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刻まれた記憶 2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:刻まれた記憶 2
投稿者: 結崎 綾乃


「明後日には帰らなきゃいけないの…」

今にも泣き出しそうな顔でそう呟く綾乃におじさんは何も言わなかった。

8月も下旬。
夏休みももう終わる。蝉の声はいまだうるさいけれど、カレンダーの日付は刻々と季節の変わり目へと進んでいた。


寂しくなるね。

これだけ綾乃を好き勝手に弄んでおきながら、そう答えるおじさんの声に執着は微塵も感じられなかった。
近所の子供とさよならをするだけの、さして特別なことでもないというような軽さすら感じた。
それは綾乃にとって大きな絶望だった。

今や自分はおじさん無しでは生きられないと思ってしまうほどにこの身体はおじさんから与えられる快楽に依存してしまっている。
依存、という言葉をまだ小学生である綾乃が果たして理解しているか分からないが、それでもおじさんと別れることで自分の身体を慰めてくれる大人がいなくなるというのはある種の恐怖だった。

だって解決法が分からないのだ。

身体を淫乱に仕立てられても、中身は純粋な子供でしかない。大人の庇護下で守ってもらわなければ生きる術さえ持ち合わせていない。
大人にすがることしかできないのだから。

「…今日お泊まりしてもいい…?」

おじさんの腰に抱きつき、綾乃はねだるように無意識に腰を擦りつけた。
見上げればいつものあの目。

薄く細められて絡み付く視線に、それだけで慣らされた身体は簡単に反応してしまう。


いいですよ。

そうおじさんから許可をもらった綾乃はパアッと嬉しそうに顔を綻ばせた。
年相応のその表情にうっそりと笑うと、合図のようにおじさんの手が綾乃の頬へと伸ばされた。

「…ぁ…っ…」

まろい頬を撫で、敏感な耳を擦ればその顔は一瞬で淫靡な色をつける。
そのアンバランスな色気を、果たして他人が見たらどう思うだろうか。
無責任な大人に躾られた綾乃の身体は、綾乃本人も知らない危うさを内蔵し始めていた。













「ぁっ、ぁぅ…っ…ン…」

祖父母に何と言って宿泊の許可を得てきたのか分からないが、着替えを持って綾乃はおじさんの家へと泊まることとなった。
何度も訪れているが泊まるのはこれが初めて。
夕食とお風呂を終えて、当然のように同じ床へとついた。もちろんそれで終わるはずがなく、綾乃は上だけを着させられた薄いピンク色の寝間着をはだけさせられ、仰向けに寝転がるおじさんに股がっていた。

「んっ、……っ…ぁ…」

腹の上に両手をついてその幼い身体を支えている。そんな綾乃の小さな胸を下から撫で回しながら、ぷくりと浮かんだ乳首をおじさんの指が時々掠める。
そうすればビクンビクンと腹の上で綾乃の肢体が面白いくらいに跳ねるのが分かった。と、同時にぐちゅ…と水音が鳴る。
小学生にしては多いだろう愛液が毛のないアソコから溢れ、柔らかい肉感と一緒におじさんの腹を汚した。


そのまま四つん這いになってお尻をあげなさい。

綾乃の腰を両手で抱き上げ頭の位置まで引き上げながらそう言った。おじさんの顔を挟むように手をつけ身体を支えながらお尻を上げればぐちょりと指が中へと侵入してきた。

「ふぁ…っン…!」

ぐちょ…ぬぽ…、と指で中を擦られる度にガクガクと綾乃の腰が痙攣する。
玩具で絶頂を覚えさせられてから中も開発され、今や簡単にイけるようになってしまっていた。
指一本でも痛がっていたというのに見ればとうに三本は咥えられるようになっている。ぐぽ、ぐぽ 、とわざと音を立てながら出し入れしてやれば綾乃は身体を縮こませて鳴いた。

