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あの夜
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:あの夜
投稿者: 茶川
去年の12月初めの事だった。

俺は妻と気まずい雰囲気になっていた。それというのも会社の忘年会の案内が原因だった。

妻の絵美はその年の4月から事務系の会社勤めを始めていた。同じ大学の先輩の紹介で勤めだした職場の、

今回が初めての忘年会だった。

率直に言って、俺は絵美に出席してほしくなかった。なぜなら絵美は酒に弱く酒乱の傾向があるからだ。

チューハイを何杯か飲むと突然陽気になってはしゃぎはじめた。さらにしばらく経つと

場所を考えず、眠ってしまうのだ。26歳の妻が男たちのいる場で酒乱の姿を晒すのはいい気分はしなかった。

だから俺は絵美に行かないで欲しいと言ったのだが、その言葉を聞いた妻は途端に不機嫌になった。

「ほかにも女性がいるし心配ないって。」

「だって、絵美さん、酔うと眠むっちゃうでしょ。なんか心配だな。」

俺と絵美は結婚2年目だったが、子供はまだいない。5歳年上の俺とは親戚の紹介で知り合った。

「私だけ行かないなんて、変だよ。それに、私や私の同僚が信用できないって言うの?」

これ以上言うとケンカになりそうな空気になって、俺は何も言えなかった。

その夜、俺たちはセックスをしたが、何かいつもより気持ちが入らなかった。

絵美は飛びぬけて美人というわけではないが、胸もヒップもあって十分な色気もあった。

若い肌にはシミひとつない。

忘年会へは男が10人ほどと女が3人との話だった。

結局絵美は週末の夜に仕事から帰った後、俺が帰宅する前に忘年会へと出かけたのだった。

電気のついていない自宅に帰ると、俺は冷蔵庫のビールを取り出し飲み始めた。

9時を過ぎたころ、俺は絵美のスマホに電話を掛けた。

「だいじょうぶ? 時間と場所を言ってくれたら迎えに行くよ。」

「だいじょうぶだから、心配しないで。じゃあ切るね。」

少しろれつが回らない声で妻はそう言うと、そっけなく電話を切ってしまった。

10時ごろ再び電話をかけたが、絵美のスマホは電源が切られた状態だった。

それから何度か電話をしてみたが、あい変わらず電源が切られた状態だった。

俺はやけ酒を呑みながら床の上で眠ってしまっていたが、ようやく深夜の2時ごろ妻から電話がかかってきた。

「ごめんなさい。飲みすぎちゃって、カラオケで同僚の敬子さんといっしょに休んでいたの。すぐ帰るからね。」

それからしばらくして妻は帰ってきた。酔って顔が赤くなっていた。

「ごめんなさい。飲みすぎちゃった。」上目遣いに謝る妻だった。

妻はシャワーを浴びに浴室に行き、俺はやけ酒で酔っていたのでそのまま眠ってしまった。

翌日は休日だったので、二人は昼近くまで眠っていた。

昼頃目覚めた妻は頭痛がすると言って、結局夕方まで起きてこなかった。

俺は居間でパソコンを起動してメールチェックを始めた。

俺と妻は同じパソコンを共有している。メールアドレスは別々だが、メールを開ければそれぞれのメールが

同じパソコンに入ってくる。その日、ダウンロードにいつもより時間のかかるメールが入ってきた。

俺の方ではない。妻のメールだった。普段は俺は妻のメールを読んだことはなかったが、

昨日のことがあったので、何か虫の知らせのようなものを感じてメールを見た。

3枚の写真と1本の動画ファイルが添付されたメールだった。

送り主は森隼人という俺の知らない名前だった。

「昨日はありがとう。大学以来だね。再開を記念して動画と写真を送るよ。今度、ゆっくり楽しもうね。」

森という男は妻の大学の知り合いらしかった。もしかすると妻を会社に紹介したのもこの男かもしれない。

添付された写真を開けると、飲み会の様子の写真だった。10人前後の男に混ざって、女性は妻しか写ってなかった。

次に俺は動画ファイルを開いてみた。それを見た瞬間に俺は吐きそうになった。

ラブホと思われる部屋ののベッドに寝ている妻に、男の肉棒がピストンをしている動画だった。

裸の妻は目を閉じたまま横を向いていた。男が片手にスマホを持ち、撮影しているのがわかった。

しばらくピストンを繰り返した後、男は妻にキスをしようとしたが、妻に拒まれているように見えた。

だが無理やりに妻の口に舌を差し込んでいた。男の動きが速くなり、妻が眉間にしわを寄せて呻いていた。

射精後のシーンに飛び、ゆっくりと長い肉棒を引き抜くと、しばらくして精液が流れ出てきた。

短く編集された、全部で2分ほどの動画だった。

動画を見終わると俺はメール内容をUSBメモリーに移し、メールをパソコン上から削除した。

そこまでの行動は冷静にできた俺だが、頭がごちゃごちゃに混乱して、心の整理がどうにも付かなかった。

今すぐにでも妻を問い詰めて昨夜のことを白状させようかとも思ったが、男が酔った妻を無理やり

ホテルに連れ込み犯したのかもしれなかった。そう思い始めると、今妻を問い詰めるのは得策ではない

と俺は考えた。もしもレイプされたのであれば、心の痛手を負った妻を俺は守らなければならない。

夕方起きてきた妻に俺はさりげなく聞いた、

「昨日の飲み会どんなだった?」

妻は少し顔をこわばらせて、

「ごめん。飲み過ぎて、記憶が途中から飛んでいるの。」

「絵美さん、電話でカラオケで酔いを醒ましたみたいなこと言ってたよ。」

「そんなふうに私言ってた? 全然覚えてないの。」

「お酒はしばらく飲まないほうがいいね。」

「うん、やめとく。」

次の日の朝、妻の方から布団の中で求めてきた。今日は安全日かどうか聞くと、安全日だと妻は答えた。

男に妊娠させられた可能性は無いようだった。俺は行為の初めにクンニをした。

一昨日の夜、妻のここに俺の知らぬ男の肉棒がさし込まれ、無理やり精液を注入されたのだった。

妻のソコに指を入れ粘膜を擦りながら舐めると、奥から愛液があふれ出てきた。

この粘液の中には男の精子がまだ生きて残っているかもしれないと思うと、

俺は異常に興奮した。俺は妻に挿入し腰を振りながら妻の表情を確かめた。

いつもの安心しきって官能を感じている妻の顔だった。だが心の中で俺は、

もしかして妻は他の男に無理やりやられているときも、少し感じていたのかもしれないと疑った。

もしかして俺より長い肉棒で膣の奥底を突き上げられ、精液のほとばしりを感じたとき、

俺とは違う快感を感じなかっただろうか。そう思うと俺は嫉妬に興奮し、あっというまに登り詰め

射精してしまった。

妻は月曜は休みをとって家にいると言った。

俺は妻に森隼人というあの男との夜の行為を聞き出せないでいた。記憶を亡くすほどの

強い衝撃を妻は受けている可能性があったからだ。



結局、妻はそのあと1週間ほどして会社を辞めた。

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2020/06/07 10:57:12(rBEHnthv)
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