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1:24年の積年に成し遂げた想い
投稿者:
久我山悦子
遡る事24年前、当時中学生だった私には圭君と言う大好きなクラスメートがいました。
彼とは中学の2年、3年の2年間を同じクラスで学び、 口には出せない迄も互いに好意を感じ合えている仲で、或る日彼の下足箱へ手紙を潜ませた 事がきっかけになり、いつしか往復書簡のように繰り返されるようになっていました。 でもそこはまだ中学生です。手紙と言っても好きなアイドルやタレントの話題であったり、 クラスメートや先生の話題、そして互いの家族の事や、日々の出来事などが主でした。 放課後の部活動も偶然同じ体操部に所属していたのですが、男子と女子が隣同士で練習する 時でさえ、私達は互いを意識し、練習している互いの姿態に視線を向けるばかりか、 時には互いの視線が絡み合ったりで、互いに早熟な中学生でした。 そんな楽しい日々も、互いに中学3年生へと進学すると必然的に高校受験を意識し始め、 取り交わしていた手紙も或る日を境に届けられる事は無くなり、授業の合間の休憩時間には、 じゃれ合うように交わしていた言葉も減り、互いに口数が少なくなっていました。 やがて中学校生活での最後の夏休みを迎える前日の事。 部活を終え、体操用のロールマットを巻き戻すさなか、 『体操部の用具室に居るから、後で来て欲しい』と圭君に告げられ、 久しく言葉を交わしていなかった事もあり、私は舞い上がっていました。 (でも用具室って何だろう?)教室に戻った私は制服に着替えようとする手を留め、 ひょっとしたら、という胸騒ぎを覚えていたのが理由で、それぞれに部活を終えた クラスメ―トが教室に戻って来るのを尻目に、私は敢えて部活用のブルマと半袖の 体操着のまま体育館へと向かったのです。 既に鎮まり返っていた体育館に人影は見当たらず、ステージ脇から用具室へと入ると、 物陰に潜んでいた圭君に背後から抱き付かれ、タンブリング競技の分厚いマットの上に 組み伏せられながら、私に覆い被さる圭君に唇を重ねられていました。 互いの歯と歯がぶつかり合う初めてのぎこちなさが可笑しく思え、 見つめ合っては笑い合い、何度も私の唇を奪う圭君に素直に応じていた私。 やがて体操着越しに乳房を揉まれながら、圭君の硬くなっているシンボルを ブルマ越しの恥丘に押し当てられると、私はその熱量さえ感じ取っていたのです。 (この状態が勃○と云う生理現象…)と胸の奥で呟きながら、交わす言葉も失せている中で、 私に対する感情を生理的に顕示してくれている事が嬉しく、自然と涙が滲んでいました。 そんな私を眼にし『ゴメンね』と何度も何度も平謝りする圭君。 『うぅん、嬉し過ぎて自然と涙が溢れたの』と伝える私に、それ以上の行為に及ぶ事は無く、 排煙窓から射し込める茜色の夕陽に包まれながら、何度もキスの真似事をした思い出は、 今も記憶に遺る出来事でした。 そうこうしながら互いに別々の高校へと進学し、そんな鮮烈な体験を圭君と重ねていながら、 私達はその後コンタクトを取る事も無く、私は高校を卒業すると同時にホテルレストランへ の就職を叶え、同じ職場で働く10歳年上のシェフに憧れを抱きながら、 私の方から積極的にコミュニケーションを図り、半年後には処女を捧げた間柄にもなると、 19歳で懐妊した私は大きなお腹のまま披露宴も執り行い、その年の暮れには待望の女の子 を出産していました。 そんな気忙しい中で夫が独立開業を果たし、追い打ちを掛けるようにマイホームの購入。 結果的に私も厨房の補助とホール作業の兼任でお店に立つ事となったのです。 やむを得ず一人娘の世話は義母に任せっきりで、今では幼かった一人娘も成人し、 親元を離れた地で大學に通う日々。 あっと言う間の20年間。夫婦の間を唯一繋ぎ留めていた一人娘が親元を離れ、 娘が14歳の誕生日を迎えたのを境に、どちらからともなく自然と夫婦の営みも無くなり、 再び夫婦水入いらずの暮らしに戻りながら、付き合い初めの頃の熱は消え失せたようで、 私達夫婦には無縁の代物でした。 