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夜這い
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:夜這い
投稿者: yobaiya
俺の人生も、もう終盤に差し掛かっている。

農家に生まれ、結婚して4人の子供を育て上げ、その子供たちもそれぞれ独立してめったに帰って来ない。
農作業は続けているが、それもいつまでできることか…

この数十年の間、農村にも文明が入ってきて、俺もパソコンやスマートフォンを使うようになった。
妻にはとっくに先立たれ、再婚もしなかったので、性欲だけは溜まる。暇に任せてスマホで性欲解消になるネタを探す内に、このナンネットにたどり着いた。
《ロリータ官能小説》
自分がロリータコンプレックスなのか、分からないが、13歳で初体験した時、相手の少女はまだ12歳だったので、ロリータと言って良いだろう。その少女を犯した時の話を書けば、この掲示板の読者の皆さんに喜んでもらえるかもしれない。
そんな想いで、この話を投稿してみることにした。
学のないただの農夫なので、小説と呼べるような立派な物にはならないと思うが、そこはご容赦願いたい。

中学1年の時、俺は同級生に恋をした。『沙弥』という名の、美しい少女だった。
思春期のこと、ひとたび恋を意識すると、授業中でも放課後でも、その子に視線を送らずにはいられない。
当の少女は俺の視線に気づくと、目をそらし、わずかに頬を紅くする。
俺と沙弥は、二人きりで会話したこともなかったが、そんな視線のやりとりを続ける内に、いつか告白のチャンスが巡ってくるのではないかと期待していた。
ところが、先手を打たれてしまった。

俺と彼女の共通の友達に、景子という女子がいた。サバサバした、歯に衣着せぬ物言いをする女だった。
ある日の帰り道、景子が後から追いついて来て、話しかけた。
「ねぇあんた、沙弥のこと好きなの?」
いきなり図星を指され、俺はうろたえて
「うるせぇな!お前に関係ねぇだろ!」
と怒鳴った。だが景子は少しも怯まず
「沙弥、困ってるよ?他に好きな人がいるみたい。あんたに告白とかされたら、どうしようって…」
それだけ聞けば十分だった。俺は景子に
「そんなの、いちいち言いに来るんじゃねぇよ!」と怒鳴ると、家に向かって駆け出した。

走りながら、泣いた。家に着いても、2時間くらい涙が止まらなかった。
泣き腫らした眼を家族に見られたくなくて、俺は『隠れ家』に籠もった。
それは、敷地の端にある、使われなくなった納屋だった。
中には古い農機具や古道具、新聞や雑誌の束がホコリを被っていた。俺は暇な時、その中の雑誌のホコリを払い、パラパラめくって過ごしていた。だがその中の数束、親父が若い頃読んだエロ雑誌の束だけは、興味はあったが紐を解かなかった。それに気付いた時、俺はすでに沙弥に恋していたので、そんな物を見ることは彼女を汚すことになるような気がしたからだ。

その日、俺は初めて紐を解いた。沙弥にフラレてヤケになっていたし、もうガマンする理由もない。
そこには、俺が知りたかった性の知識が全て載っていた。特に、雑誌の大半を占める、エロマンガ。
保健体育で、性交とは男のチンポを女のマンコの穴に挿入する事だと教わったが、その時男と女はどんな体勢になるのか?挿入する穴とは、マンコのどの辺にあるのか?(当時は成人女性のは見たことがなかったので、大人も子供もスジ1本だと思っていた)小便が出る穴とは違うのか?クリトリスという器官の存在も、この雑誌で初めて知った。
頭の中でモヤモヤしていた中途半端な知識や疑問が次々と解明され、俺は夢中になった。

そして、マンガなので当然ストーリーがある。様々な設定で男が女を犯す。強姦、痴漢だったり、ナンパだったり。犯される女も、女子中高生、女子大学生、OL、看護婦など様々だった。

何冊かある雑誌の中に『夜這い』というタイトルで、一冊まるごとよばいで女を犯す話ばかりを集めた本があった。俺はそれに特別魅かれ、シャツの中に隠して自分の部屋に持ち込んだ。

それから俺は、毎晩その本を繰り返し読んではオナニーしまくった。
夜這いとは、夜に女の寝室寝に忍び込み、眠っている女を脱がして触り、犯すことだ。その本に出てくる女はみな同じように、最初は男の侵入に気付かず、眠ったまま触られて、感じ始めた。そして愛撫が激しくなって来た所で目を覚ます。
その後の反応は、シチュエーションによって異なる。相手の男が嫌でなければ、そのまま応じて喘ぎ始めるが、嫌いな男や、父や兄、叔父などヤッてはいけない相手だった場合は、抵抗して暴れる。しかし結局は身体を押さえつけられ、胸やアソコを愛撫されると、快感に『我を忘れて』抵抗できなくなり、最後までヤラれてしまう。

