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「突然押しかけてきて、すいません!」
扉の前で直立に立ち、深々と頭を下げる好子。 頭を下げる扉側から応接セットを間にして、その奥に座っている弘樹だ。 弘樹は好子の2つ年下の旦那・淳の会社の社長で、 この日は突然アポイントを取ることなく、突然の訪問を詫びた。 だが、いても立ってもいられなかった。 淳が会社で正当に評価されていないと言う愚痴を家でさんざんと聞かされて、 前夜には大きな夫婦喧嘩までしてしまった。 頼りにならない淳の代わりに私が直談判しようと意を決して、その場にいた。 「お顔を上げてください。突然どうしました?」 弘樹の堂々とした声に少し威圧感を覚えながらも顔を上げた好子は、内心この場にいる事を少し後悔し始めていた。 先代から会社を引き継ぎ、当初は国内だけで取引を行っていた家族経営に近い会社だったが、今は海外にも拠点と工場を構えるくらいにしたが、 好子から見て、弘樹は淳よりさらに3歳年下だ。 年下には思えない、風格があり、先代の急死で20代から引き継いで、それなりに修羅場を潜り抜けてきたのだろうが、一般的な32歳とは思えない風格だ。 「どうぞおかけになってください。」 たじろいでいた好子に今度は優しい口調で弘樹が声を掛けた。 少し一歩目がふらついた好子だったが、なんとか応接のソファの傍に行き、改めて頭を下げてから、腰を下ろした。 「淳ちゃんにはいつもお世話になってますが、今日はどうしました?」 淳は弘樹の会社で働いて、10年弱になり、弘樹が先代のころからの社員だからか、弘樹は親しみを込めて『淳ちゃん』とあえて好子の前で呼んだ。 少し後悔をしている好子は意を決したように、顔を上げると、 「お願いします。主人がいつも適正な評価をされていないと、家で言っています。適正な評価をして頂けませんでしょうか。」 弘樹からしたら、いきなりの発言で言葉を失った。 適正な評価をしたら、淳の給料は正直もっと下がるのが社内での評価だ。 それを弘樹からの温情と社歴のおかげで少し上乗せしてあるくらいだった。 その評価と温情の件は、淳にも個別で説明してあったのだから、好子の発言の真意を図るように弘樹は好子を見た。 「ご主人の評価…本人には説明してありますが…ちゃんと伝わっていないなら…」 弘樹はソファから立ち上がり、デスクの電話から内線で総務部長を淳の事を軽く説明し呼んだ。 総務部が人事も兼ねている。むろん、弘樹の前に好子を通したのは、総務部の女子社員だから、 総務部長は好子が来ている事は分かっていた。 むしろ、そのあと帰ってきた女子社員と「給料上げてくれとでも言いに来たか?」と冗談を言っていたほどだった。 ソファに座った二人に、気まずい空気が流れ、好子はその空気に押しつぶされそうだった。 PCを持った総務部長が、弘樹の隣に座り、淳の評価が記載されているファイルを開いた。 総務部長から改めて、好子に淳の評価と弘樹の温情の件が伝えられた。 愕然とした、淳から聞いている話と真逆と言っても良い。 総務部長が退席すると、 「そんな状態なんです。先代から勤めていた社員なので、何とかしてあげたい気持ちは個人的にはありますが。」 弘樹の渋い表情が好子に追い打ちを掛けるような感じさえ受け止められた。 「つかぬことを聞きますが…」と弘樹が続けた。 淳と好子の生活状況について、事細かく聞いてきた。 弘樹の個人的な感想としては、生活が給料に見合っていないと感じたが、そんな事は社長とはいえ言える立場にない。 「どうしても給料を上げたいですか?それともそれなりのプラスアルファがあれば良いですか?」 好子は希望の目を弘樹に向けた。 「給料が上がらないのは分かりました。でも、プラスアルファがあれば幸いです。」 間を置いて、絞り出した好子の答えだった。 弘樹のところに押しかけてから2日後の事。 好子の姿は横浜・みなとみらいの高級ホテルのロビーにあった。 時間はまだお昼前。 ソファに腰を掛けていると、 「遅くなりました。」 小走りで駆け寄ってくるのが、弘樹だった。 「お昼でも食べながら、話そうかと思って。」と呼び出した経緯を説明しながら、 エレベーターに乗った。 ホテル内の和食料理屋の個室を用意されていた。 むしろ、そこが指定席みたいな感じで、店員や女将さんも気さくに挨拶をし、その個室に二人を案内した。 