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1:憂い
投稿者:
ThirdMan
◆W8U/HhicpU
痛々しいほどに細い手足だった。
わずかな尖りを見せるだけの薄い乳房は、およそ「女」とは呼べず、分厚い手 のひらに握り締められた小さな尻は、まだ、男の目を楽しませるに十分と言え るほど成長はしていなかった。 手を離した途端に、どこかへ飛んでいってしまうがごとく、未熟な体は尻を掴 んだ男の手によって、激しく上下に揺れ動き、あの子は、細い腕を伸ばしなが ら、振り落とされまいとするかのように、必死に男の背中にしがみついてい た。 精一杯に伸ばしてみても、指の先がまったく届かぬほどの大きな背中だった。 幾重にも弛んだ肉の重量感は、小柄な体を圧死させるのではないかと思えるほ どの迫力に満ちていて、実際、彼女はついさっきまでその重量感のある腹の下 で、苦悶の表情を浮かべていた。 裂けるほどに足を大きく拡げられ、激しく突き上げられて、幾度もあごを仰け 反らせた。 耐えられない、と言わんばかりに、何度も大きく首を横に振り、唇を震わせな がら男を見上げる彼女の目は、必死に許しを求めているかのようでもあった。 だが、まるで拷問とも言える淫虐な行為に無惨に顔を歪めながらも、あの子 は、泣き叫んだりはしなかった。 縋るように薄い胸をあわせ、許してくださいと言いたげに、何度も男に頬をす り寄せて、ようやく男の寛恕を得ることに成功した彼女は、今は、胡座をかい た膝の上に乗せられている。 自ら指を添え、小さな尻を沈めていた。 ゆっくりと、すべてをその無毛の性器に呑み込んでしまうと、対座しながら小 さな尻を小刻みに振って、自分から腰を使いもした。 その尻の振り方には、ぎこちなさを感じず、あの子がこういった行為に、すで に慣れていることを承知させるに十分だった。 男は、丸太のような太い腕で、華奢な肢体をがっちりと胸の中に固定してしま うと、また、激しく突き上げ始めた。 固く目を閉じ、苦悶に顔を歪めながらも、彼女は、唇を求められれば、素直に 舌を伸ばして与えたりもした。 分厚い舌が可憐な唇の中にねじ込まれ、短い舌を蹂躙していった。 男の舌は、あの子の口を犯しただけでは飽きたらずに、彼女の顔中を這い回り さえした。 あの子は、まったく嫌がる素振りも見せず、舐められるままに目を閉じてい た。 やがて、男はその巨体を仰臥させると、あの子に膝を立てさせて、その体を跨 がせた。 かかとを付けたままで、男の体を跨ぐ形になり、男の胸に置いた手で自分の体 を支えながら、あの子は、機械的に尻を上下させていった。 小さな尻が上下する度に、醜いペニスは糸まで引いて、彼女のなめらかな肌の 狭間に見え隠れした。 長さこそ、それほどないが、コブのようにまるまると肥え太った醜いペニスだ った。 それは、まるであの男を、そのまま形にして具現化しているようでもあり、私 には、奴自身があの子の体に潜り込んでいるように思えてならなかった。 腹の突き出た巨漢の醜男。 品性の欠片も持ち合わせてないような顔をしているくせに、学歴だけは立派な 肩書きを持っていた。 そして、私など遠く及ばないほどの収入を得ていて、社会的にも立派な地位に ある。 奴は、私からすべてを奪っていった。 すべて奪うだけでは飽きたらずに、今度は、完膚無きまでに私を打ちのめそう としている。 いや・・・。 あの男は知らないのだ。 おそらく、奴の脳裏には私の存在など微塵もないはず。 逃がさぬ、と言わんばかりに、奴は、あの子の両肩に手を乗せると、その小さ な体を押さえつけていった。 どこにも逃げることができなくなって、あの子は下から激しく突かれながら、 眉をしかめて、呻き声を上げるしかできなくなった。 ひどく苦しげな顔だった。 奴の胸に置いたあの子の手が、掻きむしるように握られ、その苦しさがこちら にも、はっきりと伝わってくるようだった。 見るに堪えない光景に、いっそ、気が狂って欲しいと願いさえした。 