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ぼくがいた夏
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:ぼくがいた夏
投稿者: 七海 航
1話『歪んだ恋愛感情』


ある年の夏、ぼくはふたりの女に恋をして、ひとりの女に恋をされ、そしてひとりの女と愛し合った。

恋愛って、ひとつの言葉で語られているけど、恋は頭でするもの、そして愛は身体でするものと思っていたのだけど違うのかな? もしその解釈が間違っているのなら、それは僕の歪んだ恋愛感情によるのかも知れないな。


その夏、ぼくが恋をした女には一方的な片想いだった。好きという言葉を発したことも無く、想いを伝えるどころ
か、会話すらしたことがなかった。彼女とは部活の練習拠点である区の体育施設で顔を合わせていた。初めて見掛けた時に一目惚れした。通っていた男子校の駅の隣の駅にある商業高校に通う同じ一年生だった。


もうひとりの恋をした女にも片想いだった。顔を合わせた時の挨拶の延長線上の会話はしたことがあった。夏休みの八月にアルバイトを決めるきっかけを作ってくれた女だった。アルバイト先のオフィスビルのテナントとして入る会社のOLだった。


そして、ぼくに恋をしてくれた女も、彼女には申し訳なかったけど片想いにさせてしまっていた。好きという言葉は、会話ではなく手紙にしたためられていた。彼女とも同じ体育施設で顔を合わせていて、手紙には一目惚れと書いてあった。同じ駅を挟んで反対側の高校に通う同じ一年生だったが、東大への合格者も出すような進学校だった。


片想いした彼女と片想いしてくれた彼女は中学校の同級生でふたりで話をしていることを見掛けていた。それが、片想いした彼女に話掛け難い理由になっていた。片想いしてくれた彼女は、ぼくが彼女の同級生に片想いしていることは知らなかった。


愛し合ったと言う言葉が本当に正しい表現なのかはわからない、でも恋が頭でするのに対し愛が身体でするものだとすれば、ぼくはその女と愛しあったのだ思う。八月の僅か一ヶ月という限られた期間であったが、その間は本能のままお互いが欲することを貪り合うように求め合ったのだから愛し合ったと言う言葉が当てはまると思う。


愛し合った女は、隣の駅の商業高校でも駅の反対側の進学校の生徒でもなかった。愛し合った女は、自分自身の倍の年齢の人妻だった。その人妻とは、夏休みのアルバイトとして応募したオフィスビルの清掃業務で知り合った、そう片想いしていたOLがきっかけを作ってくれたアルバイト先でのことだ。


片想いしたOLとは、彼女の会社のエントランスで出会った。アルバイト募集の貼り紙を目にし、内容を読んでいた時に声を掛けられて募集元の管理会社まで案内してもらったことがきっかけだ。短大を卒業し、入社三年目だから六歳上の大人の女性だった。アルバイト先で聞いた話だと礼儀正しく、清楚員たちにもきちんと挨拶をするなど評判が良く、親切に声を掛けてくれたことを裏付けるものだった。


優しいお姉さんという印象以上に、彼女の持つ大人の女の色気に惹かれてしまった。周りの同世代の女子からは感じることの無かった淡い香水の匂いや軽くウェーブの掛かったヘアスタイル、制服姿でも際立つ熟れた乳房に心を鷲掴みにされたのだ。


部活の仲間たちと夏休みの終わりまでに童貞を卒業することを競い合うという馬鹿げた目標を本気で掲げていた。女子大生と付き合っている奴が卒業しそうという危機感が無かった訳ではないが、仲間たちも含め『単細胞で勉強より女のことしか頭に無い』童貞たちはセックスに興味津々だった。中学校の同級生の女友達や身の回りにいる同世代の女子たちとはプラトニックな感情以外は湧きおこらなかった。


そんな童貞高校生の16歳のぼくが人妻と愛し合ったと言ってもセックスには結びつかなかった。それは、人妻の貞操観念の中に浮気しないことがあり、もうひとつの理由は童貞の少年への配慮『初めての女性が年齢が倍のそれも人妻であってはいけない』ということだ。では、なぜ愛し合ったと感じたのか、どのように愛し合ったのか? 厳密に言えば童貞のままだった、セックスすることが童貞を喪失することだとすればだ。人妻はファーストキスの相手だった。ただファーストキスを経験する前に、ファーストフェラを体験するという順序は本来あるべき姿ではなかったのかも知れないと思う。
 

