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1:おさななじみとカップルさんと僕
投稿者:
健太
正月も実家に帰らなかった、コロナを理由にだが去年は親父が風邪っぽくて大事をとったからまだしも、片道二時間が面倒だというのと実はエッチなカップルさんと年越しすることを優先したからだ。
去年出会って何度かお酒飲みながら、めちゃ美形のお二人との露出プレイや電車痴漢プレイ、単独冥利につきる、そしてとうとう挿入させてもらって、最高の年越しだったのだが。 母親が顔見たいと泣いたと親父にぶち切られて土曜の朝から電車に揺られてます、横浜の方なので一時間くらいでカップルさんの住む駅を快速は通過していきます、ああ途中下車して二人に会いたいと後ろ髪引かれながら、今度はお礼に秋葉原のエッチなコスや道具のお店でプレゼントさせてくださいと自分からお願いしたので、どうせ寝てるだろうと思いながら千葉の実家に向かうのに今すぐそば通過しました、良かったら夕方にはリターンしてくるので秋葉原で買い物どうですかとラインはしておく。 そしていつもの癖というかツイッターで久しぶりに実家に行くと書き込み、といっても僕の書き込みに反応してる人なんてほぼいないのですが、趣味の模型仲間さんからイイネもらって、さてあと一時間、ついでに秋葉原の中古の模型扱う店の在庫をチェックしながら、快速電車はゴーっと大きな音を立てて走っていきます、ボックス席に座りながら、カップルの彼女さんの由香さんの事を考えるとそれだけで股間が熱くなります。 エロカラオケの募集でお会いしたのが一年弱前ですね、これから暖かくなるやはり本能なのか二月のこの時期の寒さを乗り越えて少し寒さが緩んで春に向かい始めるとエロい事がしたくなりますから、お酒大好きでイケメンのそれこそジャニーズにいてもおかしくない見た目の和也さん、黒髪ロングに切れ長の目でスタイル良くて、ブラックピンクにでもいそうな由香さん。 パンチラと乳首チラだけでいつもはそれほどお酒飲まない自分は泥酔してしまって、情けないことに気がつくとお宅に泊めてもらってしまいました。 それから月に一度か二度お会いする感じで、もちろんエッチさせてもらいたいとは考えましたけど恐れ多いというか、二人のサポート出来るだけで天国にいるような気持ちにさえなれますから。 和也さんから返信が来ました、土曜出勤で仕事中、久しぶりの実家なら泊まって来たらと親を大切にしろと、素面の時の彼は至って常識人なのです、というか私もそれはそうだなと思ってそうしますと返信。 久しぶりの実家です、兄貴がいますがもう結婚して子供もいますし、ちゃんと正月には帰ってくるできた兄です、仕事場に近い西東京に住んでいて、甥と姪に会いにこちらには月に一度顔だしています、もう両親もそっちに引っ越せばとさえ思いますが、奥さんの実家との兼ね合いもあって気を使うらしいのはなんとなく感じてます。 実家につくとまだ朝の10時だというのに、二回目の正月だと親父、キッチンでは母親は盛大に天ぷらあげています。 朝飯食べてなくて良かったと思いました、卓上にはデジタルの写真立て兄貴の贈り物だそうで順々に画像が変わっていきます。 兄貴の家族の写真、そして俺が子供と写ってるのも。 「まあほら新年明けましておめでとうってやつだ、母さん乾杯だぞ、あのなあ健太だってもう29歳なんだから、そんなに天ぷら食えないだろう。」 「せっかく久しぶりに天ぷらを揚げるならいっぱい揚げないと油勿体ないのよ、余ったらお裾分けすればいいんだからいいのよ、私はね昔みたいにいっぱい揚げたいの。」 こりゃあ腹いっぱいに食べないと怒られると思うのだがまあいいこんな時間から親父が飲むってことは泊まっていけと言われることは無い、勢いついたら馴染みのスナックに夫婦で行くはずだ、和也さんたちに天ぷら持っていってあげようかな、そうだ帰りに寄るだけ、でもいないかも、まあいい午後にまた連絡すれば、どうせ和也さんは夕方まで仕事なのだから。 