今なら、実際の女性はそんな単純なヤツは少ないと分かるが、当時の俺は鵜呑みにした。
そして、その本を繰り返し読む内に、ふと思い付いた。
『なんだ。沙弥のことも、こうやればいいんじゃねぇか』と…
 
2022/08/23 23:28:36(TIZ4Rsd9)
2
投稿者: 夜這い
『夜這い』のマンガに出てくる男たちは、異口同音に「女は一度ヤッちまえばこっちの物」と言っていた。
最初俺は、何がこっちの物なのか分からなかったが、繰り返し読む内に『犯す前はこちらを嫌い、反抗的だった女も、一度犯されて感じまくる姿を見られると、従順になり、何度でもセックスに応じるようになる』といった意味だと分かってきた。

沙弥もそうなるだろうか?
もしそうなら、視線を送ったり、告白したりの段取りを踏む必要はない。
沙弥の家の寝室に忍び込み、寝ている間に寝間着を脱がし、胸やアソコを愛撫して感じさせてやればいい。目を覚まし、抵抗するかも知れないが、細くて小柄な沙弥に、俺が力で劣ることはないだろう。押さえつけて最後までセックスをやり遂げれば、それより後は『こっちの物』。毎晩でも沙弥の部屋に通い、犯してやる。そうする内に沙弥も、今想っている男の事は忘れて、俺を愛するようになるだろう。
そこまで都合よくならないとしても、このままフラれてただの同級生で終わるより、ずっとマシに思えた。

俺は『夜這い』の中の、セーラー服の女子高生が叔父に夜這いで処女を奪われ、その後も繰り返し犯されて快楽に溺れて行く話に、沙弥を重ねて、毎晩何度も繰り返し読んではオナニーした。
そうする内に、『沙弥の家の寝室に忍び込んで沙弥を犯す』という思い付きは、ただの妄想から、現実に実行するべき計画に変わった。
あとは、いつ実行するか。それだけだった。

何か理由や思惑があって、その日を選んだのではない。初夏のある日、家族が寝静まった後、ひとりでその場面を想像しながらシゴいていた時、ふと『いつ実行するかって、いつだ?…今夜これからじゃ、ダメなのか?』と考えた。そして、いくら考えても、ダメな理由は思い浮かばなかった。
俺は起き上がり、寝間着を脱ぎ捨て、シャツとズボンを履いて家を抜け出した。

当時、俺や沙弥の家のようなそこそこの規模の農家は、生垣に囲まれた屋敷に住んでいた。家の間取りはどの家もほとんど一緒。生垣が切れた所から敷地に入ると、正面に玄関。さすがに夜は鍵が掛かっているが、そこから左手に回り込むと、前庭に侵入できる。屋敷の前庭側には、長い縁側。雨の日や寒い時期は、縁側の先の雨戸が立てられていたが、この季節ならそれもない。その気になればいくらでも縁側を越えて居室に侵入できた。現代では考えられない不用心さだった。

沙弥の家の敷地に入るのはその夜が初めてだったが、入ってみると思った通り、簡単に前庭から縁側へ上がり込めた。紗弥の部屋は、屋敷の玄関から一番遠い部屋だろう、と見当を付けた。どの家でも、未婚の娘は宝物なので、玄関から一番遠い部屋に仕舞われていたのだ。だがそのおかけで、玄関脇の部屋で眠っている沙弥の親父に気づかれず、夜這いをかけることができた。

縁側に座り、その部屋の障子をそっと開けると案の定、沙弥がこちらに背を向けて横向きになって眠っていた。
俺は布団の横まで静かに這って行き、眠る沙弥を観察した。
当時は男も女も、パジャマなど着ていない。寝間着と呼ばれる、浴衣のような着物に、平帯1本だけ。真冬でなければその下に肌着を着ることもなかった。
俺は沙弥の背後から襟元に右手を差し込み、左の乳房に触れた。

