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1:『あこがれ』~まゆみは 中学の男子全員が好きだった 妖精のような美人教師
投稿者:
阿佐ヶ谷てるお
◆aAIyyScv76
週末の人ごみを縫うようにして、秀則は大久保駅の階段を駆け降りた。二月にしては暖かい、
金曜日の夜だった。改札口の人だかりを見ると、彼は待ち合わせをアルタの前にしなくてよかったと安堵のため息をついた。今頃新宿駅周辺はひどい混雑だろう。 まゆみの姿はすぐに見つかった。身長 147 センチと小柄な上に、細くしなやかな肢体、真っ白で滑らかな肌のせいで、遠目には、まだほんの少女のようにさえ見えた。 「加賀谷先生!」 秀則が呼ぶと、まゆみは目を上げ、にっこりと笑って手を振った。 「山岡くん。」 「待ちました?」 「ううん。今来たとこよ。今日は暖かいね。」 「先生と東京を歩けるなんて。」 「ほんとね。」 まゆみが顔を傾けて微笑むと、肩まで下ろした栗色の髪がさらさらと揺れた。フレームのないメガネ。短めのベージュのコートに、ひざ丈のダークグレーのスカート。黒のストッキング、先の丸い黒いパンプス。無理して若者ぶったりしていないからこそ、自然に若く見えるまゆみの姿に、 秀則は改めて感嘆した。彼が地元・広島で中学二年の時に新任としてやって来た英語の教師、それが彼女、加賀谷まゆみだった。 「この前メールに書いた、タイ料理の店でいいですか。」 「うん。東南アジアの料理、大好きよ。」 秀則はまゆみと連れ立って大久保通りを歩きだした。週末はいつも一人か、職場の同僚たちと居酒屋にでも行くしかない彼にとって、この涼しげな眼をしたきれいな女性と二人で街を歩けるのは、なんだか晴れがましく感じた。 山岡秀則は29才。背は高からず低からず、やせ気味で、サラサラの髪と童顔のせいで若く見られがちだった。男ばかりの職場で女性と言えば経理担当がただ一人。30代後半のその女性は秀則の眼にはおばさんとしてか映らず、今横を歩いている今年40才になろうとしているまゆみの方が彼女より年上とは、信じ難かった。 この正月に広島に帰省した時に、秀則はおよそ十年ぶりに中学の同窓会に出席した。幹事連中がいつになく力を注いだと見え、集まった人数も多く、何よりも出席者を驚かせたのは、卒業から15年も経っていたにも関わらず集まった、同時の教師たちの姿だった。中でも加賀谷まゆみの出席は、熱烈な感激を持って迎えられた。秀則らの卒業からほどなくして異動になり広島を離れてしまった彼女は、元々広島県出身ではなかったこともあり、その後時折開かれる同窓会にも参加する事はなく、すでに風の噂すら届いてこない、遠い存在になっていた。秀則自身、まゆみのことは長い間忘れていた。担任ではなかったため、写真が全く残っていないのもその理由の一つだ。彼女の面影は、卒業アルバムの集合写真の小さな姿でしか確認できなかった。そして全ての生徒たちの思い出の奥深くに埋もれてしまっていたのだ。 広島市内のホテルの宴会場で、男女を問わず多くの元・教え子たちがまゆみの周囲に人垣を作った。当時、男子生徒の半数以上がまゆみに憧れていたものだ。秀則もその一人だった。彼女はとうに結婚しており、驚いたことにはもう五年前から東京に住んでいた。三年前に秀則が 上京した時からすでに、まゆみは同じ街に住んでいたのだ。ダメで元々だ。秀則は思い切って名刺を渡した。名刺には彼のメールアドレスも書いてある。 東京に戻った後、期待していなかった彼女からの返事が届いた時は有頂天になった。そして今日、二人で東京の街を歩いている。 15 年も前に、故郷の中学校でしか姿を見たことのなかった、憧れの女性と。 「今は広島にもタイ料理屋さんはある?」 「昔よりは増えたと思うけど。でも外国料理とかなら、やっぱ東京がいいですよね。なんでも色々なものがあって。」 小さなテーブル越しにまゆみの笑顔を見て。秀則は夢見心地だった。料理の味など記憶に全く残らない。まゆみは驚くほど変わってなかった。少なくとも印象は全く変わってないように思えた。 「山岡くん、今でもギター弾いてるの。」 「え、僕が音楽やってたの覚えてるんですか?」 「覚えてるわよ。文化祭で歌ってたじゃない。」 秀則の胸を甘い郷愁が駆け抜けた。まゆみは驚くほどよく、秀則のことを覚えていた。これだけ長い間経つのに。担任でもなかったのに。 「最初に赴任した学校だったからね。結構覚えてるわよ。」 三年生の時のある夕方、秀則は学校の前の坂道で、まゆみが帰路に就くのを待っていたことがあった。いざ彼女が玄関を出て来て秀則の姿を見つけたその瞬間に、彼は見つかった時の言い訳を考えていなかったことに気付いた。不自然な場所に立ち尽くす彼にまゆみは「あら、落し物?」と笑いかけた。秀則は何も言えず顔を真っ赤にして、頭だけ下げて足早にその場を歩き去った。自分自身そんなことがあったのをすっかり忘れていた。あの時まゆみは、自分が彼女の姿を見たくて待っていたことを見抜いていただろうか。あの夕暮れの小さな出来事を覚えているだろうか。手の届かないみんなの憧れの美人教師――年上の美しい女性への思慕は、高校生活の始まりと共に次第に薄れていった。ごく自然な成り行きとして、身近な同年代の女の子へと、彼の興味は移って行ったのだ。そしてまゆみの面影はいつしか少年の日の思い出の中へと溶け込んでいった。それもまた当然のことだった。 その憧れが、今再び成人になった彼の目の前に、可憐な花のように時間を超えて咲き誇っていた。 「それにしても山岡くん、若いわね。まるで大学生みたい。この前の同窓会、まるで別人みたいになっちゃってた子も結構いたじゃない。」 「先生も変わらないですね。」 「まあ、そんなお世辞が言えるようになったのね。背も伸びたし。すっかり大人よね。」 「とっくに大人ですよ。もう29だし。」 「あらそうね。大変。みーんな 30 になるんだ、今年。それはそうよね。あたしもいよいよ 40才よ。」 「全然見えないです。お世辞じゃなく。」 まゆみは目を細めた。 「ありがと。うれしいな。」 秀則の心臓が一層強く脈打った。 「ねえ、明日はお休み?」 「はい。」 「じゃあ、今日はもう少し大丈夫?」 「もちろん。でも先生は?」 「あたしは今日は大丈夫なの。終電ならいいかな。ねえ、カラオケ行かない?」 「えっ、ほんとですか?」 「山岡くんの歌、聞きたいな。」 大久保通り沿いのカラオケ店は、韓国人や中国人の客の方が多かった。壁一面に夜光塗料のペイントがされた小さな部屋で、まゆみはカシスソーダ、秀則は生ビール。