まずは旦那さんと会って面接なんてハッキリ言ってホモが来んじゃないかって心配でした。
土曜の昼　ショッピングモールはかなりの人で　フードコートで落ち合うことに
「賢治さんが疑っていると思って　ちゃんとね妻です　これから映画見に行かせますのでその間にですね僕の考えてることを理解してもらいたいのと　その変な人じゃないかの確認ですね」　綺麗な奥さんだから　僕としてはこんな丁寧な入り口でのプレイは初めてなので少し興味深い。　奥さんがまた後でと席を立った。
　旦那さんは40才くらい　メールでのやりとりでも細かい個人情報ははっきりさせてこないからだアラフォー　アラサーの夫婦で結婚してもう長いということ　奥さんの趣味と私の趣味があうとのことで　それで会うことにしたということだ。
　岩永 洋昭さんに似てますよね、素直な褒め言葉だ　仮面ライダーオーズに出てくるバース役の　そう言うと彼は穏やかに笑った。　妻にも言われます　そうだろうなあ。
　そう奥さんは仮面ライダーとかが好きっていうことなんだ　きっと仮面ライダーの俳優が好きなんだろうとは思うけれど　佐藤健や福士蒼汰を輩出しているのだから
　僕はそういうのに興味が無い　まあ申し訳ないが僕が普通だと思うけどね　でも妻にはそういうことを語り合いたいって願望がある　それに僕だって妻以外の女性と時間過ごしたいって願望があるからね　そこでだ今回ね変にさ趣味の友人を作られてね不倫なんかされるくらいだったらそれも最初からそれなりに込みでって　考え方が行き過ぎてるのは自覚してるんだけど、私との性生活でしっかり開発したから　他の男も知りたいって妻の希望も入ってるんだ　だから失望しないでくれよ。
　テーブルの上にノートを広げると　そこに大きな丸を2つ真ん中で重なっている　
　どうやったって完璧には重ならないだろう　それでここに君も重なる　もう一つの◯を書き加えた　それは前の2つとも重なっている　ここの領域は僕も君も重なっている　男性ってだけで理解しあえる部分として捉えてもらってかまわない。
　　

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