ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
潮騒
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:潮騒
投稿者: 乱歩
潮風の香りがした。それが体液からなのか風に乗ってきたものなのかアキラには分からなかった。波は穏やかに踊り、泡立っている。小高い丘の物陰でも防波堤に当たって上がってくる風が汗にあたりジリジリと肌を焼いている。
もう使われていないこの小屋には窓ガラスがない。正確に言うと、ガラスは強風で割れ室内でバラバラになっていた。飲料メーカーのロゴマークが錆びて読みづらくなっているフリーズボックスには、常温のビールがあった。当然電気など通っておらず、冷えることはない。真新しい真っ赤な二人掛けのソファと6本入りのビールだけは美和子が持ち込んだものだ。三本分空いているのは空になった缶がソファの横に転がり、残りは美和子が手にしている。大人はみな冷たくして飲んでいるのに美味しいのだろうか、そんなことを考えながら舌を動かしていた。
一級上の先輩から譲り受けたエロ本の隠し場所にうってつけだと思ったのに、見つかったのは運が悪かった。渋々受け取るフリをして、内心は嬉しくて仕方がなかった。海外のヌード写真はモザイクがない、と先輩は自慢げに話しながら段ボールを手渡した。瑞々しくも健康的に焼けた肌、ブロンズの長い髪、長い睫毛の奥の瞳の流し目が劣情を誘った。海の向こうにはこんな女性がいるのかと胸が踊った。家に持ち帰ることも出来ず、迷ったがここが良いとやってきた。港からも島の民からも遠い。昔は漁の道具を格納していたようだが、引き継ぐ人間がいなくなり、当人もデイサービスの世話になるため島を出た家の持ち物だ、と父が言っていたのを覚えている。
じゃあなぜ、とアキラは美和子をチラリと見上げた。なぜこのおばさんはここにいるのだろう。居ていいのだろう、と。
「はじめての蜜の味はどう?フフ」ほんのりと頬を赤らめた美和子が小悪魔のように微笑み返し、アキラは照れて思わず目を背けた。背けたとて目の前にあるのはトロトロとこぼれ落ちる粘液を纏った赤貝と桃色の真珠のみ。「その豆を吸って」途切れそうな声で支持を出してはビールを呷る美和子は恨めしくもあるが、モザイクの向こう側を差し向けてくれた女神のようにも感じた。「同じ強さで、そう、ンンッ」言われた通りに出来ると悦びの声と褒め言葉が出た。アキラは素直に嬉しかった。



抱えた段ボールにはいくつかの海外ポルノ雑誌が詰め込まれていた。先輩曰く我が校の伝統の宝だという。要するに飽きたら後輩にあげるという文化だ。
小屋に着くと周りを見渡した。誰もいない。木製の扉に耳をすませる。明後日の方向から波の音がするだけだ。万一に備えて言い訳をウン百と考えながら歩いてきた、いざ突入と引き戸を引いた。
突風のように風を感じた。窓が外れ落ちており、扉を開いたことで海風の通り道となった。驚いたが、進まなくては。
気を落ち着け中を見遣る。幾年も手入れしていない小屋は、遠巻きから眺めていたよりも随分老朽化が進んでいた。柱は所々朽ち、ロフトのようなスペースは床が落ちていた。薄くモスグリーン色に光る綺麗な浮き玉が掛けられてあったりして、前所有者の名残が見える。
部屋の真ん中に真っ赤な椅子があった。この辺では見ないような派手な赤色のソファ。モノクロームの小屋に似つかわしくない、猥雑ながら綺麗なソファだ。
風化もしておらず、明らかに最近誰かが持ち込んだものだと感じた。しかし、この小屋は段ボール箱の中の宝物を置く宝物庫にしなければならない。身勝手な思いと、早く宝物を鑑賞したい気持ちから、そのソファの前に段ボールを置き、どかっとソファに座り込んだ。夕暮れまで時間はまだたっぷりある。