まゆみは澄んだ声で松田聖子を、秀則は昔仲間と演奏したスピッツを懸命に歌った。 「山岡くんの歌声、懐かしいな。」 「うそ、覚えてないでしょ。」 「けっこう覚えてるのよ、それが。文化祭でびっくりしたから。カッコよかったよ、あの時。あの後も音楽やってたの。」 「高校ぐらいまではバンドを少し。」 「もてたでしょ。」 「ううん、全然。」 「結婚はまだかしら?」 「したいとは思うけど、相手がいなくて。東京へ来てから三年になるのにまだ一度も彼女できてないです。」 「あら、そうなの。どうして? 意外だな。」 シートの隣に座ったまゆみは、秀則の顔を覗き込んだ。 「別に意外でもないでしょ。会社は男ばかりだし。」 「もったいないな。山岡くん、すてきなのに。」 思わずまゆみの方を向くと、彼女の顔がすぐ近くにあった。さわやかな目元、小さな鼻、少しふっくらとした唇。何よりも真っ白な素肌が眩しかった。目を下ろすと、少女のようなほっそりとした肩、水色のカーディガンと白いブラウスの下で控えめに膨らんだ小さめの胸、そして、スカートからのびる太ももは意外に肉感的で、ひざ上少しぐらいのストッキングが、むっちりとした白い肌に少し喰い込んでいる。かすかにいい香りがした。秀則はどぎまぎし、カラオケのリモコンに手を伸ばした。 「次、入ってないですよ。先生の番。」 「あたし、ちょっと酔っちゃったかなぁ。休憩する。次、山岡くんが入れて。」 少しかすれた声でそう言うと、まゆみは秀則に肩を寄せた。まゆみの肩が秀則の腕に、腰が自分の腰に、太ももが自分の太ももに触れるのを感じ、秀則は息を止めた。体の左側が熱くなった。まゆみが秀則の腕をとる。そっとまゆみの方に顔を向けると、栗色の髪からリンスの香り が漂ってきた。 「先生、大丈夫?」 まゆみが顔を上げて、秀則の顔をまともに覗きこんだ。そして熱を帯びた瞳で秀則の顔を見つめ、ささやいた。 「彼女いないなんて、もったいないな。素敵なのに、山岡くん。」 「――先生――」 突然まゆみは背を伸ばし、秀則の唇に自分の唇を押し当てた。ふわりとやわらかく温かい、一瞬の感触。秀則は言葉を失い、呆然と、ほんのり紅くなったまゆみの顔を見つめた。秀則が今度は自分からまゆみの唇に顔を近づけようとした瞬間、まゆみは両腕を秀則の首に巻き付けた。 二人の唇が、今度は互いに相手を求めて重なりあった。次第に激しく貪りあう唇の間を押し開くように、まゆみの小さな舌が秀則の舌を求めて入り込んで来た。スピーカーの小さなBGMと隣りの部屋から洩てくる音楽、そして薄青い蛍光塗料の灯りに満たされた小さな部屋に、新たに二人の激しい息づかいが響いた。 まゆみの両腕は秀則の首に巻き付き、秀則はまゆみの壊れてしまいそうな細い腰を抱きしめた。まゆみは閉じていた目を開き、切なげな瞳で秀則の目を覗き込んだ。 「山岡くん――」 「先生――」 秀則の右手がまゆみの胸をまさぐった。カーディガンとブラウスの下に、小さく薄い、しかしやわらかなふくらみがあった。秀則は夢中でそれを愛撫した。まゆみの息づかいが大きくなった。秀則の右手は円を描き、指先は中央の更に敏感な場所を求めてさまよった。まゆみが仰け反った。 「――はぁっ、はぁ――」 ドアの摺りガラスの外を大勢の学生が笑いながら通り過ぎた。腕を秀則の首に巻き付けたまま、眉を寄せ、潤んだ瞳で、まゆみは何かを懇願していた。秀則はまゆみの熱い唇を吸い、右手をまゆみのカーディガンの下に這わせた。ブラウスを掴むと、その裾を荒々しくスカートの中から引っ張り出した。秀則の手が、まゆみの乾いた温かい腹部の素肌を上へと滑る。そのままブラジャーの中へ潜り込んだ。やわらかい乳房を秀則の手が揉みはじめた瞬間、まゆみは息を呑み、秀則の髪をまさぐる指に力が入った。 「はぁ、あぁ――」 秀則の親指と人差し指が、すでにつんと膨らんでいた乳首をつまんだ。再び仰け反るまゆみ。 背中にまわした左腕でまゆみを抱き寄せ、秀則はその唇を自分のそれで塞いだ。 「んんっ、――んふ、」 腰をくねらせて身悶え、必死に自分にしがみつくまゆみを、まだ信じられないといった面持ちで見つめ、秀則は右手で彼女の小さな乳房を揉みしだいた。意外に大きな乳首をはさむ指に時折力を加えると、まゆみは小さな泣き声をあげた。 「――先生、気持ちいい?」 「――はぁ――、う、うん――、気持ち――あぁ、気持ちいい――」 ひざ丈ほどのスカートはずり上がり、まゆみの外見の印象と不釣り合いな、むっちりと肉付きのいい太ももが半分以上露わになっていた。秀則はブラウスの中から右手を引っ張り出すと、まゆみの太ももにその掌をあてた。まゆみがわずかに両脚を開くのを見てとると、秀則は彼女のスカートをまくりあげた。かわいた、温かい太ももの内側を撫でさすると、まゆみの口から大きなため息が漏れた。 とても小さなまゆみ。少女のように清純で可憐な、憧れの加賀谷先生。その先生が今、秀則の目の前で腰をくねらせ、元教え子であった彼の唇を吸い、その目はもっと多くを求め、訴えていた。右手を太ももの奥へ、更に上へと滑らせながらまゆみの瞳を覗き込むと、彼女は汗ばんだ顔でうなずいた。 薄暗い明りの中で、小さなピンクの水玉模様のある、白いパンティーがちらりと見えた。やわらかな布地の上から指先で中央をそっと撫でる。まゆみの小さな鼻の穴がふくらんだ。薄い布ごしに、やわらかな茂みの感触がある。そのやや下へ指を滑らせると、まゆみがうめいた。 ねっとりと濡れていた。 「先生――」 秀則がかすれた声でささやいた。まゆみは切なそうに半ば閉じた目を向けた。 「――最初からよ。――山岡くんの歌を聞いてた時から、もうこんなになってたの――」 秀則の指先がパンティーの縁をずらす。ふんわりした毛の中央の、信じられないほどやわらかな部分が、薄暗い部屋の照明に、かすかに照らされる。ピンク色だ。――あふれださんばかりに濡れたなめらかな場所に、中指の先が、ぬるっと、入った。 「――ああっ。」 まゆみが秀則にしがみついた。ドアの摺りガラスになっていない下の20数センチほどの隙間に、スーツを着た男性三人の脚が通り過ぎるのが見えた。隣の部屋では男の子が熱唱している。 まゆみの恥ずかしい場所を、秀則の指先が撫でまわした。まゆみは腰を浮かし、夢中で秀則の肩を握りしめた。秀則はねっとりとした蜜を周囲に塗りつけるかのように、指先でふくよかな谷間をまさぐった。 「――あん!」 まゆみが甲高い声で鳴いた。 中指の先端がまゆみの小さな蕾を探り当てた。ねっとりとした液体を丁寧に塗りつけるように、秀則の指は円を描き、やわらかい花びらの中で踊った。 