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フィルムに秘められた裸の真実
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:フィルムに秘められた裸の真実
投稿者: とも ◆igTneVtNko
その朝、美奈子の心は激しく揺れ動いていた。昨晩、孝志と二人だけで過ごした秘密の時間が、あのフィルムの中に閉じ込められている。二人が愛を交わし、孝志がカメラを構えながらシャッターを切ったその瞬間がこの小さなフィルムに刻まれていた。

「大丈夫だよ、何も心配しなくていいから。」

孝志の穏やかな声が、美奈子の心を落ち着けようとしていた。彼の優しい笑顔に、いつも美奈子は安心を感じる。彼の存在が、いつでも彼女を支えてくれる支柱のように思える。美奈子は、そんな彼の言葉に微笑みを返しながらも、内心では大きな緊張が解けないままだった。
夏の朝、少し蒸し暑く、空には雲一つない青空が広がっていた。二人は手を繋いで、近所の写真屋へ向かった。狭い路地に入り込むと、古びた木の看板が見えてきた。そこには「現像・焼き増し」と書かれた文字がレトロなフォントで並んでいる。古風なガラス戸の向こうには、年配の男性店主が座っていた。まるで時が止まったような空間、その落ち着いた雰囲気が、逆に美奈子の緊張を強める。

「これ…現像に出すんだよね…?」

美奈子の声はかすかに震えていた。孝志はそっと彼女の手を握りしめ、穏やかに答えた。

「うん、大丈夫。君が見られるのは恥ずかしいかもしれないけど、きっと何も心配いらないよ。」

その言葉に少しだけ安心しながらも、心の中でわき上がる不安と興奮が入り混じっていた。彼女はまるで、フィルムが持つ秘密の重さに圧倒されているように感じた。カウンター越しに孝志がフィルムを店員に渡す瞬間、胸が締め付けられるような感覚が彼女を襲った。

「現像には60分かかります。」

店主の柔らかな声が店内に響く。その瞬間、彼女の心には鋭い緊張が走った。自分の裸が、確実に誰かの目に触れるという現実が、重くのしかかってきた。普段なら何も考えない日常の一部が、今や特別な意味を持っていた。

二人は店を出て、隣のカフェで時間を潰すこととした。カフェに座り、冷たい飲み物を注文したあと、しばらく静かに過ごしていた。美奈子は、さっきまでの緊張が少し解けたのを感じ、深く息を吐き出した。


「すごく緊張した…でも、どこかでスリルも感じていたのかもしれない…」

美奈子は小さな声でつぶやいた。
孝志は優しく微笑んで頷いた。

「そうだね。でも、それが君の新しい一歩なんだよ。恥ずかしさと興奮、両方を感じることが大切なんだ。」

美奈子は少し考えた後、笑顔を浮かべながら冗談めかして言った。

「今ならバンジージャンプも飛べそうな気がするわ。」

孝志は驚いたように目を丸くした後、すぐに微笑んだ。

「それなら、今度挑戦してみる?」

彼の冗談に美奈子は笑いながらも、少しだけ頬を赤らめた。バンジージャンプなんて冗談のつもりだったけれど、内心では今の自分がもっと大胆なことに挑戦できそうな気がしていた。

やがて時間が来て、二人はカメラ屋に戻った。再び店に入ると、美奈子は写真を確認する瞬間が近づいていることに緊張を覚えた。

美奈子は、フィルム写真の現像を待ちながら、店内の小さな椅子に座っていた。手のひらにはじんわりと汗が滲み、心臓は早鐘のように鳴っていた。隣に座る孝志が彼女の手を軽く握り、優しく微笑んだ。

「大丈夫だよ。緊張するのはわかるけど、これも一つの経験だと思えばいいんだ。」

彼の言葉にはいつものように安心感があったが、美奈子の心は不安でいっぱいだった。昨日、孝志と撮った写真はただの写真ではなく、彼女の全てをさらけ出した瞬間を捉えたものだった。フィルムが現像され、他人の目に触れるという事実が、彼女の胸を押しつぶしていた。

