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海辺の少女を撮影して
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:海辺の少女を撮影して
投稿者: (無名)
時代は昭和の終わり頃。
勝也は専門学校を卒業し、将来的には芸術写真が撮れるカメラマンを目指しているが、まだ20代半ばでそんな写真で飯を食えるわけがない。
名の知れた先生の所に出入りし、助手を務めたり、つまらない広告用の写真を写す仕事をもらって過ごしている。
勝也は自分がロリコンだと言うことを認識している。
当時の専門学校では珍しく、ヌードの撮影実習があった時も、当時としてはナイスボディのモデルの裸を見て「美しい」とは思ったが、性的な魅力は感じなかった。
友人達が、鼻の下を伸ばしてモデルを見ている気持ちが判らなかった。
勝也が主に性的な興味を持つのは、思春期前期の第二次性徴が始めりはじめたくらいの女の子だ。
あまり乳房が成長し過ぎたり、大人のような色気を振り撒くような少女や、反対に幼稚園や小学校低学年のまだ羞恥心も芽生えてない幼女等は、見る機会があれば拒みはしなかったが、それほど好きではなかった。
そんな勝也が趣味と実益を兼ねて喜ばしい仕事は、滅多に来ないが、デパートやスーパーの広告チラシの為の写真撮影だった。
日用衣類である少女用の下着の広告である。
成人用の下着の写真は、あまり売れてないプロのモデルを雇うか、費用を安くあげるためその店の従業員を使うこともある。
被写体が大人であり、ポーズの指示等もしやすいし、何より大人の女性の下着姿を仕事として拝める。
着ている下着の方がが重要だから、注文主の方も、モデルのポーズや表情などあまり難しいことは言わない。
だから、成人用の下着の仕事は、いつも押しの強い先輩が取ってしまうのが普通だった。
勝也は皆の敬遠する子供用下着の広告の仕事は、進んで貰ってきた。
もちろん勝也の守備範囲外の幼女のことも多かったが、春の修学旅行前等には、修学旅行に行く女の子用の下着の売り出しも多く、その時は一週間に8件の、それも思春期の女の子の撮影をこなすこともあった。
少女の撮影で難しいのは、やはり羞恥心だろう。
まだモデルとしてのプロ意識など備わっていないし、もともと女性の一生の中で一番恥ずかしがる時期だ。
大胆なポーズや扇情的なポーズを求めるわけではないが、いざポーズを取ってもらって撮影、と言う段階で、表情がロボットのように無機質になったり、時にはファインダー越しに泣き掛けてる顔を見ることもあった。
それを付き添いの母親や親族の女性が宥め透かしながら、カメラマンの言うポーズや表情をさせるのだ。
いくら重要なのは下着でも、着ている少女が泣いてる写真では商品は売れない。
たまに当時はまだ少ないモデルクラブに加入している少女の時は、クラブからマネージャー的な人が来ることもあった。
モデルクラブに所属する女の子は、やはりモデルとしての心構えを教えられてるらしいのと、何度か経験もあるせいで、自分の羞恥心を押さえて顔に微笑を浮かべることすら出来るようだったから、仕事はやり易かった。
しかし、勝也にとっては、物足りない仕事に感じられた。
羞恥心に泣きそうになるのを含めての少女だ、と思っていたからだ。
実際に仕事で全裸の少女を写す機会等全く無かった。
高いモデル料を払えば、そんな撮影をさせてもらえるプロの少女もいたらしいが、貧乏カメラマンの勝也には手が届かなかった。
しかし、当時はまだ、少女の裸に対する社会の目はとても甘く、小学生の中学年の女の子が入浴施設で男湯に入ったり、田舎ではもっと年上の少女が、水着を着ずに裸で川や海で泳ぐのも希にではあるが、目にする機会もあった。
勝也はそんな少女を見ようと、バイクで遠方まで足を伸ばし、夏は海や川、冬は温泉関係を回って歩いた。
普通の温泉施設では撮影は無理だが、田舎の集落が管理する、誰でも祭っている薬師様にお賽銭をあげれば入れる、と言う掘っ立て小屋のような温泉では、学校帰りに遊びで入浴していた五年生の少女二人と仲良くなり、入浴姿を写させてもらえたこともあった。
もちろんワイセツなポーズなどを要求すれば、警戒される。
そうではなく、自然な姿を写しているように思わせ、さりげなく湯船に座らせて前から太股の間の割れ目を写したり、窓の縁に両手をついて外を眺めている姿を後ろから写し、お尻から前の割れ目までを撮影したりした。
そのような撮影をした時に、女の子に口止めをするか、しないかも難しい問題だ。
下手に口止めをすれば、女の子を警戒させ母親等に話させることになるので、普通はしなかった。
一度だけ、夏に川で一人で遊んでいたやはり五年生の少女に声を掛け、あまりに素直に水着を脱いでくれたので、調子に乗って全裸で四つん這いや、大きな石に座って両足を広げる、等かなり無理なポーズを要求したことがあった。
さらに「指で割れ目を両方に広げてくれる?」と言った時、ついに女の子が泣き出した。
こんな時に泣き止むように宥めても無駄、と仕事で経験している。
そのうち泣き声を聞いて、大人が来る可能性も高い。
捕まらない為には、逃げるしかない。
勝也は瞬時にそう判断すると、財布から1000円札一枚を取り出して、まだ泣いている女の子の手に無理やり握らせた。
「ごめんね。君が本当にきれいだったから、ついつい大人の本当のモデルさんに頼むようなことを言っちゃった。
これ、今日のモデル代だから。
でもお母さんとかには、もらったなんて言わない方が良いよ。
君がお金をもらう為に裸になった、って誤解されると、とっても叱られるからね。」
そう言って、もう少女には目もくれず、バイクで逃げてしまった。
そのような行動を二年間繰り返した末に、夏休みまであと少しと言う時期に、勝也は海辺の集落で信じられないほど透明で美しい少女を見つけた。
 
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2021/07/06 09:58:52(2YhG0lQe)
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