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1:噂の佐久間さん
投稿者:
タケイチ
『ユウ~?ちょっと、ゴミの当番出てくれん?』、母が僕の部屋の扉を明け、そう言ってきたのは早朝6時前のことでした。
普段であれば、『嫌じゃわぁ~!知らん知らん!』と突っぱねて寝るところだが、『ええよ。』と言って素直に起き上がった僕。最近はそうなのだ。 母の身体に異変が現れたのは、3ヶ月ほど前のこと。仕事を終えて家に帰っても、見るのは元気のない母の姿ばかり。 『どこか重病なのでは?』と心配をしていた僕の耳に飛び込んで来たのは、伯母さんからのこの言葉でした。 『更年期…。セっちゃんも、女を終えようとしてるんやねぇ?』と聞かされ、母が更年期に入ったことを知るのでした。 『佐久間さんに全部聞いて~。みんなと同じことしてたらいいから…。』、そう言われたが、町内のゴミ当番など一度もしたことがない僕。 それでも母に心配を掛けまいと、『うんうん。』と答えてはみるが、その『佐久間さん』という方を知らない。 『まあ、なんとかなるだろ~。』と思い、家の玄関を開くのでした。 玄関を開くと、正面40m先に数人の人が立っていた。僕が出てきたが分かると、その人達が一斉に僕の方を見るのだ。 視線を浴びながら、その方達に近づいて行きます。一人の女性に、『お母さんの代わり?』と聞かれ、『はい!よろしくお願いします!』と答えました。 ゴミ当番は僕を含めて4人。一人は町内会長さんなので、実質3人ということになる。残った二人のおばさんのどちらかが、『佐久間さん』ということだ。 一人は65歳くらいの小太りなおばさん。もう一人は68歳くらいだろうか、痩せ型の美形のおばさんでした。 朝早くなのに、ある程度のお化粧を施し、高級そうなカーディガンを羽織っています。少しお金持ちの方なのでしょうか? 朝6時過ぎなのに、どこからともなく次から次へとゴミを持って現れてくる町内の人達。仕分けが悪いと、僕とおばさん達とで分別をしていくのです。 そしてそんな中、小太りおばさんが優しく指導をしてくださり、『この人が、母の言っていた佐久間かぁ。』と理解をします。とても親切な方です。 それに比べ、美形の女性の働きは悪く、『お高くとまってんじゃねぇーよ!真面目にやれよ~。』と思ったりもしてしまいます。 そして、2時間後。8時近くになり、そろそろゴミ当番も終わる頃です。僕も、このあと仕事に行かなくてはいけません。 すると、小太りなおばさんが、『佐久間さん~。まだ、持ってくる人いる~?』と細身のおばさんに声を掛けたのです。 『えっ?こっちが佐久間さんだったのかぁ~。』と動きの悪かったおばさんの方がそうだったことが分かります。 そして、『私、そろそろいいかなぁ~?』と言って、佐久間さんは先に去って行くのです。 知りませんでした。ゴミ当番は、基本二人仕事。町内会長と佐久間さんは、『お手伝い』でわざわざ出てきてくれていたのでした。 それを知らされ、少しあの女性を見直します。そして、佐久間さんが美人であることを再認識するのです。 年齢的にも、女優で言えば『岸恵子さん』タイプでしょうか。細身で、何より『美人』というものにこなれている感じがするのです。 それが彼女との初めての対面となりました。 それから2週間も経たない頃。 相変わらず母の体調はおもわしくなく、『ユウ~?お金渡すから、好きなもの買って来て。私、「ちょっと雑炊」でいいから。』と買い物を頼まれました。 普段行ったことないスーパーに行き、買い物を始めます。『雑炊でいいから。』と言っていたはずの母からは、知らぬ間に買い物リストを渡されています。 どこになにがあるのか、そして『これはなんなんだ?』という肉類に苦戦をしてしまうのです。 