は専門学校への進学が決まっていた。 彼女は大学への進学する、という話は聞いていた。1月の試験の当日は、俺も落ち着かなくて、近隣の学業成就の神社にお参りに行ったりしていた。 その甲斐もあってか、彼女は合格した。 「やったっっっ!合格っ!」と、合格通知の写真が送られて来た時は仕事中だったが、拳を握り、自分の事のように喜んだ。 そして3月。 娘の卒業式の前日に自宅に戻った俺に、彼女からの写真が届いた。 そこには卒業証書を持った彼女の姿があり、「今日、卒業式でした。もう大人から何でもできるよ✌」とメッセージがあった。 「いやいや、あなたまだ未成年だから…」と思いながら写真を眺めていると、 「キッモっ!何ニヤけてんの?またエロいの見てるんでしょう!?キッモ!」と娘からダメ出しされてしまった。 彼女は4月から大学のある街で、一人暮らしを始めることになった。 その大学がある街は 俺が単身赴任しているA市だった。
25/11/15 22:08
(mnHODulF)
投稿者:
(無名)
リアリティのあるいい話です
25/11/16 12:02
(INZlyRwD)
投稿者:
やつ
俺は仕事終わりに地下鉄の駅にいた。
A市には、JRの駅とは別に地下鉄がある。 俺の職場はA駅の近くにあり、そこから20分程地下鉄で移動したTという駅の近くにある社宅から通勤していた。 今日はT駅ではなく、反対方向のK駅に向かっていた。 改札を抜け、階段を登り駅の入り口に出ると、彼女の姿があった。 薄いグレーのブラウスと、濃いグレーのフレアスカート姿の彼女は、学生時代のセーラー服の印象とは違い、大人びてエレガントだった。 ブラウスは、卒業祝いに俺がプレゼントしたものだ。 彼女は、俺の姿を見つけるとニッコリ微笑み、寄り添って歩き出した。 彼女がこっちに来てから、会うのはもう何度目だろう。月に2〜3回は会って食事をしたり、買い物やドライブに出かけたりしていた。 「これ…着てくれたんだね。」とブラウスを示すと、 「あ、気づきました?気づかないんじゃないかなぁ〜、って思ってました、フフッ」 「同じのような色だけど違和感ないね、その組み合わせ。」 「あ、でしょ?ちょうどこのスカート持ってたから。同色だけどいい感じになったの」 そして、少し間をおいて笑い出す。 「うふふっ、組み合わせ、って笑コーディネートとかコーデ、って言ってくださいよ〜笑」 そんな会話をしながら俺は食事をするため、飲食店が多い通りを歩いていた。 本来なら、もっと賑やかなA駅前でもよかったのだが、職場も近くにあるし、100万人都市の駅前では誰に会うか分からなかったので、少し離れた場所で会っていた。 食事を終え店を出て歩き出した。 彼女は腕にすがり、俺達はそのままラブホテルが立ち並ぶ路地に入っていった。 部屋に入り、先にシャワーを浴びた俺は、ベッドに座り考えていた。 この時間が1番冷静になれる。 このままの関係を続けていていいのか、妻と娘を裏切り、まだ若く先もある彼女、その彼女がいくらそう望んだ事だからと言って、ズルズルとこうやっている… いくら彼女を大事にしようと思っていても、自己中心的な考えなんだ… そんな事を考えながらも、彼女を目の前にすると、ただの煩悩の塊に戻ってしまう。 シャワーを終えた彼女が部屋に入ってきて、俺にキスをする。 魔性のキスだ。いや、単に俺が都合いいようにそう思い込んでいるだけなのだろう。 だが、そんな事を忘れさせるくらい彼女のキスは甘美だった。 少し濡れた髪が、より艶やかさを強調してくる。 キスをしながら、両手を首に回してくる。 こうやって抱きついてくる彼女の表情は、本当に嬉しそうだ。こちらもつい、微笑ましくなってくる。 そのまま、彼女を横にしてキスと愛撫を続ける。唇から首筋、耳元… そのままガウンを脱がし、横を向かせうなじから背中に唇を這われる。 彼女の呼吸が少しずつ早くなり、愛撫に感じるように吐息を漏らす。 身体を重ねる毎に、彼女は感度が上がっていくようだった。 ブラジャーを脱がせ、また仰向けにして胸を揉みながらしゃぶりついた。 「あううん…んっ…んっ…」と声を漏らして口元に手を当てている。 