ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
可愛い弟子24
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:可愛い弟子24
投稿者: タカ ◆8pDveiYQdk
30年前・・・

「馬鹿者!お前は、我が家の家名に泥を塗る気か!!
 あんな女に騙されおって!
 あいつは、我が家の財産だけが目当てなのだぞ!」

「違う!彼女は、そんなんじゃない!」

必死の抗弁など、なんの役にも立たなかった。

「金でケリをつけてこい!
 いいか!間違ってもあの女を重丸家に入れようなどと思うなよ!」

元は、九州の豪族。熊本でも有数の大地主。
そして、六芒星の家紋を持つ歴史ある名家。
それが、俺の生まれた家。

「もう、彼女のお腹には子供がいるんです!
 僕の子です!」

「馬鹿者!何をたわけたことを!
 あんな女の言っていることなど信用出来るか!
 どうせ、どこかの馬の骨が孕ませたに決まっとる!
 お前は、騙されているんだ!」

「違う!!」

だが、結局父は、金でケリをつけた。
臭いものに蓋をするように、俺は東北の縁者の元に送られた。
子供の顔すら、見ることは出来なかった。
だが、心のどこかでホッとしていたのかもしれない。
まだ、青臭いガキだった。
やりたいことも、山のようにあった。
東北に送られてから数年。
俺は地元の高校、大学と通って、それなりの学生生活を送っていた。
彼女のことも、忘れかけていた。
無理に忘れようとしていたのかもしれない。
そんなある日、突然彼女から掛かってきた一本の電話。
きっと、必死に俺の連絡先を調べたに違いない。
久しぶりに聞く彼女の声は、以前とまったく変わっていなかった。
懐かしい声。
しかし、郷愁に胸を熱くさせることは、出来なかった。
受話器の向こうで、彼女の声は震えていた。

「あの子が・・・あの子が、いなくなったの・・・。」

「えっ?」

「志帆が・・・志帆が、いなくなってしまったのよ!!!」

悲痛な叫び声が、耳の中でこだました・・・。


ケータイの着信に気づいたのは、ファミレスを出たときだった。

あちゃ!シゲさんだ。昼間じゃねえか!

え・・・と、コトリと合体してた時間だよ・・・。

ばれたら真っ二つに割られんな・・・。

「どうしたの?」

ケータイを眺めていたオレに気づいて、シホが声を掛けてくる。

「誰?重丸さん?」

まったく・・・お前はエスパーか!!

怖すぎるんですけど・・・

「い、いや、全然違う人。」

シホは、オレとシゲさんが繋がるのを嫌う。

やっぱり、怪しいよな。

「どうする?このまま帰る?」

ケータイをしまってからシホに訊ねた。

時間は、まだ夕刻を過ぎたばかり。

「うーん、買いたい物があるのよね。」

「なに?」

「あのね・・・。」

シホがぷっくらとした唇を耳元に寄せてきた。

「し・た・ぎ♪」

そう言って悪戯っぽく、はにかんだシホのなんと可愛らしかったこと。

だめ・・・怪しくてもいい。このまま、すぐに押し倒したい。

「コトリも欲しいー。」

聞こえてたらしい。

「いいわよ。どんなのがいいの?」

「ハイレグ。」

・ ・・・お前、意味わかってんのか?

でも、下着じゃ一緒に行けないな。

「あら、別にいいじゃない。一緒に行きましょうよ。」

「いや、クルマも取りに行かなきゃならないから、オレは、ちょっと友達の所に顔出して
からアパートに帰るよ。」

今日のお出かけは、シホの軽。

愛車は、レンのマンションに停めたまま。

「友達って、例の・・・」

シホの顔がわずかに曇る。

「ああ・・・。」

コトリが倒れたマンション。

謎のビデオを手に入れた、引き籠もりの友。

で、思い出した。

「あ、それとさ・・・例の件、今夜頼める?」

「えっ?・・・ああ・・いいわよ。」

キョウコの行方を探す作業。

コトリをぶっ倒したDVD鑑賞会。

シホには、すぐにわかったらしい。

「今夜って、何?」

わからないのはコトリだけ。

不満そうな顔して睨んだりしてる。

「エヘヘヘ・・いいコト。」

ちょっと意地悪っぽく言ってみたら、ふくれっ面。

「コトリもする。」

だめ、また泡吹いて倒れるから。

げへへっ、そうだ。今夜からは晴れてふたりを相手に親子丼が。

オレのためならなんでもすると誓ったシホ。

半分オレをシホにやると言ったコトリ。

まったく問題なし!