生まれて初めて触れる、おっぱいのあまりの柔らかさ、温かさに驚き、俺は思わず手を引っ込めた。だがすぐにまた触りたくなり、もう一度差し込むと、乳房を手のひらの中に収めてゆっくり揉み始めた。
すると、沙弥の呼吸が見る見る荒くなり、やがて「はぁーっ」とひとつため息をつくと、ゴロンと仰向けになった。
俺は沙弥の寝間着の襟を大きく広げた。
月明かりの中、現れた真っ白い乳房ふたつ。『夜這い』のマンガに出てくる女子高生とかより、はるかに小さいが、沙弥が教室で半袖体操着になった時に観察し、想像したものよりずっと大きく、もうしっかり『おっぱい』の形になっていた。

俺はそれをしばらく凝視したが、すぐにガマンできなくなり、夢中でしゃぶり付いた。
すると沙弥は、更に呼吸を荒くし、喉の奥の方から囁くように「ぁ…ぁ…んっ…」と喘ぎ始めた。
俺は沙弥に受け入れてもらえたように錯覚し、更に激しく嘗め、乳首を吸った。
しかしそんな幻想は唐突に、
「だ、だれ!?」
という沙弥の声によって破られ、現実に引き戻された。
22/09/04 00:00 (y3BFOl18)
3
投稿者: yobaiya
俺が反射的に顔を上げると、自分の胸を見下ろしていた沙弥と、真正面から眼が合った。
「ケンジ…くん?」
オドオドと問いかける沙弥に、なんと答えていいか見当も付かなかったので、俺はそのまま顔を伏せて愛撫を続行した。
「あ…いや!ケンジ君、なんでこんな…だ、ダメ!いやぁ!」
沙弥の声が次第に大きくなるので、俺は脅すように
「親父を呼ぶのか?」と聞いた。一瞬黙り込む沙弥。
「呼んでもいいぞ。殴り殺されるかも知れないが、その前に娘がおっぱいをしゃぶられてる所を見せつけてやる!」
すると沙弥はギュッと目をつむり、大きく首を横に振った。

沙弥の親父は、村内でも因業で知られる男だった。気に入らない事があると、相手が誰でも、女子供でも、すぐに手を上げるので、特に村の若者や子供たちからひどく嫌われ、怖れられていた。それは、実の娘の沙弥にとっても同じだったのだろう。沙弥には何の落ち度もなくても、屋敷の中で男とセックスしていたというだけで、どんな目に合わされるか…
だが、沙弥が親父に知られる事を恐れてくれたために、俺はこの夜這いをうまくやり遂げることができた。

沙弥は大声で助けを求めることはしなくなったが、だからといって簡単に抵抗を諦める訳がない。この時沙弥には他に好きな男がいたのだし、そうでなくても処女だったので、セックス自体、たまらなく怖くて恥ずかしいことだったのだろう。
必死に左右に身体をよじって俺の口から乳首を遠ざけようとするが、俺はそれを追いかけて、また口に含んだ。すると沙弥は、肘と踵を使ってずり上がり、布団の外に逃げようとした。俺はその細い腰に抱き付き、力任せに布団の上に引き戻し、両肩を上から押さえつけた。
「そんなに俺とするのはイヤか?」
「……」
「景子に言ったんだろ?俺の視線が迷惑だって」
「め、迷惑だなんて…」
「俺から告白されたら困るって、景子に言わなかったか?」
俺がそう言うと、沙弥は目を反らした。
『やっぱり!本当だったんだ!畜生!』
片思いが叶わず、フラれるのは仕方ないが、告白もしない前から俺の想いを迷惑がり、友達に相談するなんてあんまりだ!俺は逆上し、思い切り意地の悪い言い方で
「告白なんてしねぇから、安心しろ!その代わりが…これだ!」
言いながら平帯の下の寝間着の裾を広げ、いきなりパンティの中に右手を突っ込んだ。
「あっ!ダメ!そこは…やめて!」
言いながら、沙弥は乳首を俺の唇から避難させることを諦め、両手で俺の手首を掴んでパンティから引っ張りだそうとした。
俺はその右手を強引に引き剥がし、更に奥へと、初めて触れるワレメの襞の中の探索を進めた。