肉のパックを持ち上げ、表示とにらめっこをしていると、『それ、ここで食べたらいかんよ?』と女性の声がします。 声の方を見ると、パックを手に取り、買い物カゴヘ入れている女性がいました。あの佐久間さんでした。 『えっ?』と答えると、『食べるのかと思うくらい、真剣に眺めてたから…。』と言われ、『まさかぁ~。』と笑って返すのです。 『お母さんの代わり?まだ、具合い良くないの?』と聞かれ、彼女は母の『更年期障害』のことを知っているようです。 僕は、『まあ…。』と言葉を濁して答えるのでした。 すると、佐久間さんの手が僕に伸びて来ました。そして、『ん~。』というのです。僕は、『なんだろ~?』と一瞬考えます。 たじろいでいると、僕の手にあった紙、『母の買い物リスト』と取られ、『これ、買って来い!って言われてるんでしょ?』と言ってくれるのでした。 さすがは主婦の彼女。母の手書きをちゃんと理解をしてくれて、次々と僕のカゴが埋まっていきます。 最後の玉子が入れられると、『そのお菓子は、紙に書いてないよ。』とからかわれるのでした。お菓子は、僕が勝手に入れたものです。 僕が先にレジを済ませ、貰ってきた段ボールに買ったものを詰め込んでいきます。そのうちに佐久間さんもレジを済ませ、同じテーブルで詰め始めるのです。 彼女の買った量の少なさが気なりました。確かに、まとめ買いをした僕の量は多いですが、それにしても彼女の量は少なすぎます。 主婦だと思っていただけに、『一人なのかなぁ~?』なんて思ったりもするのです。 佐久間さんが詰め終わる頃、彼女のレジ袋からキャンディーの袋が出て来ました。そして、『お母さんと食べて。』と僕の段ボールの中に入れられたのです。 彼女はそのまま立ち去りました。『かっこいいー!』『素敵~!』、普段からそんなことばかりしているのでしょうか。 あまりにも自然で、僕の中にはそんな言葉ばかりが浮かんで来ます。 ゴミ当番の時に、『佐久間さんに聞いて~。』と母が彼女を頼れと言った意味が、少し分かったような気がしました。
2019/01/31 21:42:08(BuHPjCPP)
投稿者:
タケイチ
次の日曜日でした。朝10時になり、覚えたてのパチスロにでも行こうと家を出ます。車に乗り込み、左にハンドルを切ります。
しかし、すぐに道端で手を振る女性を目にするのです。佐久間さんでした。『おはようございますぅ~。』、窓を開けて声を掛けました。 『ちょ~どよかった!お出掛け~?』と聞かれ、『どうしたんです?』と聞き返します。彼女は助手席に回り、ドアを開きます。 『どこかお出掛け~?』と再び聞かれ、もうこうなると『いいですよ。』としか答えられません。 『ホームセンター、連れていってくれない?』、佐久間さんからのお願いでした。もちろん、『ああ、いいですよ。』と答えました。 しかし、あまりにいいタイミング。それもそのはず、彼女は一時間以上、そこで僕が出てくるのを待っていたのですから。 車内では『なに買うんです?』『ストーブ。』と答えていました。しかし、行ってみると次々とカゴに商品が積まれて行きます。 『ストーブって言ってませんでした?』とからかうと、『あら?そうだったかしら?』と惚けられました。 それでも、佐久間さんの隣でカートを押して買い物するのは楽しいものです。男を退屈させない、そんなテクニックを持っているようで、飽きさせないのです。 年齢差など忘れるほどに、時には僕の方がしっかりしているんじゃないかと思うくらいにフランクに話が出来る方なのです。 ただ、『僕が払いますよ。』と言った時、『絶対ダメっ!そんなことしたら絶対いかんよ?』と言った時の顔は、しっかりものの女性を意識させるものでした。 後部座席が埋まるほどの買い物を終え、車は佐久間さんの家に到着をします。もう、お昼を過ぎていました。 