80年代に隆盛を極めた少女ヌードは’87年1月の42号事件を受けいったん落ち着く。しかし、少女ヌード抑制とムードとともに、少女売春が横行する。いわゆる円光ブームだ。そこで政府は少女らの安全を優先する狙いで少女ヌードを公に認める方向で法案を提出、法制化に舵をとる。こうして日本は世界に先駆け、少女ポルノ大国への道を突き進む。ただし少女ヌードは芸術でありポルノではないという建前の元で。
そんな流れの中でも依然として日本のいわゆるポルノ解禁は見送られ、結果として少女ヌードでのみ女性器の露出が許されるというねじれ状態が続く。これにより、法が定める15歳までの少女ヌードであって、無毛の場合のみ女性器露出が認められる事態となり、同じモデルでも16歳になるとモザイクが掛けられるという事態となる。ただし、16歳以上の女子の売春は合法化された。