「け、ケンジ君!ごめんなさい。あたし…ちゃんとお話聞くから。聞いて、ちゃんと考えて、お返事するから。だからお願い、もう赦して…」
『何をいまさら!』
俺はこの沙弥の言葉にも、強く反発した。
いまさらこの強姦を中止して、そのあと告白したところで、沙弥からいい返事がもらえるとは思えない。まして俺は、彼女にこんな酷いことをしてしまった後だ。沙弥を俺の物にするには、このセックスを最後までやり遂げるしかないんだ!
俺は沙弥を黙らせるため、マンガで学習した、例の器官を探した。それは、処女の少女の場合、とても小さいらしい。
ひとつ深呼吸をしてから、内側の襞の隙間を、爪の先で下から上へ押し開きながら、ゆっくりとなぞって行くと、一番上端まで進んだところで突然沙弥が
「んっ!」と叫んで大きく跳ねた。
『これか!クリトリス!』
俺はその豆粒を、一心不乱に責めた。指先の動きに合わせて沙弥の身体が、釣り上げられた若鮎のように激しく跳ねる。
「そ、そこ!それ!弄っちゃダメ!何にも考えられなくなっちゃう…」
そう聞かされては、尚更止める訳には行かない。俺は指先に全神経を集中し、更に速く、細かく動かした。
「ああっ!ケンジ君、イジワル!キライ!んっ!」
そう言いながらも、俺の手首を掴んだ沙弥の手から、見る見る力が抜けていく。
『こ、これが、我を忘れるってやつか?すげえ!このままもう少し気持ちよくしてやれば…』
だがその時、俺は自分のチンポの異変に気づいた。握っても触ってもいないのに、勝手にビクンビクン動いて、今にも射精しそうだった。童貞だった俺には、沙弥が感じまくる姿は刺激が強すぎたらしかった。

当時の俺の精力なら、ここで1回出したとしてもすぐに回復して挿入できただろうが、さすがにそれはやった事がなく不安だったのと、沙弥に、挿れる前に出してしまう情けない姿を見せたくなかった。
俺は急いで沙弥のパンティを脱がせ、脚を広げさせて挿入の体勢になった。
それに気付いた沙弥は慌てて脚を閉じようとしたが、一瞬遅い。チンポの先とワレメが数センチまで接近した所で
「ダメ!それだけは…赤ちゃんができちゃう!」
これにはさすがに一瞬怯んだが、保健体育で習った知識を総動員し、
「女の排卵日は、月に一度だけだろ?今日がその日なのか?」
と聞いた。
「…分かんない…」
「じゃあ、確率は30分の1だな?それで妊娠するなら、俺達は運命で結ばれてるってことだ」
「そ、そんな…やめて!こわい!おねが…いっ!痛っ!いやぁ!」
沙弥がやめてと懇願する間に、挿入が始まった。月明かりの中、まだ半分外へ出ている陰茎が、赤く染まっているのが見えた。
「痛い!痛いよぉ!お願い抜いて!」
沙弥の苦痛を訴える声が結構大きいので、俺が脅すように
「親父がくるぞ!」と言うと、沙弥はハッとして、声が漏れないように寝間着の袖を口にくわえた。
「うっ!ぐっ!ううっ!」
先端が子宮口まで到達した後、俺がゆっくりとピストンすると、再突入の度に沙弥が苦しそうに呻いた。
『おかしいな?』
俺は焦った。納屋で見つけたマンガには、夜這いの本以外にも、JCやJKの処女が犯される場面がいくつも出てきたが、それらの処女はみな、挿入時には出血して痛がるが、ピストンされている内に苦痛が快感に変わり、最後は感じまくってアンアン喘いでいた。
『あれは、マンガの中だけの作り話だったのか?このままじゃ、沙弥を虐めただけで終わっちまう!』
そう思っていても腰は止まらず、射精感は止めどなく高まって行き…大量に射精し、俺の初体験は終わった。

射精した途端、激しい罪悪感。
前戯の時はともかく、挿入で沙弥に快感を与えられなかったこと。
何より、力づくで犯したことで、沙弥との関係を決定的に壊してしまったこと。
これからも、快楽に溺れさせて身体の関係を続けることはできるかも知れないが、純愛に戻ることは不可能だろう。

だがそれでも当時の俺は、女の前で謝ったり、後悔の言葉を口にしたりすることができない。
イキがって、悪ぶって、沙弥に向かって
「ああ気持ちよかった!ありがとうな!」と言ったが、沙弥は俺に背中を向けて横向きになり、返事もしない。
せめて、『ひどい!何でこんなことするの?』と非難してくれれば、言い訳もできたのだが。
仕方なくズボンを履くと、「じゃあな!」とだけ言い捨てて、沙弥の屋敷を後にした。
22/09/12 14:29 (0kDTU2RV)
4
投稿者: yobaiya
家に戻った時、時刻は午前3時を回っていた。
夜が明ければ学校があるので、すぐに眠ろうとしたが、興奮でなかなか寝付けない。結局、明け方に少しウトウトした程度で夜が明けた。
昨夜の事を親に怪しまれない為にも、休むわけには行かない。俺は冷たい井戸水で顔を洗って目を覚まし、何とか登校した。しかし、沙弥は来ていない。
『あの親父に、何て言い訳して休ませてもらったんだろう?』
俺は不安になったが、まさか沙弥の家まで行って聞く訳にも行かない。
家に帰っても、今にも沙弥の因業親父が怒鳴り込んで来そうで落ち着かなかったが、寝不足もあり、その内に爆睡してしまった。