とりあえず、全ての荷物を家に運び入れ、あとは彼女の言葉を待つのです。『ストーブ、出してくださる?』、彼女の言葉でした。 おかげで、安心してこの家に上がり込むことが出来るのです。 初めて入る佐久間さんの家。きっと、僕が子供の頃からずっとあった家です。誰の家かも知らず、20数年が経ってしまっていました。 真っ黒で古い小さな門扉、開くとすぐに玄関があり、右には小さな庭が見えます。扉をを開くと、大きめの玄関があり、中は思ったよりも広そうです。 右手にはリビング、左には小さいですが中庭があって、木がうわり、数個の植木鉢が並んでいました。彼女のちょっとした趣味のようです。 リビングに入り、段ボールからストーブを取り出します。隣には古いストーブがあり、壊れてしまったようです。 『これ、会社で処分しておきますよ。』と言って、壊れたストーブを段ボールの中へと仕舞います。『いいの?』と言われますが、車へと積み込まれました。 その頃、キッチンからいい出汁の匂いがして来ていました。少し気なり、覗き込むと佐久間さんが湯気のなか、台所に立っています。 振り向いた彼女が僕に気がつくと、『おうどん食べられるでしょ?』と声を掛けられ、『食べます。』と返しました。 知らない台所で、知らない女性が料理をしています。こんな光景を見た記憶がなく、僕にはとても新鮮に見えました。 余所行きの服装のまま、その上からエプロンが掛けられ、馴れた手付きで佐久間さんが料理をしているのです。 『ああ、向こうで待ってて。テレビつけてもいいよ。』と言われ、僕が彼女をずっと見ていてしまっていたことに気づかされるのです。 5分後、テーブルには器に入ったうどんと炒飯が並びました。炒飯にも少し手が込んでいて、日曜日のお昼に出される母の手ぬき炒飯とは違うようです。 『さぁ、食べましょ。』と声が掛かり、佐久間さんとの食事が始まります。母のうどんとは違い、少し甘い出汁になんとも言えない抵抗があるのです。 それでも、『おいしいです。』と返しました。『ほんと?よかったわぁ。』と喜ぶ彼女の顔が、何よりの旨味です。
19/02/18 05:42
(8C4yrTzF)
投稿者:
タケイチ
キッチンでは、佐久間さんが食べ終えた食器を洗っていました。リビングの僕は席を移動し、洗い物をする彼女のうしろ姿を見ています。
スタイルのいい細目の身体。少し突き出たお尻を見ては、イケない想像もしてしまうのです。なにより、よく知らない女性を観察するのは楽しいものです。 『どこか行くぅ~?』、洗い物を終えた彼女が突然そう言って来ました。予期していなかった僕は、『何がぁ?』とツレない返事で返してしまうのです。 『おばちゃんとじゃ、イヤかぁ~…。』とサバサバと答えられてしまい、彼女を思い『デート?デート行くん?』と、どこか大袈裟に聞いてしまう僕でした。 佐久間さんは着替えのために、一旦奥へと消えます。一人にされた僕は、彼女の心境を考えてしまうのです。 まさかのお誘いでした。あれは、間違いなくこれから僕と時間を潰してくれる、そのためのお誘いです。 大きく年の離れた僕と分かった上で、それでも恥ずかしげもなく『どこかへ行こう。』と言ってくれたのです。 普段は物静かで、物静かな佐久間さんしか知りませんから、積極的な一面を見せた彼女に少し違和感を感じてしまうのでした。 その頃、佐久間さんは自分の寝室に入り、服選びを始めていました。クローゼットを開け、並んだ洋服から数枚の選び出しをしています。 すぐに決まりました。紫のニットに紫のカーディガン、下は黒のストレートパンツ、それをベッドの上に置くのです。 彼女は着ていた洋服のボタンに手を掛け、外し始めます。その時、一瞬目が入口の扉を見ました。カギが掛かっていることを確認したのです。 