「食べれないものはあります?」 好子が首を振ると、「いつもので。」と弘樹が女将に言った。 所作が淳とは程遠い、気品もありつつ、堂々としているのを好子は弘樹に感じた。 「ここからは私もプライベートなので。」と笑顔を見せる弘樹がまぶしく見えた。 食前酒として、白ワインが出されたが、好子には銘柄はよく分からなかった。 とにかく飲みやすいというのが感想だ。 「ワインは詳しいですか?私は説明を毎回聞いていますが、飲めば酒なんで何でも良いんです。」と笑顔を見せる弘樹が、 自分を和ませようとしているのは分かった。 料理が運ばれてきた。 食べながら、話すのがもったいないほど豪華なランチだ。 生活レベルを落とす事を薦められても、自覚がない人に話す事の方が無駄だと思い、弘樹は途中でその話を切り上げた。 実際に好子は「これ以上は切り詰められない。」の一点張りだった。 料理の段が終わり、食前酒に飲んだ、ワインを2人で飲み始めた。 「個人的に奥さんを雇っても構わないと思ってます。もちろん奥さんの会社のご都合もあるから、時間が合う時に都度報酬をお渡しする…。」 その弘樹が発した言葉が、何を意味するか好子にも分かった。 1時間後、二人はそのホテルの一室にいた。 窓際の椅子に腰を掛け、大きな窓から見える景色に目をやる。 耳には、浴室から聞こえるシャワー音が聞こえてくる。 むしろ、好子の意識は視覚よりも聴覚に意識が行っていた。 シャワーの音が止み、しばらくしてガウン姿の弘樹が現れた。 ガウンの隙間から見える厚い胸板が意識的に好子の目を弘樹から逸らせた。 弘樹に促されて、好子もシャワーを浴びた。 ガウンを着て、窓際の先ほど自分が座っていた椅子と向かい合わせになっている椅子に腰かけている弘樹に近づいた。 「引き返すなら、今ですよ。」 弘樹の言葉にドキッとさせられたが、ここまで来てしまった以上、引き返すわけにもいかないと思い、 さらに弘樹に近づくと、ガウンの帯を解かれた。 「女性が恥じらっているのを見るのが、好きなんですよ。」 窓際で好子は自分でガウンを脱ぐように言われ、窓の外に向けて、自分の姿をさらすようにガウンを脱いだ。 誰に見られている訳でもないはずなのに、咄嗟に胸を両腕で隠してしまう。 「ガウンの下は何も身に着けない方が良いのに…」 いつの間にか好子の後ろに回っていた弘樹は後ろから好子に抱き着くように、胸の辺りにあった両腕を解いて、 窓に両手を付けさせた。 「ほら、下を見て、人も車もたくさんいるよ。」 弘樹の両手が好子の乳房を揉みしだいた。 乳首もこねくり回されて、好子から吐息が漏れるが、まだ恥ずかしさの方が勝っていた。 背筋を中心に弘樹の舌が這いまわり、好子の下着に手が掛けられると、一気に下ろされた。 近くの椅子を弘樹が手繰り寄せると、好子の片足が乗せられた。 「窓の外の人に見せてあげなよ。」 好子の耳元で弘樹が囁き、好子は首を振るが、あれほど抱かれている淳とは違い、弘樹の的確な愛撫に少しずつ贖えなくなっていく。 「感度良いんだね。もう垂れるくらい濡れてるよ。」 内ももにツーっと上から下に伝う感触が好子にも分かった。 「それともこういうのが好きなのかな?」 椅子に座った弘樹の抱えられるように、外に向けて大きく足を広げられた好子は、顔を窓に背けて、両手で股間を隠そうとしたが、 弘樹に「隠しちゃダメだよ。」と言われて、手をのけた。 窓にはうっすらと自分の姿が映る、そこから目を背けたのだが、「ついでにキスをしてよ。」と弘樹に言われて、 後ろ手に弘樹の後頭部に手を回して、弘樹と好子が唇を合わせ、舌を絡ませた。 その姿は客観的に見れば、好子の方が弘樹にキスをせがんでいるように見えた。 その間にも弘樹の的確な愛撫が好子に快感を与え、弘樹はまだガウンを脱いでいないのに、好子はエクスタシーに達した。 弘樹のガウンには抱えていた好子の愛液のシミが出来ていた。 絨毯に膝をついて目の前に立つ弘樹のガウンの帯を解くと、目の前に現れたものに好子は素直に驚いた。 「太い…」 思わず声に出てしまった。 「良く言われるよ。」 答えた弘樹に後頭部に手を添えられると、自然と口を開いて、そこに受け入れた。 好子が咥えたままでベッドに移動すると、お互いのを舐めあった。 本番をやる前から何度いかされるのだろう…弘樹の舌技もまた好子を翻弄した。 それに口に入っている弘樹のモノがさらに太く、硬くなり、それがこれから自分に入ってくる期待感と怖さを感じていた。 