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冬場の平日夕刻の話。
夜勤明けの眠い目をこすりながら、平日夕方という、ゴールデンタイムを満喫しようと、社会人一年目の相原ナオトは自宅付近を散策していた。 普段なら放課後の遊び場にもならないような狭い境内を持つ私鉄路線沿いの神社の脇を通ったとき、好奇心を刺激する光景が目に飛び込んだ。 木々に取り囲まれた境内の隅には、ファッションピンクとエメラルドグリーンの物体が置かれていた。 女児自転車だ。 しかもタイヤサイズとサドルの高さから見るとおそらく低学年程度の持ち主だろう。 その範囲を主戦場にする者としては、こんなチャンスを逃すわけには行かなかった。 境内入り口を過ぎていたため、Uターンをして歩くその足は、これから起きる何某かの出来事を期待して早まり、目線は境内から状況を伺おうと血走っていた。 入り口に着くと、これから行うかもしれない所業に後ろめたさを感じ、鳥居は潜らず、そっと脇から境内に踏み入れた。 よく言えば信仰心があり、悪く言えば根っからのビビリであるということだ。 そんなナオトが踏み入れた境内には、光り輝く自転車があるものの、その持ち主は目に入ることはなかった。 だが、落胆には至らない。 その神社には、裏手に急な丘があり、頂上には小さな祠があることを知っていた。 まだ希望はある。 そう思いながら、手すりを使わなければバランスを崩すような急な階段を、ゆっくりと登り始めた。 その時、期待に答えるように、胸踊らせるトーンの声が聞こえた。 「しっ!誰か来る…」 「うそっ…」 その声は、来客を予想していなかったことと、なにか秘事を含んだ様子を伺わせた。 更に期待を増したその足は、来訪を悟られても良いとばかりに、足音を響かせて、君たちのことは気づいて無いよと伝えようとするものに変わっていた。 登り終えたが四畳半ほどの広場には姿は見えず、業務冷蔵庫ほどの祠が建っていた。 ふぅーーー。 やっと登り終えましたよと言わんばかりのため息を、わざとらしくしたが周囲に反応はなかった。 あくまでも存在は知られたくないようだ。 しかし、祠の裏に身を潜めているのを、木々の隙間から溢れる夕日が祠の横まで影を伸ばし、ナオトに教えていた。 そのつもりならばと、ナオトも気づかぬ体をしながら、少女たちへのアプローチを開始した。 大きな柏手を打ち、あたかも存在をアピールするとともに、ナオトはおもむろに股間に手を伸ばした。 丈の短いダウンコートは、容易にズボンの膨らみを握り込むことができ、それと同時に少し荒目の吐息を吐き出した。 これみよがしと股間の膨らみを揉みしだくその所作は、まだ見ぬ姿の少女たちを意識するものだった。 罰当たりにも祠の目の前で、奉納するかの如く、その所作をナオトが行っているとき、祠の裏では予想しなかった展開に、お互い目を丸くして顔を合わせる二人の少女がしゃがんでいた。 「…どうしよう、あの人、帰らないよ!」 「それになんか触ってる…アソコだよね…」 ヒソヒソ声をカバーするように大げさに口を開いて会話する少女たちは、ナオトの所作をはっきりと認識していた。 もちろん祠の脇から覗き込んでいるわけではないが、荒息を出しながら股間の膨らみを丁寧に揉み上げる仕草をしっかりと目に写していた。 実はこの祠、木枠の台座に乗っており、祠の下からはわずかに反対側をうかがい知ることができたのだった。 その隙間より飛び込んでくる予想もしなかった光景に、少女たちは時々目を合わせながらも食い入るように見入っていた。 その時ナオトは、まさに祠の向こうにいるはずの少女たちに見られていることを意識しながら、早々と興奮の丘に登り、股間の膨らみは一筋の尾根を形成し、揉み込みにも凹まぬ剛直を見せ始めた。 それもそのはず、ナオトが階段を登り終える五段前、祠の下に隙間があり、少女たちを確認するとともに、致せば見られることを知っていのだった。 