彼女が扉に背を向けたため、目の前にある大きな化粧鏡には、急いで服を脱いでいく彼女の姿が映し出されます。 下着姿になり、そこで初めてその鏡に映る自分の姿を見るのです。60歳後半になった自分の身体。それを映す鏡は正直でした。 小さめだった乳房は更に小さくなり、細いお腹回りにはいくつものシワが流れています。男性には事欠かなかった彼女にとって、それは認めたくないものです。 佐久間さんはもう一度扉に目を向け、再度カギが掛かっていることを確認します。そして、つけていたブラをはずし、パンティーにまで手を掛けるのです。 ここで再び、鏡を見ます。そこには、全裸になった自分の姿が映し出されてます。この年でも自慢のスタイルを保った自分の身体を見るのは嫌いではない彼女。 しかし、この日は違いました。自分のスタイルよりも、気になることがあったのです。それを確かめるため、彼女の右手が動き始めました。細い華奢な彼女の手は、ゆっくりとその身体を滑り降りて行きます。 そして、だらしなく足を広げたと思うと、その股間へ向かって指が吸い寄せられて行くのでした。 『やっばり…。』 佐久間さんは、自分で自分の身体に呆れていました。若い男性と買い物に出掛け、自宅で食事をしただけなのに、身体からは女の汁が流れ出てしまったのです。 そんな自分の身体に呆れて、彼女は『アホかぁ…。』とやりきれない言葉を投げ掛けるのでした。 その理由。それも佐久間さんはちゃんと分かっていました。伊達に60数年、女をしてるわけではありません。 ほとんど失敗に終わったとはいえ、元彼のモノを受け入れてしまった自分の身体は変化をもたらしてしまいました。 数年ぶりの味わう男の愛撫で彼女のアソコは濡れ、本能のままに自分から身体の中へと押し込んだのです。 僅か数秒の出来事でしたが、彼女の身体は忘れていた感覚を取り戻してしまいました。 『この男でもいい…。目の前にいる、知り合ったばかりのこの兄ちゃんでいい…。もう、なんでもいい…。』、彼女の身体が求め始めてしまったのです。
19/02/19 17:40
(J.WKCkQX)
投稿者:
タケイチ
丸められたティッシュは佐久間さんの手から離れ、ゴミ箱へと落とされました。指を匂うと、僅かについてしまった愛液の香りがしています。
彼女はシーツに一度擦り付けると、タンスの中から出してきた新しい下着を身に付け始めました。選んだのは、『黒』の下着です。 わざわざ黒い下着にしたのは、この先僕とどうなるかは分かりませんが、もしまた濡れてしまった時に少しでもカムフラージュが出来ると判断したからです。 下着を身に付け、鏡の前で洋服が整えられます。そして、手にはブランド物のバッグが持たれるのでした。 『かっこいい~。キマってるぅ~。』、部屋から現れた佐久間さんを見て、素直にそう思ってしまいます。 ここ一番でしか洋服を着こなさない母と、普段から気を使っている彼女をどこか比べてもしまうのです。 『行こうかぁ~。』、佐久間さんはそう言うと、リビングには入らず、そのまま玄関へと向かいました。僕も後を追い、出掛ける準備を始めるのです。 玄関では、大きめの下駄箱からハイヒールが取り出されていて、価値のわからない僕でも、それが高いものだと分かります。 彼女のハイヒールは、寂れた僕のスニーカーの隣に置かれ、どこか恥ずかしくもなってしまいます。 車に乗り込みました。すぐに、『どこ行こうかぁ~!』とデート慣れしたように、彼女が僕に聞いてきます。 僕は彼女から視線をはずし、『どこ行きますかぁ~!』と元気に答えました。しかし、これは完全にカラ元気。 余所行きの洋服を着込み、僅かな短時間でお化粧まで施して来た佐久間さんを凝視出来なかったです。 『近所の普通のおばさん。』、それが唯一の心の支えだっただけに、もろくも崩れ去ったことで僕の心には『緊張』という文字が灯ってしまうのです。 