結婚はまだかとか常套句を聞き流すが、どうも具合が違うのだ、母親が俺の顔見たくて泣いたのは嘘じゃないにしても、俺が持ち帰りにと狙っていたタッパーに天ぷらを詰め込むと酔っ払う前に真希のとこに届けてこいって持たされた、三年前くらいに結婚したはずだが帰ってきてるのか、おさななじみの真希とは姉弟同然に育った兄も入れて三兄弟、子供の時は女のほうが成長早いし同い年でも姉のようだった、それに彼女の父親が事故で亡くなったのは小学校一年の時、俺が物心ついてはじめて人の死って現実を経験した。 三軒となり、ピンポン押すとすぐにおばさんが出てきた母親から連絡が行ってたのだのだろう少しおめかししている、多忙だった母に代わり色々と面倒みてくれた人だそれに反抗期のときは実の親に言えない悩みは全部聞いてくれた、真希も出てくると化粧していた、おさななじみだからそんな気をつかわなくていいとは思うが由香さんにそこらへんの女心はしっかり教わったので無駄な軋轢を産む不用意な発言はしない。 あと子供はまだとか聞くのはダメなことも和也さんに教えてもらった、エッチで幸せそうな二人にも人に触れられたくない秘密があるのだ。 真希は子供の頃は随分と体格が良かった、それに背も高かったから中3の時に俺のほうが背が高くなると、なんか変な感じと笑いあった、天ぷらを仏壇にのせてチンとひとならし、おじさんどうやら娘の真希はピンチのようです、力を貸してください、そう心の中で祈る。 無神論者だけれど、天才科学者が最後に霊界と交信しようとしたり、天才音楽家は音が降りてくると言う、死んだ先にまた別の世界があるのかもということには漠然とした期待があるし、転生もののアニメのおびただしい数は何かを証明しているかもとツイートしたらはじめてバズった。 真希は見た目は悪くないと思う、おばさん譲りの巨乳だし、水卜アナに似てる、でも大丈夫ここも由香さんに聞いている、小松菜奈に似てるはOKあいみょんは微妙aikoはダメ、aikoもあいみょんも個性的で可愛いと反論すると、誰かに似てるってそれほど嬉しくないものよと、そりゃあ芸能人みたいなルックの二人は聞かされなれてるのだろう、僕には縁が無いがそういう褒め方がけっして喜ばせることでは無いことはなんとなく理解できた。 なるほどね、子供のころからおばさんも真希も一緒に成長したから、それに女がこういう顔する時はもっと楽しいことだったり、とっても美味しいスイーツ食わせたりと和也さんは言うが、由香さんは女友達と男の悪口言いまくってさっぱりするのが実は一番、和也には内緒と教えてくれた、自信家の和也さんには聞かせられないと同意。 二人を実家に連れて行って昔話に花を咲かせる、テーブルの上からデジタル写真パネルが無くなっている、甥や姪の話も上手に避けている。名探偵でなくても誰でも答えには行き着く、午後1時を過ぎた、俺が真希を元気付ける役回りなのはわかってるが由香さんにSOSを出すことしたさすがに起きてるだろう、用事が無いことを祈る。 和也が帰ってくるまで時間あるし女同士だねそういうのって。 ああめちゃ感謝、お世話になってる先輩が秋葉原の方に住んでるからと真希を連れ出す、理由は何でもいいのだ、旦那と距離取ろうと戻ってきて一週間、アニメやバラエティをぼーっと観ながら過ごしていたのだと言う、無理に俺が何かを言っても心に届かない、二人でポカリ飲みながら電車の窓から流れていく景色をただぼうっと眺める。 由香さんは電車のホームで待ち構えていた、真希の手を取ると女子会だからと追い払われそうになる。 「あのねえ別に取って食おうってわけじゃないから心配しないで、あんでもとっても可愛いからこのままホテルもいいかな、女子会コースだと安いしスイーツついてくるの、なんてね。」 