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幼なじみの母親
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:幼なじみの母親
投稿者: ナオミチ
『淑やかな女性』というのは、おばさんのような女性のことを言うのだろう。
清潔、物静か、聞き上手、三年半ぶりに会ったが、そのたたずまいは昔と全然変わってはいない。

隣のおばさんとうちの母親、そして僕の3人で向かったのは近所に住む幼なじみの家。
日曜と祝日は定休日なのに、その日は僕たちのために、お店の扉は開かれていました。
隣のおばさんが、『川田さん、おはようございます~!』と声を掛けると、家の奥から60歳を過ぎた年配の女性が現れます。それは、僕の幼なじみの川田くんのお母さん。
僕がこうして会うのは、三年半ぶりでした。

『わざわざ、ありがとうございます。』、そう言って川田のおばさんは僕たちに丁寧に頭を下げます。三年半ぶり、おばさんもどこか老けたように感じます。
彼女は僕を見て、『ナオミチちゃんもありがとうねぇ。』と、また丁寧にお辞儀をしてくれている。
久しぶりに見たおばさんの顔。太いまゆげに整った顔立ち、相変わらずの日本美人でした。

家の奥へと通され、その部屋には仏壇が置かれている。そして、その前には遺影と骨壺、写真は三年半前の川田くんだった。
三人は畳の上に腰を降ろすが、母は『お前から。』と僕に声を掛けた。隣のおばさんも、それには納得をしている。
僕が彼の一番の仲良しであったことを、二人は分かっているのです。
仏壇の前に座り、鈴を鳴らし、彼の遺影を見ます。そして、その隣には骨壺。もう、認めざる得ませんでした。

『川田くん、亡くなったって。もう10日くらい前になるらしいわ。』、それを母から聞いたのは3日前のこと。
長く闘病をしていたのを知っていた僕は、『ああ、そうか。』と返事をしていた。きっと、覚悟はしていたからだ。
しかし、心のどこかでは、『25歳の男が、そう簡単に死ぬ訳がない。』と思っていたのも事実。
しかし、この現実を見せられてしまっては、もう彼の死を認めざる得なかった。

三人が手を合わせ終わった頃、川田のおばさんがお茶を持って現れました。『みなさん、ありがとうございます。』とここでも頭を下げてくる。
そして、テーブルを囲んで、故人を偲んでの話が始まるのです。

三人は僕に期待をしていたようです。物心ついた頃から、高校生、そして、社会人となっても彼と一緒にいた僕です。
僕しか知らない思い出話は多々あると、みんなそれを待っています。話し始めたのは、子供の頃の話。町内を駆け巡っていた頃の思い出です。
それを話すと、みんなの加尾が微笑みます。一番熱心に聞こうとしていたのは、やはり川田のおばさんでした。

母親ですら知り得なかった、子供だった僕たちの世界。夏休みになれば、朝6時にラジオ体操に行き、帰って来るのはお昼ごはんの時間にもなっていました。
そんな話をすると、おばさんは笑みを浮かべながら聞いてくれるのです。そんな笑顔を見せられると、また次の話をしたくなってしまいます。
しかし、その幸せな時間は、あるスマホの呼び出し音によって終わりを告げることになるのです。

それは家にいる父からでした。急用らしく、僕だけ先に帰ることになります。名残惜しい僕ですが、仕方なく席を立ちます。
川田のおばさんも『ナオミチちゃん、わざわざありがとうねぇ。』と見送ろうとしてくれますが、『ああ、お母さん、いいです。』と言ってそれを断ります。
そして、僕だけ先に家へと向かうのです。

伊江に向かいながら、僕はこんなことを考えていました。『俺、おばさんのことを『お母さん、』って言ってたよなぁ。』。
それは三年半前にはなかったこと。それまでは、『おばさん、おばさん、』としか呼んだことはありませんでした。
それが咄嗟に、『お母さん、』と言えていたのです。僕ももう子供ではなく、社会人なのです。
 
2020/09/02 11:48:05(vnjnNg5J)
177
投稿者: ナオミチ
ベッドにもたれ掛かり、何とか座り込んだ加代子さん。拘束をされた手足がその不自由さを物語っています。
アイマスクをされていて、自分の状況がよく掴めないでいるのは幸いなのかも知れません。見ればきっと、だらしない姿に落胆をすることでしょう。
拘束をされた身体はブラジャーが下げられ、大きな2つの乳房が晒されています。パンティーもずらされ、真っ黒な陰毛が見え隠れをしているのです。