「――ああ、あ、山岡くん――、あぁ、いい、山岡くん――」 まゆみの腰がくねくねと動いた。秀則は左腕でまゆみの身体を押さえつけ、唇を、舌をまゆみの白い肩に這わせた。まゆみの激しい息づかいと、指先のぴちゃぴちゃという音が部屋を満たす。自分自身の熱気でか、秀則の吐く息でか、まゆみのメガネが少し曇りはじめている。まゆみが秀則の背中を一層強く抱きしめた。小さなまゆみの、小さな泉。恥ずかしい蜜であふれた花びらを拡げ、秀則の指先はやわらかな突起を愛撫し続ける。 「――あぁ、すごい! 山岡くん、――き、気持ちいい――」 秀則は、情熱に濡れた憧れの先生の顔を正面から見つめた。指の動きが速くなる。 「ああっ!」 「――先生。」 秀則の呼吸も激しくなる。 「先生、俺を見て。」 唇を開き、あえぎながら、まゆみは懸命に切なそうな目を開いた。両の太ももの付け根も、シートも、とっくにぬるぬるとした蜜で濡れていた。クリトリスを、円を描くように愛撫していた秀則の中指の先が、今度は上下に動き始めた。どんどん速く。 「――ああ! ああ、――はぁっ――」 まゆみは目を固く閉じた。 「――先生――」 「――ああ、だ、だめ――!」 「先生、俺を見て。」 ひとりでに動いてしまう腰、声を出してしまう口。まゆみは懸命に戦い、秀則の瞳を見つめた。 汗で遅れ毛が頬に纏わりつく。秀則の指の動きがまた更に速くなる。 「ああ、あん、――ああっ、いいよ、気持ち――気持ちいい!」 蜜に濡れた指先は花びらの中で激しく滑り、蕾をさする速度はどんどん速くなる。仰け反るまゆみの細い背中を秀則の左腕が抱きしめ、浮こうとするしなやかな腰を席に押さえつける。まゆみのかよわい手が秀則の肩をつかんだ。 「――ああ、あ、だめ、――あぁ、もうだめ!」 「先生、いいよ、いって。」 「ああ、山岡くん――、あ――」 「――先生――」 「――ああ、いく、いっちゃう、山岡くん、先生、いっちゃう――」 「先生!」 「――あああっ! ――い、いくぅ――!」 まゆみは固く目を閉じた。しなやかな身体がびくん、と動き、これまでにない強さで、仰け反った。両腕が秀則の背中にしがみつく。開いた口からは声が出ない。秀則の指先の動きが遅くなった。そしてやさしく、そっと蕾を撫でる。まゆみが再びぴくんと痙攣した。そして大きく切なげなため息。ゆっくりと腰が沈み、体の力が抜けてゆく。秀則の指先が谷間を離れると、まゆみは熱にうなされたような目を秀則に向けた。大きく肩で息をしている。すっかりぐにゃぐにゃになった身体がシートに崩れ落ちた。秀則に向かって、まゆみが両腕を拡げた。汗ばんで紅くなった愛らしい顔に、秀則は唇を寄せた。まゆみの熱い唇がそれを迎える。その小さな鼻が、まだかすかに開いたり閉じたりしている。 とろんとした目で、まゆみがささやく。 「――あたしったら――はしたないね、こんな場所で。」 秀則は声を出さずににっこりと笑った。手の届くはずのない彼女が、生徒たちの憧れだったまゆみが、今自分の目の前で、女である姿をさらけ出した。直していないスカートから伸びた太ももの付け根は、蜜壺からあふれ出た液でぬらりと光っている。唇も濡れていた。 まゆみが手を伸ばし、秀則の下腹部に掌を置いた。ジーンズごしに、固くなったものを撫でさする。 「山岡くん――こんなになって。先生だけじゃ、ずるいよね――」 手で、まゆみは秀則に両脚を開くように促した。 「――あ、でも――」 まゆみは腕時計をちらりと見た。 「――まだ30分もあるわ。」 まゆみの指先がジーンズのボタンに触れた。 「あ、先生、でも――」 まゆみは秀則のジーンズのボタンを外し、ジッパーを下ろしながら、悪戯っぽい笑みを浮かべて、彼の紅い顔を見た。 「してあげる。こんなままで我慢するのが男の子にとってどれだけ大変か、先生が知らないとでも思う?」 まゆみは座る秀則の前の床に両ひざをついた。 「――でも、仕事帰りだし――」 「いいの。――山岡くんも、してくれたじゃない。」 まゆみの両手が、慣れた手つきで秀則のジーンズの前を大きく拡げた。トランクスはふくらみ、その中にすっかり固くなったものが立ち上がろうとして布地を突っ張っていた。まゆみの白い手が素早くボタンを探る。途端に、はち切れんばかりの秀則のペニスが、待ち焦がれていたかのように、勢いよくぴょんと現われた。まゆみは再び秀則の顔を見上げる。秀則は自分の顔が火照るのを感じた。 まゆみは秀則の黒ずんだ男根に目を戻した。ほっそりとした右手の指を、太い根元に添える。 先端からは透明な液体があふれ、血管の浮いた幹を伝って、ゆっくりと流れ落ちて来る。子供のような、まゆみの小さな手。秀則の目に、自分のペニスがいつもより大きく見える。彼の両脚の間に座ったまゆみは、また秀則の顔を見上げた。 「――ふふ、すっかり立派になったのね。――若いって、いいな。」 「――先生――」 声が震えた。まゆみの方は、まだ髪が乱れているものの、秀則とは対照的に、落ち着き払っている。軽く添えられたまゆみの指が、勃起したペニスを上下にしごいた。秀則の口から大きなため息がもれる。まゆみは少しうっとりしたような顔を、揺れる亀頭に近づける。 「早くしてあげないとね。」 言うが早いが、まゆみの唇が固くなったその頭をすっぽりと覆った。秀則が息を呑む。小さな舌が、執拗に先端を舐めまわす。白い指先が上下にピストン運動を繰り返す。左手で秀則の太ももを軽く押さえたまま、まゆみは今度は顔をも前後に動かした。 「あっ」 秀則がうめいた。少女のようなまゆみの小さな口は、完全に勃起した秀則のペニスを、三分の一ほどしか含むことが出来ない。まゆみは一度彼の頭の部分を解放し、ペニスの幹に舌を這わせた。まゆみの唾液と、秀則自身の液体で光る肉棒を、唇と右手で愛撫しながら、まゆみはささやいた。 「――気持ちいい?」 「――うん、先生――すっごく――」 ついさっきまでの、情熱的な、あられもない姿態を見せた時とはまるで別人のように、落ち着いた冷静な声で、まゆみは秀則に言い聞かせた。 「あたしの口の中に、出してね。」 秀則はまゆみの肩をつかんだ。 「――いいの?」 「うん。――全部出すのよ。――見て、こんなにおっきくなった。」 何年もの間女性に触れられていなかった秀則のペニスが、どくんと脈打った。まゆみは再びその亀頭を口に含んだ。信じられないほどの熱。 ねっとりとまとわりつく、やわらかい濡れた舌。軽く締めつける唇。秀則は甘い夢の中にいた。 摺りガラスの向こうをまた数人の男女が歩き過ぎた。 幹に軽く添えられた可憐な指先が、根元へ向かって動きを速める。熱い舌が秀則の先端を強く舐めまわす。