冗談であって欲しいと思いたいが、由香さんが両方いけるのは一度見せられたことがあるそれに女王様の経験もお有りだったりする。ボンデージが似合いすぎて怖いくらいだった、和也さんはMでも無いのにたまに相手させられて大変だから俺にM男になれとか言ってくる、才能ありそうと二人に言われるとそのうちそっちに目覚めてしまうのかもと少しの不安と期待はある。 降り立った駅は遊園地だった、そういうことかと安心すると乗り物たちをスルーしてスーパー銭湯に。 「和也も後で来るから、そっちは男子会ねサウナ好きって言ってたじゃん、温めて冷やすと長持ちするようになるから鍛えておいで(笑)」 ああ由香さん、こりゃあ全部バラされてしまうかも、真希の視線がキッとこちらを睨んでくる、俺が高校一年の時に彼女ができて街ですれ違った時にも睨んできて、彼女に疑われたことがある、保護者気取りなとこがあるのはちょっと問題だよ。 しっかし豪勢なスーパー銭湯である、ネットで調べて一度来てみたかったので良しとしよう、二人と別れてからゆっくり湯とサウナを堪能する、そこに和也さんも合流してきた。 「なんか健太も大変だな、幼なじみだって?どういう仲なんだよ。」 なるほどー逆の立場になってみると一発で理解できる、AVで観るぶんには妹だとか幼なじみなんて最高にエロいって思うけれど、家族のような存在だと性欲の対象にはなりえない、おっぱいが大きくて可愛いという条件を客観視すると言わずもがなだ、かといって和也さんにやられちゃうのは何か抵抗があるのも事実。 「ははバカだな心配するなって、ちゃんと由香がケアしてくれるよ、普通のいい子なんだろう、旦那と寄りが戻せればそれでいいし、いっぱい夫婦とスワッピングもしてきたからな色々あるんだよ。」 事実婚状態を良しとしてる二人にもきっとそれが意味のあることなのだろう、子供を作るってことが結婚の一番の意味なのならば、出来ないで悩むのを加速させてるのが結婚になってしまう。 女性陣は岩盤浴だのマッサージだのとまだまだ時間がかかるという、和也さんと二人でアダルトショップに。 「もう大体持ってるからなあ、射精機能付きのディルドでペニバンにつけられるやつ無いかな?」 マニアック過ぎてサウナでさっぱりしてしまってエロい心もすっかり洗い流された自分としてはついていけない、サウナの最高の弱点は水風呂入ってととのうのと射精が似ているせいで、三回も繰り返すとばっちり賢者になってしまう所だが、サウナイキタイにはそんな書き込みは見当たらない。 「ネットで探すことにするわあ、アレだなメイドでもからかって先に家行くか、由香は似合わねえんだわ、この前までやってたアニメ知ってるか?」 ああそれなら少し観た、アキバのメイドが仁義なき戦いをするという、有る意味でとても問題作だった。 「おーこれこれ看板立ってるじゃん、こいつ気合い入ってたなあ、でもまあエロい気持ちにはならないな、写真取ってくれ。」 ついでに模型屋によって買い物してから和也さんの家に。 「そろそろ帰って来るんじゃないか、まあいいさほらビール。」 この部屋で飲む酒が一番美味いと思う、乾いた喉に炭酸が気持ちよく通過する。 「ただいまー、やばいもう私達もうフニャフニャだわ、タクシー使っちゃったー(笑)」 銭湯で飲んで、タクシーの中でも飲み続けたようで運転手さんも大変だったと察する。 「おーそうかあ、まあたまには豪勢に遊ばないとな、よっしじゃあシャンパン開けちゃうか、飲むぞー(笑)」 由香さんはお酒が強い、酔った真希に合わせてくれている、そして和也さんも、ありがたいとっても、でももしかしたら真希も酔ったふりなのかもしれない、初対面だもんな、ここは感謝の気持ちを込めて本気で飲むことにする。 明日は日曜日だ、土曜の夜の醍醐味。 「なんかしたくなってきちゃった、健太~こっちは元気でそうかな?」 「あーちょっとまずいっす真希の前じゃ。」 