少女たちに見られているかもしれないと想像をネタに致すよりも、少女たちに見せつけているという確信は、より剛直を増すネタとなっていた。 まさに見せつけられていることを徐々に悟ってきた少女たちは、祠の裏から逃げることもできず、ただ目の前のパンパンに張ったこわばりを見つめていた。 「あれって、大きくなってるんだよね…」 「うん、エッチな漫画で男の子がなったやつだよ、きっと」 「でも女の子がいないとならないんじゃないの?」 「私達が見てるからかな?」 興奮を増した少女たちは、先程よりも大胆に会話を始め、ナオトの所作に関係を持ち始めようとしていた。 会話は明確に聞こえてはいないが、ナオトは祠裏の状況が変わったことを悟り、直接見せつける衝動に駆られた。 より鮮明に見せるため、その場に膝立ちになり、周囲から見たら神前に懺悔を捧げるかの様な体勢となった。 これまで祠の下から除き上げるように見ていた少女たちの目線はまっすぐになり、隙間からはより鮮明にナオトの緊迫する尾根を見ることができるようになった。 「どうしたんだろう?」 「でも、見やすくなったよ…」 状況の変化に少女たちも戸惑うが、それよりも新たな見え方になったほうが興味の的となった。 ナオトはついに欲望の開放をしようと、ダウンコートの前をすべて上げ、手早くズボンのベルトを緩めた。 流れるようにボタンを外し、ファスナーを下げたそこには、いままで抑圧されていた尾根が開放され、標高を増した山脈を形成していた。 それを見た少女たちは、目を丸くしてお互い見つめ合うと、一人が微笑むのをきっかけに二人とも興味の笑みを見せあった。 その表情を確認し合うと、すぐさま視線を山脈に戻し、次の展開を期待するかのように息を潜めて注視をした。 それに答えるかのようにナオトは、躊躇せずボクサーパンツのゴムに手をかけ、山脈が通過できる分の隙間を形成した。 広げたことで一時的に山脈は少女たちからは見えなくなったが、ナオトの目線からは、山脈の正体が脈をうち、天を指し示すように準備ができていることを覗き知ることができていた。 これからこのこわばりを少女たちの視界に入れる。 そう思うだけで先口からは粘性の透液が湧き出していた。 ナオトは祠に真正面に向くと、これみよがしに腰を突き出し、モニュメントを除幕するかのように、ゆっくりと誇らしげに開帳した。 傍から見れば、神に捧げ物をするかのような格好だが、捧げる対象は神の後ろにいる、まだ見ぬ少女たちだった。 ゆっくりとした除幕を見ていた少女たちは、初めて見る男の剛直に顔を赤らめると同時に無邪気な少女らしく驚きの声を発した。 「うわぁ~!」 「何だあれぇー!」 「なんか…、すごくない?」 「うんうん、初めてホンモノ見た…」 少女たちも興奮の渦といったように、極力声を抑えた喋り方はせず、はしゃいだ様に発声していた。 すでに少女たちはナオトの行動に、自らの存在を気付かれていると悟っていたからだった。 そんな黄色い声援とも言える声が耳に入ったナオトは、さらに硬度を増し、一定のテンポで脈を打つ剛直を、祠へとつき付きた。 ここでナオトは、ふと少女たちの言葉を思い出した。 (ん?『初めてホンモノ見た』??) これは何かしらのシンボルを現したものを見たことがあるということ。 物体なのか、映像なのか。 どちらにせよ、興味があることには違いない反応だと、ナオトは確信した。 そう思慮にふけっていると、祠の向こうから確信を深める会話が聞こえた。 「でもさ、コレと違ってすごい上向いてるね」 「手で向かせてるのかな?」 間違いない。 ナオトは、ホンモノ以外が祠の裏にあり、いま正にソレと見比べて感想を述べているのだと悟った。 それと同時に、少女たちの興味の強さも分かり、ナオトにはもう怖いものはなくなっていた。 これから起きることへの期待でパンパンに膨らんだ先口からは、すでに我慢の透液がこぼれ落ちそうになっている。 それをこぼさないくらい、ゆっくりとした速度で立ち上がると、ナオトを見守っていた少女たちの目線も覗き上げるように追尾した。 