そんな私とは正反対に、三田祭で有名な某大学へと進学し、卒業と共に商社での海外赴任を 経験した圭君。帰国後に同じ職場の女性と結婚をされたのは、クラスメートの情報で知った 事でした。 周囲がキャンパスライフで青春を謳歌する真只中。 私は19歳にして結婚も出産も経験し、今に至る迄も何度も同窓会への連絡を貰いながら、 私には何処か気恥ずかしさが拭えずにいて、いつも丁重にお断りしていたのです。 とは言っても自分が選択した人生に後悔は無く、圭君との思い出を胸の奥に仕舞いながら、 決して忘れる事は無かったのです。 そんな私の思いが伝わったかのように、5月のGWに突然私達夫婦のお店に訪れて来た圭君。 昼営業を終え、夜営業迄の中休みにインフォメーションボードを提げようとする時でした。 入り口のドアの硝子越し、エクボを滲ませる笑顔を眼に、一目で圭君だと気付いた私。 慌ててドアの施錠を解いて店内へと招き入れ、未だ昼食を済ませていないと言う圭君に 冷製のパンプキンスープとバジルのパスタでもてなしたのです。 少しだけ頬が削げた横顔に、あの頃の面影を色濃く残す表情を覗かせながら、 『40歳になる前に、悦ちゃんと再会したかったんだよ』と俯き加減に呟き、 『懐かしい顔ぶれに会いに、一緒に参加しないか?』と続けたのです。 僅か小一時間ばかりの滞在で席を立つと、会計は良いからと言う私に律儀に支払いもし、 『ご主人どんな人なの?』と厨房の方へ向かって目配りする圭君。 生憎客足が退いたタイミングで買い出しに出向いた夫は紹介出来ず、 代わりにスマホに保存した夫と娘の画像を見せ、夫が49歳で娘が20歳だと伝えると、 圭君は驚きを隠せずに居ました。 帰りしなのドア越し『悦ちゃんが変わらず綺麗で居てくれて嬉しかったよ』とお世辞も 忘れず『来てくれる事を信じて待っているね?』と続けると、ラインの交換もした私達。 お店を後にし、どんどん遠退いて行く後ろ姿を見届けながら、それだけを伝えに訪れて くれた圭君の想いが、私が胸の奥に仕舞っていた感情を、激しく揺さぶっていたのです。 それから3ヶ月。 そわそわと落ち着かない日々を遣り過ごしながら、圭君や他のクラスメートの存在を 意識しないと言えば嘘になり、私はサウナ施設に併設する韓国式アカスリに通い始め、 その都度全裸の自分自身を等身大の鏡に映せば、自ずと全身をチェックしていたのです。 軽やかなシフォン地のワンピースを夫にせがんで買って貰い、何を思ったのか、 私は透かし編みがセクシーな黒いブラとショーツを内緒で買い揃えていたのです。 19歳での経産後、授乳期間を終えた後は自分でも失望する位に張りを失っていた乳房。 でも人体の治癒力は本当に不思議で、今に至っては幾分なだらかな下垂は見せるものの、 元々の張りも自然と戻り、それは鏡越しに自覚出来る事でしたし、お店の厨房とホール 内を行き来する毎日で、自分で言うのも烏滸がましいかも知れませんが、来店される若い 女性客や主婦層のお客様と比べても、私自身が見劣りしていると感じた事は有りませんし、 中学から高校にかけての6年間を体操部で汗を流し続けたのが良かったのか、今現在も 躰は柔軟で、基礎代謝のカロリー値も高く、痩せ易く太り難い体質だったのです。 そうこうしながら同窓会当日を迎えた8月某日。 うだるような酷暑が続く中、午後の6時を過ぎても額に汗が滲み、会場である割烹料理店 のロビーに入ると、私に気付いたクラスメ―ト達の歓声を浴び、思わず笑顔を溢しながら 広間へと通されていました。 無数に点在する円卓の一つに案内され、卓上に配された芳名札から圭君と同じ円卓である 事を知り、これも運命の悪戯かと思うと、私は高鳴る高揚感を覚えていました。 幹事役の乾杯の音頭と共に各自が自由に他の円卓を行き来し、笑い声が絶えない和やかな 3時間が、あっと言う間に過ぎ去ろうとしていた時でした。 『悦ちゃん、僕等はクロークの預け物を手にしたらそれぞれにトイレに身を潜め、 ロビーの賑わいが鎮まったら外で落ち合わない?』と耳打ちする圭君。 