感じてくると口元に手を当てるのが、クセなのだろう。その恥ずかしそうな顔を見て、少し虐めたくなってきた。 彼女の両手を掴み、頭の上で押さえつけた 不安そうな顔を浮かべる彼女だったが、そのまま乳もう片方の手で乳首を軽く摘んでグリグリし、反対側の乳房にしゃぶりつき、乳首を舌でクリクリしたり甘噛みしてから、露わになった脇の下に舌を這わせた「いやぁっ…はぁぁ…はぁぁ…」 今までとは違う攻めにいつもより敏感になり、身体をモゾモゾ動かしている。 こんな風になるんだ…俺は彼女の新たな部分を見れたような気がした。 両手を解放し、そのまま下の方への愛撫に移った。 へその辺りに舌を這わし、そのままパンティのVゾーンに沿って唇を這わした。 脚を開かせ、内ももから秘部の方へねっとり攻め立てる。 「はうん…やっ…」気持ちよさのあまり、身体をよじらせる。 何度か身体を合わせているうち、彼女の感じるところはもう把握している。 パンティに触れると、生地の上からでもしっとりと濡れているのがわかる。 焦らすようにゆっくりパンティを脱がせ、秘部にも舌を這わせると 「あうん…」とますます身体をよじらせている。 クリトリスの周りの肉ひだをめくり、舌と唇を強く押すようにして、左右に首を振りながら舐め回した。 途端に彼女は、「やっ!…ダメダメッ…やあぁんっ…!」と逃げるように身体をねじる 逃げないように脚を抱えて続ける。 「ホントに…ダメダメダメッ…」と強く喘ぐ 舐めるのを止めると、いじわる…と言ってるかのように「ううん〜…」と泣いているように声を上げている。 彼女は、自分が責められるのから逃れるように、俺を仰向けにし、お返しとばかりに身体中に唇を這わせてくる。 何度か身体を合わせたことで、だいぶ慣れてはきたようだがまだまだたどたどしい。 それはフェラにしても同じだった。 それでも彼女は一生懸命、 俺を気持ちよくさせようとしてくれてるのだろう。そのたどたどしい動きや唇、舌の使い方が逆に愛おしかった。 それでも俺のペニスを咥え、強弱をつけたり、舌を使ったりとだんだん上達してきていた。 ゆっくりと目を閉じながらフェラをしている彼女を見て、またイタズラしたくなり、頭を押さえて、グッと奥まで入るように腰を動かした。 「うぐっ…うう〜うう〜」と苦しそうに喘ぐ。手を離して解放してやると、 「…なんで今日、そんなに意地悪するの…」と、涙目で息を荒げなから言ってきた。 「なんか、可愛くて可愛くて…イジメたくなっちゃったんだよ笑」 と、ニヤけながら答えた。 「もう…意地悪しないで…」とか細い声で答え、俺の尻をつねって、「う〜!」と、冗談っぽく、軽くペニスに歯を立てる素振りをしていた。
25/11/17 19:13
(uwRlCOzm)
投稿者:
やつ
そのままフェラを続いた彼女の身体を動かすように誘導し、69の体勢になった。
彼女の小さな桃尻があらわになる。 そして秘部も目の前に。 69になるのは初めてで、その体勢になって俺の目の前に秘部があらわになっていることに気づいた彼女は、その体勢から逃げようとする。 逃げないように脚と腰を押さえ、そのまま顔を上げ秘部にしゃぶりつく。 「やだっ!…恥ずかし、恥ずかしいよぉ…やんっ!…んっ!…」 嫌がりながらも諦めたのか、そのままペニスをしゃぶり続けた。 そろそろいい感じになってきた俺は彼女を横にし、コンドームを付けて挿入した。 挿入した時に見せる、快感に耐えながら切なげに、そして喜びを感じている表情が好きだった。 正常位で挿入、騎乗位から対面座位と体位を変えた。 彼女は抱きつき、快感を抑えつけるかのごとく、キスをしてくる。 「ああ…お父さん…気持ちいい…?私も…気持ち…あっ…いいよ…」 「好き…お父さん…お父さん…大好き…大好き…んんっ!…」 正直、以前から抱き合ってる時には、「お父さん」は辞めて欲しかったが、「なんて言えばいいの?」と聞かれると答えに困るので、そこは言わずにいた。 そこから桃尻を掴みながらの激しい後背位に1番激しく反応していた。 バックでもイキたいところだが、イク時は顔を見て、抱き合っていたい、というのが彼女の希望のようなだった。 