「写真ができあがりましたよ。」

店主の静かな声が店内に響き、美奈子の心臓が一瞬で止まりそうになる。ついにその瞬間が訪れた。店主はカウンターの向こうから、出来上がった写真の束を丁寧に持ってきた。

「写真の確認をされますか?」

と店主が尋ねると、彼女は思わず息を呑んだ。自分の体が写っている写真を他人の前で確認するなんて、考えただけで恥ずかしさで胸が締め付けられる。

「確認します」

と孝志が即座に答える。美奈子は目を閉じ、深く息を吸った。目を開けると、店主が一枚一枚丁寧に写真を並べ始めた。

最初は日常の風景写真や二人で撮った普通の写真だった。しかし、次の瞬間、彼女の全裸が写った写真がカウンターに並んだ。ベッドに横たわる無防備な自分、背中を反らせ、孝志に笑いかける姿、そして、胸や陰部が鮮明に写っていた。
肌の細かい質感まで捉えられており、薄暗い部屋の光が柔らかに彼女の体に陰影を作り出している。彼女の陰部が写真の中で鮮明に映り込み、その輪郭がはっきりと見て取れた。まるでプライベートな一面を曝け出すかのように、その細部までが克明に記録されていた。彼女の腿の間にあるその部分が、カメラのレンズ越しに鮮明に切り取られており、細部までリアルに映し出されている。
美奈子は瞬時に顔が熱くなるのを感じた。呼吸を整えようとしても、店主の視線が自分の写真に止まるたびに心臓が高鳴る。特にその写真に目を留めた店主が、彼女の陰部に注視しているのがわかる。まるで写真の中に吸い込まれるかのように、彼の視線はそこに固定されていた。

「すごく…綺麗に撮れていますね。」

店主の穏やかな声が、彼女にとっては耳鳴りのように響いた。

その瞬間、写真屋のドアがカランと音を立てて開いた。若いカップルが入ってきた。二人はスマートフォンを手に持ち、どうやらパスポート写真の撮影に来た様子だ。カップルはカウンターに近づき、店主に声をかけた。

「すみません、パスポート写真を撮りに来たんですけど…」

店主が対応しようとしたその一瞬、ふと彼らの視線がカウンターに置かれた写真に止まった。男の方が軽く目を見開き、写真に釘付けになる。目の前に広がるのは、美奈子の全裸が写った写真だった。ベッドに横たわる無防備な彼女の姿が、鮮明に目に飛び込んでくる。彼の視線は、一瞬でその写真に吸い寄せられ、次第に眉がわずかに動き、興味を示しているのが明らかだった。
美奈子は、その様子に気づくと瞬間的に心臓が大きく鼓動し、血の気が引いたように感じた。カウンターの向こうから彼の視線が自分の裸に固定されていることが、強烈に伝わってきた。羞恥の波が一気に押し寄せ、体が硬直する。逃げ出したい気持ちでいっぱいだが、足はまるでその場に縫い止められてしまったかのように動かない。
女の方がすぐに彼の様子に気づき、軽く肘で彼を突いた。彼女も美奈子の写真を見たのだろう、声を潜めながら

「ちょっと、あれ…見た?」

と小声で言うが、美奈子にはその会話がはっきりと聞こえた。

「うん…見た。」

男は気まずそうに返事をしつつも、その目は再び写真に戻ってしまっていた。目をそらそうとする意志が感じられたものの、その一瞬で彼女の全裸の姿が彼の記憶に強烈に焼き付いたのは明らかだった。