翌朝登校すると、沙弥が来ていた。さすがに元気そうではなかったが、見るからに落ち込んだ様子でもなかったし、眼を泣き腫らしてもいなかったので、ひとまず安心した。
俺と沙弥の帰り道は途中まで同じ。
放課後、先に教室を出た沙弥を、俺は後から走って追いかけた。俺が走って来るのに気付くと、沙弥はビクッとして立ち止まった。
俺は追い付いて
「一昨日は、気持ちよかったな?」と声を掛けた。沙弥は俯き、首を左右に振った。それを無視して
「またやろうぜ!今夜行くからな!」
俺がそう言い捨てて先に行こうとすると、沙弥が後から
「お願い!もう来ないで!」と言った。
振り向くと、沙弥は俯いて涙をボロボロ流していた。
「もういや…お願い、もう赦して…」
震える声で訴えたが、俺の方は、やめてやる気にはとてもなれなかった。

俺の目的は沙弥の処女をもらうことではない。夜這いのマンガに出てくる少女達のように、性の快楽に溺れさせ、身体の関係を続けること。そしてその先には、沙弥と心を通わせる仲になれる。そんな希望をまだ諦め切れずにいたのだった。

「そんなにイヤなら、雨戸閉めとけよ。そうすりゃあ俺だって、お前の部屋に入れねぇからな」
これは沙弥にとって、無理難題だった。
季節は初夏。村のどの家も、寝る時も雨戸を閉めてはいなかった。あの因業親父がいる家で、沙弥が雨戸を閉め始めたら、必ず見咎められるだろう。理由を聞かれて、まさか『夜這い男が部屋に入れないように』とは言えないだろう。

その夜、沙弥の家に行ってみると、案の定雨戸は閉まってない。
前庭から縁側に這い上がり、沙弥の部屋の障子を開けると…沙弥が布団の上に正座していた。
「待っていてくれたのか?」
俺が沙弥に話しかけると
「するなら、早く済ませて。お父さんに見つかっちゃう!」と小声で答えた。
「早く、こいつが欲しいのか?」
俺が勃起したチンコを握りながら言うと、沙弥は無言で顔をそむけた。

沙弥の横まで這って行き、布団の上に押し倒す。寝間着の襟を大きく広げて胸を露出させ、舐め始めると、すぐに呼吸が荒くなる。やがて自分から袖を口にくわえた。喘ぎ声を俺に聞かせないためらしい。
声は聞けなかったが、代わりに圧倒的な芳香が俺の鼻を襲った。汗と石鹸と、沙弥の甘い体臭。それに、アソコから滲み出してくる愛液の、熟した果実のような匂い。それらが渾然一体となり、痛いほど俺を勃起させた。

『上半身でこれだけ匂うのなら、アソコに鼻を近づけたら、どうなっちまうんだ?』
そういえば、夜這いのマンガによく使われる性技で、まだ試していないのがあることを思い出し、俺は沙弥の下半身の方に移動すると、パンティを脱がせた。
まだ脚を開かせて挿入するには、濡れが不十分な段階だったが、沙弥の方にも早く終わらせたいという気持ちが強かったのか、抵抗はしなかった。

両膝を立てさせ、アソコのワレメを凝視していると、沙弥が「あんまり見ないで。恥ずかしい…」と言った。
見ないでと言われても、月明かりのみなのでよく見えない。まるで花に誘われる蝶のように、俺は匂いを頼りに口をそこに近づけ、しゃぶり着いた。
「ひゃあっ!ダ、ダメぇ…そこ、舐めないで!いやぁ!」
沙弥は激しくイヤイヤをしながら両手で俺の頭を押し退けようとしたが、そんな抵抗もすぐに収まり、俺の額に手を添えて、舌の動きに合わせてビクッ、ビクッと反応するだけになった。
愛液が、止めどなく流れ出てきて、俺の口の周りをビショビショにした。