栗色の髪がまゆみの顔を覆い、揺れる。メガネのふちがきらりと光った。今度は秀則が腰を浮かせ、まゆみの肩をつかむ。 「――ああ、先生、――すごい――、きもちいい――」 まゆみは無言で愛撫を続ける。全身を舌に、唇に覆われたような感覚が秀則を襲う。必死に見下ろすと、あの、少年の日に憧れていた美しい人が、自分の股間に顔を埋めるようにして、太く赤黒いペニスをしゃぶっている。懸命に。激しく。 「――先生――、いきそう――」 まゆみがかすかに頷いた。肉棒の根元をさする指の動きが速くなる。 「――ああっ!」 絶句する秀則。その身体が半分に折れ、上半身がまゆみに覆いかぶさる。両脚に力が入った。 その小さな口に亀頭を頬張ったまま、まゆみはペニスを根元に向けて、なおもしごいた。秀則の全身が一度大きく痙攣した。そして「あああ」と、深いため息。まゆみは喉の奥から「うぐ」とくぐもった声を出す。その頬がふくれる。秀則が全身を震わせた。それは驚くほど長く続いた。右手でなおもやさしく幹をさすりながら、口にあふれそうな白いものを、まゆみはごくん、と飲み込んだ。そして亀頭を丹念に舐める。小さなピンクの舌で、可愛らしい唇で、精液を一雫も残さず吸い取り、ぬぐい去る。全身を鳥肌に覆われ、呆然としたまま、秀則はその姿を見つめた。肩で大きく息をしている。まゆみが目を上げ、ニッと笑った。秀則は何も言えず、真っ赤な汗ばんだ顔で見つめ返す。まゆみは白い液のついた右手の指先を小さな口に入れた。悪戯を終えたばかりの、少し首を傾けた天使の笑みが、そこにあった。 「――ふふ。たくさん出たね。」 「――先生――。」 まゆみはおしぼりで口をぬぐった。そして、徐々に勢いを失いつつある秀則のペニスを丁寧に拭き始める。 「――ね、我慢しなくて、よかったでしょ。」 まだ息を弾ませたまま、秀則はささやいた。 「――うん。――先生――、すっごく、気持ちよかった。すごくよかったよ――。」 目を細めると、まゆみは、ぐったりとした秀則の頭を両手にそっと挟み、やさしく口づけた。 まゆみが家に向かう最終電車を見送り、自分の電車が出るホームへ歩きだした時も、秀則はまだ下半身に力が入れられないでいた。何もかもが夢のようだった。カラオケボックスを出た次の瞬間、まゆみは既に何事もなかったかのように、さわやかで溌剌とした「昔教えた生徒の教師」に戻った。振り向きざまに手を振って、車両に乗り込む乗客の波に押されてドアの向こうに姿が消える瞬間まで、昔どおりの品のある「年上のひと」はやさしく朗らかで、清楚なイメージのままだった。あの彼女が、美人でやさしい加賀谷先生が、ついさっき、勃起した自分のペニスをその小さな口に咥えて、一滴残らず射精するまで、しゃぶりついていたのだ。そして、その前に、秀則の指先の動きに身もだえ、大きな声であえぎ、腰をくねらせて快感の絶頂へと昇りつめた。――目の前で。 ポケットの中で携帯がブーンとうなった。「加賀谷先生」の表示。 今日は楽しかったよ、ありがとう。先生のこときらいになった? きらいになってなかったら、明日も会いたいな。 秀則は、股間にまたわずかな圧力を覚えた。
2025/08/20 21:34:07(UVMsdGkl)
投稿者:
阿佐ヶ谷てるお
◆aAIyyScv76
長い冬に突然割り込んできた、春のような陽ざし。駅へ向かう秀則の足は綿毛のように軽かった。
今日はいつものような、ありふれた土曜日じゃない。改札口の前に立つまゆみを見つけると、秀則の胸の鼓動は一段と高まった。アパートからは徒歩二分の距離なので、秀則は室内着のままだった。まゆみも春のような軽い装いで、白いブラウスの上に淡いピンクのジャケットを羽織り、ひざの見える黒いスカートとスニーカーを履いている。秀則を見つけると笑顔で手を振った。 「おはようございます!」 「おはよう。」 息を切らせて走り寄ったが、すぐに次の言葉がでずに、秀則はまた自分の顔が紅くなるのを感じた。まゆみは照れた素振りも見せなかった。 「休みなのに、こんなに早く、ごめんね。」 「いいんです。先生のほうこそ、遠いのに。」 「あたしは平気。いつも早いのよ。おばあちゃんみたいでしょ。」 まゆみの笑顔は屈託がなく、秀則は再び、昨夜のカラオケでの出来事が夢ではなかったのかと、我を疑った。 いや、夢じゃない。その証拠に、まゆみがなんのためらいもなく、秀則の腕をとった。 「――ねえ、あたしのこと、頭が変になったかと思ってない?」 「――まさか。」 「――昨日時間があったのもね、主人が出張に出てるからなの。でももちろん、一応家には帰らないといけなくてね。主人からメールが入ってたらチェックしとかなきゃ困るし、家の電話に留守電が入ってたら、そっちから返事しないと変に思われるかもしれないでしょ。」 「――うん。」 秀則はまゆみと、アパートへ向かって歩いた。穏やかな日差しだった。まだ午前11時を過ぎたばかり。 「でも先生、大胆だな。」 まゆみはうつむき、スニーカーを履いた二人の足を見下ろした。 「――昨日のこと? ――そうね。自分でもびっくりしたわ。でも、山岡くんもそうでしょ?」 「でも、先生から――」 急に秀則は小声になった。 「――キスしてきたんだもん。」 「――そうよね。いけなかった?」 「ううん。」 まゆみは顔を上げた。 「ね、誤解して欲しくないの。あたしね、あんなことしたの初めてよ。」 「――うそ。」 「嘘じゃないよ。結婚してるし――、それに、主人とだって、若い頃だって、あんな場所であんなことしたことなんてなかったわ。」 「ほんとに?」 「本当よ。」 秀則はまゆみの手を強く握った。 「――僕も、カラオケボックスは、初めて。」 「あたし、だめね。――あんなことする気なんてなかったのに。しかもね、お店を出た時も、そのあとお茶してた時も、あんなことはもうしないって決めてたのに。」 二人は木造の古いアパートの前に来た。無言のまま、秀則は一階の一室のドアを開いた。まゆみが滑り込む。秀則がそれに続き、ドアを閉めた。薄暗い部屋の中には目もくれず、靴も脱がないまま、まゆみは爪先立ち、秀則の首に両腕を投げかけた。乾いた、熱い唇が、秀則の舌を貪った。真剣な眼差しで、まゆみがささやく。 「――でもね――」 再び、秀則の目の前で、少女が牝に変貌した。 「――我慢できなくなっちゃったの。――電車に乗って一分も経たないうちに。明日も時間があるのになって、ずっと思ってたのよ、歩きながら。そうしたらやっぱりどうしても会いたくなって。」 秀則の身体に腕を巻きつけ、まゆみは顔を彼の胸に押し当てた。 「――したくなって。