美奈子の顔はますます赤くなり、羞恥心が頂点に達した。胸が詰まり、頭が真っ白になる。何かを言いたいが、声が出ない。カウンター越しに置かれた自分の写真が、彼らに晒され続けているという現実が、彼女を追い詰めていた。
彼女の体はまるで動けなくなったかのように硬直し、冷や汗が背中を伝うのを感じた。逃げ出したい気持ちは強まるが、逃げ場はどこにもない。彼女は立ち尽くしたまま、ただ自分の羞恥心がさらけ出されている感覚に耐えるしかなかった。
奥からもう一人の若い店員が現れ、カップルに向かって笑顔で声をかけた。

「パスポート写真の撮影ですね。こちらにどうぞ、お案内いたします。」

カップルが店員に案内されて店の奥に向かうのを見届けると、孝志がふと写真を見ながら年配の店主に尋ねた。

「このような写真を出すお客さんって、結構いるんですか?」

美奈子は瞬時に顔が赤くなり、緊張が全身を駆け巡った。店内の空気が一瞬静まり、彼女の心臓が高鳴る。彼女はそっと視線を店主に向け、答えを待つ。
店主は少し驚いた様子を見せたが、すぐに優しい笑顔を浮かべて肩をすくめた。そして彼の視線が再び写真に戻り、少し長めに美奈子の裸の写真を見つめる。

「ああ、たまにいらっしゃいますね。スマホで撮る方が多いけど、こういう特別なフィルム写真を頼まれる方もいますよ。でもご安心ください、どんな写真でも大丈夫ですよ。」

彼の目には興味が見え隠れしていた。まるで写真を丁寧に評価しているかのように、美奈子の全裸が写った一枚一枚にじっくりと目を走らせている。美奈子はそれに気づき、再び心臓が早鐘のように打ち始めた。
次の瞬間、孝志が口を開いた。

「実は、モデルは妻なんです。彼女の自然な美しさを残したくてね。」

その一言に、店主の視線が美奈子に注がれた。彼の目が一瞬、大きく見開かれ、次いで微笑みが広がった。

「奥様なんですね。それはすごい…いやぁ、本当に素敵なお写真です。特に、この一枚なんて…奥様の表情がすごくリラックスしていて、自然ですよね。」

彼は美奈子の裸が写っている一枚を軽く指差しながら、美奈子の方をちらっと見た。
その視線に美奈子は顔が真っ赤に染まり、逃げ場のない気持ちがさらに強まった。

「性器がはっきりと写っていても、プリントしてくれるんですね。」

孝志があえてさらに踏み込んだ質問をした。
その瞬間、店内の空気がまたピリッと変わった。美奈子はまるで針で刺されたかのように驚き、心臓が激しく鼓動し始めた。孝志の言葉が、自分の最もプライベートな部分をさらけ出すような形でその場に響いた。
店主は一瞬、困惑した表情を浮かべたが、すぐに笑みを崩さず答えた。

「ああ、そうですね。プライベートなお写真ですし、こういったものも問題なくプリントしますよ。」

店主の視線が再び、特に美奈子の性器が写った写真に留まった。その写真をしばらく眺めた後、彼は軽く微笑んで言った。

「…とても綺麗ですね。」

その一言が、美奈子の体を一瞬で火照らせた。自分の最も秘めた部分が「綺麗」と褒められるとは思ってもみなかった。全く予期していなかった言葉が、彼女の羞恥心をさらに深く刺激した。

「もちろん、内容には干渉しませんので、ご安心ください。」

店主はすぐにプロフェッショナルな表情に戻り、落ち着いた口調で続けた。
美奈子の胸の奥で緊張が一層高まり、店主が写真に再び視線を走らせるたびに、彼女は体が熱くなっていくのを感じた。自分の裸が「綺麗」として評価され、その場の視線を引きつける現実が、彼女をさらに追い詰めていった。
孝志は軽く頷いて微笑みを浮かべた。「ありがとうございます。」その冷静な態度が、逆に美奈子の中の不安と緊張を増幅させた。
店主はプロフェッショナルな笑顔を浮かべながらも、どこか美奈子に対して少し興味を持っている様子だった。