「杏奈ちゃん…もういいかな…イキそう…」 彼女は頷き、今まで以上に身体を絡めてきた。 そして、2人ともお互いに、「イクっ!イクよ!イクっ!」「あああぁ~!あああぁ~!」 と絶頂の声を上げていた。 それから俺は枕元でタバコを吸い、彼女は布団から目元だけを出して煙の行方を追っている。 ラブホで情事が終わったあとは、彼女は必ず布団に潜り込む。目が合うと、さっと顔を引っ込めるのだった。 彼女なりの賢者タイムなのだろう。 その行動が愛くるしくて、ニヤけながら彼女の動きをずっと見ていた。 それからしばらくしたある日、彼女からメッセージが届いた。 「お願いがあります。近いうち、できたらなるべく早いうちに海に連れてってほしいです。できたら明るいうちに見たいので、土日に連れてってもらえませんか?」 言われてみれば、いつも会っていたのは夜だった。彼女にしてみれば、同じ年頃の人達のように日中からデートしてみたい、という気持ちもあるのだろう。 土日はだいたい家に帰っているのだから、何かの理由で帰らなくてもいいだろう。 そう思って、OKの返信をした。 約束の当日、車でドライブをしながら海岸を走らせていた。 彼女は、車窓から見える海の景色に感嘆の声を上げながら、ずっと眺めていた。 しばらくドライブした後、適当な所で車を降りた。 2人で砂浜を歩いていると彼女は 「あのね、生まれ変わり、って信じる?」 そう言った。 「う〜ん、考えたことないなぁ。よくテレビとかでは見るけど。」 「よく生まれ変わったら、とか聞くけど、ドラマとかだとよく、以前の記憶がなくなるみたいな。そんなのやだな、って。」 「お父さんの事、忘れるなんて嫌だし、どんな形でもお父さんと繋がってられる今しか考えられないから。生まれ変わっても、必ずお父さんと会えるのか分からないんだったら、生まれ変わりたくなんかないかな…うふふっ、なんか変な事言っちゃいましたね笑」 一筋の強い浜風が吹いた。彼女は、きゃあ、と声を上げ 「風、強くなってきたから車に戻りましょ」と言って軽く俺にキスし、手を引いて車に行こうと引っ張った。 今夜は夜にバイトを変わった、ということで、夕方近くに彼女を送った。 アパートの近くで車を停めると 「お父さん…今日は我儘聞いてもらって、ありがとうございました。」 と、今更ながら他人行儀な事を言ってきた 気にせず、また行こう、と約束して俺達は別れた。 バックミラー越しに彼女の姿があった。 何か呟いてるように見えた。そうして俺の車が見えなくなるまで、彼女はそこに立っていた。 そして 彼女は俺の前から消えた。
25/11/17 23:36
(uwRlCOzm)
投稿者:
やつ
彼女からの連絡が来なくなった。
こちらからメッセージを送っても既読もつかない。もちろん、電話しても出ることはなかった。 「どうしたの?具合悪い?」 「何かあったのかな?いずれにしても連絡してください。」 等、こちらからの問いかけにも一切反応がなかった。 俺は一抹の不安を覚えた。何か彼女を怒らせるようなことをしてしまったのではないか、といろいろ思い浮かべていた。 あまり、どうした、とばかりメッセージを送っても、と思って仕事であった事や、以前行った店の事等、普通の会話のような事も言ってみた。だが、結果は同じだった。 しばらく経ったある日、朝起きるとメッセージが届いていた。 時間は明け方の4時。飛び起きてメッセージを開いた。そこにあったメッセージは 「お父さん、急にいなくなってごめんなさい。ずっと、ずっと大好きです。ありがとうございました。」とあった。 すぐ電話をかけてみた。メッセージも送った。だが、彼女は何も反応しなかった。 これは別れのメッセージなんだろう…でも、理由くらい教えてくれても… そう思いながら、やり場のない気持ちをずっと堪えていた。 また月日は流れ、今日は娘の成人式だ。 晴れ姿を見るために、俺は単身赴任先から家に帰っていた。 成人式に送りに行った際、もしかしたら彼女が来ているかも、という期待もあったからだ。 早朝暗い内から娘の着付けに送迎し、会場へ妻と送り届けた。 着いてくるのを嫌がる娘を横に、俺も会場の入り口へと向かった。 