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カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:203 続き。
投稿者: チリドック
暫く繋がったまま、2人は口付けを交わしていた。 まるで愛と言う無情の旋律をなぞるような長い口付け。 
その間に僕の肉棒は少し落ちついていた。 
ゆっくりと腰を動かす。莉奈を気遣うようにゆっくりと、肉棒の先端は腰を突き出す度に莉奈の一番奥に当たり、莉奈は絶えず声を漏らしている。腰の動きは徐々に早くなり、思考など既にどこかに吹き飛んでいた。頭がおかしくなりそうだ。疼くような快感。もう全てをそれに任せていた。 段々激しくなる2人の動き、今や莉奈の腰も僕の腰の動きに合わせて上下していた。 
この快感の中、押し寄せる射精感にいつまでも抗ことができるはずがない。莉奈も早くも2度目の絶頂に向かっているようだった。その証拠に、膣内が小刻みに収縮しているのがわかる。僕は我慢出来ずに。より一層腰を激しく莉奈にうちつける。莉奈の声も段々激しくなり膣内が肉棒をキュッとしめつける。今や塊がすぐ喉元まで押し寄せている。 
コンドームをしてないことを思い出し、抜こうとした次の瞬間。莉奈の足が腰に絡みついてきた。 
「だめだよ!出るっ」 
そう言ったが既に遅かった。僕は腰の動きを止められず、熱い塊が尿道を通って痛いくらいの快感と一緒に少女の膣内に吐き出された。その瞬間莉奈の膣も収縮し、今日初めて会った男の精液を全て飲み込んでしまった。 
長い射精だった。律動が永遠に止まらないのではないかとさえ思えた。 
ダメだとはわかっているのに莉奈の一番奥で全てを吐き出し終わってもまだ、しばらくそのまま余韻に浸っていた。 

ふと我に変えると、今さらながら大変な事をしてしまったという思いで頭が一杯だった。 
急いで縮んだ逸物を莉奈の中から抜くと、凄い量の精液が莉奈の中から溢れてきた。 
「ごめんっ、洗わなきゃ」そんな事しても無駄だってことはわかっていた。でも何もせずにはいられなかった。完全に気が動転していた。 
莉奈を風呂場に連れて行こうと手をとると、 
「大丈夫ですよ。心配しなくても。」
莉奈はしっかりした声でそう言った。 
「いや、でも、もし妊娠したらどうするの!」
僕の声は少し大きくなっていた。男ってのは本当に勝手な生き物だな。その時の自分の頭の中には、面倒な事になるのは御免だ、という考えしかなかった。 
今気持ちよく中出ししたのは自分なのに、望まない妊娠をして苦しむのは、痛い思いをして子供を産むのはいつも女性の方なのに、そういう時に自分が考えていたのは、自分の事だけだった。 
「大丈夫ですよ、本当に。」
莉奈の声も少し大きくなっていた。 
「でも!」
それでも僕は莉奈の手を引こうとしている。 
「大丈夫ですって。私もう妊娠してるんだから!」 半ば叫ぶように言った莉奈の瞳から一筋の涙が零れて頬を伝った。 
その後にはまたしても沈黙が残った。 
僕は発するべき言葉を失っていた。 
今の莉奈から出た言葉を理解するのに必死だった。 
「今は何も聞かないでください。」 
莉奈が沈黙を破りそう言った。そして再びベットにドサッっと倒れこんだ。 
向こうを向いて肩を震わせていた。 
しばらくベッドの横に立ち尽くしていた僕はそっと莉奈の横に体を横たえて、静かに後ろから抱きしめた。莉奈は何も言わなかった。何も言わないまま、僕の方に体を向けなおし、僕の胸に潜りこんできた。 
莉奈の涙が僕の胸に触れ少しくすぐったい感じがした。 
2人はそのまま静かに眠りに落ちていった。 



翌朝目が覚めると、莉奈はまだ僕の腕の中にいた。僕がしばらく莉奈を見つめていると、不意に目をさました莉奈が僕を見つめ、昨日の涙が嘘のように 「へへっ」と無邪気な顔で笑った。しかし、その笑顔を作った瞳は隠しきれない悲しみの影で縁取られている。 僕は莉奈の綺麗な顔にしばらく見とれてからキスをした。 


その日僕は入社以来初めて仮病を使った。 
窓の外では蝉が絶え間なく鳴きつづけている。 
今年の夏も暑くなりそうだな。 
      つづく! 

長文すいません。たまに打間違いとかあるかもしれませんが、ご了承ください。エロい部分はちょっと少ないんですが、ご勘弁を・・・。そして、長文をここまで読んでくださった方ありがとうございます。 
とりあえず第1章はこんなもんで! 近日中に続きをアップできればと思っています。 
結構長い作品になるかもしれませんが、もしお付き合いいただける方いらっしゃいましたら読んでみてください。 よろしくお願いします。 

一応のため書いておきますが、この物語はフィクションです。登場する人物名団体名などはすべて架空のものです。悪しからず











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2009/08/10 19:38:17(RxcGHqTo)
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