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なつ子1
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:なつ子1
投稿者: 清岡純男 ◆tf1OJGrdWk
昭和の末期、波の音しか聞こえない日本海沿岸の漁師町。
岩場の潮だまりと雑木林を隔てるコンクリートの堤防の上を、
全裸の少女がとぼとぼ歩いている。
潮風に揺れる髪をかき上げたり、立ち止まってしゃがんだり、
水平線に引き寄せられるように振り返ったり、
初夏の日差しのシャワーを身体中に浴びるように軽やかにくるっと回ってみたり、
青空に点在する雲を掴むかのように両腕を上げて伸びをしてみたり。
一重まぶたで地味な顔立ちで、無表情だとちょっと暗い影を伺わせるが、
にっこり笑うと愛嬌のある天然の素顔が垣間見え、
ちょっとぽっちゃりした肉付きで15歳らしい膨らみの乳房と、
大きなお尻に太腿がはち切れそうな眩しさを放つ。
部活で健康的に日に焼けた小麦色の顔、腕、脚と対照的に、
体操服とブルマで隠されていたであろう部分の白い肌が強調される。
ただ、思春期の健康に発育した裸体に当然見られるべき陰毛はなく、
明らかに生え始めていたものを剃ったと思われる、
男性のひげそり後のような色づきの割れ目があからさまに自己主張していた。
陰毛の剃り跡とともに全裸の素足に運動靴といういでたちは、
海辺の無垢な妖精というより意図されたエロスの小悪魔というオーラが漂う。
「よーし、ええぞぉ、カーット」白髪交じりの長髪を後ろで束ねた口髭の監督が大声で号令を発すると、
堤防の反対側から小太りの女性が現れ、全裸の少女にさっと頭からワンピースを着せた。
「な?裸足やとただの裸なんやけど、靴を履いているとわざわざ服を脱いだ裸ちゅうことや、これがええんや」
監督は横でビデオカメラを覗く助手に向かって、自分の感性が正しかったことを自慢するようにつぶやいた。

少人数のこじんまりとした撮影スタッフを乗せたマイクロバスが、
ビデオと写真撮影のロケのために港町に到着する2ヶ月前。
小さな町の中学に通うなつ子は、中学3年に進級したばかり。
古びた市営住宅で、居酒屋で働く母親と二人暮らしだった。
「そやそや、なんやお客さんから聞いたんやけど、近頃は子供のヌードが流行ってるらしいっての。
えらい儲かるらしいやんか、お前もやってみいひんか?」
食卓でテレビを見ながらの食事中に、
なんの脈絡もなくいきなり母親の口から思いがけない言葉が投げかけられビクっと反応した。
母親の癖で、時々居酒屋での話題とかを唐突に口走ることが多い。
しかしながらもうすでに母親は自分で言ったことを忘れて、テレビの画面にツッコミを入れ始めていた。
最近のなつ子のオナネタは少女ヌード写真集のカタログだったから、
いつもならスルーする母親の独り言的発言に、身体中に電気が走ったような火照りを感じてしまったのだ。
母親は水商売ということもあり、根っからの奔放な性格も相まって、
仕事終わりの真夜中に男を家に連れ込んでセックスすることもしばしばあった。
そういう環境で育ったなつ子も、早くから性器を刺激して快感を得ること…オナニーをなんとなく覚えていた。
柱や机の角に股間をこすりつけるなつ子の行為は母親も知っていたが、
人目もある公園の鉄棒でこすりつけオナをしている時だけ、
「そういうんはこういうとこでせえへんの、部屋で一人でやるもんやから」と、
叱ったりせずにこっそりやりなさいとさりげないアドバイスにとどめていた。
一緒に風呂に入ったときには、「あんた、ここいじると気持ちええけどなぁ、
ばっちぃことしたらバイ菌まんまんなっちゃうで」となつ子の割れ目を指し、
「いじりたくなったら、爪切って石けんでよう手洗って、そんでいじらなあかんよ」と、
あっけらかんに助言するような天然の母親でもあった。
やがて直接割れ目に刺激を与えてただ単に快感を得るオナニーから、
徐々にいろんな想像をめぐらしながらのイメージを伴うオナニーと進化するように。
小学校高学年からの初潮や胸の膨らみ陰毛の発毛など、
なつ子自身の身体の変化から徐々にオナニーにも深みを増していくことになる。
とりわけ、大きな鏡に自分の全裸を映しいろんなポーズを取ってみたり、
手鏡で形を変えていく性器や濃くなりつつある陰毛の様子などを観察したり、
なつ子自身がオナネタとなっていくようになっていった。
そんななつ子が本屋で見つけた少女写真集のシリーズは、まさにオナニーで妄想していたことの現実そのままで、
見つからないようにこっそりと何度も何度も立ち読みして、家に帰ると思い出してオナニーしていたのだ。
オッパイもお尻も割れ目も隠さずに、にこやかに笑ってポーズを取る少女たちを自分に重ねて。
そんな渇望する写真集であっても、中学生の小遣いではとても手が出ない値段なので立ち読みするしかなく、
何度万引きしようかとの誘惑と戦ったかのだろうか。
それほど、野外で悪びれなく全裸を晒す少女達の姿に取り憑かれていて、
ついに写真集に挟んである折りたたまれたカタログチラシだけをそっと抜き取って持って帰ることに成功。
机の引き出しの裏に隠して仕舞ってあるその少女ヌードのカタログの存在を母親に見透かされていたような感じがして、
なつ子はいままでにない身体の芯から貫かれるような痺れを感じたのだ。
オナニーの時のとってもエロい妄想がすぐ手の届く現実にあるんじゃないかと、
そう考えながらなつ子はさらにオナニーに浸っていき、徐々に決意を固めていった。