僕の運転する車は、山道を上へ上へと掛け上がっていました。カーブでは、助手席の彼女に負担を掛けないよう、気を使った運転が要求されます。 かなり上まであがってくると、そこには公園が見えて来ました。他の車も数台あり、デートスポットなのかも知れません。 公園には案内板が表示されていて、中央には大きく青い池が見えました。。そう、ここはダム。僕たちは、ダムまで上がって来ていたのです。 車を降り、公園を歩いて通り過ぎます。すぐにコンクリートの塀と人工的な柵が現れ、その先に大きな池とダムが見えて来るのです。 遊歩道を進んでいくと、向こうから帰ってくる数組のカップルとすれ違います。20歳過ぎの僕と60歳後半の佐久間さんとのカップル。 みなさんには、どう見えているのでしょうか? ダムが近づいて来ました。そこには他のカップルの姿はなく、先程すれ違った方達が最後だったようです。 おかげで佐久間さんもリラックス出来たのか、『やっぱり寒いねぇ~。』と、ここに僕を連れて来てしまったことを後悔しているようです。 後悔している彼女を思い、『ほんとやねぇ!』と逆にからかうように答えてあげるのです。山の上、ダム、寒いに決まってます。 佐久間さんは僕の返事には何も答えず、柵に指を掛けてダムを見始めました。細い指が柵に食い込んで、それでもせっかく来たダムを眺めているようです。 僕も同じようなポーズを取り、興味もないのにダムに目を向けます。もちろん、それは魂胆があってのこと。 わざと彼女のそばに立ち、腰と腰が当たるほどの距離で立ちます。それには彼女も気がつきますが、言葉にはしませんでした、 『フッ…。』、佐久間さんの口から呆れたような笑い声が上がったのは、2分後のことでした。更に、『痛いぃ~。』と甘えたような言葉が続きます。 柵を握っていた彼女の右手を、僕の左手が上から包むように握ったからです。彼女は、『おばちゃんなんよぉ~。』と僕をからかって来ます。 しかしそんな言葉が、逆に男を興奮させてしまうことを、彼女は経験から知っていたのかも知れません。僕も、それに騙されてしまう一人となっていました。
19/02/19 19:26
(J.WKCkQX)
投稿者:
タケイチ
柵を握っていたはずの彼女の左手。しかし、その指はもう柵には触れてなく、それどころか真っ直ぐに伸びきってしまうほどに、別の圧力を受けていました。
僕の右手の指が、彼女の指の間にねじ込まれ、更に握り締めてしまっていたからです。佐久間さんは何も言わず、その圧力を受け続けていたのです。 僕は、来た方向に目を向けました。そこはとても見通しがよく、長い遊歩道を新しく訪れる方はいないようです。 僕は握っていた佐久間さんの手を離し、スッと素早く後ろに回り込むと、今度は後ろから両手で彼女の左右の手を包み込むのです。 ただのイタズラのつもりでした。両手を握り締めて、笑って終わり。そのつもりでした。しかし、自分で思うよりも、僕は興奮をしてしまっていたようです。 僕の胸は細い彼女の背中と密着をし、知らず知らずのうちに、彼女の身体が目の前の柵についてしまうほどに押し込んでしまっていました。 そのため、バランスの悪くなった彼女は、僕に握られた手を振りほどいてまで柵を握る必要があったのです。 佐久間さんは、この状況を嫌がりました。男に迫られていることではなく、人が来れば目に触れてしまう、そんな状況を嫌ったのです。 柵を握っていた彼女の手に力が入り、その手は柵から離れようとして身体を突っぱね始めます。押された僕も、それには気がつきました。 しかし、暴れたために僅かに垂れ下がったカーディガンの隙間から、隠れていたはずの彼女の首筋が見えてしまったのです。 『ダメやってっ!』、佐久間さんはデートが始まってから、一番大きな声を出しました。