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たまたま・・・11
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:たまたま・・・11
投稿者: まあさん
4日、5日は大きな事が無かったので短絡的にまとめます。その後が本題。是非ともレスも見てください。
4日、5日は疲れていたので(ホンマにオッサンやと思った)映画、アニメ、お笑いなどのDVDを借りて家にずっといる事にしました。
ご飯は、僕がミカに対抗してカレーを4時間かけて作りかなりの評価!
テレビのクイズ番組や映画なども見て、まったりと過ごした2日間でした。

7日、ココからが本題!
エロは無いです。
いつもメールで、ご飯のことや昼休みになにげもないことを少しやりとりするのだが、今日はメールが来なかった。
寝ているか、まだ見ていないDVDでも見ているのだと思っていましたが、それは大きな間違いでした。
家に着くと、いつもついていた明かりがない。
ん?と思いながら部屋に入り明かりをつけると、ご飯もなくテレビも消したまま、暗い部屋で一人団のなかに入っているミカがいた。
「どうしたん?体調悪いの?」
「・・・・・・」
返事が無い。頭まで被っている布団をまくり顔を覗くと、瞳を赤くし口元に手をやり泣いていた。よく見ると枕も少し濡れているようだ。
優しく頭を撫でながら
「どしたん何かあったん?」声をかけると目を閉じ、体を震えさせながら声を噛み殺すように泣きはじめた。
「ミカ?・・・ちょっとホントにどしたん?」
「ヒックヒック、あ~んマサキさぁん・・・」
初めて見るミカの表情に驚き、抱き締めてあげる事しかできない僕だった。
少し落ち着いた所で、テーブルに移り、ココアを入れて飲みながら話すことに・・・
「ミカ、訳を話してよ」
「ヒッ、ヒック、タカコさんがそろそろ戻ってきなさいって・・・嫌だって言ったんだけど学校もあるし、何より今のままじゃマサキさんの迷惑になる場合もあるからって・・・」
「・・・・・・」
何も言葉が見つからなかった、タカコさんの言っていることは、もっともな発言(レスをくれた皆さんと同意見でしょう)だ。
「私、マサキさんの事好きだし、マサキさんも私の事好きだから迷惑に思ってないはずって言ったら、そうだとしてもダメって言われて・・・お互いにいくら好きだと言っても、ダメな事があるって・・・」
確かに法律上問題はある、タカコさんは間違ったことは言っていない。
「ミカ・・・」
「私言ったの、マサキさんが迷惑と思うなら帰るけど、そうじゃなかったら帰らないって」
「そしたらタカコさんは、なんて言ってたの?」
「気持ちがどうのじゃなくて、他の事で迷惑になるから、ミカはマサキさんに迷惑かけたいの?って言われて、タカコさんなんて知らないって携帯切ったの」
「そっか・・・」
「何回かタカコさんから電話掛かってきたけど、出なかったの。マサキさん私がいたら迷惑?」
「迷惑なんて思わないよ」
「本当?」
ミカの手を引き抱き締めながら頭を撫でた。
「本当だよ、ミカのこの温もりが迷惑な訳ないよ」
「あ~ん(ノд<。)゜。」
耳元で泣くミカ、淋しさ、悲しさ、不安、自分の居場所、存在・・・様々な事が涙となり出てくるのだろう。
答えは出せていないが、考えていた事だ。これから二人の運命がどうなるのか分からないが、この扉は通らなくてはならないもの・・・僕は大きなため息を吐き、一つの決意を固めた。
ミカを体から離し、涙で溢れる瞳をみながら
「ミカ・・・」
「なぁに・・・グスッ」
「一度タカコさんに会おうよ」
「えっ?」
「タカコさんに会って、ちゃんと話ししたほうが良いと思うんだ」
「やっぱりマサキさん・・・」
「違うよ」
ミカの言葉をさえぎり、首を横に振る
「よく聞いてね!ミカの事大好きだし、いつまでも一緒にいたい、これは分かってね」
「うん・・・」
「でもね、ミカの将来を考えると勉強は必要だよ、義務教育はもちろんだけど、もしやりたい仕事が見つかった時、高卒でないと出来ない事もあるから。それに法律的な事があるんだ」
「法律的?」
「そう、タカコさんが言ってた迷惑ってこの事だと思うよ。ミカもテレビで痴漢や援助交際で捕まった人みたことあるでしょ?」
「うん」
「そう言うことなんだよ」
「だってマサキさんとは援助交際と違うよ、ミカ、マサキさん好きだから・・・
「分かってる、ありがとう。でもね、詳しくは分からないけど児童福祉法違反、青少年保護条令違反、出会い系規制法違反、になってると思うんだ」
「うそ!」
「ホントだよ、もしミカの両親に訴えられたら、拉致監禁もありえるんだ」
「だってミカがいたいって言ってるのに?」
「法律ってのはそんなもんだよ、善意悪意はあるけど、その判断は難しいんだ」
「???う、うん?」
「分かりずらくてごめんね、でも僕が思うのはそんな事よりミカの事なんだ」
「私の事?」
「うん、今のままじゃここから出れないし、学校も行かなくちゃならない、転校するにも両親の許可もいるらしい、生きるだけなら今のままでも出来るけど、ミカの視野が狭くなるし、才能、可能性も消してしまうことになる。」
「・・・・・・」
