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1: 魔少年と熟れた女達7
投稿者:
鉄剣一
週末の土曜日になり、健太は二度目となる鈴木家への訪問の日を迎えた。
部屋を出る間際、健太はバッグの中身を確認する。残りの三つのトリプルタップ型盗聴器を底に忍ばせ、その上から、リビングの隅に転がっていた鈴木香織のあの下着を無造作に詰め込んだ。数日間健太の部屋に放置されていた水色のレースのパンティと巨大なブラジャーは、健太の放った腐ったイカ臭まみれの汁を吸い、これ以上ないほど蒸れに蒸れ返っていた。全ての準備を整え、健太は約束の時間に間に合うように自宅を出た。 エレベーターホールに向かい、下向きのボタンを押して待っていると、背後から高橋家の大学生の娘が偶然歩いてやってきた。やがて到着したエレベーターのカゴの中に、二人は並んで乗り込んだ。 健太は一瞬で「爽やかな近所の大学生」の仮面を被り、青年らしく「こんにちは」と声をかけた。しかし、娘からの返事は、むすっとした不機嫌そうな会釈のみだった。 すれ違いざまに彼女の背後に回り、エレベーターが下降し始めると、健太は仮面の裏側でいやらしい目を剥き出しにし、その全身を舐め回すように凝視した。 狭い空間に、大学生特有の少し背伸びをしたような安っぽい香水の匂いがふわりと漂う。ミニスカートの裾からすらりと伸びる生足、少しムチムチとした肉付きを保っている尻から背中にかけてのラインを、健太は貪るように網膜へと焼き付けた。 (ふん、生意気な小娘が……。お前の家なんていつでも入れるし、夜中に一人でシコシコ指を動かして喘いでることも、俺は全部知ってるんだぞ) 背中に向けて、どす黒い全能感を滾らせながらマンションを後にした。 鈴木の家へと向かう道中、健太はスマートフォンを取り出し、Amazonのアプリで「バイブ」と検索した。 画面に並ぶ無数のピンクチラシのような大人のおもちゃをスクロールしながら、様々な形状のものを眺める。男性のペニスに酷似した作りのモノも多く売られていたが、健太はそれらのスペック表記を見て、フッと鼻で笑った。どれもこれも、現在の自分のはち切れんばかりに怒張したサイズに比べれば、思いのほか小さく、貧弱なものばかりだったのだ。 「小さいのばかりだな……」 口から自然と漏れ出たその言葉の直後、大人の男たちを肉体的なサイズでも完全に凌駕しているかもしれないという、不意な優越感が健太の脳髄を心地よく刺激した。 鈴木の家が近づく頃には、健太の指は購入ボタンを迷わずタップしていた。 健太がショッピングカートに入れたのは二つの玩具だった。 一つは、大人の女性が自ら手に取りやすそうな、ワインレッドのおしゃれなデザインが施された小型のシリコン製おもちゃだ。一見すると高級な美容機器か小物とも受け取れるスタイリッシュな形状で、世間の清楚な女性が、自らのささやかな慰みのために「これくらいなら……」と言い訳をしながら買いそうな、最低限の理性を残したアイテムだった。 そしてもう一つ、健太が醜い笑みを浮かべながら選び抜いたのは、それとは対極に位置する、人間の理性を根底から冒涜するようなおぞましい形状をまとった肉棒だった。 画面に映るその凶器は、人間の男の平均サイズと称されてはいるが、その実態はあまりにもおぞましい。どす黒く濁った半透明のシリコン樹脂の幹全体には、大小さまざまな卑猥な生き物がびっしりと群生しているかのような、無数の不気味な突起がイボイボと波打つように盛り付けられていた。 ページに並ぶ詳細画像には、その禍々しい肉イボの一粒一粒が、挿入された内壁の柔らかな粘膜をどのように抉り、逃げ場のない狭小な空間を激しく擦り上げるかが、生々しい解説イラストと共に掲載されている。見ているだけで鳥肌が立つようなグロテスクな凹凸は、一度挿入されれば、肉壁を強引に押し広げて内側から徹底的に蹂躙し尽くすためだけに計算され尽くしたものだった。 さらに健太のサディズムを激しく刺激したのは、この二つの玩具が備えている極めて陰湿な機能だった。どちらも最新技術により、専用のスマホアプリを介して、どこからでも遠隔で振動や回転の強弱をリアルタイムに操作できる、比較的高価な代物なのだ。 画面に並ぶ仕様説明を読み進めるうちに、健太の脳内には歪んだ全能感がじわじわと沸き上がってきた。 