「おかぁちゃん、こないだの覚えとる?ヌードの話やけど」
なつ子はオナネタに使っていたカタログチラシをお膳の上にぽんと無造作に置いて母親に話しかけた。
「んん?なんやったけなぁ」と母親はすぐには思い出せない様子で、
お膳の上のカタログを広げて「お前これどないしたん?」と少女ヌードを目にしてもチンプンカンプンの様子。
「こないだお客さんから聞いたって言ってたやん、ヌード流行ってるって、儲かるって、お前もやらんかって」
なつ子にとっては衝撃を与えた発言でも、母親にとってはいつもの思いついたこと言ってみただけの言葉なので、
「そやったっけ?どんなん言ったっけ?」とさっぱり思い出す気配もない反応で。
「お前こんなんやりたいん?」母親は少女ヌード写真集の表紙が並んだチラシを眺めながら、
「ぎょうさん出とるんやね、こういうん…お前、お金の心配しとんなら、そんなんいらんからなぁ」とポツリ。
なんか話が別の方向に流れそうになってきたので、なつ子は慌てて否定して、
「ううん、ちゃうねん、こういうのやりたいんよ、やってみたいから、こないだのおかぁちゃん話してたやん」と本音を。
「お前にほんまできるんか?裸なるんやで?」と、否定ではなく前向きに考えてくれるのが母親らしい。
「裸ええやん、ドキドキするし…」
「ドキドキだけやないねんよ、それにお前可愛くも美人でもないし、できひんやろ?」
「うち、ダメかなぁ…」
「でもな、あんま可愛くない子もおるなぁ」と、母親はカタログチラシを見回し、
「この子やったらお前の方がナンボかましやな、お前の方がオッパイもでかいし」と何人かの女の子を指差した。
「まったく、ほんま、お前、できるんか? よう話覚えてへんけど、店でそれとなくお客さんに聞いてみよか?」
「うん、絶対やってみたい、おかぁちゃんお願い、絶対だからね」
なつ子は自分で決めたこととはいえ、ちょこっと妄想が前進したことへの安堵と不安な日々をしばらく送ることに。

「あ、こないだ話通してもろた、そやそや、お母さんと電話で話したんやけど、ええノリや」
白髪交じりの長髪を後ろに束ねた監督が、くわえタバコのまま受話器でダミ声でまくし立てていた。
「こっちで撮ってるとか知らんかったやろし、驚いてたわ、うんうん、言ってたとおりのおもろいオバチャンやったな。
今日にでもウチで作った写真集とビデオを送っておくわ。ま、大丈夫やろけど、いちおうな、本屋で売ってへんもんやから」
西日本を拠点に撮影の下請けなどをする制作プロダクションの監督は、
東京の零細出版社に頼まれて流行りの少女ヌードの写真集やビデオ作品も手がけていた。
ブームなので原盤を渡せばすぐに現金となるオイシイ商売なのだが、
いかんせんモデルになってくれる少女が不足しているので、思うように稼げないのが厳しい実情でもある。
中堅のみならず大手出版社も参入した少女ヌードで競争も激しいのだが、
監督の作品はいわゆる一般書店では売ってなく、写真集はビニールにくるまれ独特のルートで売られている商品。
いわゆる少女ヌードの写真集やビデオよりは、刺激的であからさまな内容になっているので、
前もって作品を見てもらい納得しておいてもらう必要があったのだ。
「どうなんですか?今度の子は?」小太りの女性アシスタントが、大量のネガを整理しながら監督に尋ねた。
「15歳で中3で母子家庭や、お母さんの話し方やと、エロい娘みたいやな、多少ブサイクでもイケるで」

 
2012/09/05 17:21:13(m3inH1c8)
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