僕はベッドの上に立つと、ローションの容器を手に持って、彼女の胸の谷間へと垂らし始めました。
一瞬ブラジャーで塞き止められた液体でしたが、一度乗り越えてしまえば下半身へと流れ落ちて行きます。
『ナオちゃん、冷たいっ!なんか、気持ち悪い~。』と言う彼女。初めてのローションは、あまり気持ちが良いものではないようです。
しかし、乾いた陰毛に溜まり始めたソレを、僕の手が一気に下へと流し込むと、半開きとなっていた彼女の口が大きく開いていくのです。

『イヤっ!…イヤっ!…、なんか、気持ち悪いぃ~!…、』

口ではそんなことを言っている加代子でしたが、手に取ったタップリのローションがオマンコに塗られれば、その足がバタつき始めます。
塗った液体で陰毛を全て倒し、その勢いのままにぬるぬるとなった僕の指がオマンコの中へと雪崩れ込んで行くのです。

そこには抵抗とか摩擦とか、妨げるものは何もありません。指を入れれば、好きなだけ彼女の中へと押し込まれてしまいます。
『イヤよぉ~!…、こんなのイヤぁ~!…、』と叫ぶ彼女も、塗り込まれていくローションの感覚に、その身体からはイヤらしい液体を吐き出してしまうのです。

そんな僕の目に飛び込んで来たのは、透明の液体で黒く光り輝いている加代子さんのアナル。
彼女がビクビクとする度に小さく開閉をしていて、そこにもローションが流れ込んでいるのです。
『今ならやれる!』、そう思った僕は立てた人差しにローションにまみれさせます。そしてそのままアナルへと突き入れるのです。
グググっと押し入っていく指の感覚が、僕の身体に伝わって来ます。彼女の口からは、『それダメよぉ~!それなしよぉ~!』と叫び声が上がりました。
座っていた身体は横に倒れ、突かれたお尻が震えています。『それなし!それなしよぉ~!』と何度も釘を刺すようにも言ってくるのです。

『ごめんごめん…、もうしないから~…。』

そう言って、彼女を起こして座らせる僕。加代子さんも、『もうほんとにダメよぉ~?やめてよぉ~?』と少し気を取り直したようです。
しかしその直後、僕の手に押され、ゆっくりと仰向けに倒れていく自分の身体に彼女はどう思ったでしょうか。
クロスをして縛る手と足の枷が引き合い、ローションにまみれた股間がさらけ出してしまいます。そして、太ももに掛けられる圧力。
それはもう、完全に自由を束縛してしまうものとしか思えません。

『ナオちゃん、お願いぃ~!…、もう、ゆるしてぇ~!!…、』

加代子さんは思わず叫んでいました。僕の言っていた、『もうしないから…。』が信じられずにいたのです。
思った通り、その直後に激痛は訪れました。経験のないアナルにまた男の指が突き入れられ、その中を犯して来ます。
『どうしてぇ~!…、どうしてよぉ~!…、』、裏切られた気持ちと、得たいの知れない感覚に、思わず彼女はそう口にしていました。

束縛された身体を必死になって横へと倒す彼女。しかし、僕はその足に乗り、手で彼女の股間を広げます。そして、嫌がるアナルを指で掻き回すのでした。
彼女の口からは、『どうしてよぉ~…、なんでよぉ~…、』と何度も声が上がっていましま。
しかし、アナルの中で指が動くと、オマンコからは大量の愛液が流れます。『加代子~?お尻、気持ちいい?気持ちいいやろ~?』と聞くと、

