江本 類、某有名大学の三年生。
180を超える長身と手足の長い鍛え抜かれた引き締まった体型は、まるでモデルのようだ。
短めの髪を金パツに染め、右耳にはピアスをしていた。
そしてその顔立ちはやや童顔だが端正に整っていて、女好きのする甘いマスクをしていた。
実家はかなりの名家で、派手な外見とは裏腹に育ちの良さを感じさせる。
とにかく女にはモテ、女に不自由したことがない。
数ヶ月前から類はSNSでサイトを立ち上げていた。
『Rのネトリ日記』というベタなタイトルだが類は全く気にしていなかった。
類は他人の人妻や恋人を寝取ることに興奮を覚えるタイプの男だった。
そして自分が寝取った女を戦利品のようにサイトに晒す。
さすがに本人とはわからないように加工はするが、エロい写真とモノにした過程、そしてセックスを赤裸々に報告する。
それが類の男としての自尊心を満たす、日頃のルーティンになっていた。
つづく