もっとちゃんと、山岡くんとしたくなって、我慢できなくなったの――」 畳に敷いた布団の上で、互いの舌が、額を、首を、まぶたを這う。唇が耳たぶを挟む。舌が耳の中へ入り込む。秀則はまゆみの、まゆみは秀則の衣服を、次々と、何かにとり憑かれたように剥ぎ取ってゆく。素肌を熱い手が、指がまさぐり、互いの荒い呼吸が一つになる。 隣りの部屋から、テレビの音が聞こえる。天井からは洗濯機の振動が微かに響いてくる。わずかなカーテンの隙間から、休日の日差しが入り込む。枕元の畳の上に置かれたまゆみのメガネが、全て他人事とでも言うかのように冷たく光る。まゆみの薄いセーターが脱がされ、乱暴に引き下ろされたスカートと共に部屋の隅に転がった。古びた部屋の暗がりの中で、まゆみの白い裸身がまばゆい輝きを放った。純白のやわらかいブラジャーと、同じく真っ白な薄いパンティーだけの姿になったまゆみを見ると、秀則は蒲団に膝をつき、夢中でまゆみを抱きしめ、その小さくふくらんだ胸に顔を埋めた。まゆみはその顔を見下ろし、愛しげに髪に指を走らせる。熱い吐息が何度も何度もまゆみの口からもれる。 すっきりとした首、細い肩、やわらかな線を描く腕。控えめにふくらむ乳房は、乙女のような恥じらいを装っている。贅肉のかけらも見られない、滑らかな腹部。しなやかに引き締まったその腰は、上半身とは一見別人のように成熟した印象をもつ豊かな尻へと、なだらかな曲線を描いていた。むっちりとした臀部から、二本の太ももへ、身長の割に長い見事な両脚へと、美しいカーブが続く。そしてその全てが、しっとりと滑らかな、白い肌で覆われていた。 「――先生――!」 秀則の頭から、最期に残っていたわずかなためらいと恥じらいが消え失せた。 「――はぁ、――山岡くん――、」 このまばゆいばかりの裸身が女神でないとしたら、むしろそれは小悪魔に違いない。秀則は、まゆみを蒲団の上に引き倒すと、ブラジャーを乱暴に脱がせ、覆いかぶさった。大きな両手で、露わになったまゆみの乳房をわしづかみにする。意外に大きく、茶色っぽい乳首が、少しふくらんでいた。秀則は夢中でしゃぶりついた。 「――あ、――ああんっ――、」 両手で胸を強く揉みながら、秀則は右の乳首を口に含み、吸った。舌は乳首を舐めまわし、唇がその根元、乳輪近くを甘く締めつけた。 「――はあ、――はあ――、――恥ずかしい――、小さいでしょ、先生のおっぱい――」 両方の乳首を指先でつまむと、まゆみが背中を反らせた。 「――あん――!」 「――先生、きれいだよ、先生の胸、すっごくきれい――」 「――うれしい、山岡くん、やさし――、ああっ!」 これ以上とても待てなかった。秀則は右手を伸ばし、まゆみのパンティーに指をかけると、一気に引き下げ、足首から外して放り投げた。自分の下着も、転びそうになりながら乱暴に脱ぎすてる。その股間に、すでに透明な液を垂らしながら、褐色のペニスが雄々しくそそり勃った。まゆみのふっくらとした割れ目をじっくりと見ている余裕は、秀則にはなかった。完全に発情した秀則は、まゆみの白い肉体に狂ったように欲情し、その男根は破裂する一歩手前だった。 白い谷間にきらりと光る露に一瞥を投げ、秀則はまゆみの両脚を開くと、間に腰を入れて覆いかぶさった。まゆみが秀則の舌を吸う。ペニスの先が、まゆみの花びらを探す。まゆみが大きく息を吸った。やわらかな茂みを掻き分け、固くなった頭が、ひだの間をまさぐった。 「――はあ、はあ、ああ、――ああ――」 まゆみは腰を動かし、秀則を迎え入れようとする。秀則のペニスが秘密の入り口を探し当てた。 「――あ、そ、そこ――」 蜜をあふれさせ、ぬるっ、と先端が膣に入り込んだ。 「――あっ―――!」 まゆみの細い腕が秀則の背中を抱きしめた。秀則が腰を沈めると、ペニスはあっけなくまゆみを貫いた。 「――あああっ――、あ、――ああん、はあ、――はあ――」 大きく開いたまゆみの口をついて、あとからあとから、叫び声が響く。隣の部屋のテレビはまだ聞こえる。秀則は夢中で腰を振る。どくん、と男根が脈打つたびに、まゆみは悲鳴をあげる。 「ああっ! ――ああん、――大きくなった――」 「――先生――」 「はあ、あ、――ああっ、大きくなったよ、――山岡くんの、おちんちん、また大きくなった――!」 「――先生、すごい――、いいよ――」 大きく拡げた両脚が揺れ、まゆみの腰も前後に動き続けた。眉を八の字にぎゅっと寄せ、泣き出しそうな切ない目を秀則に向け、まゆみは首を振った。 「ああっ――、いい、山岡くん、いいの――!」 「――先生、だめ――そんなに動いたら、すぐいっちゃう――」 まゆみは秀則の首を抱き寄せた。そして夢中で唇を吸い、教え子の熱に浮かされた顔に、まっすぐささやいた。 「――ああ、――はあ、――いいよ、――いっていいの。我慢しないで――ああ、あ、いって!」 「――先生――、もう、だめ――!」 秀則が歯を食いしばった。一瞬動きが止まる。息を止めたまま、彼は腰を引き放すと、片ひざをつき、まゆみの真っ白な腹部にペニスを向けた。それと同時に、白い液体がほとばしった。お腹の上に、薄い乳房に、肩甲骨の上にも一雫、精液が飛び散った。長いため息をつく秀則。その男根の先から、ぽたり、ぽたりと、まゆみの茂みの上に、白い雫が落ちた。秀則は、ゆっくりとまゆみの身体の上に倒れ込んだ。まだ息を切らしている。まゆみの小さな鼻がふくらんで、うっとりとした目は謎めいた光を宿していた。ぐったりと、眠るように目を閉じた秀則の背中をまゆみは左腕で抱き、右手でやさしく髪の毛を梳いた。 「――先生――」 小さな、ため息混じりの声だった。 「なあに?」 「――死んじゃいそう――」 「――まあ、そんなに?」 「――すっごい――、よかった。」 「――うふふ、先生もうれしいな。お世辞じゃない?」 「――まさか。」 秀則はまゆみの隣りにどさりと横たわり、その半身をまゆみに被せた。右脚をまゆみの下半身の上に。そして右の掌を、しっとりと汗ばんだまゆみの右の乳房に載せた。 「――こんなちっちゃなおっぱいで、もの足りないでしょ。」 秀則はまゆみの頬にキスをした。そしてティッシュを手に、まゆみの身体に残る精液を拭き取る。 「ううん。そんなまさか。先生のおっぱい、すごくかわいい。すごくきれい。――さわっても、きもちいいよ、すごく。夢みたい。」 まゆみは目を細め、まぶたで頷いた。隣の部屋から、テレビ番組の笑い声が聞こえる。 「聞こえちゃったかしら、お隣に。」 「僕なら平気。」 「評判落ちるわよ。」 「全く女っ気がないより、いいんじゃないかな。」 二人は、今は穏やかに、互いの身体に腕を回し、唇を合わせた。 