奴は、下から苦悶に喘ぐあの子を見上げながら、下卑た笑みまで浮かべて、存 分に愉しんでいた。 その無垢な肢体を犯す悦びを余すことなく表現して、だらしない息づかいまで が、はっきりと耳に聞こえてならなかった。 いっそ耳を塞ぎ、目を閉じてしまいたかった。 いや、事実、そうしようとした。 だが、・・・不意に聞こえた女の声が、私にそれを許さなかった。 「・・・良かったわねミクちゃん。今夜もパパにいっぱい可愛がってもらえ て・・・。」 聞き覚えのある声。 かつて数年間、一緒に暮らしていた。 ベッドの中で、糸を引くような声を聞かせてくれたこともある。 甘える子供のような声音が特徴的で、その幼い声が、私は好きだった。 好意を含んでいた声質に、いつしか嫌悪が如実に加わるようになり、最後は、 「罵倒」という最悪の言葉を残して、彼女は私の前から去っていった。 7年間連れ添った妻。 今は、奴の女であり、この辺りでは有名な歯科医の夫人でもある。 「どうしたんだ?今夜は、やけに積極的じゃないか?」 女の声に、腰を突き上げていた男が動きを止めた。 仰臥したまま、こちらを覗くように見上げ、怪訝そうな顔を向けてくる。 「やあねぇ、私はいつも協力してあげてるじゃない。」 「そうか?内心、君は嫌がっているものと思っていたが。」 「嫌がっても、結局はしてたでしょ?」 「まあ、確かにそれはそうだが・・・。」 「それに、嫌がってるなんてあなたの考え過ぎよ。私はいつだって、あなたに 協力してきたし、あなたの喜ぶことを一番に叶えてあげたいとも思っていた わ。だから、文句なんか言ったことないでしょ?」 「ああ、そうだな・・・。」 「ほら、あの子だってあんなに嬉しそうにしてるし、あなたに可愛がってもら えて嬉しくない女なんていないのよ。だから、私に文句なんてあるはずないの よ。」 甘ったるい声音がそう言った途端、不意に視界が揺れて、目の前に壁が広がっ た。 奴とあの子が、また視界に現れたと思ったら、今度は、妻までが私の視界の中 に現れた。 彼女は、ほとんど半裸の姿で、華美な下着を身につけているだけだった。 私と一緒に暮らしている頃は、彼女のこんな姿など、ただの一度としてみたこ とはなかった。 几帳面で、まじめな女だった。 それが今はどうだ。 トップレスのブラは、豊かな乳房を隠してもおらず、もっちりとした肉付きの いい足には、赤い網タイツまで穿いていた。 毒々しいまでに派手な化粧に彩られた顔は、歯科医夫人と言うよりも、まさに 道端で男を漁っている売春婦そのものではないか。 今日、彼女にあったばかりだった。 確かに化粧の濃さが目立ちはした。 だが、これほどに変貌した彼女を想像することは難しかった。 「いい加減にあきらめてくれないの?」 喫茶店で向かい合いながら、開口一番、彼女はそう切り出した。 スリムのタバコに火を付け、その紫煙を私に向かって吐き出しながら、忌々し げに私を睨んでいた。 彼女と別れて3年がたった今でも、まだ、離婚届に判を押していなかった。 「あきらめるわけ・・ないだろう・・・。」 確かに、まだ彼女に未練はあった。 妻として申し分なかったし、何よりも魅力的な体をした女だった。 だが、私には彼女よりも、もっと大事なものを奪い返さねばならない義務があ った。 「あの子だって、すっかりあの人になついてるのよ。今更、あなたが父親面し たって混乱するだけだわ。」 一人娘の養育権。 私は、彼女と娘の親権を巡って争っていた。 「あいつになつく?あんな豚野郎にか?馬鹿馬鹿しい!」 娘が小学校に上がる前に、歯の検査をしに行った。 奴の歯科医院だった。 どんな手を使って、奴ほどの醜男が私の妻を口説き落としたのかはわからな い。 だが、1年もの間、なんやかんやと理由を付けては、妻は娘を連れて奴の歯科 医院に足繁く通い、不貞を働き続けた。 そして、それが私に発覚したと知るや、娘を連れて、そそくさと奴の元に逃げ 込んでしまったのだ。 もう、3年も前になる。 交渉は難航して、家裁の決定さえも私は受け入れなかった。 事実上、妻は奴と夫婦関係にあっても、法的にはまだ汚れた身のままだった。 