ついに近づいた夢のハーレム!

でも・・・。

今夜はだめね。

お兄ちゃん忙しいの。

それに、お前だって、まだ痛いでしょ?

「道場の話だよ。お前の練習日を増やそうかって、ママと相談してるんだ。
 お前も話しに加わる?」

「いや、いい。遠慮しとく。」

意外と練習嫌いなわがまま娘。

「じゃあ、私たちは買い物に行ってからアパートに帰るね。」

まだ、早い時間だし、買い物なら人目もあるから心配ないよな。

「わかった。じゃあ、オレも友達の所に寄ったらまっすぐに帰るから。」

嘘だけど。

レンの所から、その足でシゲさんにも会うつもりだった。

シゲさんは、何かを知っている。

そして、何かを隠してる。

それを聞かなきゃ、オレは、コイツらを守りきる自信がない・・・。



3千円もかかったぞ!

レンのマンションの前。

タクシーでやってきたのはいいが、すこぶる痛い出費。

財布の中に残ったのは、英世さんが一枚だけ。

シホに送ってもらえば良かった・・・。

タクシーの中からシゲさんに電話してみたが、電源が切られていてシゲさんには繋がらな
かった。

市長に会うときや、考え事に集中したいとき、まれにシゲさんは電源を切ることがある。

忙しいシゲさんは、頻繁に電話が掛かってくるから、いちいち応対してたら仕事にならな
いんだそうだ。

マナーモードくらいじゃ、ぶんぶんバイブが唸って集中も出来ないから、最初から電源を
切ってしまう。

たぶん、今は忙しい時間なのかもしれない。

いつでも、電話して来いって言ってたくせに。

何かあったらどうすんだよ?

クルマを取りに来たのが目的だが、新しい情報が入ってないかレンに確かめたかった。

エントランスからインターフォンを押すと、すぐにアイツが出た。

少しはインターフォンのボリュームを上げたらしい。

「タカァッ!どうしたの急に!?」

なんだ、その驚いた声は?

「ああ、昨日色々とあってな、お前の所にクルマを置いてったんだ。
 で、それを取りに来たわけ。
 ついでと言っちゃなんだけど、何か新しい情報あったか?」

「う、うん。あるにはあるんだけど・・・。」

「じゃあ、今から上がっていくよ。」

「い、いや!その・・・。」

「どうした?都合が悪いのか?」

「え・・と、その・・・」

すぐに思い当ることがあった。

「妹が、来てんのか?・・・」

オレを襲った謎の襲撃者。

「う、うん・・・。」

「そっか・・・。」

「ごめん・・・タカ。悪いけど、明日にしてくれる?」

ああ、わかったよ・・・・って。

わかるか!!

「今から行って、ケツ引っぱたいてやるから、鍵開けて待っとけ!!」

「ええっ!!」

ざけんなよ!洒落じゃ済まねえ話しだぞ。

いきなり寝込みを襲われて黙ってられるか。

きっちりお仕置きしてやる。

エレベーターで15階に辿り着くと、レンが、玄関から顔を出していた。

オレを見るなり、慌てふためいて玄関を飛び出してくる。

「ま、待ってタカッ!アイツも悪気はなかったんだ!
 ちょっと、キレちゃっただけなんだ!」

悪気はなかっただとぉ?

「ちゃんと言って聞かせるから!タカの気が済まないなら、しっかりと謝らせるよ!」

当たりめえだ!