人妻となぜ愛し合うような関係になったのか? それを説明するには恥ずかしい告白を伴う。アルバイトのオフィスビルの掃除は廊下や階段だけではなくトイレの掃除もしなければならなかった。だけど、トイレ掃除はそれほどの苦痛ではなく、むしろ楽しみでもあった。それは、人妻と秘密の時間を共有するのがトイレ掃除の最中であり、トイレの個室に籠っての行為が多かったからだ。


きっかけは、ぼくが女子トイレの個室で自慰行為をしている時だった。なぜ自慰行為をしていたのかは、アルバイトを始めるきっかけを作ってくれた5階の会社に勤務する例のOLが絡んでいた。淡い恋心を抱いていた彼女が女子トイレの個室で自慰行為していることを、忍び込んだ隣の個室で気付いた。声にならない喘ぎ声が聞こえて確信したんだけど、こんな場所でこんなことをしているということは、理性をなくさせるには十分だった。


自慰行為を盗み聞きしていることを悟られないように一切の音を立てる訳にはいかず、個室の扉を音を立てないように閉めてもロックを掛けることも出来なかった。だから足で扉を押さえながら耳を痛いくらいに仕切りに当てながら全ての音を、微かに聞こえる喘ぎ声を聞き漏らさないようにしていた。その反動で他の音は耳に入って来なかった、女子トイレに入り個室に近づいて来る足音に気付かなかった。


足音の主は人妻だった。ロックが掛かっていない個室の扉を開くと、耳を仕切りに当てたまま硬直したペニスを握り締めるぼくがいたわけだ。気配を感じたOLは自慰行為を止めてさっさと個室を出て行ってしまった。当然のことだろう、人妻の『そこで何してるの?』と言う問い掛けが、自分自身に向けられたと思ったのだろう。何しろぼくは一切の存在感を消し去り隣の個室に忍び込んで自慰行為に聞き耳を立てていたのだから。


OLがトイレを去ったあと、人妻はしっかりと個室のロックを掛けて再び質問を繰り返した。ペニスを握り締める姿を見られて顔から火が出るほど恥ずかしかった一方で、OLの自慰行為を聞きながら射精することが出来ずにいたことを残念だと思った。それ以上に、アルバイトを辞め無けれならないことを冷静に考えていた。高校生のアルバイトとは言え働いたことへの対価として給料が支払われるわけだ。それが、業務中にこんなことをしているのが見つかってしまったのだから咎められるのは当然だった。


それでも人妻は咎めことをせず、逆に自慰行為を続けるように指示したのだった。しかも、自らの乳房を露わにし触らせてくれもした。人妻は自慰行為をしていたOL同様に豊かな乳房を持っていたし、何より生身の女性乳房を真近で見て触らせてもらうなんて経験自体が初めてのことだ。OLの自慰行為の絶頂と共に射精出来なかった以上に快感を与えてくれていた。人妻は射精するタイミングを見極めて口で受け止めてくれた。ファーストキスを経験する前に、ファーストフェラを経験した構図はここから生まれたのだ。


更に人妻は自らの自慰行為を見せながらぼくが自慰行為をすることを望んだ。陰毛の生えた大人の女性器を真近で見ることも初めてだった。人妻は自らの指先の動きで女性が感じる部位を教えてくれた訳だ。そればかりか、ファーストフェラを経験させてくれた後には、ファーストパイずりも経験させてくれた。


アルバイトの二日目のことだった、ぼくは人妻の身体に夢中になり無我夢中で人妻を喜ばせることに全ての知識を注ぎ込んだ。それは、大半が部活の仲間たちやエロ本からの受け売りの知識でしかなかったかも知れない。それでも人妻は自らが持つマゾヒストの感性を晒し、ぼくが持つサディスティックな感性に気付いたのだった。


『2話に続く』槌
2019/02/04 01:33:45(OO.VhZFt)
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