「ねえ、あたしのこと、がっかりしてないよね。」 「――ううん。どうして?」 「真面目な、固い人だと思ってたでしょ。」 秀則は少し考えると、ゆっくりと答えた。 「うん。でも――、がっかりはしないな。どうしてだろ。」 「人妻なのに?」 「――そうだね――」 「あのね――」 まゆみは秀則の肩に頬を寄せた。すべすべの身体を、秀則にぴったりとくっつけた。 「――あたし――、先生はね、教師だし、結婚してるけど、それでもね、生身の女なの。」 秀則は黙ったまま、まゆみの髪に唇を寄せた。 「――修道院に入ったわけじゃないし――」 まゆみは秀則の指に自分の指を絡ませた。 「――性欲だって、あるの。――あたしね、もう何年も、ないのよ、主人との間に。」 「――そうなの?」 「もう五年になるかな。」 「――五年!」 まゆみが微笑んだ。 「そうよ。長いでしょ。今の言葉で言うと、セックスレスってやつね。」 秀則はまじまじとまゆみを見詰めた。 「いやね、そんなに見て。――長いでしょ。五年よ。――うちの人、お酒飲むのよね。――酔った勢いだけで抱かれてるような気がすることって、あるのよ。わかる? 雑な感じがしたのね、ある日。お酒臭いのも嫌だったし。もうその時、結婚してから五、六年たってたから、そもそもそういうことをする回数が減ってたし、お酒飲んだ時しかセックスをしようとしなくなってたのね、彼。だからそれが嫌になって、ある時、言っちゃったの。お酒臭いのイヤだって。酔ってる時はさわらないで、って。」 まゆみは深いため息をついた。秀則はその細い肩を抱いた。 「――すっごく険悪な空気になって。後悔したわ。彼は彼で、マンネリになってきてて、慣れ合いすぎてて、素面の時にあたしを求めるのが照れくさくなってたのかもね。後でそう思ったの。――それからは、意地の張り合いよ。飲んで帰った時も、そうでない時も、あたしに見向きもしなくなったの。」 「こんなにきれいなのに?」 「――ありがと。――ほんとは背が高くて胸の大きな人がいいのかもよ。――あのね、どんなものにも人は慣れて、当たり前になって、感動しなくなっちゃうのよ。十年以上連れ添っている夫婦で、結婚当時の気持ちのままでいるのって、珍しいと思うな。うまくいってる人、仲良くしてる人は、もちろんいるわよ。でも、エッチなことしたい、そういう気持ちを――そういう関係を長年保ってる夫婦って、どれぐらいいるのかしら。」 「先生みたいな人といて我慢できるなんて!」 まゆみはじっと秀則の瞳を見つめた。 「その気持ちも、意外にあっけなく無くなるのよ。――それに、もうかなり前から、東京に来た頃から、主人とは別々の部屋に寝てるの。でもね、不思議なもので、表面は何事もなかったように、仲良くしてるのよ。近所づきあいも、会社の同僚とも一緒にご飯食べたり。彼の親も、何も気付いてないわ、きっと。元々子供も出来なかったし。――ただ、とにかく、ロマンティックなムードとか、エロティックな感覚は、とうに感じなくなったわ。あたしの側も。」 秀則は、天井を見つめるまゆみの美しい横顔を、盗み見た。大学生の時も、卒業してから地元を離れる前にも、恋人がいたことはあった。そう、彼の人生で身体を知っているのはその二人だけだったのだ。彼はまだ基本的な性の快楽しか学んでおらず、男と女が人生を連れ添うということの難しさについて、今この瞬間まで真剣に考えたこともなかった。 「ねえ、主人以外の人とこんなことをした言い訳をするわけじゃないけど、女の人にもね、欲求はあるのよ。男の人とはちょっと違う種類の欲求かもしれないけど、女性も――あたしも、やぱりセックスがしたいの。必要なの。――わかる?」 「うん、わかると思う。」 「昨日の夜――」 まゆみの頬が赤らんだ。 「――自分の指以外で――さわられたの――、すっごく久しぶりだった。男の人の――」 鈴の音のような細い声が、かすれた。 「――おちんちんを見たのも。――だからもう、さっきなんか――」 紅くなった笑顔を、まゆみは左手で覆い隠した。 「僕も久しぶりだった――。四年ぶりぐらいじゃないかな。――ねえ、先生――」 上目遣いで、まゆみは秀則の顔を覗いた。 「さっき、たりなかったでしょ。」 「――え?」 「先生、いかなかったでしょ、さっき。」 まゆみは小さくうなづいた。 「――うん。」 「してあげる。」 「――してくれるの。」 まゆみの鼻息が秀則の肩をなでた。秀則は手を伸ばすと、まゆみの太ももの付け根をさぐった。 「もちろん。先生も昨日、僕にも終わらせてくれたじゃない。」 まゆみの手がその腕をそっとつかんだ。 「――ね、こっちでして欲しいな。」 彼女の小さな手が、秀則の手を、彼のペニスに導いた。 「出来るかな。」 「もちろんよ。まだ若いんだし。すぐに元気になるわ。」 ひんやりとした細い指で幹をさすられ、秀則のペニス少し弾力が戻った。頭がわずかに持ち上がる。まゆみが上半身を起こした。神秘的な笑みを浮かべて、まゆみは秀則にささやきかけた。 「――先生に、まかせて――。」
25/08/22 18:25
(nQYY.tUK)
投稿者:
阿佐ヶ谷てるお
◆aAIyyScv76
穢れを知らない少女のようなまゆみの唇が、秀則のペニスの幹を這う。仰向けになった秀則の両脚の間にまゆみは四つん這いになり、その右手の指先は、黒い毛が密生した根元を軽く摘まみ、時折下へ向けてやさしく動かす。小さなピンクの舌が、肉棒の表面をなめらかに滑る。
秀則の胸が上下し、目はかたく閉ざされ、手がシーツを掴む。次第に固さが増してくる。まゆみのよだれで幹が光る。ペニスがぴくんと脈打ち、先端から秀則自身の液体がとろりと流れ出た。 「――気持ちいい?」 目を細めて、まゆみは悪戯っぽくささやく。 「――うん――。」 先端に口づけ。秀則の大きなため息。透明な液体を、口で吸い取ると、ゆっくりと、まゆみは秀則の亀頭に唇を被せてゆく。秀則が腰を浮かせる。深く、もっと奥へ。ペニスの大きさがどんどん増して、固くなる。ほぼ完全に勃起した陰茎を小さな口に精いっぱい頬張ると、まゆみは、舌をその周囲に巡らせる。唾液と愛液にまみれた唇で、ペニスを軽く閉めつけながら。 秀則の手が蒲団の端を握りしめる。 「――ああ、だめ、先生――、きもちよすぎる――」 「――まだ――」 もごもごと不明瞭な声がまゆみの喉から発せられる。 「――だめよ――。」 まゆみが顔をゆっくりと上下させると、秀則はその頭を両手で挟み、懇願する。 「ああっ――、だめ、先生――でちゃうよ――!」 指を動かしながら、まゆみは涎に濡れた顔を上げる。