「奥様のお写真、本当に素敵に撮れてますからね。ご満足いただけると思いますよ」

と優しく言葉を添えた。
その瞬間、美奈子は再び顔が熱くなり、恥ずかしさと高揚感が入り混じった感情が体中を駆け巡った。店主の視線が自分に長く注がれていることが、ますますその感情を激しくさせた。

孝志は、さらに笑顔を浮かべながら店主に向かって言った。

「それと、この写真、データ化もお願いできますか?」

その一言が、美奈子の心をさらに揺さぶった。「データ化?」彼女は驚いて孝志を見つめた。データ化すれば、彼女の写真がデジタルデータとして保存され、簡単に他の人に転送されるリスクがある。それが何を意味するのか理解した瞬間、彼女の顔はますます赤くなった。

「はい、もちろん。CDやメールでお渡しも可能です」

と店主は淡々と答えた。
孝志は少し微笑みながら

「メールとCDでお願いします」

と言った。美奈子の胸の中に、さらに強い動揺が広がった。データがメールで簡単に送信され、誰かの手に渡る可能性が現実味を帯びる。それだけでなく、CDとしても残るという事実が彼女の中で一層の不安をかき立てた。
「メールで送れば、誰かに転送されるかもしれない…」その考えが頭をよぎったが、同時にそのリスクが彼女を不思議な形で引き寄せてもいた。

「はい、メールとCDの両方ですね。少しお時間をいただきますが、すぐに準備いたします」

と店主は答え、パソコンの操作を始めた。

「データの準備には少しお時間いただきますが、構いませんか?」

店主が再確認するように声をかけた。
美奈子は心の中で葛藤しながら、背中に冷や汗が流れるのを感じた。デジタルデータが簡単に送信され、広がるリスクが彼女の中でさらに強いスリルとなり、興奮を引き起こしていた。

「ええ、構いません」

と、孝志が冷静に答えたが、美奈子の心は高揚と不安で混ざり合っていた。

カウンターの奥では、店主がデータ化の作業を始めていた。データ化の進行状況がPC画面に表示され、その画面は覗き込めば客にも見えてしまう場所に置かれていた。画面に映し出される写真が、次第に順番にデータ化されていく様子が表示されるたび、美奈子の胸は高鳴り、汗がにじむのを感じた。

「あと10分ほどで完了しますので、少々お待ちください」

と店主が声をかけ、カウンターに置かれた写真を手早く束にして、静かに片付け始めた。
美奈子は少しだけ安心したが、それでも写真がデータ化され、PC画面に映し出されるたびに緊張感が高まっていった。
その瞬間、店のドアがカランと音を立てて再び開いた。今度は年配の男性客が入ってきた。彼は常連らしく、入ってくるなり店主に笑顔を向けた。

「やあ、今日もカメラの話をしに来たよ。」

と、店主と軽く挨拶を交わすと、美奈子たちにも気づき、軽く頭を下げた。

「ああ、すみません。ごゆっくり。」

と、控えめに挨拶をしたが、その直後にカウンターの中のPC画面に映し出された美奈子の写真が目に留まった。
常連客の視線はPC画面に釘付けになった。そこには、美奈子が裸でベッドに横たわる無防備な姿が鮮明に映っていた。常連客の目はその写真にじっと固定され、店内に微妙な緊張感が漂った。美奈子はその視線を感じ取り、息が詰まりそうになった。まるで自分の体がその場に晒され、無言で評価されているかのような感覚が全身を包み込んだ。
常連客はしばらく黙って画面を見つめていた。言葉が出ないまま、写真を前にした無言の時間が、ますます美奈子の羞恥心を高めていった。
やがて、静かに口を開いた。