勿論話し足りなかった私は二つ返事で快諾し、未だロビーに集うクラスメート達に紛れ、 私達は向かい合わせに設けられたトイレの中へと、それぞれに身を潜めていたのです。 『ねぇ、悦子見なかった?』 女子トイレに駆け込んで来るクラスメート達の会話に聞き耳を立てながら、 私は圭君との用具室でのスリルを想い起しながら、内心ドキドキが止まりませんでした。 それから30分程を経過すると『たった今外に出た処だけど、もう誰も居ないから』 と圭君からのラインのメッセージ。 私は逸る思いに口紅も塗り直し、ロールオンタイプのコロンを韓国式アカスリで磨き上げた 素脚の内腿に塗り込めると、外で待つ圭君の元へと小走りに駆け寄っていました。 そんな私を眼に留めながら、満面の笑顔を手向けている圭君。 生温い夏の夜風がシフォンのワンピースの裾を翻す中『悦ちゃんに似合いの香りだね』 と私の内腿から香った甘いディオールに気付いてくれた圭君。 そんな圭君にリードされて横並びに歩く道すがら。 私の右手の指にはK君の左手の指が絡められ、知人に見られたらどうしようとも思いながら、 その先に続く展開に密かに覚悟を決めていた私は(これは私の意志表示よ)とばかりに、 絡め合わせた指にギュッと力を籠めていたのです。 そぞろ歩く事20分。暖簾を潜ったお店は少し高級な海鮮居酒屋で、私達は小上がりの席で 向かい合い、交わす話題は何と言っても中学生時代の思い出で、鮮度の良い魚介類と福井産の 銘酒を酌み交わすと、時刻は既に午前0時近くを指し示す頃でした。 文通をしていた2年間。私の体操着姿を脳裏に浮かべ、高校入試の受験勉強中にも係わらず、 何度も自慰に耽っていたと言うK君。 そんな赤裸々な思いを愚直なまでに打ち明けるK君を前に、紅潮する頬を隠せずにいた私。 (私だってアソコに…)と胸の奥で呟く私に『ねぇ、用具室での出来事覚えている?』 と続け『えっ?』と惚けて見せる私が口籠ると『あの時の続き、悦ちゃんと成し遂げたくって』 と結んでいたのです。 ストレートな告白に唖然としながら、発作的に『一緒に泊まれはしないけど』 と本心を吐露してしまった私。 『本当に?』と切れ長の二重の瞳を輝かせ、念を押すように問いただす圭君。 『ちょっと待ってて…』と私はスマホを手にその場を離れ、敢えて女子トイレから自宅へと コールし、24年振りの同窓会で仲良しのクラスメートが悪酔いしてしまい、二次会先で 介抱していると嘘を付き、帰りは何時になるか判らないと強引な言い回しで言う私に、 同窓会なら仕方ないよと、あっさりと理解を示してくれた夫。 初めて夫に嘘をつき、これから不貞を働こうとする罪悪感に苛まれながらも、 圭君が私と同じ想いで居てくれた事がとても嬉しく、改めてこうなる事が運命とも思えると、 既に理性の箍が外れていた私は、その数分後にはK君の元へと戻っていたのです 何も聞かずに、昂揚した私の表情を一瞥した圭君。 私と夫とのやり取りを暗黙のうえに察したのか、ほっと安心した面持ちで会計を済ませ、 覚束ない足取りの私をその左腕に支えると、目前に迫るホテルで互いの思いを成し遂げようと、 言葉少なに客室のドアを開け入っていました。 暫し沈黙の状態が続く中『お湯、張って来るね?』とその場から立ち上がった私は呆気なく 圭君の左腕に抱き寄せられ、私の唇に重ねられた懐かしい感触を感じると、 絡め合わせた舌を貪り合うように、縦横無尽に絡ませ合ったのです。 やがて背中に回された右手でワンピースのファスナーがゆっくりと引き下ろされ、 両肩を滑り抜けたシフォンの布地が私の足元へと滑り落ちると、絡ませ合っていた舌が解かれ、 耳朶への甘噛みから耳孔の中へと舌が潜らされ、左右の首筋に舌のシュプールが描かれると、 私の両手は自身の後頭部に組まされ、剥き出しの両腋を掬い舐める舌が何度も這わせると、 初めて感じ得た快感に、私は思わず声にならない喘ぎ声を上げていました。 既にブラとショーツ姿にされた私は軽々とベッドの上へと導かれ、 おもむろに着衣を脱ぎ始める圭君に視線を向けながら、気忙しくバックルを外す仕草から 長い脚が片脚ずつ露呈すると、明かに怒張しているシンボルがビキニブリーフ越しに浮かび、 私は気恥ずかしさのあまり、横向きに背いていたのです。 