積年の仲違いは、どうしようもない深い溝を私と妻の間に作った。 交渉は、年を追う毎に目に見えて減っていったが、どちらも手に入れなくては ならないものがあり、こうして年に数回は、彼女と会って話し合いを続けてい る。 「馬鹿馬鹿しくても事実よ。あの人は、あなたと違って、あの子の欲しがるも のを何でも与えてあげることができるわ。だから、あの子もあの人にすごくな ついてるわ。」 「なんでも?、だと?」 「そうよ。」 「ふん、あの子に必要なのは俺さ。俺だけが、あの子を幸せにしてやれるん だ。あんな豚野郎などに、あの子が望むものを与えたりすることはできん。」 そうだ・・・俺だけが、あの子の望みを叶えてやれるんだ。 「ふっ・・・本当にそう思ってるの?」 あからさまな嘲笑に、一瞬、腹の中を見透かされたような気がした。 この女は、こんな笑い方が、この数年でひどく様になるようになった。 「あなたがどう思おうとそれは勝手だけど、私の言ったことは事実よ。あなた には、もうあの子に与えるべきものなんか、何もないのよ。それを、思い知り なさい。」 もう、話すことは何もないと言わんばかりに彼女は席を立った。 忌々しげにバッグを開くと、中を探って薄い封筒を取り出した。 「今のあの子よ。あんまり会わせないのも可哀想だから、ビデオくらいは見せ てあげる。それくらいで我慢してちょうだい。とても可愛く映ってるわよ。す ごく幸せそうにしてるってわかるから、それを見て気が変わったら電話をちょ うだい。」 それだけを言った彼女は、封筒を無造作にテーブルの上に置いていくと、振り 返りもせずに店を出て行った。 「ほら・・・気持ちいいでしょう?・・・」 あの女は、悪魔だ。 なぜ、こんな仕打ちができる? 「気持ちいいなら、声を出してもいいのよ。声を出した方が、パパも喜ぶ わ・・・。」 自分は、奴の唇を舐めていた。 ミクは、奴の体を跨いだまま、緩慢に尻を上下させ続けていた。 「おっきくて、気持ちいいでしょう?」 奴の胸に頬を乗せ、ミクの繋がった部分を見つめながら、妻が言った。 「うん・・・。」 ミクが、聞き取れないほどの小さな声で、答えた。 そう・・・。 確かに、彼女はそう言ったのだ。 気持ちいい・・・? まさか・・・? そんな、バカな・・・。 ミクの顔は、苦悶に歪んだままだ。 気持ちいいなど、言うはずがない。 聞き違いだ。 俺が聞き間違ったのだ。 あの子が、そんなことを言うはずがない。 俺以外の男に、あの子がそんなことを言うはずがない! 遅くに出来た子供だった。 女の子と言うこともあって、溺愛した。 彼女は、俺の愛情に応えてくれた。 一緒に風呂に入ることも、一緒のベッドで寝ることも、彼女は嫌がらなかっ た。 溺愛は、盲目な愛へと変わり、いつしか薄い胸を舐め、無毛の性器に口付ける ようになっていた。 彼女は、そんな私にいつだって嬉しそうに笑ってくれた。 その笑顔がたまらなく可愛くて、やめようと思ってもやめることができなかっ た。 「パパちゃま、気持ちいいよ・・・。」 眠るように目を閉じながら、あの子が、初めてベッドの中で、そう訴えた日。 私は歓喜に胸を震わせ、いつまでもあの子を抱きしめていた。 いずれ、この子は私のものになる。 初めての男になってやろうと、心に誓った。 ミクならば、必ずや私を受け入れてくれるだろうと、信じて疑わなかった。 だが、その願いは、妻の不貞により、あっけなく終わりを告げた。 あきらめることなど、出来るはずがない。 あの日のあの子の声が、まだはっきりと耳に残っている。 もう一度、あの子の声を聞くまで、私は死んでも死にきれない。 その思いだけで、私は苦渋の生活の中でも、この身を生き長らえさせてき た・・・。 「ほら、もっと大きく動いてあげないと、パパ気持ちよくないって。」 妻の声に呼応するかのように、ミクの小さな尻が大きく弾んでいく。 「ふんっ・・・んっ・・・。」 口を半開きにして、ミクは湧き上がる歓喜の声を、ことさら漏らすようになっ た。 「あっ・・・。あっ!・・・・。」 