きっと、誰も来ていないのを確認してのことです。 僕の唇は、『生まれて初めて味わう。』、妙な感覚を捉えていました。20歳過ぎの僕でも、数人の女性の人肌は知ってします。 しかし、この感覚は初めてのもの。肌に元気はなく、どう見ても年寄りの女性の肌に感じます。そこへ唇をあてている自分を、不思議にさえ思ってしまいます。 その興奮がなぜか抑えきれず、僕の顔は彼女の首筋へと強く押し付けられたのです。 『イヤだってぇ~!やめなよぉ~!』、本気で嫌がった佐久間さんが身体を大きく揺らし、ついに僕を振りほどきました。 そして、『あんた、なにしてるのよぉ~!』と僕を叱りつけたのです。想像以上に熱い顔を見せた彼女に、僕は少し慌てます。 あの雰囲気からこうなってしまうとは、とても想像が出来なかったのです。『すいません…。』、もうそう言うしかありませんでした。 変な雰囲気になったまま、車は走り出しました。佐久間さんもいろいろと考えているのか、口は閉じたままです。 行きこそ安全運転を心がけていた僕ですが、それを忘れてしまうほど少し荒く運転をしてしまっていたようです。 カーブで、『おぉ~、おぉ~、おぉ~、』と佐久間さんが慌てたような声をあげるまで、それに気がつかなかったのでした。 『ごめん、ごめん、』、ようやく口を開いた僕が発した言葉でした。しかし、おかげで静かだった車内に会話が生まれ始めます。 『どうしたんよぉ?おかしかったよぉ?』 『すいません。』 『ちょっと、ビックリしたから。』 『はい…。』 『おばさんになんか、変な気起こさんのっ!』 『はい…。すいません…。』 残念ながら、せっかく生まれた会話は楽しいものにはなりませんでした。あとで分かることですが、佐久間さんはかなりの説教好き。 僕もその餌食となり、帰るまでの約一時間、彼女に対して変な気を起こしてしまった僕は、その説教を聞き続けることになったのです。 『今日はありかとう。いろいろ言って、ごめんなさいねぇ。』と謝られもしましたが、家に帰ってもやはりしたことの重さを痛感してしまう僕でした。 『やれやれ。』といった感じのデートも終わり、僕と分かれた佐久間さんは着替えをするために、自分の寝室へと向かいました。 ダムを見ていた時に、柵に押し付けられたことで少し汚れてしまったカーディガンを脱ぎ、同じく少し汚れたストレートパンツも脱ぎました。 普段であれば、外から帰ってきた彼女は、その足で風呂場へ向かい、身体をシャワーで流します。しかし、この日の彼女はそんな気持ちにはなりませんでした。 5分後…。彼女の寝室にある大きな化粧鏡は、ベッドに横たわった彼女の姿を映し出していました。彼女はお風呂ではなく、ベッドへと倒れ込んだのです。 すぐに、丸め込んだ身体からは上下の下着が剥ぎ取られ、そしてまた身体を仰向けにして、ベッドに倒します。 そして…。 『お兄さん…、』 そう呟いた彼女の指先は、ガマンが出来ずに溢れ出してきた愛液に招かれるように、自分の大切な穴へと滑り込んで行くのでした。
19/02/19 20:57
(J.WKCkQX)
投稿者:
タケイチ
佐久間さんは『葛藤』と戦っていました。快楽を求め、自分の股間へと指を滑り込ませた彼女でした。
しかし、自分に迫ってきた45歳も年下の若者を、強く叱りつけたことで、この若者は『対象外』となるのは当然のこと。 そして、その彼が家から去っていくのを、彼女はどこか心待ちにもしてしまいました。デートで握り締められた手の感覚。 その感覚が消えないうちに、『早くベッドでオナニーがしたい…。』、そう決心をする自分もいたのです。 濡れたオマンコに指が入り込み、何度も刺激を求めて動かしてはいますが、貞操観念のない自分に気づく度に、その手が停まってしまうのでした。 佐久間さんはベッドで身体を起こし、『割り切った。』