人妻歴15年の玄太刀(くろたち)泉水(いずみ)は、二人子どもが居る。娘一人、息子一人
泉水は同性の友達より男友達の方が多く、平等に接していても誤解が噂を呼ぶことはザラ。その原因のひとつは、好意を期待させてしまい男の方が燃焼するも、勘違いさせたならごめんとキッパリ断る泉水。
そんな泉水には、親友レベルに匹敵する男友達が一人居る
名は、添端(そえはし)統一(てっぺん)泉水が付けてるニックネームは伝説の男だが、それは褒める時に使う愛称
泉水は、仕事終わりや少し時間があれば統一に電話をしていた。
ある土曜の朝8時過ぎ、泉水は電話をする
泉水「おはよー、統一」
統一「まだ８時過ぎだぞ、どーした？」
泉水「トイレ入るついでに電話しようって思って」
統一「トイレのお供にすんな、朝はよから」
泉水「嬉しいくせに、こんな時間を共有出来るのは統一だけだよ」
統一「カラカラカラってペーパー引く音聞かされて、何を喜べって言うんだ？喜べねーぞ」
泉水「これから拭くんだって想像したら、朝立ち健康児になれるじゅん。よかったね」
統一「じゃあ、俺に拭かせろ」
泉水「別にいいよ、けど来るのがめんどいよね？」
統一「当然マチ子先生」
泉水「ね！そそ、ヒマだしどこか行こうかなって思うけど、一緒に来ない？」
統一「どこ行くんだよ」
泉水「なんか服見たいし」
統一「服？最近通販で買ってなかったか？」
泉水「まぁね、でも見たくない？」
統一「こういう話ってよ、同性に話した方が楽しいだろ？」
泉水「こんな時間から電話出来るのは、統一くらいしか居ないし」
統一「やめとこ！って発想はないのか？」
泉水「ないよ、私の声で叩き起こすもん」
統一「他に居るだろーが」
泉水「他っていう候補はない、電話かけようっていう席は統一しか居ないよ」
統一「そこは大人しくしてろ」
泉水「私の声聞けないよ？大丈夫？」
統一「もはや、その声が誘導悪魔だわ」
泉水「勃起してしまう天使でしょ、すぐ照れるからね」
統一「おまえの声で現象を決めつけるな」
泉水「隣に居てほしかった？」
統一「全体重かけて、ちんぽの上に座るんだろ？」
泉水「かかとを垂直に落とす？」
統一「潰す気か」
泉水「かかとは軽いよ？」
統一「正式名称かかと落としです」
泉水「落ちるスピードにハマりそう？」
統一「だから危ねーって話だろーが」
泉水「あ、ねー、カラオケ行く？」
統一「選択する餌を増やすなよ」
泉水「楽しみたいでしょ」
統一「その言葉が、既に地獄巡りを暗示してるわ」
泉水「マック行きたいね」
統一「時間軸はひとつしかありませんよ、奥さん」
泉水「じゃあ、統一マック行こうか？」
統一「すげー当たり屋だな、動機が明確すぎて体が硬直するわ」
泉水「一人で何を言ってるの？」
統一「たった数秒の放置で、疾患者扱いか？」
泉水「マニキュアやらなくていっか」
統一「会話のバイパス多いのね、おたく」
泉水「ちょっと、一旦切るね。またかける」
魔導師泉水と呼びたい統一であった
再び泉水から電話
泉水「統一、タバコは？」
統一「所持してるわ」
泉水「どのみちセブンかー」
統一「行って来いよ、セブン」
泉水「えー、めんどい」
統一「それだけ時間軸を浮上させて、何がめんどいだよ？」
泉水「私がパシりみたいになるじゃん」
統一「おまえのタバコだろ、パシりじゃねーだろ」
泉水「統一のコーヒーないよ？」
統一「頼んでねーわ」
泉水「とりあえず統一拾ってから決めよっと」
統一「何だ？俺は忘れ物コーナーの人物か？」
泉水「ねー、今日寒いかな？」
統一「おまえ、基本薄着だろ」
泉水「で、どこ行きたい？」
統一「縦横無尽に会話が飛び散るな、相変わらず」
泉水「やっぱり薄着にした」
統一「わかりきった事を速報みたいに言う奥さん」
泉水「統一がおっぱい触る可能性あるしね」
統一「その読みがありながら、薄着なのか？」
泉水「目の保養欲しいでしょ」
統一「目薬のＣＭか」
泉水「見るか触るか、そこまで予知出来ないからね」
統一「まず前提のおかしさに気付け」
泉水「そう？」
統一「他の男友達にもやってんのか？」
泉水「まず会いたいってならないし、二人で会う機会もないよね。私には旦那居るし」
統一「そこを、くぐり抜ける俺って一体、、」
泉水「私の中で、旦那と統一はりゃんめん人物だから」
統一「双子みたいな事を言っているが」
泉水「不思議と同じ事を言うんだよ、二人とも」
統一「あぁ、一方的なプロレスをしやがるとか」
泉水「それは言わない、やっぱり私が主導権握っているから、そこに対するつっこみは同じ事言うよ。打ち合わせしてないよね？」
統一「漫才コンビじゃねーから」
泉水「セクハラ頻度、クズ原動、サイコパス疾患語、この辺はやっぱり似てるよ」