「ひぃ…っ…ン……おじさ、の…ゆび…っぁっ…ぅ、あやののなか、ぐちゅぐちゅってするの、すきぃ…っ…」

快感に夢中になり、腰を振り始める綾乃。
更に追い立てるように目の前にあった胸へと吸い付けばびゅくっ、といっそう激しく愛液を散らした。


今日は特別なモノをあげよう。

そう囁いておじさんはとうに硬くなった股間を綾乃の腰に擦りつけ、赤黒く脈打つソレを取り出してみせた。
今までは綾乃に快楽を教え込むばかりで自らの性器を晒すことはなく、こうして意図して押し付けるのは初めてだ。
父親の萎えたソレを見たことはあったが、それとは全く様相を変えた、つまりは勃起した男根を目の当たりにして綾乃は目を瞬かせた。

「おじさんのおちんちん、どうするの…?」

性交の意味をまだ理解していない年頃ではセックスのやり方など知るはずもない。それゆえに無防備にソレを触ればビクンッと跳ねるさまに「ひっ…」と小さく悲鳴をあげた。

そんな綾乃の様子を構うことなくおじさんはその身体を引いて布団の上に組み敷くとゆるゆると竿で綾乃の股を擦り、我慢汁を塗りつけた。

「ぁっ、ぁ…っ…や…なに…?」

よく分かっていない様子で綾乃はおじさんを見上げた。
夜も更けた暗がりではその表情は伺えず、大きな影だけが落ちている。不安襲われたのか綾乃が思わず足を閉じようとするがあっさりと押さえられ股を大きく開かされた。

大丈夫だよ。

新しいコトをする度に囁かれるその言葉。穏やかな声音は綾乃から抵抗を奪い、不安と期待に息を熱くさせた。

ず…ッ

「ー…ッひ…っ…ぁ゛あ゛……っ…!?」

身体の力が抜けた一瞬をおじさんのぺニスが中を貫いた。
突然来た圧迫感と熱量に綾乃は背を仰け反らせて悲鳴を上げる。指で拡張されていたとはいえまだ狭いソコを何の遠慮もなく突き上げられ視界がブレた。
下腹部から襲ってくる苦痛にちかちかと目を回し、綾乃は無意識に逃げようと布団にすがりついたが当然許されるはずもなく腰を捕まれ引きずられる。
再び、ズ…ッと押し上げてくるソレに綾乃は目を見開いた。

「ぁぐ…っ…いた、いたいよぉ…っ…!おじさ…っ…やだぁ…っ…!」

抜いてほしいと頭を振る綾乃の目には恐怖が滲んでいる。
早すぎる処女喪失に身体は拒否反応を起こしおじさんのぺニスを追い出そうとぎちぎちと中を締め付けていた。
それでも容赦なく突き上げられる。
少し引いたかと思えばまた突き上げて、泣きわめく綾乃を慰めるでもなくおじさんは何度も中を蹂躙した。





「ー…っ、ぁ…はぁ…っ…ぁっ、ぁあ…っ…」

何度か抽挿を繰り返した頃、身体が馴染んで来たのか綾乃の抵抗が弱まり締め付けも弛くなった。
単に疲弊しているだけのようでもあるが、それでも先ほどのように痛い痛いと逃げることはなくなり大人しくおじさんに揺すられていた。

「…っ、…ぁ…ッ…」

そんな綾乃の様子に、ただ抜き差しを繰り返すだけだったおじさんの動きが変わった。
一定の箇所をカリで擦るように突き、トントン、と緩急をつけて擦った。

「ぁっ、ひあ…っ…やだ…っ!」

綾乃の反応が変わる。

指で教え込んだ快楽のツボを今度はぺニスで刺激してやれば素直に腰が揺れ始める。
こういう反応はとても子供らしい。気持ちいいことに抵抗せず与えられるまま貪る。
きゅうきゅうと締め付けてくる中は先ほどと打って変わり追い出そうとするのではなく、より奥へと飲み込もうと蠢いているようだった。

「や…っ、ぁっ!おじさんのおちんち…っ…ぁっ、きもち…っ…よぉ…っ」

あとはもう簡単だった。
快楽を得ることに慣れた身体は一度受け入れてしまえばどんどん上り詰めていった。
ずちゅ…っ…にちゅ…っ…と愛液と我慢汁がを混ぜ込むようにおじさんのぺニスはより硬さを持って突き上げていく。