『そろそろだな。今日こそは!』
いくら胸なめや手マン、クンニで感じさせても、沙弥が心で俺を拒んでいるのは分かっていた。だが『ひとつになる』時に、一緒に気持ちよくなれれば、受け入れてくれるのではないか?その時の俺はそんな淡い期待を捨てきれずにいた。

ゆっくりと挿入し、奥まで届かせる。
「まだ痛いか?」
「ちょっと…押されて苦しい…」
「これでどうだ?」
俺はゆっくりと出し入れを始めた。
「んっ…」
沙弥は顔を背け、目を瞑り、次第に呼吸を荒くして行った。
「気持ちいいのか?」
沙弥は慌てたように、大きく首を横に振ったが、感じ始めていることは明らかだった。
『やった!沙弥がチンポで気持ちよくなってる!』
そういえば、夜這いのマンガでは、男がピストンを始め、女が感じ始めると「イク!イクぅ~」などと叫ぶ場面がよく出てきた。女が『イク』とはどんな状態なのか、マンガではよく分からなかったが、『このまま動き続ければ、沙弥もイクのだろうか?』そんなことを考えながら夢中で動いている内に、残念ながら抑え切れない射精感が来て、あっさり発射して果ててしまった。

俺が脚の間から退くと、沙弥は最初の時と同じように、俺に背を向けて横向きになったが、まもなく肩を震わせて嗚咽し始めた。
「あたし…こんなに恥ずかしい所いっぱい見られて…もう他の人のこと、好きなんて言えない…」

沙弥に他に好きな男子がいることは知っていた。
このセリフ。俺に汚されたせいで、そいつへの想いを諦めなくてはならなくなった…という恨み言にも、もう他の男との恋愛はできないから、責任を取ってくれ…という意味にも取れた。
俺は勝手に都合のいい方に解釈した。

沙弥の背中のすぐ横に座り、耳元に口を寄せて「お前はもう俺の物だ。一生放さねぇからな」と言ってやった。
それに対し、沙弥は、いいともいやとも言わなかったので、この俺の言葉をどう受け止めたのか、分からなかった。

今も、分からないままだ。

22/09/29 21:38 (xAcxX7Nk)
5
投稿者: yobaiya
その後も俺たちは、心は通い合わないまま、身体だけの関係が続いた。

本当なら毎晩でも通いたかったが、それだとさすがに睡眠不足になり、周囲に怪しまれるので、ほぼ1日おきにした。
沙弥は、回数を重ねるごとに、挿入でも感じるようになり、喘ぎ声を俺に隠すこともしなくなって行った。
それでも、ヤッてる時以外は素っ気ない。話しかければ一通り返事はするが、沙弥から話すことはほとんどなく、無論笑顔も見せなかった。

季節は次第に夏に近づき、村は農繁期を迎えた。
この時期農家に生まれた男子は、学校から帰宅するとすぐに、農作業の手伝いをさせられた。これについて行けないと、周りからひ弱なヤツだとバカにされるので、手は抜けなかった。一日終わるとフラフラで、夜ふかしして夜這いに行く余裕はない。
沙弥の部屋に行けなくなって、数日経ったある日、学校の廊下ですれ違う時、ふいに彼女が「もう、来ないの?」と聞いてきた。
俺は反射的に
「ああ、わりぃ。ここん所…」
と言い訳してから、ハッと気付き、ニャッとして
「俺が行かねぇと、寂しいか?」と聞き返した。
沙弥は真っ赤になって俯き、何度も首を横に振って、
「来るんなら、色々と準備があるから…」
と答えた。
「もう少しで手伝いが終わるから、そしたらまた、再開だ。」
俺がそう言うと、沙弥は心なしか、ホッとしたように見えた。

沙弥も村の子供だから、今の時期男子がどれだけしんどいか、知っているはず。なのに、わざわざこんなことを、しかも学校の廊下なんかで聞いてくるとは。俺だけじゃなく沙弥の方も、セックスへの依存が始まっていたようだった。

1週間ぶりに沙弥の部屋へ行った時、彼女のそこは、愛撫を始める前から濡れそぼっていたので、俺はほとんど前戯なしに、挿入の体勢になった。
先端が閉じた筋マンに触れた途端、大陰唇が勝手に開いて、吸い込むように俺のチンポを呑み込んで行く。そんな錯覚を覚えるほどの滑らかさで、奥まで届いた。
そこから、一心不乱に腰を動かす。沙弥の方も物凄く感じているらしく、次第に喘ぎ声が大きくなる。
二人ともこの行為にすっかり慣れ、不用心になっていたのだと思う。