統一「そのカルテが恐ろしいわ」
泉水「やっぱり好きになる時の前途カルテって、楽しいか楽しくないか！なんだよね」
統一「さらっと話しておりますが」
泉水「統一の事、わかりすぎて。なおかつ好き過ぎる存在でさ、そういう男友達って統一しか居ないから」
統一「好き過ぎるって何だよ、ちくわぶがくどいって悪口か？」
泉水「統一の事、ちくわぶなんて思ってないよ。統一ってさ、旦那居る私にセクハラするでしょ？平気な顔して」
統一「頭の悪い柴犬みたいに言うなよ」
泉水「よく考えてよ？私が旦那に話したら、統一は一寸先の闇に堕ちるんだよ。けどさコソコソしないし、どうして？」
統一「話すなら等の昔に話しているだろ、それに俺と関与しない。俺の悪い癖の標的にされてるのは間違いないなく、おまえだけど、なんで拒絶しないんだ？」
泉水「犬みたいな事をやるから」
統一「犬がマンコ触るか？」
泉水「そういう一触即発みたいな空気感、楽しいじゃん。
パプニング寸前のオスとメスって感じでさ」
統一「おまえの体がこっち向いてるから、オスとしてのスナイパー心をくすぐるんだろーな」
泉水「柴犬の方が賢いね」
統一「視力検査したら負けねーから」
泉水「ムキになるところが、バカだなーって思うよね」
統一「それがカッコいいと、飽きるんだろーな」
泉水「カッコいいのは断トツ良いんだけど、カッコいいってムラムラしないんだよね。私」
統一「カッコいいのに？」
泉水「自分に酔ってる男にムラムラしないよ、バカだけどふざけて色々やってみせる男って隙があるじゃん」
統一「俺も他の女の前じゃ、カッコつけるけどな」
泉水「統一のセクハラはディズニーランドのギミックみたいなものだよ？それをやんない統一なんてフニャチン野郎だよ」
統一「セクハラは程よくやってるわ、心配するな」
泉水「一番のセクハラ標的は、私だからね」
統一「標的の主観を自分に向けるか？普通」
泉水「私たちの絡み合いはセクハラを通り越して愛し合っているから」
統一「愛し合っているのか？」
泉水「統一は、いつでも特等席だよ」
統一「特等席を喜ぶべきなのか？」
泉水「特等席からのセクハラだもん、私も受け入れるよ」
統一「旦那はどこの席なんだ？」
泉水「特等席を半分ずつ座ってる感じ」
統一「俺を特等席から外せよな」
泉水「無理無理、私の脳が識別して特等席に座らせているから」
統一「旦那が二人居る感じか？」
泉水「私が愛するっていうより、二人に愛される私」
統一「おまえが愛しているのは誰なんだよ？」
泉水「わかんない、とりあえず二人居るみたい」
統一「俺に対して願望でもあるのか？」
泉水「ないよ、統一は私の中にある理想の該当となる模範解答なんだよ。だから統一の言動って私にはよく刺さるし」
統一「刺さるとどーなるんだ？」
泉水「罪なヤツめ！処してやる」
統一「それが朝８時過ぎの電話か？」
泉水「まだ序の口だから」
統一「俺が何を射止めたって言うんだ？」
泉水「私の発情シリンダーを狂わせたんだよ」
統一「人間がシリンダーを埋め込むな」
泉水「バロメーターだから大丈夫」
統一「ある程度のセクハラが、おまえを活発にしているわけか」
泉水「じゃない？罪でしょ？誰で発散するのみたいな」
統一「旦那だろ」
泉水「えー！やだ」
統一「こじらせるところ、違うぞ」
泉水「こじらせてないよ、ポチポチしたのは統一じゃん」
統一「どこをポチポチした？」
泉水「ん、人妻である事を忘れさせるスイッチ」
統一「そこを我慢するのが理性っつうもんだろ」
泉水「我慢出来ないから統一とどこかに行きたいの」
統一「小6の処女剥奪大会か」
泉水「ロリコン統一、スケベ頭脳噴火」
統一「ロリコンの方が楽な気がしてきたわ」
泉水「ふーーん」
統一「顕著に興味を無くすな」
泉水「統一のスケベ頭脳じゃ、ロリコン走っても完走出来ないから」
統一「どのカテゴリなら完走出来るんだ？」
泉水「統一、じれったいよ」
統一「何が？」
泉水「完走出来るのは、私のみでしょ」
統一「また罪人扱いだろ？」
泉水「愛構えると罪突き上げる、わかった？統一」
統一「愛構えてねーぞ、俺は」
泉水「形じゃないよ、想いの矛先だよ」
統一「立ち小便姿で想いを届けてやるわ」
泉水「フェラしろって素直に言えばいいのに」
統一「質の悪いシナリオ進行だな」
泉水「統一に選択余地なんてないよ」
統一「選択すべてがおまえなんだろ」
泉水「まぁね、愛構えさせ交わす構えの前途」
統一「そんな牧師居たら独裁者だな」
泉水「それ、私だね」

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