「えーだってさあなんかエロいじゃん、真希ちゃん健太くんね結構テクニシャンなのよ(笑)」 「勘弁してくださいよー。」 「なあんだまだまだ変態じゃないんだからあ、じゃあ真希ちゃんと飲んでて、和也はいつでも大丈夫だもんね。」 「えー俺としては真希ちゃんのナイスボディ拝みたいけどなあ。」 「すごいよーおっぱいもお尻も、でも可哀想なのようご無沙汰なんですって、勿体ないわあ、でも真面目なのねえ、私がこの体だったらねえAV女優になってるわよ(笑)」 「無理ですよー知らない人とはさすがにちょっと。」 「じゃあ、仕方が無いわねほら約束したでしょう私のねコレクションね見せてあげる、お試しも可能よん。」 お店開けるってくらいに道具は豊富にお持ちなのだ。 女二人でキャッキャッ言いながら盛り上がってる。 ちょっと話ししようと和也さんの部屋に。 「まああれだな、健太がさ恥ずかしいのわかるけどよ、真希ちゃんはお前のこと子供の頃から好きだったみたいだからな、男と女ってのは構造が違うってことさ、ここは一発人助けだって、変態だろう都合の良いセフレって考え方だってできる、スワッピングするだろう、由香は相手の男気に入ってる、俺はそうじゃないってこともある、逆もあるさ、男が主導の時もあれば実は女のほうがってこともある、それで救われる夫婦の危機だってあるからな、ただエロいっての違うのさ、随分と真希ちゃんにお世話になってきたんだから、そういうエッチだってあるさ、これは由香の頼みでもある、あいつもさ昔結婚しててな同じようにレスでさそこで出会って、ちょどさ今夜はほら前に三人で遊びに行ったイベントあるだろエロいやつ、あれ行ってくるからよ、お前は変態なんだからな。」 二人に頼まれたらもうしょうがない、由香さんはご機嫌でボンデージに着替え始めるし、和也さんもそれに合わせた出で立ちに、王様と王女みたいな派手なコートに身を包んで、由香さんの奴隷の車を迎えに来させると朝に帰ってくると出ていった。 「ねえ健太、なんか凄いのね私びっくりしちゃったよ。でもさあとっても綺麗な二人よね、芸能人さんって言われたら信じちゃう。」 「だよねえ、由香さんから色々聞かされてると思うけどさ、あの見た目でさ人間できてるし優しいしね困っちゃうよ、こうさ基準がおかしくなる。」 「わかるー、銭湯でねマッサージの後に飲みはじめて、親身になってお話し聞いてくれて、そしたらね可愛い女の子の二人組がね由香さんに話しかけてきて、女子大生でさもうね乃木坂にいそうなくらいに可愛いのよ、お風呂で見られてるなって思ったけど、由香さんってスッピンでもヤバいでしょう。」 「ああそれなあ、あの人ずるいんだよなあ、メイク決めるとさ女王様って感じなのに、スッピンさあ幼い感じになるもんな。」 「そうなのよねえ、お風呂でもさほら大きな声だしちゃまずいしさ、小声で話してたのだからこう耳元で、そういう関係って思われたのね。」 「そうかあ、まあ由香さんそっちもイケるからなあ間違いじゃあない(笑)」 「ちょっとー私はそういうのわからないから、だからかあ二人にね優しくお話ししていて、ああこの人は女神さまなのかなって。」 「うんうんそれは同意だなあ、そうだよなうん。」 俺の方からいってあげないとな、キスしてベッドに押し倒す。 こっちが主導権握ってと思っていたのに、真希は俺の服を脱がすと自分も裸になると、もう俺はされるがままに。 「健太にだったら何でもできるの、本当だよ。」 玉をしゃぶったり、アナルまで舐めるのは初めてだという、激しかった、こんなにも女性に求められたのは初めての経験だった。 時間の感覚は無くなって、大丈夫だからって三回射精したかもしれない、してる途中に寝たのかそれもわからなかった。 目が覚めたら日曜の昼だった。 真希はキッチンで由香さんと料理をしている、和也さんは掃除機をかけている、暖かな日差しがリビングの奥まで届いている。 