もう、彼女の声は止まらなかった。 顔も、苦悶に歪んではいなかった。 ひどく気持ちよさそうな顔だ。 「パパ・・・気持ちいいよ・・・。気持ちいいよ・・・。」 私に聞かせるはずだった声がスピーカーに響く。 「・・・前のパパと、どっちが気持ちいい?」 含みのある声音だった。 底意地の悪い女だ。 ミクは、正直な女の子だ。 彼女は、私に嘘をついたことはない。 「こっちの・・・方がいい・・・。こっちのパパの方が、全然いい!!」 肉を打つ音が聞こえてくる。 ミクの小さな尻は、いっそう激しく大きく動く。 もう、止まりそうにない。 「ほら、たっぷりあげるからな。」 ミクの返事に気をよくしたあいつも、あの子の細い腹を両脇から掴んで、腰を 突き上げていった。 「ああっ!パパ!気持ちいい!すごく気持ちいい!!」 「いいわねぇ・・・。いっぱい出してもらうのよ。いっぱい出してもらった方 が気持ちいいでしょ?」 妻の声は、なぜか嬉しそうだった。 「ああ!・・パパ!、いっぱい出して!ミクの中にいっぱい出して!!」 すっかり、あの子は夢の中だ。 今年で何年生になる? 確か、・・・。 ふっ、お笑いぐさだ。自分の娘の年さえ、もう、はっきりとはわからない。 「ほらっ!逝くぞ!そのちっちゃなおマンコに受け止めるんだぞっ!」 まるで狂乱の宴だ。 奴は、俺が見ているなんて、きっと知らないんだろう。 「おっきい!すごくおっきいよ!パパ!ミク壊れちゃうよ!」 そう言いながらも、ミクは必死に尻を振り続けて、やめようとする気配なんて 微塵もなかった。 「壊してやるぞ!ミクは、パパの大事な宝物だ!パパが全部壊してやるから な!!」 「ああっ!!パパッ!ミクを壊して!もっと壊してぇっ!!」 やっぱり、あの子は私が思った通りの子だ。 大好きなパパのためなら、何でもしてくれる優しい女の子だ・・・。 おもむろに、奴がミクの体を引き寄せた。 太い腕で、小さな尻を抱え込むようにミクを抱き寄せると、奴は腰をいっそう 高く持ち上げて、ミクの中に注ぎ込んでいったようだった。 ビクビクと、何度も奴の腰が跳ねて、ミクの小さな体を持ち上げた。 約束通り、たっぷりとミクの中に注ぎ込んでやったらしい。 不意に奴の腰が落ちたかと思うと、ふたりは荒い息を繰り返しながら、しばら くの間、精根尽き果てたように動かなかった。 妻は、まんじりともせずにその様子を眺めていたが、ミクの頭を優しく撫でて いくと、「気持ちよかった?」と、さっきまで早すぎる行為に喜悦の声を上げ ていた自分の娘に尋ねた。 ミクは、ぼんやりとした眼差しで見上げ、母親に、にこりと微笑むと「う ん・・・」と、まさにあどけない少女らしい笑顔を見せた。 その、あまりの可愛らしさに、思わず唇を奪ってしまいたいと思ったのは私だ けではないらしく、奴は、ミクの頭を撫でながら、「後でまたしような。」と 小さな声でささやくと、ミクの頭を掴んで貪るように唇を重ねていったのだっ た。 そこに妻も加わって、伸びた三つの舌が怪しい生き物のようにうごめいた。 3人はとても幸せそうな顔をしていて、妻の言っていたことが嘘でないとわか り、私は心のどこかでホッとしていた。 あの子さえ幸せならば、それでいい・・・。 そして、私の役目も終わった・・・。 あの子を幸福にすることだけを願って生きてきた。 だが、すでに幸福であるならば、私に存在する価値はもはやない。 妻に電話をしてやろうかとも思ったが、やめた。 いずれは、誰かが見つけてくれるだろう。 プレーヤーから薄い円盤状のディスクを取り出し、粉々に砕いて不燃物のゴミ 箱に放り投げた。 妻との交渉材料にと、あらかじめ用意してあった離婚届に判を押し、私は生涯 に幕を閉じるべく、その道具を手に入れるために台所へと足を向けた・・・。
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2011/03/07 23:31:23(luZZ4vo5)
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