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人妻の私がこれまでの性遍歴を暴露する
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:人妻の私がこれまでの性遍歴を暴露する
投稿者: ◆fJV5CLgI9s
これはしょーもない私のしょーもない性遍歴の独白である。ちなみにフィクションだ。私の独白で変な気を起こされても困る。読んでちんちんをいじくり倒すだけにしてほしい。

さて、早速本題に入りたい所だが、読者諸君が快適に妄想できるように、私について簡単に自己紹介しておく。

胸がでかい、グレイトのGカップ。以上。

それではしょーもない私のしょーもない独白に少々お付き合いくださいまし。

〜播種編〜

十八歳、まだユニコーンに乗れたあの頃。最近で言う所のLJKだった私は、最寄駅で英単語帳片手に電車を待っていた。梅雨の気配を感じる時期で、サラリーマンもいいとこの小学生も、皆気怠げな表情でホームに列をなしている。

「◯◯ー、◯◯ー」

電車が到着した。ため息の様なエアーの音と一緒にドアが開く。けれど誰も降りない。まあ、都心に向かう電車なのだから当たり前だ。代わりにホームにいた乗客たちが車内に雪崩れ込んでいく。悲しい事に、か弱い(自称)私がこのビッグウェーブから逃れる術はない。英単語帳だけは両手で死守しつつ、無抵抗のまま車内に流されていった。少ししてテトリスのブロックよろしく収まるべきところに収まると、電車のドアが閉まった。

通学の一歩目はいつもこんな感じだ。ちなみに二歩目は痴漢。私と痴漢との付き合いは、高校一年時に遡る。はじめの方は都度撃退していたが、二年も経つと面倒くさくなってしまい、今は適当に触らせてやっている。ただ、不快ではあるので、狙いをつけられぬ様に乗車時間や車両はこまめに変えていた。

しかし、それでも遭遇するのが痴漢というもの。今もお尻にピッタリ手が張り付いている。スカート越しでも分かるくらい手が大きい。多分、新手の痴漢だ。放っておこう。

そうして二駅が過ぎた頃、痴漢の掌は私のショーツの上に到達していた。健気にも指でスカートをたくし上げたらしい。大きな手の割に意外と器用なものだ、感心する。

とはいえ、あまり有難い展開ではない。自分の尻が赤の他人の手の温もりで包まれるなんて、嬉しいものではないのだ。

よし、ポジションを変えよう。一呼吸入れて体操競技部仕込みの体幹に力を入れるが、想像以上に車内はミッチミチでびくともしない。乗車率二百パーセント越えの車内は非情な肉の壁だった。

そうこうしている間に痴漢の指(おそらく中指)がゆっくり伸びてきて、私のセンターラインにピタリと張り付いてきた。驚きで背中が一瞬反り返る。

過去に一度だけ、一度だけ同じケースがあった。その時は万力の力で痴漢の手をつねって撃退してやった。けれど今回はそうはいかない。なまじ勉強に力を入れ始めていたばっかりに、両手が英単語帳で塞がっているのだ。放置という選択肢もない。さすがにそこを触られるのだけは嫌だった。

そんな私の気持ちなどお構いなしに、痴漢の指が私のセンターラインをなぞってくる。一往復、二往復……、砂浜をそっとなぞる様な痴漢の指は止まらない。気持ち悪さとくすぐったさで全身に鳥肌が立つ。

どうにかしてこの状況変えねばと思った時、電車が止まった。次の駅に着いたらしい。ということは、今よりもさらに状況が悪くなるということだ。風船にゆっくり空気が入っていくように、ミッチミチの車内はさらにミッチミチになっていく。

当然、私と痴漢の距離は近くなり、もはやマイナスといっていいくらいになった。痴漢はこれで気が大きくなったのか、指の動きが変わった。

とん、とん、と痴漢の指がショーツを軽く叩いてくる。水鳥が獲物を探すような、そんな動きだ。何をしようとしてくるか察しは着く。そこだけはやめてほしい。昨晩は少々激しく耽りすぎたのだ。

「……っ」

声にならない声が漏れ、肩に力が入る。痴漢が私のクリトリスを探り当ててしまった。痴漢の指は、まるで大事な宝物を愛でるかのようにゆったり動く。気持ち悪い。なのに下腹部はムズムズして徐々に熱くなってくる。思い出してしまっているからだ。昨日激しく耽ったことを。

――痴漢モノの同人誌だった。俗に言う三次元のセックスのケモノ感が生々しくて苦手だった私は、二次元のアダルトコンテンツを好んだ。好きな作家さんもいるのだが、その作家さんの新作が痴漢モノ。作家さんに対しては失望し、痴漢なんてものを好む層には侮蔑を覚えた。けれど、クリックした先にはハープを奏でるような優しい愛撫で丁寧に蝕まれる主人公がいた。没入型の私はページを進める毎に身体を熱くし、最後は主人公と同じように、全身に快感の電流を流しながら達してしまった。何度も何度も。

そして今、虚構と現実が交錯している。痴漢の指の動きは忙しくなり、爪の先端でショーツの上からクリトリスを刺激してくる。車内にはナイロン生地特有の摩擦音が慎ましく響いて、身体は羞恥の炎で芯から熱くなった。痴漢の指で感じてしまっていることがバレたらと思うと、心臓は大きく激しくビートを刻み、それが何故だか私の下腹部を、クリトリスをさらに熱くさせて……。

「ぁぁんッッッ、……ッッッ」

全身に快感の電流が走った後、脳内にじんわりと幸福感が広がっていく。

「◯◯ー、◯◯ー」

下車駅を告げるアナウンスが遠まきに聞こえた。降りようと思ったけど身体が動かない。私の身体は、降りるには感じ過ぎてしまっていた。余韻に浸りながら、只ぼんやりしていると、周りから人の気配が少し減り、ため息のようなエアーの音が聞こえた。それと同時に私は静かに目を閉じ、痴漢の指に耽った。

翌日、私は昨日と同じ時間、同じホームに立っていた。次の日も、さらにその次の日も。痴漢"さん"に淫乱の種を植え付けられてしまった、そう思った。
結局、私と痴漢さんの淫靡でプラトニックな関係は、私が高校を卒業するまで続いた。その頃には、淫乱の種は私の心と身体の深い所まで根を伸ばし、『あの日』が来るまで、芽吹かせろ芽吹かせろと私を疼かせるのだった。

〜播種編・了〜
 
2024/11/02 23:29:40(B0UGzF3z)
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