仰向けになり、足を広げて、弘樹を受け入れたときに、 「太すぎる…」と好子は自分の中を押し広げるように入ってくる弘樹のを感じていた。 好子のそこの中がすべて隙も無く、弘樹に支配されている感じだった。 子宮口まで到達した弘樹はそこに押し当てながら、 「すごい子宮が吸い付いてくるよ。淳でもこうなるの?」と好子に無頓着に聞く、 好子は首を振るのが精いっぱいだった。 息苦しいみたいな感覚を感じながらも、快感にも同時に襲われていた。 『壊される…』 内心思っていた。 「すぐにこのチンコじゃないと満足できない体になるよ。」 平然と弘樹が好子の耳元で言う、お互いの腰は好子の体内で違うキスをするような感じで動いている。 膣内のすべてに密着している感じだから、擦れるような動きをしただけで、Gスポットにも容赦なく当たってくる。 意識が飛びそうになりながら、好子は何とかこられようとするが、声は出てしまうし、体も無意識に動いてしまう。 繋がったままで、また窓際に移動すると、対面座位で好子は恥ずかしいはずなのに、自ら腰が動いてしまう。 いつの間にか日が暮れ始めて、窓に映る姿がさらに鮮明になっていた。 そこに弘樹に跨って、腰を振る姿が映るが止められなかった。 途中で意識が所々飛んだ。 肝心な弘樹が放出する瞬間も意識が飛んでいて、どこに出されたのか不安になった。 少し時間を置いて、二人でシャワーを浴びている時に、弘樹から愛撫をされて、好子は初めて潮吹きを体験した。 「はい。お疲れ様。」 ガウン姿の弘樹は着替え始めた好子に向けて、報酬を手渡そうとした。 「あの…」 好子が弘樹に声を掛けた。 「いらないの?」 弘樹はすっとぼけたように聞いた。 「下着に…」 「あー 終わった後も楽しめるように、さっきハッカ油塗っといた。毒じゃないから、大丈夫だよ。」 弘樹は笑顔で言葉を返した。 脱ごうとした好子に、絶対に家まで履いて帰るように伝えると、好子はまた履き直した。 帰りの道中、誰にも触られていないのに、好子の腰が動いてしまう。 もう股間はジンジンしていた。 そんな時に、電話が鳴った。 「我慢できる?」 電話の向こうから知った声が聞こえてきた。 好子の全身が一気に熱くなった。 何とか公園のトイレに駆け込んで、下着を脱いで、便器に腰を掛けたが、もう手遅れだった。 ハッカ油は股間全体に広がっていた。 好子は自分の手が自然とそこに伸びてしまっていた。 「もうすぐおうちなのに。おうちの近くで恥ずかしいね。いやらしい女なんだね。」 電話の向こうから辱めれるが手は抑えられなかった。 「何が欲しいの?」 答えられずにいた好子に電話の声は少ししつこく聞くと、 「太い…おちんちん…」と声を振り絞るように答えた。 「そうなんだ…可愛いね。ご褒美をあげよう…」 その声は好子の近くから聞こえて、通話が切れると、トイレのドアがノックされた。 好子は思わず開けてしまうと、弘樹が立っていた。 個室の中に入ってきた弘樹はズボンのチャックを開けると、好子の方がベルトを外して、ズボンとパンツを下ろし、 自分から頭を近づけて弘樹のを咥えていた。 「チャックを下ろすだけで済ませようとしたんだけどな。」 弘樹は好子の後頭部に手を添えて言った。 「誰のどこに何が欲しいか言ってごらん。」 手の力を少し緩めた弘樹が好子に言った。 「…私のおまん…こに…社長の太いおちんちん…入れてください…」 そして、自ら足を広げて、弘樹を待ち受けた。 「まだ今日が初めてなのに、すごい進展だね。」 メリメリと音がするんじゃないかという感じで弘樹が好子の中に入ってきた。 声は我慢しようとしても、我慢できなかった。 数時間前までの名残も好子の体にあり、感度は意識が飛ぶくらいになっていた。 最後は立ちバックでしたのだが、弘樹は容赦なく好子の中で果てた。 ぼとっと好子の股間から床に落ちたのを見て、 「そんな簡単に妊娠しないから。」と弘樹は悪びれる様子もなかった。 弘樹が衣服を直して、好子はスカートを直した。 下着は付けずに帰ることになった。 「送っていくよ。」 弘樹にエスコートされる好子。 家の前で、キスまでしてしまった。 家に入れば現実が待っているが、その時の好子にはそんなのは関係なかった。
2024/06/27 23:36:32(zZ61tffA)
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