成人式を迎える何百もの若者の中から、彼女の姿を探した。 だが、見つけることはできず、諦めて家に戻った。 翌日の昼近く、成人式の後、友達と朝方近くまで遊びに行った娘が降りてきた。 成人式、どうだった?と話を振った。 久々に会えた同級生もいた、との事で娘は多弁だった。 俺は話の流れからそれとなく 「杏奈ちゃんも来ていた?」と聞くと、 「杏奈?来てなかったよそういえば。」と素っ気なく返事した。 俺はそれ以上何も聞けなかった。 その日からしばらくして家に帰った時、娘から思わぬ事実を聞かされた。 「杏奈ねぇ、学校辞めたみたいだよ。付き合ってた彼氏とデキちゃって、そのまま結婚したみたい。」 ショックだった。俺は動揺を押さえながら、そうなんだ、と返事し話を聞いていた。 「杏奈の家の近所のコから聞いたんだけどね、結婚したのとは関係ないみたいだけど、家ごと引っ越しもしちゃったみたい。誰も連絡取れなくなったみたいだよ。」 その夜、タバコを買いに行くと言い、家を出て彼女の家まで来ていた。 そこは娘が言った通りもぬけの殻で、「売り物件」の看板が掲げてあった。 これで良かったんだ。彼女は、先の見えない俺との関係より、真っ当な人生を選んだんだ…俺はいつも思ってたじゃないか…ずっとこのままでいいのか、彼女はちゃんとした恋愛をして幸せに生きる様にしてあげないといけないんじゃないか、って… それから5年の月日が流れた。 時の流れは、時に残酷な現実を見せてくれる。 成人式から2年後、妻は、赤信号で突っ込んできた車に横から激突され、この世を去ってしまった。相手は飲酒運転だった。 妻の亡骸を目に、俺は呆然と立ち尽くすことしかできなかった。 妻は俺の裏切りを知ることもなく、亡くなってしまったことに俺は申し訳なさと自分の狡さになり切れない思いをしていた。 娘は学校を卒業してから、東京の方で就職していたので、俺はこの家に1人残されることになった。 妻が亡くなって3年が経った。娘は時々俺の事を気にかけて連絡してくるが、仕事も順調で向こうにいい人もいるようだった。今後、こちらに帰ってくることはなさそうだ。 妻が亡くなってから俺は単身赴任から戻っていた。毎朝起きて、妻の遺影に手を合わせ仕事に行く。仕事から帰ると、1人買ってきた総菜を酒を飲みながら食べるという生活を続けていた。 彼女とはあれっきりだった。俺はもう過去のものにしようと言い聞かせたが、何かの拍子に思い出しては彼女の面影を思い返していた。 ある日、職場の同僚の出産祝いを買うため、仕事の途中だが別の同僚と大型のショッピングセンターに来ていた。 その同僚がまとめ役のため、俺自身は関係ないのだが、1人では決めかねる、との事で外回りのついでに付き合わされた。 「別にこんなとこまで来なくても、職場の近くでも良かったんじゃないか?」 「いやでも、大きい店の方がいろいろあって選びやすいじゃないですか。」 まぁ、それも一理あるな、と思いながら、同僚がプレゼントを選ぶ為に子供の衣類やオモチャのある売り場に来ていた。 子供向けのいろんなオモチャがある中で、見慣れたキャラクターがあった。 「これ、愛茉が好きだったやつだ。今でも人気なんだなぁ」そう思いながら売り場を歩き回っていた。 すると、5、6歳くらいの女の子が走ってきて、俺にぶつかってきた。 転びそうになったその子を咄嗟に支えると、知らない男に抱きかかえられてびっくりしたのだろう、その場に固まって立ちすくんでいた。 「大丈夫?ごめんね、おじさんよく見ていなくて…痛いとこない?」そう言うと女の子は緊張した顔をして、コクンと頷いた。 その子の顔を見て、ん?と思うとこがあった。「誰かに似てる…」 すると向こうから親らしき女性が慌てて近づいてきた。 「すみません…」と近づいてきたその女性を見て、俺の身体に衝撃が走り、あっ、と思わず声に出した。 女性も俺の顔を見て、えっ!?…と声に出していた。 それは間違いなく彼女だった。
25/11/18 15:38
(up3uLtr4)
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