一冊一冊、丁寧に捲りながら目を皿のようにして網膜に焼き付け、グラビアの中で身悶えする褐色の娘たちを脳内で弄んだ。と言っても経験もなく、たわわに実る乳房を揉みしだき、ドンと突き出た尻に顔を埋めるだけでアキラの欲棒は十分に熱くなった。それにちらりちらりとよぎる肉花弁。肌の色とは違う桃色に花弁の先だけ濃く色付いていた。(これがアソコか)と好奇心は芽生えたものの、そこまで熱くなるものでもなかった。やはり乳房に気を取られる。
視線をグラビア上で縦横無尽に駆け巡らせ、自分なりに緩急をつけシゴきはじめる。近所の廃品回収で捨ててあった好色本を1冊くすねて部屋に持ち帰っていたが、新たなオカズにとにかく興奮していた。それも複数である。
下半身を露わにし、本を片手に熟読し高めていく。
「ゴキゲンね」
心臓が破れるかと思った。瞬間に跳ね上がり振り返る。白い、服、女、やばい。直感でソファに身を隠す。
「無駄よ。しばらく見学してたんだから。もしかしてもう"出そう"だったかしら?」
歩みを進めなんてことない顔しているこの女は誰だ。
「そんな驚かなくてもいいのよ。フフ、食い入るようにそんな本読んで、溜まってるのかな?あなたほど若ければ毎日しても足りないかしらね」
耳には何も入ってこなかった。逃げたいのに、足がすくみ動き出すことも出来なかった。直ぐそばまで来ている。
「こんな内容なんだ、へえ」横でペラペラとページを捲る、窓から入る潮風に乗り、女の香水がアキラの心まで奪い去った。
「ごめんね、必死な姿を見て私ももよおしちゃった。これで許して」女の鎖骨まである長い髪がふわりと舞った。そのままほとんど萎えていたアキラの欲棒が生温かさで包まれた。「…ッ!」ねとねととした口内では女の蛇のような舌が蠢き出した。亀頭の先端をぐるぐると這いつくばると、裏筋を根元から頬ずりしながら弾き上がってくる。動揺と混乱にありながら、切ない悦びの湧き上がりで頭に血が上った。
「ァ…ンや…ばい…」声を出すと掴みかけた快楽の尻尾が逃げそうで、最小限しか発せず、そのまま吐精した。
ドクン…ドクン…ドクン…腰が軽く浮く、足が突っ張り、足先は痺れて感覚がなかった。
「ん、ンン…」ごくり、と聞こえた気がした。「いっぱい出たね」にこりと浮かべた笑みの奥に仄暗い愉悦の影が落ちていた。

脱力したアキラの横に座り、持参したビールのプルタブを起こし、ポツポツと自分のことを語りだした。ここに来た理由は、分からなかった。
「好きな子はいるの」よく見ると下には何も付けずに麻のワンピースを身につけただけだ。美和子が、窓の外の空に向かって問いかける。40になると言っていたが、友人の母親たちよりも化粧気もあり、程よくついた各所の肉が、グラビアの中の女と重なって見えた。
「いる」迷ったが、嘘をついてもバレそうな気がして素直に答えた。「じゃあもっと練習しておかなきゃね」「なんの?」「セックス」照れも何もなく、そうのたまう美和子に大人を感じた。アキラの手を取り、自らの胸元に誘導した。アキラは黙って従い、恐る恐る服の上から乳房の感触を確かめた。大きいく、少し垂れ下がっていた。

「アキラくん、女の子はいつも頼れる男を求めているものよ」胸元に手を移動させ直接触らせた。硬く尖った乳首に触れた時、美和子がピクリと反応を見せた。「頼りたいけど、頼れないの。察しなさい。それが男よ。」
「でも俺美和子さんからしたら頼れるようなところないじゃないか」「アキラくんはいいの、男にしてあげたかっただけ。それに」ブリーフの上から、柔らかく伸びていた若棒を撫でると顔を鼻先がぶつかるところまで近づけ「こっちはもう大人でしょ」とからかうように唇を奪われた。
反射的に唇を閉じてしまったが、美和子の強引な舌がそれをこじ開け、口内を上下左右縦横無尽に這って回った。苦い麦の香り、唾液でトロトロした舌、表面にあるザラついた部分がゾリゾリとアキラの口内を伝い脳髄まで蹂躙しているような気がした。

「あ…ぁ…」キスをされているだけなのに、何も出来ず呼吸が浅くなる。切ない快感が下腹部を中心に四肢の末端まで痺れさせる。
構わず上着を剥ぎ取られ、唇はアキラのピンクの乳首を唾液で潤し啜った。「こそばゆいって…」欲望の根元にはツンと針金が通るような快楽の種が埋まっていたが、「まだ早かったかしら」状態であった。