それを注文する健太の顔は、ヘラヘラとした怪しい歓喜に歪んでいた。 鈴木の家に到着し、インターホンを押すと、案の定、出迎えたのは翔太一人だった。母親の香織はまだ留守のようだ。 「おぅ、田中! 待ってたぜ、入れよ」 二人はさっそく二階の翔太の部屋へと向かい、雑談を交えながら勉強を開始した。しかし、翔太の学力は相変わらずで、前回健太が教えたはずの基礎的な問題ですら、全く上達の兆しが見られなかった。要領の悪い友人を適当にあしらいながら、健太は頃合いを見計らって「ちょっとトイレ借りるね」と席を立った。 階段を静かに下り、一階の脱衣所へと向かう。 健太は周囲を素早く警戒しながら、あらかじめ普段着の服の中に忍ばせておいた、くしゃくしゃに丸められた香織の使用済み下着を引き出した。自分の体液と、放置された悪臭が混ざり合った水色のブラとパンティ。それを、健太は洗面台の横にあるドラム式洗濯機の背面と、壁の間の狭い隙間へと、無造作に投げ捨てた。掃除などの何かの拍子に、あの母親自身が見つけるだけだろうと健太は簡単に考えていた。 下着の処分を終えると、健太は手際よく盗聴器の設置に移った。 まずは一階のリビング、家具の死角となる目立たない場所のコンセントにトリプルタップを一つ。続いてキッチンの家電の裏にあるコンセントへ二つ目を素早く差し込む。最後に足音を殺して二階へと戻り、翔太の部屋を通り過ぎて両親の寝室へと侵入。主寝室の重厚なベッドの裏に隠された電源へと、最後の三つ目を力強く仕込んだ。 「……これでいいか」 全ての配置を完璧に終え、健太はいやらしい満足感を深く噛み締めた。これで鈴木家の会話も、あのキッチンドリンカーの母親の密かな醜態も、全て自分の部屋へ持ち帰ることができる。 翔太の部屋に戻ると、案の定、翔太はノートを前にまだ悪戦苦闘の真っ最中だった。 健太は机の前に座り直し、頭を抱える翔太の緊張をほぐすような風を装って、休憩がてら世間話を振った。 「そういえば、おばさん、テニススクールってどこの場所のところに通ってるの? 結構遠いところなのかな」 「あー、駅前のあそこのスクールだよ。今日のように毎週土曜と水曜日はいつも結構ガッツリやってるんだよな」 何の疑いも持たず、母親が通うテニススクールの場所をペラペラと吐き出す翔太。さらに「あと一時間後くらいには帰ってくるって言ってた。今日もさ、お袋が『田中くんが来るなら、また夕飯一緒に三人で食べよう』って張り切ってたからさ」と続けた。 健太は「あはは、楽しみだな」といつもの笑顔で返しながら、さらに探りを入れるように世間話を転がした。 「そういえば翔太、明日の日曜日や祝日の月曜日って何か予定あるの?」 「あー、俺は最悪だよ。明日から野球部の合宿が1泊2日であるんだよな。新チームになって一発目のキツいやつ」 「へえ、合宿か。大変だね。じゃあその間、おじさんとおばさんは家でゆっくり留守番かな?」 健太の言葉に、翔太は思い出したように声を上げた。 「あ、いや、親父も調度そのタイミングから海外出張が1週間くらい入っててさ。だから日曜は、お袋が完全に家で一人になるんだよ。うるさい男連中がいなくなって、のびのびテレビでも観るんじゃねえの?」 「なるほどね、おばさん一人きりか。静かでいいじゃん」 健太は声を弾ませて相槌を打ったが、その内面では、ドス黒く濁った歓喜が激しく渦巻いていた。 明日は母親が完全に一人。誰も邪魔する者がいない、完璧な空白の時間。 (……これは、とんでもなくいいことを聞いたぞ) 口元がヘラヘラと邪悪に歪みそうになるのを必死に抑え込み、健太は胸の奥でいやらしくほくそ笑んだ。 「あはは、じゃあそれまでにこの問題、終わらせちゃおうか」 健太はいつもの優等生の笑顔を取り戻し、ノートを指差しながら、脳内のタイマーの針を静かに、そして確実に進め始めた。 -----------【お知らせ】----------- 執筆中ですが、イメージ画像付きで、これまでの全話は以下のサイトで見れます。 https://www.patreon.com/cw/kuroganenovel ----------------------------------
2026/07/01 20:19:07(uqLVK2MU)
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