ある夜、俺がいつものように夢中で腰を振っていると、いきなり襖が開き、大きな足が俺の右肩を蹴飛ばした。
その拍子にチンポが膣から抜け、俺は下半身丸出しの情けない姿で畳に這いつくばった。見るとそれは、沙弥の親父だった。
親父は俺のシャツの襟首を掴むと、障子を開けて俺を前庭に放り投げ、自分も裸足で降りてくると、大人の容赦ない全力で、俺を殴り始めた。
1発、2発、3発…
たちまち鼻血が溢れ、口の中も切れて顔面血だらけになった。それでも親父は殴るのを止めない。
『このまま、殴り殺されるのか?』
そう思うと無性に腹が立ち、俺は殴り飛ばされてうつ伏せになった時、手頃な庭石を掴むと、振り向きざまにブン回した。それが見事に親父に命中し、親父は頭を押さえてうずくまった。

そのスキに俺は、裸足にフルチンのまま一目散に駆け出し、家に着くとそのまま納屋に飛び込んだ。
顔面の血だけでも何とかしたかったが、とてもじゃないがこんな姿で母屋には行けない。痛みと興奮で眠ることもできないまま、夜が開けた。

すると、いきなり納屋の戸が開いて俺の父親が現れ、外へ引っ張り出された。
しかし父親は俺の腫れ上がった顔を見ると
「誰にやられた?」と聞いてきた。
「沙弥の親父だ。俺を殺す気だった!」
そう告げると、普段温厚な父親が見たこともない恐い顔になり
「そんなら、話を着けにゃならんな。とりあえずズボンを履いてこい!」と言った。

同級生の女子の部屋に忍び込んで、悪さをしていたのを見つかったのだから、当然謝罪させられると思っていた。しかし、俺を殴り殺そうとした男に頭を下げるのは、どうしても納得が行かなかった。

俺達が沙弥の家に着くと、すぐに因業親父が玄関先まで出てきて
「ウチの大事な娘を傷ものにしやがって、どうしてくれる!」と怒鳴り散らした。
しかし意外にも父は、沙弥の親父を睨みつけ
「おめえ、俺の息子を殴り殺そうとしたな?」と低い声で言い放った。
「人の家にコソコソ忍び込んで、娘に手を出して!殴られて当然だろうが!」
親父はそう言い返したが
「そうかも知れんが、命まで取っていいって法はねぇぞ。こりゃあ、村長に仲裁してもらうしかねぇな!」
父がそう言うと、親父は無言でこっちを睨みつけていたが、
「分かった!そうすべぇ!」と言って、玄関の戸をピシャリと閉めてしまった。

この当時、村内で揉め事や暴力沙汰が起きた時の解決方法として、「村長の仲裁」は絶対だった。どちらかがそれを言い出した時、反対したり、仲裁の結果に従わなかったりすると、村八分になる。
さすがの因業親父も、この掟には逆らえなかったようだ。
その夜、村長の屋敷で話し合いが持たれた。俺も連れて行かれたが、参加はせず、隣の部屋で待たされた。と言っても襖で隔てられているだけなので、話の内容は丸聞こえだった。

おそらく、村長の判断で分が悪いとなった方が、金を払って収めるのだろう。そう予想して聞き耳を立てていたが、話は意外な方向へ流れていった。
村長はまず
「ケンジがやってたことは感心しねぇが、二人が好き合ってそうなったんだろう。そこはお互い様ってことで…」
と言い出した。
『違う!沙弥とのことは、俺が一方的に…』俺はそう叫びたかったが、思えば沙弥の親父に見つかった時、沙弥は俺のチンポを受け入れて夢中で喘いでいた。大人たちにそう捉えられても仕方なかったのかも知れない。
すると沙弥の親父が
「そうかも知れんが、あんな恥知らずの娘、家に置いとけねぇぞ!責任取ってくれ!」とガナリ立てた。
『責任って、どうやって?』
俺が更に聞き耳を立てていると、村長が
「そんなら、今後沙弥のことは、おめぇんとこで面倒見るってことで、なぁ?」
と、俺の親父に同意を求めたらしかった。
『とんでもねぇことになった!』
俺は愕然とした。