流石にこのままで近付いて騒がれては困ると、パンパンになった一人息子を無理やりズボンに詰め込み、ズボンは再び山脈と化した。 その膨らみを隠しもせず、ナオトは祠の東側をぐるりと周り、少女たちがしゃがむ祠裏に移動を開始した。 その動きは急ぐことなく行われたが、少女たちも突然のことで、ただただしゃがみながら祠下から見えるナオトの足を目で追うしかできなかった。 そして少女たちの真横に到着したとき、ナオトの足を追ってきた少女たちの目線は、ゆっくりと上に向けられ、西日で照らされパンパンに山脈を形成し、膨張したズボンを瞳に写し込ませた。 突然の出来事と目の前の好奇心の対象に少女たちは目をまんまるにしながら動きを止めていた。 ナオトの目にもその状況が確認できたと同時に、初めて祠裏の天使たちを目視することに成功した。 二人とも四年生くらいで、一人は黒髪ロングで黄色いコート、もう一人は、ポニーテールの水色ダウンコートだった。 自転車から想像していたイメージにピッタリな二人は、ナオトの趣向にマッチしており、この上ない興奮が湧いてきた。 ナオト側にしゃがんでいたポニーテールの少女が手を口に当てて凝視を続けると、後ろの少女は目の前のダウンコートにしがみつき、目をキラキラとさせていた。 あまりの興奮に声も出せなかったナオトも時間の動きを悟り、少女たちに話しかけた。 「こっ、こんにちは。何してるのかな?隠れてたみたいだけど…」 なんともみっともない声かけだった。 しかし、少女たちには隠れていたと言うワードが突き刺さり、とっさに慌てながら二人の間にあったものを、すっと後ろに回し隠してたじろいだ。 「べっ、別に変なことしてたんじゃないよね」 「うんうん、ただお話してただけだから!」 「そしたら、お兄さんが来て……」 「そうそう、そしたらホンモノが見えちゃったから……」 「あっ!サトミちゃん!」 またホンモノと言うワードを口にするとともに、後ろにいたロングの少女がポニーテールのサトミと言う子を制止した。 「ホンモノってこれの事かな?」 ナオトは、張り裂けんばかりの山脈を指差すと、少女たちは図星とばかりに一瞬アイ・コンタクトを交わした後、恥ずかしそうにうつむいた。 「ははっ、見られちゃったんだね。」 わざとらしくナオトが知らなかったふりをすると、サトミという子が上目遣いでナオトを見てきた。 「サトミちゃんだっけ?ホンモノ、どうだったかな?」 「えっと……、なんかすごかった。へへっ」 ナオトの問いに向けていた目線を横にズラしながら、ハニカミ気味に答えてきた。 最高に可愛い仕草にナオトの山脈は、弾け飛ばんばかりに噴火寸前だった。 「そっ、そう言えばホンモノ以外には見たことあるってことだよね?もしかしてさっき隠したエッチな本かな?」 確信はなかったナオトだが、自らの経験上そんなところだろうと山を張った。 そうすると後ろのロングの少女がそっと青年漫画雑誌をナオトに差し出した。 「あっ、ナツミちゃん!出しちゃったの!?」 そうサトミが咎めるが、ナツミはそれを差し出す行為自体に自らの痴態を晒すかのようで、興奮しているようだった。 「あー、漫画だったんだね。だったらホンモノは全然違うよね。」 そう優しく同意すると、二人ともコクリとうなずき、同時に上目遣いで何やら物欲しげな表情に変わった。 流石のナオトも、そのメスの色欲にも似た本能の目線を感じ取れない訳はなかった。 今こそ進むときだと、ナオトは悟った。 「どういうふうに違ったのかな?もう一度確認してみる?」 そういうと、少女たちの回答を待たずして、ズボンのベルトを外し、チャックに手をかけた。 ゆっくりと降ろされるチャックからは、先程直に押し込まれた剛直がチラリと見え始めた。 少女たちは言葉では回答していないが、その光景を見つめる目からは、同意と期待がはっきりと見て取れた。 それを見たナオトはさらに興奮の頂に迫り、一気にチャックをおろし終えると、太ももまでずりおろし、少女たちの目の前には西日に照らしだされたオスの強欲が君臨していた。 