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姐さん
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:姐さん
投稿者: AKIRA
晩飯を食い終わったタローが自分の部屋へ行ってしまった。
ドアが閉まった音を待っていたかのように妻のチカが話しかけてきた。
「あの・・・、ちょっと、お話しがあるんですけど。」
「うーん。」
子供の前では話せないことか。ロクなことじゃないな。
意識をテレビに向けて、やり過ごそう。
「実は、アキから頼まれたの。」
俺とチカの同級生アキナの名前に意識が少し向く。
「なにを。」
「アキのところのイチロー君、15になるんですって・・・、
 だからお願いしたいって。あたしに・・・」
「なにを。」
「だから、アレよー。」
チカの顔を見るとかすか薄笑い。悪い話じゃなさそうだけど、見当がつかない。
「だから、なにを。」
「もう・・・、はっきり言うわなきゃだめなの。」
チカは、オレが惚けていると思ったようです。
「うーん、ホントにわからないよ。」
正直、見当つかない。
「それじゃ、はっきり言うね。
 あたしに姐さんやってって・・・。どうする。」
15、姐さん、2つの単語ですべて理解できました。
この集落(ムラ)では、男の子が15歳になると
ムラの奥さんの誰かが、その子に女を教える
いわゆる筆おろしの風習がありました。
そして、その相手を務める女を「姐さん」と呼んでいます。
「まだ、やってんの、そんなこと。」
20年前、自分もやってもらってますが、18で進学のため家を出ました。
幼馴染のチカと結婚したので、年に何度かは帰省していましたが,とっくに忘れていました。
「あたしも、驚いたんだけど
 あじいちゃん、おばあちゃんが楽しみにしているんですって・・・。
 だから、なくならないんだって・・・。
 それに、タローのときは、アキが引き受けてくれるっていうし・・・。
 ねえ、どうしたらいい・・・。」
「どうしたらッて、こればっかりは・・・、自分の時と、チカと結婚した時に
 親父にキツく言われてんだよな、このムラの男なら
 自分の嫁さんが姐さん頼まれたら、引き受けなきゃなんねぇぞって・・・。
 それに、姐さんやるのって、ムラの女にとっちゃ
 名誉みたいなもんなんだろー。」
このムラでは姐さんをやった人数で、女の序列にみたいのがあったんです。
「そうなのよねぇ・・・。だから、最初、アキもチーにやらせてあげるよって
 言ってきたの。一応、AKIRAに相談させてって、言っておいたんだけど。
 ねえ、どうしよー。」
 チカは、上目遣いで俺の顔を覗き込んでいますが、
オレが、自分のことを棚に上げて、そして、何度か浮気したチカに対して
寛大であったことから、断わるはずがないことは確信している顔をしています。
変わってるのかもしれませんが、オレは、チカが他の男とヤッても平気なんです。
他の男が口説くような女を女房にしている方がいいじゃないかと思っています。
チカはいい女だし、仮に他人の奥さんでも間違いなく口説きにいきます。
「だから、断われるもんじゃないんだって。
 ちゃんとお引き受けしますって返事しなきゃ。」
 チカは、この返事を待っていたようです。根はスケベな女ですから
「じゃ、いいよね。しょうがないもんね・・・。」
「明日・・・。アキに返事しとけよ・・・。うーん、
 チカとイチローがオマンコすんのか・・・。へぇー・・・。」
「やめてよっ、変な想像しないで・・・。
 あたしだって、言われた後で
イチロー君に会って、恥ずかしくなっちゃったんだからぁ。」
「チカは、童貞君としたことあんのか・・・。
 手取り、足取り教えてやんだぞ。」
「あなたが、だれかに教えてもらったようによね。」
誰が、だれの姐さんやったかは、口にしてはいけないきまりなんです。
たとえ、分かっていても当人たちが認めないから、断定してはいけないです。
ただ、チカは俺の姐さんが誰なのかわかっています。
オレが、姐さんに手取り、足取り女を教わった日、チカは親父さんに言われて
アキの家に泊まりにいかされたんです。
アキの母親、今はオレ義母のミカさんが俺の姐さんを務めるために・・・。
「うぅん、それはそうとイチロー、いい男になったよなぁ。
 背も高いし・・・。へぇ、そうかぁ・・・。 
 セイジさんに似て背も高いし」、
セイジさんは、イチロー君の父親でアキナの旦那さん。
2つ上の先輩で、チカの初体験の相手です。
もっとも、アキナのバージン喰ったのはオレなんで、
狭いムラで、いろいろ微妙な関係なんです。
「ああ、また誤魔化してる。いいじゃない、みんな知ってるし、
 あたし、なんとも思ってないよ。」
チカは、夕飯の後片付けをはじめました。

 
 



 
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2020/05/18 17:10:09(nBoOojCT)
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