「真希ちゃん料理上手なのね、和食の作り方がレベチだもの、昆布から出汁取ってるから。」 由香さんはそう優しく笑う、四人で遅い朝食、真希はとても幸せそうで、俺の心も天気に負けないくらいに晴れやかだ。 旦那とこれからの事を話し合ってきます、そう言って北に向かう列車に。真希は乗り込んで手を振っている、それを見送ると、由香さんはニヤニヤしている。 「ほうらまずはお正月のお礼の品をプレゼントしていただこうかしら、あーあでもご褒美にいっぱいエッチさせてあげようと思ってたんだけどなあ。」 「頑張りましたよ多分、すいません飲みすぎて途中までしか記憶なくて。」 「あんなに気持ちよくなったの初めてだってさあ、やるねえ健太(笑) でも残念、女同士の協定ができたからな、真希ちゃんが面倒みてくれるってさ、これからが大変だぞ。」 「そうよー、頑張りなさいよー。」 仕方がない、どうやら俺も和也さんも真希も、女神の手のひらの上で遊んでいるだけの存在でしか無いのかもしれない。 ルート1 真希は旦那と離婚して、健太と結婚して子供を三人産んで、いつまでも幸せに暮らしました、和也と由香の間にも子供ができてめでたしめでたし。 ルート2 真希は旦那と離婚できなくて、健太の元に転がり込んでくる、強引に迎えに来た旦那に刺されて事件に、和也と由香も別れてしまう。 「一応こんな感じまで書けました、かなりリアルな体験を元にしてますんで、どうでしょうか?」 編集者の表情が曇る。 「半端だなあ、ラノベでしょうこれじゃあ官能小説ならさ、もっとエッチな描写をメインにしてもらわないと。」 ラノベ作家としてファンタジーで少し売れたのはいいが、ライトなエッチ表現くらいのほうが受けがいい、純文学気取ってみたがこれは叩き台でしか無い。 妻の真希のほうが編集者と意思の疎通が出来ている、彼女が趣味だからと和也さんと俺をモデルにしたBL作品はネットに発表すると一部の女性から強い支持を受けた、同人の漫画家さんに原作として使わせて欲しいと頼まれてそれで火が着いた、生活費の心配が無くなったのは有り難いが俺の立場が無いのだが、真希のお腹は少しずつ膨らんでいく。 どうやら残念だがボツだ。編集者は真希の方に期待しているのだろう、ノベライズに関係してから、どうやら利益の多いの方に重きを置くのは当たり前だ。 編集者が帰ってから、真希のお腹に耳をあてる、妊婦というのはまた別の次元の神々し生き物だと感じながらも、赤ちゃんが驚かないように優しくならいいと、なんだかんだと毎日しているのだからお互いにエッチなことが好きで健康的なのだった。 最低でも三人は産むからと真希は笑う、最低ってとは中々な時代に逆らった強い意志表示だけれども、それでいいのかもと思うのだ。 裸になってただ抱きしめるってだけでも生きる気力が全身にみなぎる、そして自分を取り巻く全てに関心が起きる、子供が産まれてその先の未来、胸を張って子供に相対することができる世の中では無いからだ。 ピンポーン、ああ和也さん達だろう、由香さんも同じくらいに腹が大きいのだ、モニターで確認すると二人の顔が見える。 待たせるよりはと、ドアを解錠する。 フルチンの俺を見て、二人は爆笑だ、笑いは健康にいいのだからそれで良しとすべきだ、試しにとスワッピングもしてみたのだが見事な程に真希は俺でしか感じないというある意味特殊体質、和也さんが負けたと落ち込むのを初めて見ることになった。 チャプター3 ピンポーン、僕にとっての現実のインターホンが鳴った。平日の午後だ、小説の中のように美しい女では無い、でも昨晩ショールームをザッピングしていたらこの程度の顔の女がアイドルだったりアイドル候補だったりするからすそのが広がったせいでその裾野は何処までも広く低いのだ。
2023/02/05 14:04:39(YW5qV7if)
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