『イヤぁぁ~!イヤよぉぉ~!…、もうゆるしてぇ~!もう堪忍してください~!!…、』

と大きな声で泣き叫ぶのでした。
20/10/26 15:29 (Zv6JHo9B)
178
投稿者: ナオミチ
僕の指にアナルを突かれながら、横たわる身体で耐える加代子さん。その身体に、また大量のローションが流されました。
お腹や背中、そして乳房にまで丁寧に塗られていくローションの感覚に、ついに彼女の気持ちが折れ始めました。
『ゆるして…、もう怖いから…、私、もう怖いからゆるしてください…、』、力のない声でそう言ってきた彼女。
そこでようやく、僕はそのアイマスクを取りました。視界を得た目は少し潤んでいます。その目で辺りを見渡し、瞬時に彼女は状況の判断をしたと思います。
腰にすがり付き、アナルをもてあそぶ男の手。そしてローションをタップリに取り、乳房を揉む男の手、全てが見えたことでしょう。
そして、縛られて動けない自分の身体にきっと絶望をしたはず。そんな彼女の口から出るのは、『もうゆるしてくださいっ!』しかなかったのかも知れません。
しかし、身体をもてあそぶ男の表情からは、それを望むのは無理でした。彼は楽しんでいるのです。

『アァ~!…、おかしくなる~!…、私、おかしくなるからぁ~!!…、』

再び仰向けにされた加代子さんが、すぐに言葉にしたのがこれでした。アナルを責められ、バカになったオマンコからはスケベな汁が止まりません。
いくらでも流れてしまいます。そんな彼女にもう一度、『加代子~?お尻、気持ちいいんでしょ?どっち~?』と聞いてみました。すると、

『気持ちいい~…、気持ちいいです…、』

と答えてくれるのでした。そして、『どこよ?どこが気持ちいいんよ?言ってよぉ~?』と言い、責めあげると、

『お尻~…!…、お尻です…、私の…、私の…、お尻が気持ちいいのぉ~!…、』

とついに堕ちてしまうのでした。

その時、僕の手は加代子さんの髪の毛を掴んでいました。もちろん、ローションにまみれた手は、その髪を汚します。
そして、そのまま彼女の顔の前へと勃起をしたチンポを近づけるのです。もう、彼女も普通ではなかったようです。
縛られた身体で身を伸ばし、僅かにローションがついて汚れているはずのチンポを構わず丸飲みにしていきます。
そして、舌が奉仕を始めるのです。ヌルヌルとした舌が、口の中でチンポを責めています。口の中へと押し込むと、何とか対処もしているようです。
そんな僕は一度チンポを抜き、『僕のチンポ、おいしい?』と聞いてみました。しかし、ローションプレイでおかしくなったのか、今日の彼女は素直でした。

『おいしい、おいしい、…、ナオちゃんのおちんちん、おいしい…、』

とちゃんと答えてくれるのでした。

ベッドへと倒された加代子さん。心配事が尽きない彼女は、『お尻、ダメよ?お尻、入れたりしないで~!お願いだから…、』と年押しをして来ます。
その瞬間、彼女は呼吸を止めていました。万が一のために、その身体を備えていたのでしょう。アナルセックスなど経験のない彼女ですから。

彼女のそんな警戒も無駄に終わったようです。僕のチンポは、加代子さんの望むままにオマンコの中へと押し込めれて行きます。
ローションと愛液にまみれたそこは、必要以上の潤滑油が塗られてしまっていました。滑りが良すぎて、何度も抜けてしまいます。
その度に、彼女の顔は落胆してしまうのです。『塗り過ぎた?』と聞くと、『無茶をしたのは、あなたでしょ?』と笑って返してくれた彼女。
『やっぱりアナルにする?』と言うと、『ダメよぉ~。絶対やめてよぉ~。』と呆れたように返してもくれます。
そして、『滑り過ぎて、結構むずかしいんよぉ~?』と言うと、『なら…、これ、もう外して~?私も抱き締めたいから…、』と言ってくれるのでした。

長く彼女の身体を束縛していた器具が取り外されて行きます。余程ツラかったのか、手枷の掛けられていた手首は赤くなっていました。
彼女は自分を苦しめていた器具をベッドの上にそっと置くと、その手で僕の腕を掴みます。そして、

『ナオちゃんのおちんちんください…、私の中に…、あなたが欲しいです…、お願いです…、』

と伝えてくれるのでした。
20/10/26 16:25 (Zv6JHo9B)
179
投稿者: ナオミチ
加代子さんの手は、ローションでベトベトとなった僕の身体をしっかりと掴んでくれていました。その手に押さえられながら、挿入をした僕は腰を振るのです。
彼女の中は温かく、ヌルヌルになりながらも僕のモノを締め付けようとしてくれています。しかし、その締め付けが少し緩みました。
彼女の口からは、『気持ちいいっ!…、気持ちいいのぉ~!…、』と声が上がり、感じた彼女は掴んでいた手も緩み始めるのです。
おかげで、一気に滑り落ちそうになる僕の身体。そんな僕は、両手を加代子さんの首へと掛け、それでバランスを取ります。
彼女もすぐに配慮をしてくれます。両膝をベッドに立て、足を開いて僕を落とさないようにもしてくれるのです。

