※舞台は令和時代ではありませんので悪しからず

息子が生まれたのを機に、社宅を出て一軒家を購入した。
当時はニュータウン建設も進みその後のバブル景気時よりも遥かに安く購入出来た。
隣近所の住民も皆、引越し組で新たな自治会が組織されるほど。
お互いに既に子供がいたり、出産前だったりしていたので、近所付き合いも良く
子供同士はお互いの家を行き来したりしていた。

隣の家の娘(真由子)はうちの息子と同い年で、同じ幼稚園から小学校に上がった。
低学年までは良く泊まりに来ていて
息子と一緒に遊んで、一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入って寝る。
いつもと違うのはご飯を食べて、お風呂に入って寝る。
それだけなのに子供たちはまるで旅行でも来たように楽しく過ごしていた。

遊びもそこそこにお風呂に入るように言うと
二人して目の前で服を脱ぎ始め全裸で競い合い様にお風呂場へ走って行った。
脱ぎ捨てられた息子の服は洗濯機へ
真由子の服は翌日持ち帰る為にリュックサックに片付ける。
女の子の服のたたみ方なんて解らなかったが一先ず綺麗にはたためていたはず。
もちろん下着もたたむ。男の子用と違ってゴムの入り方が違い最初は少し戸惑った。
真由子の服だけでも妻にお願いしたかったが、妻は夕食を作っていて手が離せないと言われ仕方なくたたんだ。

そしていつもお風呂上がりに身体を拭いて欲しいと甘えて来た。
もちろんそれは妻の役目。
女の子のいない私には未知の世界であった。

ところがある日夕食作りに思いの外時間が掛かってしまい妻が手が離せなかった。

妻にお願いされ湯上がりの二人を拭く事に…

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