ズボンに抑えられていたものは、解放されたが依然天を指し示すほど反り上がり、パンパンに膨らんだカリ首と裏筋を少女たちに向けていた。 ナオトの顔を見上げていた少女たちの瞳は、すでに剛直に釘付けで、手前のサトミは口を手で抑えるがその中はニヤつきに満ち、ナツミは口をあんぐりと開けて今にも口へ押し込めそうなほどだった。 そんな光景に剛直は脈を打つようにビクンとするたび、先口からは我慢の透液が湧き出し、その容積を増していた。 ナオトは、その透液を指先でピチャピチャと糸を引かせたあと、パンパンに膨らんだ頭部に塗り込んだ。 西日に照らされ、さらに光沢を増したオスのシンボルは、少女たちの本能を更に刺激するものだった。 「これ…って、抑えてなくても、その…上を向いてるの?」 本能と好奇心に後押しされたナツミが口を開いた。 「そうだよ、興奮すればするほど硬くなって、上に反り上がっちゃうんだよ。特に君たちみたいにかわいい子に見られちゃうとね。」 ナオトのアプローチにも似た褒め言葉に満更でもない反応で二人は目を合わせ、ふふっと笑いあった。 「漫画だと、なんかまっすぐ前向いていたし、そんなに大きくなかったから……」 「もちろん、人によっても違うけどね。俺のはまぁまぁいい形してると思うよ?他の人より硬いしね」 誘うかの様に自らの一人息子をアピールすると、必ず待ち望んでる反応が帰ってくるだろうと、ナオトは期待していた。 「ど…どのくらい、硬いの?」 期待の質問は、サトミからだった。 それに加え、後ろのナツミも小さくうんうんと頷き、興味の度合いが同じであることを示していた。 「どのくらいかか。説明するのは難しいかな。触って確かめてみたら?」 予定調和の回答をしたナオトは、サトミに半歩近付いて、さらに光り輝く剛直を突き出した。 サトミは一瞬仰け反るも、ナツミの支えもあり、瞳と剛直の距離は50センチメートルにまで近付いていた。 サトミの瞳には、より鮮明になり、溢れ出す透液のトロミ具合や浮き出た血管まで認識することができた。 サトミを支えるナツミは、行動を促すように小さくサトミの身体をゆすり、自らの代わりにも早く確かめてほしいとする意思を伝えた。 「じゃ…じゃあ……、触っていいの?」 文字通りの背中の後押しを受け、サトミの手は口元から目の前の剛直に伸ばされた。 ナオトはその一部始終を上から直視していたが、西日で火照る剛直に、ひんやりとした柔肌のすべやかな手が当たった刺激は、視覚のそれを遥かに凌ぐ実感を与えた。 「えぇ!すごっ!」 握ったサトミが感嘆の声を上げた瞬間、剛直はさらに膨らむと同時に、ビクンと大揺れした。 「きゃっ!」 「わぁ!」 二人の驚きはナオトをさらなる高みに誘おうとしていた。 「どう?サトミちゃん、その……硬さとか…」 好奇心に我慢ができず、ナツミが後ろから声をかけると、サトミはしっかりと握りながら、後ろを向いた。 「なんか柔らかいけど硬いの!柔らかい皮に中にすごい硬いやつがあるよ。そして、ぜんぜん動かない。ははっ」 それを聞いたナツミはさらに目を輝かせるとともに、柔肌に息子を包まれてだらしない顔になっているナオトに上目遣いで目線を送った。 「ナツミちゃんも……、触ってご覧」 夢見心地のナオトはナツミの興味を悟りそう促すと、サトミに加え、ナツミの手も剛直の根本に掴みかかった。 まさかの二人同時に掴まれ、息子のほぼ全身を柔肌に包まれたナオトは、いままでにない快楽と、興奮を覚えた。 「ほんとだ……、なんかすごくエッチな硬さだね」 ナツミが感想を述べると、先口に溜まっていた透液は、トロリと先を握っていたサトミの手に流れ落ちた。 その瞬間、サトミは驚くように息子を振り放すと、その振動で透液は糸を出しながら飛翔し、サトミの鼻頭に着地した。 「わっ!」 思わぬ被弾にサトミは硬直してしまった。 「ははっ、ごめんね。飛んじゃったね。