前髪が目にかぶさっている。 「――さっき出したばかりなのに?」 熱く輝くその目に向かって、秀則は救いを求める人の表情で、必死に訴える。 「――だって、よすぎる、先生――、きもちよすぎて――」 まゆみの顔に、いじわるな、それでいて子供のような笑みが広がる。 「――ふふ、だめよ、山岡くん。今度は先生を満足させてくれるんでしょ?」 まゆみの指の動きに応えて、秀則のものはもう完全に復活していた。まゆみは上体を起こし、腰を浮かせると、きれいな太ももを持ちあげて秀則の胴体を跨いだ。ふわっとした縮れ毛の先端に、雫がきらりと光る。少女のような白い裸体。それと似つかわしくない、むっちりとした腰と太ももを見て、秀則のペニスがまたどくんと反応する。まゆみは大きく両脚を拡げ、腰をかがめた。そそり立つ肉の棒を求めて、その先端を探して、ふっくらとした割れ目が、少しずつ降りてくる。 信じられないほどやわらかな、ピンク色に開いた花びらが、秀則の男根の先に触れた。まゆみは目を閉じ、固く眉を寄せる。半開きの唇から大きなため息が漏れた。そのまま少しずつ体重をかけ、ゆっくりと身を沈める。ずぶ、ずぶ、と太いペニスを徐々に受け入れるまゆみの性器から、蜜があふれ出た。 「――はあ――!」 「あああっ――」 二人が同時に声を上げる。甘い苦悶の表情を浮かべて、まゆみは大きく仰け反った。 「――んっ――! す、すご――、すごいよ、山岡くん――」 目に涙さえ浮かべ、まゆみは身悶えた。 「――こ、――ああっ――、ふ――太い――、すご――、あ、――ああっ、山岡くん――!」 「――先生――!」 小さな花びらを押し広げ、秀則のペニスがついに根元までまゆみの中に入った。まゆみは口を開けたまま宙を仰ぐ。声にならない。 髪を振り乱し、必死の面持ちでまゆみは秀則の顔に手を伸ばした。秀則の手がそれを迎える。指と指が互いに絡みつく。 「――あぁ、――やま、おか、くん――、奥まで、入ったよ――」 まゆみは秀則に覆いかぶさると、彼の両脇の間に手をついた。顔と顔が近くなる。まゆみは真っ赤だった。そしてゆっくりと、腰がグラインドする。秀則の陰茎を中心に、両脚をM字に拡げたまゆみの腰が、ねっとりと円を描く。秀則の右手はまゆみの腕を、左手が彼女の細い腰をつかむ。 「――っ! ――せ、――だめ、そ――そんなに、動いちゃ――」 悩ましげな視線を秀則に投げかけ、まゆみはなおも腰を動かす。 「――はあ、――ああ、――いやよ、まだ――終わっちゃ――」 「――あぁ、――だって――」 「――我慢するのよ ――山岡くん、――お願い――」 秀則の全身が硬直した。指がまゆみの腕に食い込む。汗ばんだ顔でニッと笑うと、まゆみは腰をゆっくりと浮かせた。二人の口からため息が溢れる。まゆみの秘所から、蜜に濡れた男根が半分現われる。そしてまた下へ――ピンクのひだが、飢えた生き物の唇のように、ペニスをゆっくりと咥えこんでゆく。秀則が大きく喘いだ。まゆみの薄い乳房に咲いた乳首が、大きくふくらんでいる。びくん!とペニスがうごめいた。 「ああっ!」 仰け反って、天井を仰ぐまゆみは、しなやかな、妖しい魚のようにぴちっとはねた。 「――ああん、おちんちん、――また、大きくなったよ――」 ゆっくりと、ゆっくりとまゆみの腰が上下した。秀則は、自分の腹の上で悩ましく踊り続けるまゆみの美しい身体に目を奪われている。必死でその目を放そうとする。その姿を見ているだけで爆発しそうだ。他の事を考えなくては。 目を閉じる。まゆみの切ない鳴き声。――いや、無理だ。これ以上ないほどに固く太くなったペニスを捕まえて離そうとしない、濡れた、やわらかい罠。 秀則は両手でまゆみの腰をつかむ。なんて細くしなやかな腰だろう。何かに突き動かされるかのように前後に動こうとする彼女の身体を、力いっぱい押さえつけた。息を止めたまま、数秒が経過する。まゆみの切ないため息。秀則の下半身の圧力が、ある一点を通過する。秀則は大きく息を吐きだし、指の力を緩めた。そしてまゆみと向かい合うように、上体を起こす。 何て小さいんだろう、幼い子供のようだ――と秀則は、まゆみの真っ白な薄い乳房とすんなりとした肩を見て、またため息をつく。しかし、互いに向き合ったまま秀則にまたがったその下半身は、艶めかしく肉付きのよい、立派に成熟した紛れもない大人の女性の肉体だった。 まゆみの細い腰を両手でつかみ、ゆっくりと回し始める。まゆみは秀則の肩に手を伸ばした。 紅い汗ばんだ顔が目の前だ。 「――あぁ、――あ、――き――、ああ、す、すごい――」 まゆみは驚くほど軽かった。秀則はまゆみの身体を少し持ち上げ、上下に動かす。苦悶に近い表情を浮かべたまゆみの目が潤み、小さな鼻の穴がぴくんとふくらんだ。 「――ああ、あ、――山岡くん――」 「――先生、――きもち、いい?」 「――あ、――うん、――あぁ、――うん、すっごく――!」 今は秀則の方が主導していた。両腕をまゆみの開いた両腿の下にまわすと、抱き寄せ、結合したまま彼女の身体を持ち上げた。まゆみは秀則に抱きつき、しがみつく。秀則は蒲団に片ひざをつき、そのまま立ち上がる。まゆみの頭が電灯のひもに触れた。部屋の中央に立ったまま、秀則は両腕に抱えたまゆみの腰を、自分の下半身に押しつける。秀則の首に抱きついたまま、まゆみが鳴き声をあげる。二階の洗濯機の音はいつの間にか止まっていた。秀則の激しい息遣いと、まゆみの喘ぐ声がのどかな昼下がりの静かな部屋に、響き渡った。 やがて秀則はゆっくりと腰を下ろし、片ひざをついた。そしてもう片方も。まゆみを大切そうに抱きかかえたまま、その小さな体を蒲団の上に仰向けに横たえる。白い太ももを拡げて腕に抱えたまま。秀則は今度は上からのしかかるように、肉棒を打ち込む。彼女の圧倒的な支配からいつの間にか逃れ、今や彼は荒々しい自信を持って、太いペニスをまゆみの陰部に深々と差し込んだ。まゆみは目をぎゅっと閉じ、秀則の腕に自分の細い腕を巻きつける。口が勝手に開く。 「――ああっ、――ああ、あ、ああ、だめ、――ああ――!」 「――先生、――すてきだよ、――先生――!」 秀則を迎えるまゆみの腰は、彼女の意思と関係なく動き続ける。その泉から溢れでる恥ずかしい蜜は白い肌をつたって流れ、蒲団に染みとなって広がってゆく。まゆみの身体が仰け反り、緊張する。 「――ああっ、あっ、――あ、――い、いく、いっちゃうう――!」 秀則の腰のピストン運動が、より一層速くなる。まゆみの呼吸が止まった。口を大きく開き、固く目を閉じたまま、両手が秀則の腕を握りしめる。秀則は、ぐいっとペニスをまゆみの奥深くに突き挿れた。