やがてスプリングコイルを軋ませながら、私の傍らにぴったりとその躰を添えた圭君。 背中越しに回された左手でブラのフロントホックが外され、撓むように零れ出た私の乳房。 されるがまま仰向けにされ、私の乳房に圭君の両手が添えられると、右往左往に這わされる 丹念な舌戯と絡まり合い、その唇に吸引される乳房の頂きが敏感な反応を覗かせれば、 私の秘芯の奥から、否でも滲み出る潤いを自覚していました。 『こんなにも敏感だったんだね…』 左右の乳房の頂に代わるがわる舌先を旋回させながら、時折唇に含んでは吸引を繰り返し、 その都度苦悶の表情を浮かべる私を他所に、その右手が私の下半身へ滑り降ろされると、 ショーツのクロッチ越しに潜らされた指で厭らしく口割けたラヴィアの陰唇がなぞられ、 『あッん』と思わず顎を仰け反らしてみせる私に容赦はなく、一本だった指は二本指へと 切り替えられ、絶妙な律動で私のポイントを責めたてる妙技に酔い、私は否応なく喘ぎ声を 連鎖させていたのです。 『悦ちゃん、凄い濡れ具合だね』どこ迄も優しく諭すように囁く圭君。 そしてその時を見計らったかのように、私の双方の乳首が左手の指に捩るように摘ままれ、 膣壁から抜かれた右手と右足の指のリレーションで、器用に引き下ろされたショーツ。 (やっ!恥ずかしい) 露わに曝されたラヴィアを、思わずシーツを握り掴んでいた左手で覆っていた私。 そんな生娘のような抵抗も無惨にも払い避けられ、圭君に捕らえられた私の左手は自身の 口割けた陰唇の裂け目へと誘導され、しとどに濡れ始めたラヴィアの秘境へと潜らされて いたのです。 『こんなに濡れるなんて、ご主人が恨めしいよ』 『やっ、止めて。恥ずかしい』 ささやかな抵抗も空しく、大きく開脚された蛙脚の私に、アナルから会陰を経て、 卑猥に捲れた陰唇の周囲を丁寧に辿らせる舌戯。 (あぁあっ!もっとその端に潜む蕾にも) 胸の奥で訴え続ける私に、小豆大の勃起を見せる敏感な蕾がようやく捲り出され、 熱い吐息とともに滑らせていた舌遣いに微細な振動が加えられると、 更に拡げられたラヴィアから桜色の果肉が露わになり、ねっとりとした舌戯が陰核の蕾へと 交互に連鎖し、再び潜らされた指先に容赦ない律動の洗礼を受けると、大きな喘ぎ声と共に 放物線を描く夥しい量のスプラッシュを放っていた私。 淫猥に開脚した両脚もそのままに、私の膣奥に伴わされた痙攣は腰椎から大腿部にまで及び、 その心地良い恍惚感が20分近くにも及ぶと、私は自ずと瞼を降ろし、余韻に浸ったのです。 やがてゆっくりと意識が戻り始めると、傍らに居る圭君の息遣いが微かに鼓膜に届けられ、 私の痴態を静かに見守る気配と共に圭君の暖かな両手が私の鼠径部に添えられ、 無数に張り巡らされたリンパ節を優しく撫で始めていたのです。 クンニを含めた前戯だけで初めてアクメに達したのも初めてで、夫しか知らなかった 私には驚きでしかなく、気怠さの中にありながら全身に奔るα波のようなものさえ感じ、 私の方こそ、こんな素敵な伴侶を得た圭君の奥様がとても恨めしく思え、そんな状況下で、 私を被う上掛けの感触に気付くと、遠退いていた私の意識は自然と戻っていました。 (飲酒の酔いも重なり、寝入ったと思われたのだろうか?)そう私が思う間も無く、 俄かに浴室から届けられる飛び散るシャワーの音色。 (私だけ充たされただけで圭君は…) ベッドで半身を起こしていた私に1ミリの躊躇も無く、浴室へと続く化粧室のドアを 開け入っていたのです。 シャワーを浴びる後ろ姿が浴室のドアの磨り硝子越しに浮かび、ダビデ像のような 大臀筋に長い両脚が続けば、ダラりと頭を擡げる長い肉茎がその狭間から垣間見え、 その先端から伝わり落ちる湯水が、淫靡な情景へと誘っていたのです。
2023/12/07 17:21:04(YsM1o1eG)
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