そうしてまだ綾乃に生理が来ていないのをいいことに何度も中に精液を注いだ。その度に綾乃も絶頂を繰り返し、精液で満たされる感覚に恍惚とした。

そんな身勝手な中出し行為を咎める人などここにはいなかった。犯されている綾乃本人すら意味を知らないのだ。
これから成長した先でこの行為の不徳さを知った綾乃がどうなるのかなど、明後日には別れるおじさんには知らない話だった。
小学生である身で、中に出される快感を覚えてしまえばきっと逃れられない未来が待つだろうと予想はできても止める理由にはならなかった。

そうして綾乃が意識を飛ばした頃、やっとぺニスを引き抜けばごぷり…と小さな器では受け止めきれなかった精液がそこから溢れ出す。
おじさんはソレを掬い取って無防備に晒された肢体に塗り付けていく。

「んっ…ぁ……」

気を失ってもなおピクリと反応を見せる綾乃におじさんはうっそりと口を歪めた。












二学期が始まった。

あれから何も特別なことはなく、あっさりと祖父母の元から両親の元へと帰ってきてもう2週間が経つ。
学校も始まり、綾乃もランドセルをしょって通学する日々が戻ってきた。

都会の慣れ親しんだ空気。喧騒。
夏休みに入る前から知っている風景をどこか遠いもののように見つめながら通学路を歩いていた。

変わったことといえば担任の先生が妊娠したとかで休みに入り、変わりに新しい男の先生が綾乃のクラス担任になったということか。
若くて優しくて女の子にもとても人気のある先生だったが綾乃にはあまり関係がなかった。夏休み以降どうしたって脳裏には思い出してしまう姿があったから。

おじさんとの関係が綾乃の雰囲気を変えてしまったのか以前よりも大人っぽくなったね、と言われるようになった。
とはいえまだ小学三年生だ。大人の意味なんてそう大した含みはないだろう。
それでもどこか艶があり、胸もふくらみ始めてきていた。
厄介なのは体育の授業や友達と遊んでいる時に身体が接触すると思わずビクリと反応してしまうことだ。声が漏れそうになることもある。

周りに気づかれてはいないようだったけれど、そうやって接触のあった日は一日中身体が火照りアソコが疼いてしまう。
我慢できなくて学校のトイレで自慰をすることも何度もあった。
それでも物足りなくてリコーダーを咥えて掻き回したこともあった。音楽の時間にそのリコーダーから自分の精液の匂いがして恥ずかしくなりながらも膝を擦り合わせていた。

我慢ができなかった。
夏休みに植え付けられた快楽は綾乃にとって毒にしかならない。自分で慰めてみても最後の日におじさんのぺニスで突き上げられて苦しくなるほど精液を注がれたあの感覚が忘れられない。
誰かに相談することも叶わず一人で抱え込むしかなかった。あれがイケナイコトだとわかっているから。



「んっ…んっ……」

放課後の教室。
誰もいないその空間で机の角にアソコを擦りつけて自慰をすることを覚えた。

誰かに見られるかもしれない、そんな緊張感の中でふける行為は夏休みには勝らないものの綾乃に確かな興奮と刺激を与えていた。
背徳というものに脳が溶ける感覚。
別にしたくてしているわけではない。ただこうでもしなければ身体に燻る熱を消せない。
全て、おじさんが悪いのだ。こんな体にしたおじさんが。綾乃は悪くない。

「…っ、ぁ…ぁあ…っ…!」

びゅくっ…と下着が濡れる感触がする。
ズボンの隙間から愛液がツツー…と太ももを伝い落ちていく感覚にひくひくと膝が震えた。

(…もう帰らなきゃ…)

しばらくその余韻に浸っていたが教室に射し込んでいた陽が落ちてきているのに気づいて顔を上げた。

「…っんぐ……!?」

その瞬間、後ろから手で口元を押さえられガクンッと身体が引っ張られた。





いけない子だね、結崎綾乃さん。

耳元でささやかれた男の声に綾乃は顔を青ざめさせていく。

見られてしまった。どうしよう、怒られてしまう。悪い子だって叱られる。
だってこの声はー…

「せ…んせい……」









身体に刻まれた記憶は、綾乃を新たな絶望へ突き落とすのだった。







 
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2018/04/23 20:36:35(Xc74HSbK)
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