「だから・・・今日のところは穏便に・・・ねっ。」

下からオレを見上げながら、レンは機嫌をとるような目つき。

お前が、そんなことだからなぁ。

「どけ・・・。」

凄味をきかせて睨みつけたら、慌てて飛び退いた。

玄関を開けて、リビングに向かうと、いきなり包丁がお出迎え。

「く、来るな!き、来たらコレで刺すからね!」

あの子は包丁を握りしめて、オレの前に仁王立ち。

艶やかだった黒髪が・・・また金髪になってやがる。

前とは違うゴシック調のふわふわドレス。

でも、上は下着だけ。

フリルだらけで、やたらとゴージャスなピンクのブラジャー。

い、いい加減にしろよお前ら・・・。

目がぱちくり。

「ほ、ほんとに刺すよ!」

手が震えてるって。

何も言わずにズカズカズカ。

正面に立った。

「死にたいの!ほんとに死んじゃうからね!!」

いや、それは勘弁。

両手で包丁を握っていた。

上を向いた刃先が小刻みに震えている。

素人は、すぐに刃先を上に構えやがる。

本当は、上から下向きに構えなきゃダメなんだ。

じゃないとな・・・。

下から思いっきり手首を蹴り上げた。

包丁が飛んでいって、ものの見事に天井に突き刺さる。

あの子は、唖然とした顔。

すかさず、彼女を捕まえて脇の下に抱えた。

「は、離せこのヤロー!!」

いつまで、そんな口がきけるかな?

細い腹を小脇に抱えたまま、ひらひらのスカートの襞を思いっきり捲りあげた。

「キャッーーー!!!」

パンツ穿いてねえんでやんの。

可愛らしいお尻が丸出し。

そのお尻めがけて、バシッ!バシッ!バシッ!・・・。

10連発ほど。

これで懲りたろ。

身体を離してやると、惚けたように座り込んだ。

見下ろしてたオレと目が合うなり、可愛い顔を歪ませて大号泣。

「だ、大丈夫かメグミ!?痛くなかったか?」

慌ててレンが駆け寄ってきた。

痛くねえ訳ねえだろ!

これで痛くないなんて答えようもんなら、100連発カマしてやるよ。

ふーん、メグミちゃんって言うんだ。

メグミちゃんは、大声で泣きっぱなし。

泣いてる顔は、まさしく13才の女の子。

何が彼女を変えたんだか。

「タカ、もういいでしょう?メグミを許してやって。」

「あ、ああ・・・。」

許すも何も、降りかかる火の粉を払っただけだ。

放っときゃ、また襲いに来かねないからな。

「本当?、本当にメグミを許してくれる?」

「ああ。」

「本当に、本当だね。」

「しつこい。」

レンの顔が、ぱっと明るく輝いた。

「良かったねメグミ。貞操は守られたみたいだよ。」

そこかい!




「で、その新しい情報ってのは?」

リビングの中。

レンと向かい合わせ。

メグミちゃんは、着替えるために寝室へ。

「あ、ああ・・・えーとね、昨日もう一度サカイ先輩のビデオを観てて変なことに気がつ
いたんだ。」

「変なこと?」

「うん。大したことじゃないんだけど、前にあのシリーズは全部で9本あるって言ったの
覚えてる?」

「ああ。」

「だから一番新しいサカイ先輩のは、9番目のはずなんだけど、よく見たら10番目らし
いんだ。」

「なんでわかる?」

「ビデオの最後にタイトルロールがあったのに気づかなくて・・・。
 昨日、見返してて初めて気づいたんだけど、
 それには『おかあさんと一緒10』ってあるんだよ。」

「じゃあ、9本じゃなくて、10本あるってことか?」

「うん。でも、ダウロードのカタログには9本しかないんだよね。
 で、念のため調べてみようと思って、夕べ一晩かけて全部ダウンロードしてみたん
だ。」

「ちょ、ちょっと待て。全部?」

「うん。」

「いったい、いくらかかった?」

「500はいかなかったよ。」

ご、500ですとぉー!!!

お前、オレの財布の中身を・・・。

少しでいいから、恵んでくんない?

「で、調べてみたら、どうも7番目の作品だけがないみたいなんだ。」

「つまり、歯抜けになってると。」

「うん。」

「それが、キョウコとなんの関係が?」

「ない。」

・ ・・・・・・・・・・・・・・

お前なぁ・・・。

「でもね、面白いことがわかったんだ。」

「面白いこと?」

「ああ、実はその作品も、一度売りに出されてるんだ。
 でも、たった一晩だけで、それも、すぐに回収されちゃったんだって。」

「誰からの情報だ?」

「ミタライ氏。気になったから彼に訊いてみたんだ。
 そしたら彼は、なんと!偶然にもそのビデオを手に入れてたんだ。
 でも、数日もしないうちに、すぐに得体の知れない奴らが現れて、ダウンロードした
データを持ち去っていったらしい。
 もちろん代金は返されたけど、口止め料だと言わんばかりに謝礼まで置いてったらしい
よ。」

「そこまでして回収したのか。しかし、よく家がわかったな?」

不特定多数を相手の商売で、そんなことが可能なのか?