『加代子ぉ~?…、気持ちいい~?…、』

息が上がりそうになる中、僕は彼女にそう聞いていました。しかし、僕も興奮をしていたのでしょう。
首を掴んだ両手には力が入り、彼女の頭をグイっと寄せてしまっています。知らぬ間に束縛をしてしまっていたのです。
首が倒され、加代子さんのアゴは二重アゴのようにシワが寄ります。そんな彼女の身体の中へと、僕はチンポを叩き付けるのでした。

『気持ちいい…、気持ちいいです…、』

喋るのも大変そうな彼女でしたが、なんとか言葉で伝えてくれます。そんな彼女がどこか愛しく思え、『どこが気持ちいいのぉ~?』と聞いてもしまいます。

『アソコ…、アソコが気持ちいいのぉ~…、ナオちゃんが入れてくれてる…、ソコ…、』

真面目な加代子さんらしく、『アソコ』という表現で誤魔化しましたが、それでもちゃんと告白をしてくれたのでした。

初めての束縛プレイ、そして初めてのローションプレイが終わろうとしていました。彼女のオマンコに擦られた僕のモノが限界を伝え始めます。
それは加代子さんも同じこと。『もう逝ってください…、もう逝ってぇ~!…、お願い…、』と彼女の股間も充分満足をしきっているようです。
僕はこれまでにない程に腰を高く上げ、何度も彼女のオマンコを突き上げました。バシンバシンっ!と二人の身体が音を鳴らす中、

『加代子ぉ~!逝くよぉ~!僕、もう逝くよぉ~!』

と伝えるのです。彼女は小さな声で、『いいよぉ…、いいよぉ…、逝ってぇ~…、』と言ってくれていて、最後の力を振り絞ります。
もうこの時、加代子さんの身体は何度も昇天を繰り返していて、それどころではないようでした。
しかし、それでも僕をうまく射精させることを考えてくれるのは、母親として、いや、女としての性だったのかも知れません。

彼女に導かれ、僕のチンポはちゃんと彼女の中へと射精を始めていました。中に溜まった愛液を押し退け、子宮を目掛けて精液が飛んで行きます。
それを感じとったのでしょう。加代子さんの口では大きな呼吸が行われ、『中に出してぇ…、いっばい出してください~…、』と声を掛けてくれるのでした。


時刻は午後7時30分にもなっていました。加代子さんの家の前につけられた僕の車。助手席から彼女を降ろし、僕は車を走らせようとします。
しかし、その助手席のドアがなかなか閉まりません。まだ何かあるのかと思い、『どうかした?』と声を掛けました。
そして、運転席から見えた彼女の顔。それは僕でもなく、ただ怯えたように後ろを見ています。外が暗く、車からでは何が起こっているのかは分かりません。
そして…、

『バシーンっ!!』

聞こえてきたのは、乾いた鈍い音。僕からは、頬を押さえる加代子さんが見えていた。そして、そこへ現れたのは招かざる客。僕の母親だった…。
20/11/02 12:42 (DL3V3XCu)
180
投稿者: ナオミチ
『あんたぁ~!明日、話しようやぁ~?今日は、このボケとゆっくり話しするからぁ~!』

二人の関係を見つけ、頭に血が上った母だったが、ご近所に気を使ったのでしょう。それはとても小さな声でした。
加代子さんにそう伝えると、母は彼女の代わりに助手席へと座り込んで来ました。『車、出してっ!』と言われ、僕の車は走り始めます。
バックミラーから見える加代子さんの姿。店の扉を開き、中へと消えて行きます。その姿を見て、『もう終わり…。』と覚悟を決めるのでした。