「フィルムで撮ったんですか?」

その問いかけに、美奈子の心臓がまた一段と大きく鼓動した。自分の裸が写った写真を見つめながらの質問が、彼女の羞恥を一層強調するかのようだった。
孝志は微笑みながら

「ええ、フィルムで撮影しました。やっぱりデジタルとは違う良さがありますよね。」

と答えた。

「そうですね、フィルムの味わいってやつは特別です。」

常連客はPC画面に映し出された写真に視線を注ぎ、特に美奈子の体が映った一枚に興味を持っているのが明らかだった。
その視線が、まるで彼女を隅々まで見透かしているように感じ、美奈子の羞恥心はさらに高まった。彼の無言の鑑賞が、店内の静寂と相まって、彼女の不安と興奮を強く掻き立てていた。まるで、彼の眼差しが自分の体を評価し、どこか物静かに興味を示しているように思えた。
美奈子の体はますます熱くなり、冷や汗が背中を伝うのを感じた。自分の裸が見知らぬ男性の目にさらされ、無言のまま注視される現実が彼女を追い詰める一方で、心の奥底で奇妙な興奮が芽生えていることにも気づいていた。
常連客は写真を見続けながら、ふと軽く微笑み、静かに呟いた。

「…まるでプロのモデルさんみたいですね。すごく自然で、綺麗に撮れています。」

その一言が、美奈子の心をさらに揺さぶった。常連客の視線が今度は彼女に直接向けられ、優しい微笑みが浮かんでいるのが見えた。だが、その言葉は、彼女にとっては激しい羞恥とともに、心の奥底で秘めた感情を呼び覚ますきっかけになった。
美奈子はその場に立ち尽くしたまま、言葉を失っていた。孝志は軽く頷き、満足げに微笑んでいたが、美奈子の心の中では、羞恥と興奮が入り混じった感情がますます強くなっていった。

しばらくしてデータ化が完了し、店主がPC画面を操作しながら声をかけてきた。

「データのコピーが完了しました。こちらにCDも一緒にお渡しします。画面で確認されますか?」

その一言が美奈子の胸を再び締めつけた。確認、つまり、自分の裸の写真が再び公の場で、他人の目の前で表示されるということだ。心臓が激しく鼓動し始めた。呼吸が浅くなり、冷や汗が背中を伝うのを感じた。自分のプライベートな姿がもう一度晒されるという現実に、彼女はどう対処していいのかわからなかった。

孝志は笑みを浮かべながら、

「せっかくだし、確認しようか」

とあっさり答えた。その言葉に美奈子はさらに動揺したが、反論することもできず、ただその場に立ち尽くすしかなかった。 店主はカウンター横に設置された注文用の端末にCDをセットし、画面に美奈子の写真が次々と映し出され始めた。最初は無害な風景写真や二人で撮った何気ないショットが映し出されたが、次第に大胆なポーズや肌が露出した写真が画面を占めるようになってきた。

彼女の全身がモニターに映し出され、次第に体が露出していく様子がリアルに再現されていく。周囲の空気が一層緊張感を帯びる中、美奈子の呼吸はますます浅くなり、目の前の画面に映る自分の体を見ながら羞恥心が限界に達していく。

「綺麗に撮れてますねぇ。プロでも撮ったみたいに、細部までよく映ってる…」

常連客がPC画面を覗き込み、感心した様子で呟いた。その声が店内に響き渡り、美奈子の羞恥心をさらにかき立てた。
美奈子の頭の中は混乱し、心の中で何かが崩れ落ちるような感覚を覚えた。見られたくない、でも見られている。それを否応なく受け入れなければならない状況が、彼女を追い詰めていた。しかし、常連客のその穏やかな評価が、なぜか彼女の中に抑えきれない感情を呼び覚まし、身体がますます火照っていくのを感じた。
画面に映る自分の姿が、まるで他人事のように見えてしまう瞬間が訪れ、彼女はその場に立ち尽くしながら、周囲の視線を耐えるしかなかった。

