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夜の帳が降りるころ
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:夜の帳が降りるころ
投稿者: masato.
晴れ間の続いた 5月の夕暮れ
夕食の支度を終えた 夜7時過ぎ
通いなれた近くのコンビニへ
缶ビールをひとつ 買いに行く

いつものように カラカラと
狭い玄関の引戸を開けて
財布と携帯を片手に 外に出る

まだ少し 明るい空に浮かぶ月に
季節の移り変わりを感じる

目の前の家から
シャワーの音と 少し開きすぎな窓
とはいえ 特に中が見えるような事もなく
そのままコンビニへと 足を向ける

………

地方都市の市街地
その喧騒からも 僅かに離れた住宅地
古い一戸建ての借家が建ち並ぶ一角で
子供たちと暮らし始めて
どれくらいの月日が 経っただろう

主人は3年程前に
それまでお世話になっていた
工務店から独立し
車で1時間ほどの隣町の外れに
事務所兼作業場を借りて
いまでは そこに
住み込むようになっていた

戻ってくるのは
月に1度 多くても2度くらいで
この連休にも 顔すら見せない

コンビニには 家族連れの車が
数台 停まっていて
あたしは それを 横目で見ながら
足早に 入り口から最短距離で
1番奥の お目当ての場所へと向かう

途中 ふと目についた雑誌
ファッション誌の表紙に
娘が好きだと言ってた モデルさんの顔
足を止めて パラパラとめくる

歳の割に 若作り…
なんて 思われてるかも知れないが
高校生になったばかりの
娘と一緒に出掛けるにも
まだまだ おばさん臭い格好は出来ない

お土産がてら 雑誌と缶ビールを買い
コンビニを出た頃には
まだ 10数分しかしてないはずなのに
夜の帳が ほぼ降りていて
薄暗いなかを あたしは帰った

………

家の前まで着いた時
まだ続いている シャワーの音に気づく

ふと目を向けると
薄暗くなった外の世界からは
窓の隙間からの
明るい景色が よく見えた

「あッ…」

あたしは思わず 小さく声に出してしまった

お風呂上がりの息子以外
男のひとの裸なんて
当分のあいだ 見ていない

決して はっきり見えたわけじゃない
そんな 食い入るように見れるはずもない

ただ ほんの少しだけ
ブラインド状の窓のすき間から
[あのひと]とわかる横顔と
シャワーに濡れた 上半身が見えただけ…

それでも あたしは
名残惜しさを振り払うように
家に入って 鍵を締めた

小さな胸が 高鳴っていた…

………




























 
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2022/05/05 19:28:08(VT.qJ4Hi)
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