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ホームレスおじさん
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:ホームレスおじさん
投稿者: 美咲 ◆CJdUia0Gng
家の近くの公園に、数人のホームレスさんがテントを張って生活していました。
学校の通学路の途中にあり、少し怖くていつも足早に通りすぎるようにしていました。

あっ…私は藤井美咲、中学に通う一年生です。
身長は145センチ位で体重は35キロを少し切るぐらいの少しやせ形の体型です。
学校の規則上髪をボブにしています。
私の家族構成は後からお話しますね。

いつもは友達と一緒に通学するけど、その日友達は風邪で学校を休み一人で行くことに。
公園を一人で通るのは少し緊張するけど仕方なくいつものように足早に通りすぎるようにしている途中、

「おはよう!」

と突然声をかけられました。
私はびっくりして振り返るとそこには公園を掃除しているホームレスらしきおじさんが立っていました。
私はびっくりしながらも軽く会釈をしてその場を通りすぎました。
それがホームレスおじさんとの最初の出会いでした。

部活が終わり、あっ部活は陸上の短距離をしています。わりと足は早いんだよ。一人帰宅する途中再び公園を通ると、また朝会ったおじさんが、

「こんにちは!」

と笑顔で声をかけてきました。
おじさんをよく見ると他のホームレスの人と違って汚いと言うよりは、少し刷りきれた服、でも清潔そうな身なりでした。
身長は175センチぐらいありそうな感じでした。
私は軽く会釈し、その場を後にしました。

明くる日も友達は風邪でお休み。
また一人で通学し、公園を通るとそのおじさんが掃除をしながら笑顔で、

「おはよう!」

と声をかけてきました。
私は軽く会釈し学校へ。部活が終わり帰宅途中、またあのおじさんが

「こんにちは!」

と声をかけてきました。
3日間友達が風邪で学校を休み4日目、友達と学校に行く途中公園を通るとおじさんが、

「おはよう!今日は友達と一緒なんだね。」

私は笑顔で、

「おじさんおはよう!友達風邪引いてて暫く休んでたの。風邪が治って今日からまた一緒。」

友達は私がホームレスのおじさんとお話しているのを見てびっくりしてた。
友達が風邪でお休みしている途中、おじさんから優しい笑顔で挨拶され、最初は戸惑ったけどなんか本能的に変な人じゃないって思ったの。
いつも公園を掃除して…ホームレスなのに不思議。
それから毎日通学する途中おじさんと軽く会話をかわすようになりました。

友達はおじさんと会話する私をあまり良く感じてなかったんじゃないかな?
一緒に通学するの嫌って言われてしまいました。
でもそのおじさんとの軽い会話が楽しみだった私は、
仕方ないなって思ってました。

というのも、私の両親は小さな頃事故で亡くなって母親の妹、叔母さんの家に引き取られ育てられていました。
叔母さんはまだ40歳で独身。バリバリのキャリアウーマンで仕事一筋の人です。
まだ幼い私を引き取ってくれ、育ててくれました。
感謝しかありません。
でも仕事で家にいない事が多く子供ながらに寂しかった。
ホームレスおじさんに父親を重ねていたのかも。

あっ…そんなに悲しいって思ってないから大丈夫。

おじさんと会話するようになってから1ヶ月が過ぎるころ、学校でいじめらるようになったの。
多分おじさんと会話する私を良く思ってなかった友達が原因だったと思う。誰も私と話してくれなくなって、無視され。家に帰っても叔母さんはいないし。
自分でなんとかしようと思っていたけど、無理。だんだんあからさまにいじめを受けるようになっていました。

ある日の学校の帰り道、下を向いて暗い顔で歩いている私を呼び止めるおじさん。

「美咲ちゃん、どうしたんだい?いつもと違って暗いよ。何かあったのかい?」

その頃にはお互いの名前は知っていました。

「ううん……ちょっと」

最初はおじさんに相談する気はなかったけどあまりに心配するので、公園のベンチに座りお話することに。
学校でいじめられている事、私の家庭環境をお話していると、自然と涙が流れてきました。

「おじさんごめんなさい。私泣かないって誓ってたのに。おじさんとお話していると涙が…」

おじさんは黙って私のお話を聞いてくれました。

「いじめの原因は僕かもしれないね。美咲ちゃんごめん。美咲ちゃんに最初挨拶したのは笑顔が可愛いって思ったからなんだ。美咲ちゃんは最初戸惑った表情を見せるも、ホームレスの僕になんの偏見をもたず笑顔で挨拶を交わしてくれたよね。おじさん嬉しかった。ありがとう。」

私はおじさんを見上げ、

「違う…おじさんのせいじゃない。おじさんと毎日お話するの私楽しみだったから。だからもうお話しないなんて言うのは嫌。」

おじさんは私の頭を優しく撫でてくれました。
おじさんはベンチから立ち上がるとポケットからスマホを取り出し誰かとお話を始めました。

ホームレスのおじさんがスマホ?とその時は不思議に思っていました。
暫く誰かと話し電話を切ると、

「美咲ちゃん……多分いじめは無くなると思うよ。今日はもう遅いから帰りなさい。」

私は涙を拭き、おじさんの言葉の意味を理解出来ないままその日は家に帰りました。
明くる日少し遅れて学校へ。本当は行きたくなかったけど昨日のおじさんの言葉が心に残っていたから行きました。公園におじさんはいませんでした。
時々会えない事はあったものの昨日の今日で不安でした。
遅れて学校に着くと私をいじめていた人達は何故かいません。暫くすると私は校長室へと呼ばれそこにはいじめていた人達が。
その人達が私に向かって一斉にあやまってきました。びっくりしたものの、私にも原因があったと思って謝りました。ぎこちない感じだったけど、なんとか仲直り出来たような。
でもあのおじさんの言うとおりになった事にびっくりしました。
部活が終わりいつものように公園を通るけどおじさんはいません。いじめが無くなると言われその通りになった事へのお礼、なんでいじめが無くなるって言ったのかその理由が聞きたくて……でも一番は、おじさんに会いたかったの。

おじさん嬉しかった会えなくて一週間が過ぎ、その日の学校の帰り道、公園におじさんがいました。

「おじさん!!」

私は走っておじさんに抱き付きました。

「おじさん……会いたかったよ。あのね、おじさんの言うとおり学校でのいじめなくなったの。ありがとう!でも何で?」

おじさんは私の肩を持って目線を合わせるようにしゃがんで、

「誰か見てるかもしれないから、抱きつくのは良くないよ。それに汚い格好だし。でもいじめ無くなって良かったね。また可愛い笑顔の美咲ちゃんが見られるから嬉しいよ。」

私は涙をためながら、

「おじさん……寂しかった。おじさんがいじめ無くしてくれたの?おじさん本当にホームレスなの?」

おじさんはただ黙って私を見つめていました。
暫くして

「おじさんはただのホームレスだよ。でもいつも美咲ちゃんの見方。」

「うそっ……おじさんただのホームレスじゃないと思う。」

おじさんは黙ったまま立ち上がると今日はもう遅いから帰りなさいって言われました。
その時、

「美咲ちゃん,明後日、土曜日確か部活は無かったよね?明後日の朝10時にこの公園に来てくれるかな?ゆっくりお話しよう。」

おじさんの言葉に

「はいっ!」と返事をし家に帰りました。

ゆっくりお話しようとおじさんに言われドキドキする私がいました。明後日が待ち遠しい。

続く

最初はエッチじゃなくてごめんなさい。


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2019/12/18 17:48:42(QLZViaG2)
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