「確かに、細かい部分まで綺麗に…ね?」

と、孝志が何気なく店主に話しかけた。店主もその言葉に頷きながら、

「ええ、すごく…繊細に映ってますね」

と答えた。

「繊細」という言葉が、まるで店主が自分の体を細部までじっくり観察しているかのように感じられた瞬間、美奈子の羞恥心が一気に高まった。カップルがパスポート写真の撮影を終え、若い店員と一緒に戻ってきた。ふと目をやると、カップルの視線も画面に映し出された写真に釘付けになっているのがわかった。
美奈子の胸は、さらに強く締めつけられるような感覚に襲われた。店内にいる全員、常連客、店主、若い店員、そしてカップルまでもが、彼女の裸の写真をじっくりと見つめている。その事実が彼女を圧倒し、羞恥と焦りで心臓が早鐘のように打ち始めた。
店主は次々とモニターに写真を映し出し始めた。スクリーンには、美奈子の体がさらに大胆に露出された写真が次々と映し出されていく。彼女の心拍数はさらに上がり、呼吸が浅くなるのを感じた。カップルも、自然とそのスクリーンに目を奪われていた。彼らは明らかに驚いた様子を見せながらも、何も言わずに写真を見続けていた。美奈子はその視線を感じ取り、ますます体が熱くなっていくのを感じた。今や彼女の裸は、全員の目の前で完全に晒されている。

恥ずかしさとともに、体の火照りがますます強まっていく。冷や汗が背中を伝い、全身が熱くなるのを感じながらも、彼女はその場で動くことができなかった。彼女の感情は、羞恥心と奇妙な興奮の間で揺れ続け、彼女を押し流していった。

「このポーズ、なかなか大胆ですね」

と若い店員が言いながら、画面に表示された美奈子の一枚に目を留めた。それは、彼女がベッドの上で横たわり、カメラに向かって挑発的な視線を送るショットだった。彼の視線が画面から美奈子へと移り、軽く微笑んだその瞬間、彼女は言葉を失った。

「確かに、彼女の自然な姿がよく出てますね」

と孝志が同意するように話す。まるで普通の会話をしているかのようにリラックスしている彼の様子に、美奈子は心の中で葛藤しながらも、その状況から逃れられない自分に気づいていた。
常連客が再び声をかけてきた。

「本当に美しい写真ですね。この写真、どこかのギャラリーに出してもいいくらいですよ。」

彼の言葉は半分冗談のように聞こえたが、美奈子の耳には鋭く刺さった。

「ギャラリーですか…それは少し大胆すぎるかも?」

美奈子はようやく声を出したが、その言葉はかすれていた。羞恥心が溢れ出し、どうにかその場をやり過ごそうとする。

「いやいや、本当に素晴らしいですよ。彼女の体、完璧ですね。」

常連客は感心した様子で言葉を続けた。その一言に、美奈子は顔を真っ赤にしながら、微かに微笑むことしかできなかった。

その瞬間、パスポート写真を撮り終えたカップルも、ついに口を開いた。

「すごい写真ですね…なかなか撮れるものじゃないですよ。」

男性が半ば驚いた様子で言葉を漏らした。彼の目は、挑発的なポーズの写真に釘付けになっている。それは、美奈子がベッドの上で体をくねらせ、片肘をついて上半身を持ち上げた姿だった。彼女はカメラを見つめ、微笑みながら挑発的に目線を送っていた。背中を反らせ、片足を膝の上にかけ、太ももが大胆に露出している。胸はあらわになり、薄くかかったシーツが彼女の体を部分的に覆いながらも、ほとんど隠しきれていない状態だ。
美奈子の表情には、どこか妖艶な雰囲気が漂い、まるでカメラに向かって誘惑するかのように見えた。彼女の視線と体のラインが、自然でありながらも意図的にセクシーさを強調している。その写真は、彼女が恥じらいを隠しつつも、自分の体を堂々と見せつけるような大胆さを感じさせた。