と思えば、またオナニーを始めてしまう。そんなことを繰り返します。 『私はアホかっ?』、そう自分に言いきかせた佐久間さんはベッドから降り、気をまぎらわせるために一度テレビをつけました。 日曜の夕方です。テレビでは、つまらないバラエティ番組が放送されていました。直感的に、『こんなの面白くない。』と判断をした彼女。 すぐにリモコン『入力切換』のボタンが押され、パソコンのキーボードを一度叩かれます。パソコンの画面にはWindowsの画面が。 そして、大型テレビにも、同じWindowsの画面が写し出されています。 佐久間さんは全裸のまま、キーボードを叩き始めました。パソコンはネットに繋がり、ある動画サイトへと入って行きます。 そこは、主に『個人撮影』をウリにした動画サイト。彼女は馴れた手つきで、『個人撮影 熟女』と文字を打ち込むのです。 そして、マウスを操り、昨日の夜に見た動画の再生を、再び始めるのでした。 佐久間さんは、ベッドへと転がりました。自分の身体越しに映るテレビを観ながら、動画の女性と同化をして行くのです。 この動画の再生時間は『12分13秒』。見つけたのは、昨日の夜のことです。もちろん個人撮影もので、自宅で撮影されたと思われます。 『おばちゃん、やろうや~!』という若者の言葉で始まり、『カメラ、ダメ!撮らんとってよっ!』と言う女性の声がとてもリアルなものでした。 見つけた佐久間さんはこの女性となり、迫ってくる若者は…、僕でした。 『やろうや、やろうや、』と言っていた若者でしたが、次第に『やらせやっ!やらせっ!』と口調が強まり、佐久間さんが求める映像と一致をしたのです。 『昨日の夜は、これで興奮出来たから…。』、そう思った彼女は、あえて今日も同じ動画に頼ったのです。 『さっき叱った子供で、オナニーなんか出来るわけない…。』と悩ませていたはずの葛藤など、もう佐久間さんにはありませんでした。 『やらせてぇ~!もう絶対やらせてぇ~!』と身体の欲求が勝ってしまったのです。 動画では、若者の逞しいお尻が見え、50歳は軽く越えているであろう熟女のオマンコに、勃起したモノが突き入れられています。 そして、若者は腰を激しく振り、熟女は『オマンコいいぃ~!オマンコいいぃ!』と叫びます。カメラの角度から、お互いの顔が見えないのが幸いしました。 佐久間さんの中では、僕が腰を振り、彼女自信が『オマンコいいぃ~!オマンコいいぃ!』と叫んでいるのです。 動画の再生時間が少なくなって来ました。昨日もこれを見ていた彼女には、それがちゃんと分かっています。 右手はオマンコを激しく掻き回し、左手の指は口へと食わえ込まれるのです。そして、『お兄さん…、お兄さん…、』と僕を呼びます。 そして、『おばはんっ!逝くぞっ!汚ないオマンコに出すぞっ!』と若者が叫ぶと、佐久間さんのオマンコも締まりを見せ、気の開放する準備をするのです。 テレビ画面では、若者の射精が行われていました。しかし、佐久間さん自身は昇天が遅れ、腰を浮かせての必死のピストンが続いています。 遅れること30秒、『お兄さん、出してぇ~!中に出してぇ~!』と小さく呟くと、佐久間さんの身体に乗っていた僕が射精を始めるのです。 佐久間さんの『ハァ…、ハァ…、』と息をして、呼吸を整え始めました。揺れたかように、脳に痛みを感じます。 その脱力感のなか、『シーツが汚れたこと。』『叱った僕でオナニーをしてしまったこと。』、いろいろと反省をしてしまいます。 しかし、ダムで手を握り締められ、首筋にキスまでされたリアルで出来たオナニーは気持ちがよく、反省の言葉など飛んでしまうのでした。
19/02/19 22:03
(J.WKCkQX)
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