汚くないから大丈夫だよ」 そう言いながらナオトはサトミの付着物を指でそぎ取ると、サトミはハニカミながら照れていた。 「漫画ではこんなの出てなかったかな?」 そう尋ねると、ナツミは思い出しながら興奮気味に回答した。 「なんか、最後に女の子の体に、かかっていたのがあるけど、これ??」 「これとは違うやつだね。最後は白いセイシっていうのが出るんだよ。男の人が気持ちよくなった証だよ」 「あの…、お兄さんも白いの出るの…?」 「もちろんだよ。気持ちよくなったら出ちゃうけど、君たちに触られただけで気持ちよくて出ちゃいそうなんだよ」 そう伝えると、少女たちはパッと明るい顔で見合いながら、へへっと笑った。 メスの本能か、すでに女としての目覚めか、男に精を放たせる能力が自らにあることを喜ぶようだった。 「ごめん、そろそろ白いのが出そうなんだ。手伝ってもらえるかな?」 そうナオトは伝えると、ナツミは瞳を輝かせてナオトを見上げた。 「うん!みたい!どうすればいいの??」 興奮気味な回答にサトミも頷き、後についてきた。 「また握ればいいの?こう?」 またもやひんやりとした二人の手に剛直が包まれると、さらにパンパンに膨れ上がってしまった。 「にっ、握っただけじゃ、出ないんだな…うっ。すこし擦ってくれないと出ないんだな!」 いまにも出そうなナオトは男のプライドで出すわけには行かず、少なくとも出すための行為をするように二人に求めた。 しかし、擦るという言葉の選択ミスは、思いもかけない行動と刺激をもたらしてしまった。 知識がある女ならば、握った手を上下と擦り上げるが、少女たちは握った手を離し、亀頭から幹に沿って、手のひらで撫で始めた。 ナオトの目線からは、サトミが剛直の右側、ナツミが左側を同じストロークで擦り始めたのだった。 その光景は、天使の幼い手に弄ばれるようであり、女神に癒やされるようであり、この世のものとは思えない景色と柔らかな刺激を与えるもので、いままでにない快楽が津波のようにナオトを襲った。 そのストロークは、確実にカリ首の段差を刺激するもので、数回の往復でナオトを絶頂させるには十分な効果があった。 「あー、ごめん、出ちゃうよ!イクッ!イグっ!」 突如情けない言葉を吐くと同時に、剛直は最高に膨張し、先口の透液溜まりを吹き飛ばすように、白いマグマが噴火した。 ドビュッ!ドビュッ! 正にこんな音が周囲に響いたのではないだろうか。 幼手に挟み込まれた男の剛直からは、天に向け発射された祝砲のように白塊が宙に打ち上げられた。 それを見上げる少女たちは口をあんぐりと開け、瞳はキラキラとさせていた。 三発、四発と次々に打ち上げられる祝砲は、二人の少女をかすめ、地面に数本の筋跡を残した。 地面に着弾するごとに、パシャ!パシャ!となる音は、マグマの量とナオトの興奮を示していた。 やがて噴火も収まるが、少女たちは添える手をそのままに、剛直と地面の筋を繰り返し見つめていた。 「どっ…どうだったかな。分かってもらえたかな?」 その問いかけに時が動いたように少女たちは口を開き始めた。 「これがセイシ??」 「すごい飛んだよ!あそこまで!」 「お兄ちゃん、気持ちよかったんだね、へへっ」 「お兄ちゃんのエッチ~」 いままでの少女たちの緊張が嘘みたいに解かれ、ナオトも驚くほどの反応が返ってきた。 その反応で、あっという間に夢見心地から我に返ったナオトは、少女の幼手から息子を引き抜くと、そそくさとズボンに収納してみせた。 「あー、隠しちゃったー。もっと見たかったのに!」 「サトミちゃんのエッチー」 「ナツミちゃんだって喜んでたし!」 ナオトの後始末を横目に二人がはしゃいでいると、突然、少女たちはナオトにキラキラの瞳を向けて声をそろえた。 「「お兄ちゃん、また遊んでね!」」 西日差す境内の丘の上、まだまだ秘密の遊びは終わりそうになかった。
2022/02/12 13:02:58(uV5Q3TBn)
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