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1:誘惑 Episode 1
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Blue Roses
昼下がりの午後。二人の主婦が、居間でお茶を飲みながらお喋りをしている。二人にとって恒例の、買い物帰りの井戸端会議だ。
一人は藤本優子、二十六歳。この家の住人だ。結婚二年目で、中小企業に勤めるサラリーマンの夫、浩二との間にまだ子供はいない。 優子と向かい合って煙草を吹かしながら話している方は、岡本香織、二十九歳。隣の家に住む主婦で、夫の光雄は何か貿易関係の商売を自分でしているらしい。優子と同じく子供はまだだ。 「それがさあ、そいつ結構いいのよ。何がって、あっちの方に決まってるでしょう?」 喋っているのは主に香織の方だ。近頃、話の内容は何時も決まって香織の浮気自慢になる。 「若いくせにさあ、とにかくしつこいのよ。いやって言うほど舐めまわしてくんの。でも、それが結構うまくてさ。しかも散々じらすじゃない。生意気よね。でも、あたしもびんびんに感じちゃってさあ」 優子は、香織があけっぴろげに浮気相手との痴態を話すのを、おとなしく聞いていた。 今は親友同士のように付き合っている二人だが、知り合ったのは、優子達夫婦が東京郊外のこの街に越してきた半年前に過ぎない。 優子が始めて香織を見たのは、引越し当日、隣の岡本家に夫婦で挨拶をしに訪れたのが最初だった。香織は夫と共に玄関に立ち、優子達と挨拶を交わした。 夫の光雄は、日に焼け、背が高く、がっちりとした体格の男だったが、その態度は紳士的で、知的なスポーツマンという印象だった。 香織も背が高く、美人で、華のある女だった。二人は良く似合っていると、優子は思った。 挨拶を終えて新居に戻る途中、「なんか、お金もってそうだね」と浩二が言った。 優子と香織。 性格は全く異なっていたが、不思議とうまがあった。 香織は、まだこの街に不案内な優子に、近所付き合いのルールや、どこの店が安いかなど、あれこれと親切に教えてくれた。 ― 香織さんがいてくれて、本当に助かるわ ― 優子は感謝し、自然と香織を慕うようになった。香織も優子を妹分のように扱い、何かにつけては香織をどこかに誘った。 「だからさあ、あたしもお返しに舐めてあげたのよ。体中、全部。すみからすみまで。そしたら彼、声出してよがっちゃってさ。かわいいの。結局、あたしが上になって、腰振りまくっちゃったわよ。」 ― 香織さんってすごい。こんな人、本当にいるんだ ― 「香織さんってすごいね。でも、香織さんの旦那さんって、すごく素敵な人じゃない? なのに、どうして・・・」 「それとこれとは別よ。旦那は旦那。不満が有るってわけじゃないのよ。旦那だって、あっちの方は結構すごいのよ。でもあたし、はっきり言って性欲強いしさあ。いくら旦那のアレに満足してても、やっぱり他の男ともしたいのよ。それより優子はどうなの? 浮気したこと無いの?」 「私はまだ・・・」 「優子の旦那さんって、あっちの方、そんなに良いわけ?」 「う、うん、別に不満はないけど・・・」 「本当かしら? 優子ももっと楽しみなさいよ。あんたみたいに、可愛い奥さんって感じの女とやりたい男なんて、掃いて捨てるほどいるわよ」 「やめてよ」 「フフ、なに照れてんのよ」 香織がさんざん言いたい事を言って帰った後、優子は落ち着かない気持ちでソファーに座り、香織の話を思い出していた。 ― 香織さんって良い人なんだけど・・・でも・・・いくら何でも、エッチ過ぎるわ・・・ ― 体の奥底にぽっと火がついた。近頃次第に露骨になっていく香織の浮気話を聞いた後は、いつもそうだ。 ― でも正直・・・うらやましい気もする・・・ ― 優子は無意識にトレーナーの上から胸を押さえた。 ― もしあんなに・・・大胆になれたら・・・ ― 乳首が、ひりひりする。性器に誰かが息を吹き掛けているようだ。 ― しちゃおうかな・・・ちょっとだけ・・・ ― 優子はトレーナーをめくり上げた。ブラジャーを片側だけずらし、乳首を露出させた。そして、いたわるように、いじり始めた。 『そいつさあ、赤ん坊みたいに私のおっぱい吸ってくんの。フフ、ちょっと痛いぐらいにね。』 香織の言葉が蘇ってくる。 ― 私だって・・・誰かに強く吸ってほしい・・・ ― 乳首をぎゅっとひねった。もの足りない。火の勢いはますます強くなってくる。 ジーンズのジッパーを下ろす。腰を浮かして膝まで下げた。乳首への刺激はそのままに、もう片方の手で下着の上から自分を慰める。まだ直接触れたくない。じらすのが何時ものやり方だ。 「あっ・・・やめて・・・」 口に出してみた。自分しか知らない秘密の空想。 「だめよ・・・そこだけは・・・許して・・・」 性器がもっと強い刺激を求めている。 『二人とするのもいいわよ。上と下両方塞がれちゃってさ。犯されてるって感じ』 香織だ。 手を下着の中に入れた。性器を指で直接なぐさめ始める。乳首を転がしていた指は口の中へ入れた。 「む・・・く・・・」 ― だめよ! やめて、何をするの! ああ、感じちゃだめ! ― ジーンズを完全に脱ぎ去り、足を大袈裟に広げてみた。指が上と下の口を犯し始めた。 「むっ・・むぐっ・・・」 ― ああ、誰か見て! 私いやらしいの! こんなにいやらしいの! ― 「うっ・・・くっ・・・」 性器が口をすぼめた。優子は果てた。 ― 私、馬鹿みたい。香織さんのせいだわ ― テッシュで性器を拭き、下着をはき替えた。 夕食の用意を始めなければ。 <To Be Continued>
2003/12/01 12:57:45(MJQjZA5f)
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