隣にいる女性も少し微笑みながら、

「本当に…すごく大胆で綺麗。でも…」

と何かを感じ取った様子で美奈子をじっと見つめた。
その微笑みには、ただの感心だけではなく、どこか鋭い洞察が含まれているようだった。

「こんな写真を他人に見られて、少し恥ずかしくないですか?それとも…」

彼女は、まるで美奈子の心の中を覗くように問いかけた。

「もしかして、見られることが好きだったりします?」

その言葉に、美奈子の心臓が大きく跳ねた。まるで彼女の内面を見透かされているような感覚に襲われ、顔がさらに赤くなった。まさか、そんなことに気づかれているのか。美奈子の頭の中は混乱し、心臓がさらに高鳴るのを感じた。
カップルの女性が軽く挑発するように問いかけると、隣の男性が軽く笑いながら、彼女に応じるように言った。

「いやぁ、そんな風に考えたことなかったけど…確かに、ここまで大胆だと、そういう気持ちもあるのかもしれないな。」

美奈子は、彼らの視線が自分に集まっているのを感じながら、何も言い返すことができずに立ち尽くしていた。羞恥心とともに、心の中に秘められた感情が露わにされていくような感覚が彼女を包んでいた。
女性は微笑みを崩さずに続けた。

「そういうプレイ、嫌いじゃないわ。自分が主役で、全員の視線が集まっている感覚って、結構…気持ち良いでしょ?」

その言葉は、まるで美奈子の心に直球で投げ込まれたように響いた。
美奈子はその言葉にどう答えればいいのか分からず、ただ心拍数がますます上がっていくのを感じるしかなかった。彼女の全身が火照り、羞恥心と奇妙な興奮が交互に襲いかかってきた。

カップルの女性が微笑みを浮かべながら続けた。

「でもね、そういうスリルってクセになるんじゃないかしら?見られることを楽しむって、案外楽しいかもしれないわよ。」

彼女の言葉は、まるで美奈子を試すような軽やかさで響いた。 美奈子は不意に微笑み返した。確かに恥ずかしいけれど、その恥ずかしさが自分の中で新たな感覚として膨らんでいるのを感じていた。

「もしかしたら…」

美奈子は小さな声でつぶやいた。自分の言葉が思いのほか軽く出てきたことに驚きながらも、その新しい感覚を受け入れてみることにした。カップルの女性はその言葉を聞き取ると、満足げに頷いた。
そのやりとりを見ていたカメラ屋の店主が、笑顔で割り込んできた。

「もしそうなら、うちで定期的にやってる撮影会にモデルとして参加してみませんか?プロカメラマンも大歓迎だし、こんなに魅力的な写真が撮れるなら、絶対に人気が出ますよ!」

その一言に、美奈子の胸が再び跳ねた。まさか、こんな展開になるなんて思いもしなかった。顔が一気に赤くなり、羞恥心とともに、別の感情が湧き上がってくる。周囲の視線が自分に集まる感覚に圧倒されながらも、その中に微かな興奮も感じていた。
カップルの男性が冗談めかしながらも、興味津々に加わった。女性もそれに応じて笑みを浮かべ、

「確かに、そんなスリルを楽しめるなら、モデルとしても輝くかもね。」

孝志もその場を和ませるように微笑んで、

「撮影会か…確かにいいアイデアだね。でも、美奈子が本当に楽しめるなら、という前提だけどね。」

と優しくフォローを入れた。
美奈子は、あまりにも急な展開に完全に戸惑っていたが、同時にその状況の中で何かが揺れ動いているのを感じた。自分の中で何かが変わり始めている。羞恥とスリル、そしてそれに伴う高揚感が入り混じったこの感情が、次に何を選ぶのか、彼女自身もまだ分からなかった。しかし、周囲の期待と好奇心に押されながら、その一歩を踏み出す瞬間が近づいているのを感じていた。