母を乗せた車は、母の指示を受けながら走り、誰もいない小さな港に着いていました。母は一度車から降り、両手に缶ジュースを持って帰って来ます。
それを僕に手渡すと、母は自分の怒りを冷ませるようにかなりの量のジュースが飲み干されていきます。
そして、『もうやめて…、あんな女のどこがいいの?…、』と声を掛けてくるのです。その声は震えていました。
怒りを通り越し、悔しくて涙が出そうになっているみたいです。

『ダメかなぁ~?』

母に探りを入れるためか、軽くそう聞いていました。しかし、その軽さに、『当たり前やろぉ~!!』とまた怒りを感じてしまったようです。
『あの人、いくつよぉ~?!お前、考えてもわからん~?本当にそんなこともわからん~?』、母は必死だった。
僕の返事によれば、これから1からの教育が必要だと考えていたからです。

『好きになったから…、じゃダメなん?おばさんのこと好きになったんよお~。仕方ないやろ~?』

なんとか絞り出した言葉だったが、それは母が期待をするものではなかったようだ。

『どこがいいの、あんな女~!私、絶対ゆるさんよぉ~!それでも川田のおばちゃんがいいなら、もう家を出て行き~!好きにしなさい!私、知らんから~!』

母はそう言うと、僕の言葉を待っていた。きっと分かってくれるだろうと、息子を信じてくれていたのです。
しかし、その思いは届きませんでした。『僕、おばさん取るわ。』の言葉に母の気持ちは折れてしまうのです。
『好きにしなっ!』とドアを開け、どこかへ行こうとする母。もちろん、こんな辺鄙なところに降ろせる訳もなく、母を追います。

『もう知らんっ!知らん知らんっ!』

母はこの一点張りでした。『とりあえず乗りなよ。こんなところから、歩いて帰れんやろ~?』と言っても、聞く耳を持ちません。
ただ、真っ直ぐまえを向いて歩いていくだけです。それでも追い掛け、母の腕を掴みました。
『離してっ!触らんとって!』と強く言う母でしたが、もうその言葉が震えていました。悔しくて泣いているのです。
歩いていた母の足が止まり、『なんで、あんな女なのよぉ~~!…、』と抱き締められ、そして泣き崩れてしまうのでした。
そんな母を車に乗せ、落ち着くのを待ちます。しかし、落ち着く様子などはなく、ただ声を引きつらせて泣いていました。

あれから何分くらいが経ったでしょうか。ようやく、母からもすすり泣く声が消えて行きます。なんとか落ち着こうと、彼女自身も頑張っているようです。
そんな母が声を震わせながら、こんなことを聞いて来ます。

『あの人とどこ行ってたの~?ホテル行ってた~?』
『もう、身体の関係もあるんでしょ~?』
『あんた、川田くんに会わせる顔あるの?』

それは、やはり母親として、人として気にするところ。肉体関係の有無。そして、幼なじみである死んだ息子への二人の気持ちでした。
僕は正直に、母に話していました。声を震わせながらも、ちゃんと話を聞いてくれるのです。しかし、最後の返事には納得はしなかったようです。

『川田もきっと、僕とおばさんのことはもう認めてくれていると思う。』という言葉に母は理解を示しませんでした。
『そんなはずないやろっ!』と言い、母の中で言葉を探し始めてます。そして、出たのがこの言葉でした。

『なら、もしお母さんと川田くんが肉体関係を持ったりしたら、あんたはどう思う?納得して、認めたりする?
川田くんのお母さんも同じよ?私と息子さんに何かあったら、普通ではいられないと思うわよ?お母さん、何か間違ってる?』

正論だった…。
もしも立場が逆なら、きっと僕も加代子さんも普通ではいられはしない。僕達が言っていたのは、当事者だからの言い訳に過ぎないのだ。
そして、母は言う。

『お願い…。別れて…。もうこんなこと、ヤメにしてて…。』
20/11/02 13:50 (DL3V3XCu)
181
投稿者: ナオミチ
高校を卒業して、すぐに就職をした今の会社。後輩も出来、僕ももう馴れたはずである。しかし、今日ほど集中を出来ない日はない。
おそらく、加代子さんのところに行って、話をしているであろう母親のことが気になって仕方がないのです。

僕がそう思っていた2時間後、母は加代子さんのお店の入口をくぐっていました。母が訪れると扉は閉められ、一時休店が掲げられたと言います。
そして、母を迎え入れたリビングで二人の母親の話し合いが行われました。母は先に、昨日、頬を叩いたことを謝っています。
そして、息子の僕とのこれからのことを加代子さんに迫りました。迫ったのではなく、『もう、別れてくれ。』と求めたのです。