肉の棒がどくん、と脈を打つと、まゆみの身体がぴくんと跳ね、その口から「あ!」と悲鳴が漏れる。 肩で息をしながら仰向けに横たわるまゆみの谷間にまだペニスを入れたまま、秀則は顔を近づけ、ささやく。 「先生、もっとしたい――。今度は後ろからさせて。」 まゆみはとろんとした目を秀則に向け、ゆっくりとうなづいた。秀則はまゆみの左脚を持ちあげると、その身体をやさしく回転させる。互いの陰部をぴったりと押し付け合ったまま、まゆみを腹ばいにさせ、今度は背中側から両手で腰を支えて、まゆみを四つん這いにさせた。滑らかな肌に覆われた、真っ白な背中。引き締まった腰から、大きな桃のような、これも純白の、ふんわりとした尻へと曲線が続く。その姿を見て、秀則の口からはため息がこぼれ、そのペニスは再び大きな鼓動を打ち、まゆみは声をあげて仰け反る。 「――ああん――、だめ、大きく、しないで――。これ以上、おちんちん大きくなったら、先生――」 秀則は腰をゆっくりと後ろへ引く。むっちりとしたゴムのようなまゆみの花びらと、ゆっくりと姿を現すペニスの継ぎ目から、透明な蜜がとろりと流れでる。 「――はあっ――!」 ぱんぱんに膨れた幹と、固くなった鬼頭の境目のくびれた部分を、まゆみの膣の入り口近くで、止める。まゆみの全身がびくんと動き、いやらしい下の唇が、ペニスをぎゅっと締めつけた。 「――んんっ――、――はぁ、――あぁ、」 「――はあ、――先生、――すごいよ、――すごく、いい――」 再びゆっくりとペニスが奥へ差し込まれる。秀則の指が、ほんのりとピンク色に染まったまゆみのマシュマロのような尻に喰い込んだ。 「――ああ、――ああっ、――だめ、また、大きくなったよ――、山崎くんのおちんちん、また――大きくなった――」 陰茎に血液が送り込まれるたびに、まゆみの身体を衝撃が走る。そのたびに、どんどん幹が太くなってきくかのように、まゆみは感じられるのだった。 隣りのアパートのテレビの音が消えた。 思春期にみんなの憧れだった、加賀谷先生が今、この小さなアパートの一室で、蒲団の上に全裸で四つん這いになり、尻を突き上げている。そして股間に咲いた妖しい花からは蜜があふれ、その中央を、固く勃起した自分のペニスが深々と貫いている。その姿は、狂おしい情欲に燃える、発情しきった一頭の、牝。あの美人でやさしい、清楚な、加賀谷先生。そして、旦那の留守中に、十才年下の男の部屋を訪れ、かつての教え子の陰茎を咥え、しゃぶり、自らまたがり、腰を振る、淫乱な加賀谷先生。これは夢だろうか。混乱した頭を横に振り、秀則はいきり立つ陰茎を更に深くまゆみのひだの間に挿し込む。深く――もっと深く。 「――ああん、あ、――あああっ――、やま――、あ、ああっ、――す、すご――、ああ、 ――山岡――くん――、すごい、――ああ、だめ――、お――おか――、おかしくなる――、 先生、おかしくなっちゃう――!」 じゅるっ、くちゃっ、という音が激しくなる。シーツを握りしめるまゆみの指。彼女の白い太ももを蜜がつたい降りる。秀則の腰がまゆみの尻を打つ、ぱん、ぱん、という音がどんどん早くなる。打つたびにぷるんぷるんと揺れる尻の肉がほんのりと紅く染まり、まゆみの背中が弓のようにしなった。 「――んんっ――、はぁ、――あ、ああ、――ああっ! ――せ、――ああん、 ――先生― もう――、ああ、山岡くんっ――」 「――はあ、は―、せ、先生――」 秀則が歯を喰いしばって天を仰ぎ、腰を更に激しく振ると、まゆみは全身を硬直させ、シーツを握りしめて、絶叫する。 「あああああっ――!」 二人の呼吸が同時に止まり、時間も静止した。そして次の瞬間、秀則が腰を後ろに引き、ぬらぬらと光るペニスが引き抜かれた。サイレント映画のように口を開けたままゆっくりと蒲団の上に崩れ落ちるまゆみの背中に、愛液にまみれた陰茎が向けられたその瞬間、先端から真っ白い液がほとばしる。ふっくらとした尻の上に、真っ白な背中の上に、どろりとした精液が、ぼたぼたと落ちた。その生温かい感触を待っていたかのように、まゆみが深いため息をついた。 「――ああ――、――はあ、――はぁ、」 背中を曲げた秀則も、まゆみの傍らにひざをつき、大きく長い息を吐く。ペニスがぴくんと揺れ、また数滴、白いものがまゆみの尻に落ちる。まゆみの全身に鳥肌が走った。目を閉じ、激しい息遣いで、左手がゆっくりと隣りをさぐる。その手を握り、秀則はまゆみの横に転がった。 無言のまま、二人は肩で息をする。まゆみは秀則の方へ顔を向けた。汗ばんだ額、肌に貼りついた髪の毛、熱っぽくぼんやりとした目。秀則も呼吸を整えられないまま、まゆみの疲れ切った顔を見つめ返した。しばらくして、まゆみは半分だけ開いた目を更に細め、秀則に笑顔を送る。秀則は唇をまゆみのそれと重ねた。 「――よかった――。すごく。」 「――僕も。すごく、きもちよかった――」 互いを胸に抱きしめあい、それ以上何もしゃべらず、まゆみと秀則はゆっくりと眠りに落ちていった。 幻のような夢と現実が交互に過ぎてゆく。 暖かい風が吹く季節、秀則はいつものように会社を出る。携帯の電源を入れると、彼の手の中でそれは低く唸り、振動する。画面に浮かぶ「加賀谷先生」の表示。 明日の午後、会える? 拒めるわけがない。 まゆみの名前を見ただけで、股間のものが疼き、ジーンズが膨らむ。まゆみの姿を思い浮かべるだけで、生温かいものが下着を濡らす。家に帰り着くと、いてもたってもいられず、ジーンズを下ろし、秀則は、もはやあのからだの虜になってしまった自分の性器が、彼女を求めて固く大きくなっているのを呆然と見下ろす。 またまゆみに会える、その期待に、すでに透明な液が滴りはじめている。もはや、まゆみの名前、姿、ただ一片の面影だけでも、ペニスを瞬時に勃起させるようになっていた。 明日まで精力をとっておかなければ、そう頭では思うが、我慢できない。我慢なんて、出来るはずがない。目に焼き付けられた、美しいまゆみの裸身。あの冬の日以来、この部屋で、この数ヶ月の間、何度も繰り返された、愛欲の行為。 テーブルに座らせて―― バスルームで壁に手をつかせて背後から――互いのものを口で―― その記憶が、秀則と、秀則の陰茎を支配する。 秀則の指が自分のペニスをしごく。――このまま明日までなんて、待てない。あのからだが、今すぐ欲しい。 加賀谷先生、早くここに来て。早くこれをしゃぶって。早く挿れさせて。加賀谷先生――、 ――早く――。 < おしまい >
25/08/23 18:09
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