「何言ってるの?ボクらは登録してるんだよ。
 ダウンロードするために自宅の住所も名前も電話番号も、すべて登録してるんだ。
 前に言ったじゃない。コピーしたら誰に売ったものか、すぐにばれるって。」

「ああ!なるほど。」

どうしたってまともなビデオじゃない。

これが、あからさまに世に出回れば警察が動き出すのは必至。

売り手側は、買い手の素性を押さえることで、共犯意識を持たせ、大量に出回るのを防い
でるわけだ。

自分の身分が明らかになっても買いに来るような奴らは、共犯と見なされても仕方がない
からな。

身分を明かせと言われれば、尻込みする奴らもいただろう。

だが、単価がべらぼうに高いだけに多くの顧客は必要としない。

どんな事をしても手に入れようとする生粋のマニアにだけ、さばければいい。

そして、そんな奴らは、せっかく手に入れたものをおいそれとは手放さない。

加えてアクティベーションのプロテクトだ。

よほどのことがない限り、この非道なビデオが明るみに出ることは、まずない。

なかなか考えてやがる。

「で、タカに聞いてもらいたいのは、ここからなんだ。」

レンが、いつになく真剣な顔つきになった。

「どうして、そのビデオが回収されたと思う?」

「わかんね。」

「実はね、そのビデオに映っていた人物。
 女の子とお母さんの方じゃなくて、男の方に問題があったんだ。」

「男の方?でも、キョウコのビデオは、男の顔はわからないようにしてあったぞ。」

そうだ。キョウコのビデオは、巧みなカメラワークで、男の顔が画面に映らいようにして
あった。

「どうやらね・・・。」

レンが声を潜める。

「プライベートビデオだったらしいよ。」

なぜ、声を潜める?

「プライベートビデオ?じゃあ、別に作品として創った訳じゃないのか?」

「うん、どうもそうらしい。」

「で、その男ってのは?」

レンが大きく息を吸い込んだ。

「たぶんタカも知ってるよ。」

「えっ!オレが?」

「ああ・・・青森選出の国会議員。」

「国会議員!」

「そう、名は、五所川原与作。」

五所川原与作!!!

?????

「誰だそれ?」

「えっ!?タカ知らないの!?すごく有名じゃない!」

「そ、そんなに有名な奴なの?」

「当たり前じゃない!?何言ってるの?
 児童ポルノ規制法推進派の急先鋒で、ボクたちの天敵とも言える男だよ!
 そんなのも知らないの!?」

そんなの知るか!!!!

お前らの天敵なんざ知らん!!

でも待てよ・・・。

児童ポルノ規制法推進派の急先鋒?

そいつが、そのビデオに?

「それって、すごくマズいんじゃね。」

「マズいなんてもんじゃないよ。バレたら政治生命どころか、社会的にも抹殺される
ね。」

そりゃ、慌てて回収するわな。

「でも、それがキョウコとなんの関係が?」

そんな野郎の政治生命が絶たれようが、地位を剥奪されようが、知ったこっちゃない。

自業自得だ。

それより、こっちはキョウコを探してんだ。

「もう・・・タカって、意外と鈍いんだね。」

「なんだと?」

「いい?売りに出されたのが、たった一晩で、それもすぐに回収されたってことは、何ら
かの取引があったと思わない?」

「うん・・・そんな気はする。」

「もう!・・・いい!取引があったってことは、五所川原は、このビデオを創った奴らを
知ってるってことだよ!」

「あっ!」

そうだ。取引があったとすれば、それは相手があってのこと。

つまり、五所川原は、このビデオを創った奴らを知っている。

「と、言うことは?・・・」

「五所川原を探れば、ビデオを創った奴らがわかるってこと。
 そうすれば、サカイ先輩の居場所も・・。」

でかしたレン!!!


 
レスを見る(12)
2010/01/08 03:13:42(DDfUbOOR)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.