それから数日して、沙弥は身の回りの物を持って、俺の家に移って来た。
沙弥が家に来てくれるのは、勿論嬉しかったが、そのせいで沙弥は…
俺はその夜、沙弥にあてがわれた部屋に行き、正座して頭を下げた。
「ゴメン!俺、まさかこんなことになるなんて!」
22/10/05 21:31 (uef6iNNu)
6
投稿者: yobaiya
俺は沙弥の部屋で、畳に手をついて謝った。
ところが沙弥は、そんな俺に向かい合って正座し、同じく手をついて
「一日も早くこの家に馴染めるように頑張ります。今日から宜しくお願いします」と他人行儀に頭を下げた。

この丁寧すぎる挨拶は、俺の謝罪に対する拒絶。俺の身勝手な行動のせいでこんなことになり、いくら謝っても、もう元の生活には戻れない。沙弥の深い悲しみと絶望に、俺はいたたまれなくなり、自分の部屋に逃げ帰った。

それから、俺たちはひとつ屋根の下で暮らし始めたが、夜、家族が寝静まっても、俺は怖くて沙弥の部屋には行けなかった。
ところが、そんな生活が始まって1週間が過ぎた頃、なんと沙弥が深夜に俺の部屋に来た。
驚いて立ち上がり、近づくと、沙弥は逃げるように自分の部屋に戻って行く。それを追って沙弥の部屋に入ると、彼女は自分から布団の上に横になり、目を瞑った。
沙弥が俺の事を怒っているのは間違いないが、それとこれとは別、ということらしかった。
こうして俺と沙弥の性生活が再開された。

俺たちは同じ家に住み、一緒に食事し、農作業を手伝い、学校にも一緒に行った。そして、夜になるとほとんど毎晩交わった。傍から見れば、仲のいい婚約者同士に見えただろう。しかし、セックスの時に互いに快楽を求め合う以外、ほとんど会話もなく、彼女が笑顔を見せることもなかった。

そしてそのまま数年が経ち、入籍できる年齢になったので、俺たちは夫婦になった。
それまでは一応、排卵日を避けてやっていたが、入籍後は逆にその日を狙ってやったので、沙弥は間もなく妊娠し、長男を出産した。
赤ん坊の母親になると沙弥は、子供に対しては慈愛に満ちた微笑みを浮べるが、俺に対してはせいぜい愛想笑い程度だった。
ある晩俺は業を煮やして、沙弥に詰め寄った。
「なあ、まだ俺の事、許せないか?」
沙弥はハッとしたあと、俯いてゆっくり首を横に振った。
「そんなら、なんで笑わない?」
すると沙弥は、フルフルと震えながら泣き出した。
「私が許せないのは、自分のこの身体です。あの時私には、真剣に好きな人がいて、あなたに抱かれるのは嫌だった。なのに、何度もしている内に、あなたが来るのを心待ちにするようになってしまって…なんてだらしない!」
声を震わせてそう話す沙弥に、俺はかける言葉が見つからなかった。
「あなたはこの子の父親だから、これから先もずっと一緒に…でも、こんな身体で生きていかなければならない私は、心からの笑顔なんて、とてもできそうにありません…」
俺はまたも、自分の部屋に逃げ帰るしかなかった。

俺は思い知った。
納屋で見つけたマンガの女たちは、レイプでもセックスの快感に我を忘れ、一度ヤラれた後は、自分から男を求めるようになっていた。
沙弥を夜這いで犯した後の成り行きも、それと同じかもしれないが、沙弥はそうなってしまった自分の身体を呪い、幸福な笑顔を忘れてしまった。
実際の女は、エロマンガに出てくる女たちほど単純ではないのだ。
俺は沙弥の人生を奈落に落としてしまったのだろうか?

それから俺は、沙弥を抱くのに躊躇いを感じるようになった。
どれだけ丁寧に愛撫して沙弥を感じさせても、彼女は終わったあと、そんな反応をする自分を責め、落ち込んでしまうのだろう。
しかし当時の農村は、産めよ増やせよの時代。夫婦になった以上、子供一人つくっておしまいだなんて、許される雰囲気ではなかった。
俺たちは周囲の目にせき立てられるように子づくりに励み、更に3人の子をもうけた。しかし4人目の子を出産した後、沙弥は力尽きたように、あっさり亡くなってしまった。

結局俺は、沙弥という女を幸せにすることはできなかった。では、沙弥と共に過ごした時間、俺は彼女を苦しめただけだったのだろうか?
彼女が普段何を思い、どんな望みを持って日々を過ごしていたか、それは今となっては分からない。
しかし少なくとも、俺と数え切れないほど交わり、快楽を求め合っていた時間だけは、彼女は幸せだった。そう信じたい。
22/10/21 21:19 (W1h48lHE)
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