「ミカは将来やりたい事とかないの?」
「タカコさんみたいな仕事がしたい」
「うん、優しいミカには合うんじゃないかな?」
「エヘッ」
「やっと笑顔が出たね!保育士、介護士、看護師なんかは免許がいるし、人の為の仕事は知識だけじゃなく、協調性、包容力なんかもいるから色々な経験が必要になるんだ」
「うん」
「だからタカコさんに合うのは、これから将来ミカと一緒にいられる様にしたいから合うんだよ」
「でも・・・マサキさんと会えなくなるの?」
「かもしれない」
「えっ、そんなのやだ」
「そりゃ僕も嫌だよ!だって寂しくなるやん、でも今じゃなく、将来の為にどうするかなんだよ」
「うん、でも・・・」
「どうなるかは僕も分からないよ、二度とあえなくなる可能性もあるし、ミカと離れてもしかしてミカが、僕の事嫌いになるかも知れない」
「マサキさんの事嫌いにならないよ、絶対」
「うん、信じてる・・・だからタカコさんに一度会って今までの経緯、二人の気持ちと想い、これからのことを一緒に話そうよ!その日に結論でなかったら戻ってきて又行ったら良いやん・・・ね!」
「う、うん」
「ミカを大切に思っているのは、タカコさんも一緒だよ。だから・・・きっと大丈夫だよ!」
「うん、わかった(^^)」
「よし!じゃあタカコさんに電話しよ」
「えっ?で、でも」
「大丈夫、きっと心配してるからさ!なんだったら僕が代わるよ」
「じゃあ、してみるね」
「玄関の前にいるからなんかあったら呼んでね!」
「うん!」
・・・・・・タバコを吸いながら、これで良かったと自分に言い聞かせた、ただタカコと言う保育士?の事も気になる、思考、性格が分からないとどうなるかまったく読めない。
他にもある、ミカの言う『両親がいない』と言う言葉の意味、施設での事件、初めて会った時の出会い系サイトの事、施設を脱走した事・・・いろんなパズルが少しづつ組み上がる気がした。
・・・10分程して。
「マサキさん?」
ゆっくりとドアを開けミカが顔を出す、その顔は泣き顔でも困惑しているのでもなく、いつもの笑顔だった。
「終わった?」
「うん、タカコさんがお礼言いたいから変わってって!」
「おっ?」
いきなり予想もしなかった事でびっくりし、自分で自分を指差してしまった。
「クスクス、うん早くぅ」
部屋に戻り、おずおずとミカから携帯を受け取り、電話に出る。
「変わりました紀平(仮名)です」
「初めまして、施設員の浦口(仮名)と申します」
「こちらこそ初めまして」
「いつもミカちゃんを大切にして頂いてるみたいで、ありがとうございます」
「い、いえ」
「なんでもミカちゃんを説得して頂いたみたいで、本当に心配してたので助かりました、私も一度、紀平さんとお話をさせて頂かないと、いけないと思っていた所でして・・・」
「そうですね、お互いに色々な話をしなければいけないですね!」
「はい・・・紀平さんはいつ都合がよろしいのてすか?なるべく早い方が良いと思うのですが」
「そうですね、12か13の休みにどうかと考えてますが・・・」
「じゃあ12日の日曜日どうですか?」
「あっ!少し待って下さいね・・・ミカ12日の日曜日で良いよね」『うん』
「じゃあ、日曜日の昼過ぎぐらいに。車だと時間が読めないので電車で行きます」
「わかりました、駅に着いたら迎えに行かせて頂きますので」
「じゃあお願いします。ミカちゃんと代わりますね」
ミカに携帯を渡そうとすると、ニャっとした表情で受け取った「ん?」なんの表情?
「じゃぁねタカコさん」
電話を切り、座る僕の後ろから抱きついてきた
「えへへ~」
「ん?何?」
「ミカちゃんだってぇ」
「そらタカコさんにミカっていえないでしょ?」
「もう一回言って!」
「ん~ミカちゃん!」
「アハッ!マサキちゃん!」
「おいおい・・・勘弁してよ、それよりタカコさんなんて言ってた?」
「ん~とね、ミカの事心配してて、マサキちゃん(おいっ!)と色々話をしたのと、マサキちゃんに言われて電話した事言ったら、代わってほしいって言われたの」
「そっか、でもマサキちゃんは禁止!」
「ヤダ~マサキちゃん」
「はぁ~」
まあ、ミカが元気になって良かったが、どうもタカコさんとの会話に違和感を感じるのは気のせいか・・・
いち保育員が取る会話じゃないような気がする、心配は分かるが『大切にして頂いて』なんて言うものなのか?
まあ、考えても仕方がない・・・ん?
「ミカなに?」
ミカが覗き込む様に、僕の顔を見ている。
「マサキさんタカコさんの事考える!」
「ん、まあどんな人かなって思って・・・」
「怪しい~浮気しちゃダメだよ」
「はっ?ちゃうちゃう、そんな事考えてないよ」
「タカコさん綺麗だからなぁ~」
「おっ!本当に!」
「あ~喜んでるぅ!バカマサキ!」
「ウソウソ、さあご飯食べにいこ!」
「そう言えばお腹すいた~、ご飯食べてなかったね」
この日は外食後部屋に戻り、タカコさんと施設の事はお互い話題にせず、静かに眠りについた。


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2008/10/10 16:24:00(SJ.YnCvr)
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