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壁の穴

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1: 壁の穴
投稿者: AKIO ◆owsNZlwcpo
壁の穴1

古びたアパートの空気は、いつもどこか湿っぽく、隅々にカビの匂いを潜ませていた。奈緒(29)は一人、リビングのソファに深く身を沈めていた。壁に掛けられた時計の針は、午前十時をゆっくりと回っていた。夫の信二(29)は、また今夜も帰ってこない。出張だと言っていたが、最近はその言葉がまるで空気のように感じられた。彼女の指が、スマートフォンの冷たい画面を無意味に滑っていた。通知は何もない。ただ、彼女の孤独と時間だけが、この薄暗い部屋に満ちていた。

隣の部屋からは、いつもと同じように生活音が漏れてくる。テレビのボリュームを上げたままの男の声、時折聞こえる咳き込む音。毒島(45)、隣人の名前。一度だけ廊下で顔を合わせたことがある。脂ぎった顔に、禿げあがった頭を不潔そうに撫でる、典型的な中年男だった。彼は仕事もせず、親の仕送りで暮らしているらしい。その傍若無人な態度は、廊下に漂う彼の体臭と同じくらい、圧迫感があった。

奈緒はある日、壁の隅にある小さな穴を見つけた。それは、まるで虫食いのように不規則な形をしていた。最初はただの老朽化だと思った。しかし、その穴の位置が妙に気になった。ベッドの頭がある場所の、ちょうど腰の高さ。彼女はふと、以前に信二と寝室で情事にふけっていた時、壁の向こうから微かに聞こえた、抑えたような呼吸を思い出した。耳を澄ませば、毒島の部屋のテレビの音がいつもより小さく聞こえる夜があった。結びつくべきでない糸が、奈緒の頭の中でゆっくりと結ばれていく。

彼女の肩がカチリと固くなった。歯根を噛みしめる音が、自分の耳に響いた。あの男が…?この穴から、自分たちを覗いていたと?吐き気がこみ上げるような怒りが喉まで出かかった。信二に言うべきだ。しかし、その考えはすぐに消えた。信二は多忙だ。こんな下劣な話を持ちかけても、きっと「警察にでも言えば」と面倒くさそうにあしらうだけだろう。彼の関心はいつも仕事にあり、自分の欲求不満なんて、眼中にもないのだ。

その時、奈緒の頭に歪んだ閃きが走った。怒りは、そのまま奇妙な興奮に変わっていった。もし、あの男が見たいのなら、見せてやろう。夫に構ってもらえないこの身体を、あの脂ぎった男の欲望の捌け口にしてやろう。それは、奈緒自身の鬱屈した欲望の、歪んだ出口でもあった。

次の日から、奈緒の行動は変わった。シャワーを浴びた後、わざととタオル一枚で部屋を歩き回り、壁の穴の前でゆっくりと下着に着替える。黒のレースのブラジャーが、彼女の白く張りのある乳房をしっかりと支える。細い紐がのぞくTバックのパンティは、丸く引き締まった尻の溝に食い込んでいる。彼女は穴の前に背中を向け、鏡に映る自分の姿を確認するふりをして、尻を少し突き出すポーズをとった。壁の向こうに、獲物を狙う蛇のような視線があると想像すると、彼女の肌に鳥肌が立った。恐怖と、そしてそれ以上に強い、背徳的なスリルが背中を駆け上った。

ある晴れた午後、奈緒はまたも壁の前に立っていた。今日は何も着ていない。完全な裸だ。窓から差し込む柔らかな光が、彼女の肌を白く照らし出す。乳首は、部屋の少しの涼しさと、見られているかもしれないという想像で、ぷっくりと硬く尖っていた。彼女は片手で自分の乳房を優しく持ち上げ、もう片方の手でお腹の柔らかな起伏を撫でた。指先が、だんだんと下へと降りていき、恥丘の柔らかな毛をくぐり、湿り始めた秘部の裂け目に触れようとした、その時だった。

隣の部屋から、今までに聞いたことのない音が聞こえた。それは、ただの生活音ではなかった。荒々しく、粘っこい息遣い。まるで何かに取り憑かれた獣が、苦しみながらも快楽を求めているような、生々しい音だった。奈緒の動きが止まった。心臓がドキンと、大きく音を立てた。もしや…あの男は、今、自分の姿を見て、あんな音を立てているのか?

好奇心が、奈緒の理性を押しのけた。彼女はそろりそろりと壁に近づき、膝をついた。目を、あの小さな虫食いの穴に近づけていく。指で少し穴を広げ、向こう側を覗き込んだ。視界は狭く、歪んでいる。それでも、部屋の薄暗さの中に、動く人影があった。そこにいたのは、想像通り、毒島だった。

彼はズボンも履かず、裸のまま椅子に腰掛けていた。そして、その太った腹の前で、信じられないものを握りしめていた。それは、奈緒が今まで見たこともないような、醜いほどに巨大なペニスだった。彼の体とは不釣り合いなほどに太く長く、血管が脈打っているのが見える。毒島は、その獣のような肉塊を、片手で荒々しく、執拗にしごいていた。彼の顔は歪み、汗と脂に光り、口からはよだれが垂れていた。その姿は、まさに欲望の化け物だった。

そして、穴の向こうから、濃密な匂いが流れ込んできた。それは、汗と古い精液と、不潔な体臭が混ざり合った、まさに獣臭だった。奈緒は息を飲んだ。目の前に広がるのは、あまりにも生々しく、下劣な光景。彼女の脳に、その巨大で醜いペニスをしごく手の動きが焼き付いている。びっくりして、彼女は思わず後ずさりした。慌てて穴から目を離し、壁に背中をくっつけた。胸は激しく鼓動し、息が苦しい。壁の向こうから聞こえる、荒い息遣いと、肉を打つ音が、今度は以前よりもずっと近く、ずっと恐ろしく聞こえた。

つづく
 
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2026/10/15 04:01:35(eppE5V4y)
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