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想い出 オレとユミ 2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:想い出 オレとユミ 2
投稿者: 亜里沙能理子
ユミの弟が一人で泊りに来た。


  姉ちゃんは?

 
  行きたくないって言ってた。


 オレにそう言うと、オレの弟と遊び始めた。

 こんなことは初めてだった。
 いつも一緒に来てたのに……
 悲しかった。
 嫌われたのだ。
 いつも、あんなことばかりするから……

 唇と指先にユミの感触が浮かぶ。

 オレはそれを打ち消すように弟たちと遊んだ。

 夕食の時、インターフォンが鳴った。
 母親が応対する。
 母親はユミの弟に顔を向ける。

  パパが来たわよ。

 母親が玄関に向かう。

  えっ、今日は泊まるって言ってたのに……

 不安そうな顔で玄関に向かう。
 オレも弟も向かう。

 玄関にはユミが硬い表情で立っていた。
 その後ろにユミの父親がいた。

  ユミの奴、急に一人じゃいやだって言い出して……

  いいじゃない、ユミちゃんもお泊りする?

 ユミはその表情のまま、無言でうなずいた。

 ユミはオレをじっと見ていた。

 オレは笑顔を作った。
 ユミも笑顔になった。



 オレたちはトランプやボードゲームで遊んだ。

 ユミも楽しそうだった。


  姉ちゃんもはじめっから来てればよかったんだよ。


  そうね、ちょっと無理しちゃったわ。


 ユミはユミの弟に言った。


  さあ、お風呂に入ってちょうだい。


 母親がやってきて言った。

 弟たちは一緒に入ると言って浴室へ向かった。


  おばさん、おじさんは?


  出張で、明日帰ってくるわ。


  そう、じゃ、お手伝いするわ。


  まあ、ありがとう、やっぱり女の子ねえ。


 ユミは言うと母親の後について行った。


  あなたは片づけをしてなさい。


 母親は振り返り、オレに言った。


 
 
 弟たちが風呂から出た。


  次はあなたが入りなさい。


 母親が言う。


  ユミは?


  入らないって。


 オレは浴室へ行く。
 途中、ユミと母親の楽しそうな声がした。
 オレはそれを無視する。

 
 風呂に浸かる。
 
 オレは黙々とからだを洗う。
 
 ふとユミのことを思う。

 からだが反応する。

 オレは忌々しい気持ちで反応した部分を見下ろす。


 食事の時も遊んでいる時もオレの隣には来なかった……
 いつもなら隣に来ていたのに……
 からだが触れると位置を変えた……
 いつもならそのままにしていたのに……

 そのくせ、来た時にオレに見せた笑顔

 オレはどうすればいいのか分からなかった。
 自棄になって頭から水をかぶった。
 なんとなく気分がすっきりした。

 オレは風呂から出た。
 風呂の扉を開けた。 


 そこにユミが立っていた。




  おばさん、ちょっと買い物って言って出かけたわ……

 ユミは笑う。

 オレはバスタオルで身を覆う。


  触らせてくれたのに、見せてはくれないんだ……


 オレはむっとして言い返す。


  お前が見せてくれたら、見せてやる。


 言いたいことが山ほどあるのに
 こんな喧嘩めいたことしか言えない。


 ユミの顔から笑顔が消えた。


  ……いいわ……


 ユミはTシャツを脱いだ。

 その下は裸だった。


 スカートを脱いだ。
 
 白い下着一枚の姿になった。

 
  脱ぐから、バスタオルはずして……


 頬を赤くしてユミが言う。

 ユミは下着を脱いだ。
 足元の床で白い布となった。

 オレもバスタオルを床に落とした。


 オレはユミの溝から目が離せない。
 
 ぷっくりとした二つのふくらみの間にある溝。
 触った感触そのままが目の前にある。

 オレのからだも反応する、痛いくらいに……

 ユミがオレの顔を見ながら寄ってくる。
 
 目の前に立つと、オレに抱きついてきた。
 風呂上がりのオレよりも熱いからだをしている。

 オレの硬いものはユミとおれの腹に挟まれる。


  こわかったの……
   会うたびにキスしたり、触られたりするのが、こわくなったの……


 ユミは言いながらオレの背中に強く腕を回す。


  もう絶対しないって決めたの…… でも、でも……
   そう決めたとたんに、キスされた時のことや触られた時のことが、思い浮かぶの……


     あそこが熱くなって……


  からだ全部、キスしてほしい、からだ全部、触ってほしい……
   そう思うようになって……


 オレはユミを強く抱きしめた。
 

  そうだったのか……
   オレは嫌われたのかと思っていた……


  嫌いなわけないわ……
   ただ、こわかったの……


  今は、どうだ?  
   まだ、こわいか?


    今は…… 離れるのが、こわい……


 ユミは顔を上げた。
 オレたちはキスをした。

 いつもよりも長く……


 オレの背中からユミの左手が離れた。

 その手は、オレのをしっかりと握った。


  ……硬い……


 一瞬離した唇から、ささやくように声が漏れた。

 
 オレも左手をユミの背中から離す。
 
 手のひらを上にして、ユミの溝にあてがう。
 中指を溝に埋め込むように押し当てる。


  ……柔らかい……そして、濡れている……


 一瞬離した唇から、ささやくように声が漏れた。

 再び触れ合った唇。
 ユミの閉じている前歯に舌先を当てる。
 ユミの前歯が開かれる。
 ユミの舌が伸び、オレの舌と絡む。

 
 ユミの左手は上下に動く。

 オレの左手は前後に動く。



  ただいまあ……


 母親が帰ってきた。

 オレたちは弾かれたように離れた。
 ユミはそのまま浴室に入った。
 オレはバスタオルを拾い上げた。
 まだ反応しているところを覆い隠しながら脱衣場を出る。


  あら、ユミちゃんは?


  ……風呂に入ってる。


  そうよねぇ、入った方が良いわよねぇ……


 オレは答えなかった。


  あらあら、ふふふ……


 ユミの脱ぎ散らかされた服を見て母親が笑う。


  ……元気一杯ね。子供はこうでなくっちゃね!


 オレは答えなかった。


 浴室からユミが桶にとった湯をかけている音がした。


 
2021/11/16 15:46:42(/ypmrXCS)
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