「ねえ、写真なんかより生で見てみない」有無を言わさずそのまま立ち上がり、くるりと背中を向けると、ワンピースがストンと床へ落ちた。
呆気に取られたが、直ぐに目でその肢体を愉しみはじめた。
両腕で胸を寄せて上げているが、触った時思ったとおり少し垂れているウリのような乳房。先端の乳首が大きく硬くなっており、濃い色をしていて暗闇でも直ぐに位置がわかりそうである。
ウエストすぐ下から急曲線で膨らむ腰回りには肉一枚巻いたようになっておりムチムチとした尻や腿へと曲線を描いている。
黒々とした陰毛が逆立ち、思わず触れてみた。硬剛毛な毛並みが指先を幸せにした。指を内腿から上へと登るとトロみのある肉ビラと液体を探りだした。秘肉の脇は剃ってあった。「そこにも、興味あるの」美和子はゆっくりと両脚を肩幅まで広げ触りやすくさせた。こんもりとした秘肉からはみ出た花弁の皺までよく見えた。三角地帯の隙間から、窓の向こう側の青空が見えた。光が反射して粘液が眩く光る。

片足をソファに乗せ、アキラの顔の斜め上に割れ目が押し寄せた。「舐めて」言われる前に口にしていた。唇を尖らせる。秘肉に唇を当てる。粘液を、啜る。「ンン」美和子の手がアキラの頭の上に置かれた。支えが欲しかったのか、身悶えしているのか。
舌先を筒状にして割れ目の奥地へと差し入れる、そのまま中に留まっていた粘液をじゅるじゅると啜った。
「ぁぁ…いい…」そこから言われるままに丁寧に、たっぷりと舐め味わった。
嫌な気持ちになどなく、寧ろ美和子の反応が嬉しかったし、興奮した。啜っても啜っても止まらない湧き清水に夢中だった。
舐めながら、触れてもいないアキラの硬く復活している欲棒の先端から、トロトロと透明の粘液が溢れてきていた。

「そのまま、ね」というと、アキラの両手首を掴み、頭の後ろに押さえつけられた。本気ではないものの、少しだけ抵抗してみた。本当は不安と興奮でぐちゃぐちゃだった。
血流に合わせて脈打つアキラの欲棒に、アキラの唾液と美和子の粘液でドロドロになった秘肉が充てがわれた。竿の根元からズリズリと、徐々に先端に移動し、腰をスライドしながら唐突に「ニ"ュルン」と滑り込んだ。
「「ンッ」」同時に声が出た。中はドロドロとしていたが、グニュグニュとした肉圧で締まる。締まったままゆっくりと出入りを繰り返した。
「どう、初めてのナカは…」「ぁぁ…うぅ…」
手を動かすことも出来ず、半ば玩具のように扱われながらも肉の悦びに抗うことは到底出来ず、アキラの腰は時折痙攣のように突きあがる。
「ァ!…いいッ…力強くて…壊れそう…」「また、また、アッ」突き上げる情欲と腰に理性も飛び、何度も何度も奥へ奥へと出入りし始めた。真空状態のナカを出し入れされ振動が起こり腰から砕けるのを堪えながらも美和子もまた、迫り来る情念を抑えきれなくなっていた。
「そのまま、イッ…ンン」「ぁっ、ぁっ、ぁっ…」
ぬちゅ、ぬちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。水気を増す音の繰り返しが早くなり、最後の一突きで美和子の奥は白濁液でいっぱいになった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」アキラの胸に美和子が倒れこむと、胸を合わせて二人の呼吸がシンクロしていた。そのまま溶けて1つになるような、そんな気がしながら眠りに落ちた。

目が醒めるとすっかり陽が落ちていた。波の音が響き、体液のキツい匂いの染み込んだ手ぬぐいが手元にあった。
美和子は、いない。空き缶は転がっていなかった。帰ったのだろうか。宝物もそのままだった。
帰宅すると父親から「お隣さんへ持ってけ」と回覧を渡された。デイサービスに移っていったあの小屋の持ち主が亡くなったと書かれていた。葬儀は島では行われず、デイサービスのある陸で行われるようだ。喪主の欄には「西野 美和子」とあった。
レスを見る(2)
2019/05/13 00:51:12(IbeSVC00)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.