僕が帰宅をしたのは、6時半を回っていました。夕食を出す母は何も口にせず、僕からも聞くことは出来ません。
お風呂から上がってもそれは同じで、二人の話し合いがどうなったのかはわからないままでした。仕方なく部屋へと向かった僕。
手にスマホを握りますが、その結果がよくわからないだけに加代子さんへの連絡も出来ません。八方塞がりになってしまいました。

午後9時を過ぎた頃、『ちょっと入ってもいい?』とようやく母が現れます。入ってきた母の表情は普段通りで、やはり良い結末を持っているようです。
つまりは、僕にとってそれは良くないことなのでしょう。

『今日、川田のおばちゃんのところに行って、お話しして来たから。』

母は入るなり、そう言って来ました。しかし、次に出たのはその結果ではなく、『あの人、どんな人~?』と逆に僕に聞いて来たのです。
僕よりも長く付き合いがあるであろう母でさえ、この日の加代子さんの言動はよく分からなかったと言います。
『何がぁ~?』と聞くと、『お前をくれって…。自分にくれって…。あんな人だとは思わなかったわ~。』と母も理解が出来なかったそうです。

母は僕のいるベッドに腰を降ろすと、更に話を続けて来ました。それは説明と言うよりも、僕に同意を求めて来ようとするもの。
加代子さんに対する不審でした。

『息子さんと私がそんな関係になったら?って聞いたら、『許せる。』やって。』
『旦那さんどう思ってると思う?って聞いたら、『覚悟を決めてみんな捨てました。』やって。』
『頭に来て、うちの子とセックスしてるんか!って聞いたら、『愛してもらってます。』やって。』
『あの女、ちょっと頭おかしいんと違う?あんな人だとは思わなかったわぁ~。』

話をまくり立てて来る母に、『それで?』と聞いていました。母は話を続けますが、それはどれも加代子さんから聞いていたことばかり。
他人には不審に思う話しでも、僕達には普通のこと。この一年、そうやっていろんなものを捨てながら、僕達は愛し合って来ていたのです。

『おばちゃんのところに行ってもいい?たぶん、寂しがってるから…。』

僕の言葉に、笑っていたはずの母の顔が強ばります。母は利き腕である右手を振り上げ、僕の頬を叩くチャンスを伺っているようです。
叩かれても構わない僕は、そっと顔を上げました。しかし、その手が振り下ろされることはありません。上げた手は降ろされ、母は一つ大きく呼吸をします。
そして、『あの人のところに行きたいなら、行きなさい。』と笑って言ってくれるのでした。
僕は飛び出し、加代子さんの家へと向かいます。母は呆れたような顔をして、その背中を見送ってくれるのです。

あれだけ反対をしていた母。もちろん、別れさせようと彼女の家へと向いたはずでした。
しかし、普段とは違う加代子さんの言動に驚かされ、半ば言いくるめられる形で帰って来ていたのです。
それは、自分の寂しさをハッキリと話して来てくれる加代子さんの姿でした。旦那も息子も失い、誰もいなくなった家。
そして、60歳を過ぎても性を求める女の感情。最後にはあの真面目な加代子さんが、自分の手で身体を満たせていることまで正直に口にしてくれていました。
あまりに真剣に話す彼女の態度に、父に逃げられた母も、『少し分かる気がする。』とどこか自分とシンクロをしてしまったのでしょう。

そして、最後に加代子さんは泣きながら、『ごめんなさい…、ごめんなさい…、』と床に手をつきながら何度も謝ったと言います。
心配をして寄り添う母に対し、『お願いです。…、ナオミチちゃんを私にください…、お願いします…、私にください…、』と泣きながら懇願をしていました。
言われた母はその背中を抱き、同じように涙を流して泣いていたと言います。

それほど仲の良くはない二人。しかし、子を持つ二人の母親、旦那のいない二人の妻、年配となった二人の女、と二人には共通点はあったようです。

『川田さん?あいつ、私の男よぉ~?貸してはあげるけど、最後にはちゃんと返してよぉ~?』

母は最後にこう付け加えていました。







20/11/02 15:22 (DL3V3XCu)
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