店を出ると、美奈子と孝志は、蝉の鳴き声が響く蒸し暑い道を歩き続けた。夏の夕暮れが街並みに淡い影を落とし、湿った風が彼女の頬を撫でるたびに、心の中の緊張が少しずつほぐれていくのを感じた。けれども、彼女の胸の奥にはまだあのカメラ店での出来事がくっきりと残っていた。

「撮影会に参加するなんて、少し大胆すぎるかもね…」

美奈子はそう呟きながら、孝志の顔をちらりと見た。彼はいつも通りの優しい表情で彼女を見守っていたが、その瞳の奥には何か期待めいたものが浮かんでいるように見えた。美奈子はその微かな表情の変化に気づいたが、すぐには指摘しなかった。

「無理に決める必要はないよ。ただ…」

孝志は少し沈黙し、言葉を選ぶように続けた。

「もしも美奈子がそのスリルを感じてみたいなら、俺はすごく嬉しいよ。ヌードモデルとなると…大勢の前で裸で立つことになる。正直、すごいドキドキすると思うんだ…」

その言葉に、美奈子は一瞬息を呑んだ。彼女は立ち止まり、ジリジリと照りつける真夏の太陽を感じながら、蝉の声が響く静かな景色を見つめた。彼女の心の中で新たな感情と葛藤が静かに広がっていくのを感じた。

「でも、私…本当にそんな大胆なことができるのかな…」

美奈子はぽつりと呟いた。スリルを楽しむという考えはまだ非現実的で、どこか遠いもののように感じていた。

孝志は彼女の肩にそっと手を置き、少し声を落として続けた。

「最初は誰だって不安だよ。でも、今日の君の表情、忘れられないんだ。恥ずかしいって言いながら、どこかで楽しんでいた君がいた。その気持ち、少しずつ確かめていってもいいんじゃないかな?」

その言葉が美奈子の胸を強く揺さぶった。孝志は自分が感じたほんの少しの「興奮」や「快感」を、すべて見抜いている。それを彼に悟られていることが、さらに彼女を追い詰めた。美奈子は再び歩き始めたが、孝志の視線が背後からずっと自分を見守っているのを感じた。

「撮影会、試しに見に行くだけでもいいんじゃないかな?」

孝志は歩きながら、さらりと言った。彼の声は優しいが、その言葉にはどこか強い誘導が感じられた。彼は何も強制していないように見えながらも、次の一歩を促している。

「見に行くだけ…?」

美奈子は心の中でその言葉を反芻した。「見に行くだけ」なら、その考えが、次第に現実味を帯びてきた。まるで孝志が用意した罠に自分から足を踏み入れていくかのように感じたが、それでも彼女は完全に抗うことができなかった。

「そう。君がどんな風に感じるか、試してみるのもいいと思うよ。実際に見て、どう感じるか。それで無理ならやめればいい。」

孝志はまるで当たり前のことのように話していたが、その言葉の裏には確実に彼女を導こうとする意図が隠されていた。
美奈子は再び立ち止まり、孝志の顔をじっと見つめた。彼は変わらぬ笑顔で彼女を見返していたが、その微笑の奥にある「期待」を感じ取った。

「じゃあ…見に行くだけなら。」

美奈子は、自分でも思いがけない返事をしてしまった。言葉が口をついて出た瞬間、孝志の目が一瞬だけ輝いたことに気づいた。

「決まりだね。」

孝志は優しく頷いたが、その内心には、彼の計画が一歩進んだことへの満足感が滲んでいた。
二人は再び歩き出した。真夏の蝉の声が響く静かな街路を歩きながら、美奈子は次の一歩を踏み出す準備が進んでいることを感じていた。しかし、その一歩がどれほど大きなものになるのか、彼女はまだ気づいていなかった。
 
2024/10/13 20:59:41(sH6yQTic)
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