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1:回想
投稿者:
あきえ
◆QGRWc.ZQXc
四十代半ばを過ぎた最近、私は時折過去を思い出しては昔を懐かしんでおります。
出来ることならまたあの頃に戻って、当時そうであったように、誰憚ることなく本能の赴くまま自分自身を解放したい…。 そう考えながら…。 地方都市では多少名の知られた会社経営の両親の間に生まれた一人娘の私は、幼い頃から祖父母や両親からちやほやと甘やかされて育ちました。 そのためか、いつしか私は人に尽くされることが当然のような気持ちを抱いたまま、少女から女へと成長していきました。 中学、高校とも男女共学校に通いましたので、幾人もの男子生徒から声を掛けられましたが、私にはどうしても譲ることができない、たった一つの条件があったのです。 容姿には特に拘りはありませんでした。 もちろん悪いよりは良いに越したことはありませんが、特別そのことを重要視する気持ちは無かったのです。 私に尽くしてくれる優しい人、それだけは必須の条件でした。 体育会系の男子より文科系、一見頼りなさそうに見えても常に優しくしてくれる人。 そんな男子が私の理想像だったんです。 中学二年の時初めてキスをした相手は、美術部に所属していた同級生の髪の長い男子でした。 日曜日の午後、自宅の私のお部屋でスケッチブックを拡げた彼が、忙しく鉛筆を走らせて私の顔を写しとっていた。 私の特徴を微塵たりとも見落とすまいとする彼の鋭い視線が、私の顔にずっと突き刺さっていた。 見詰め続けられて頬が熱くなった私は、自分の気持ちを誤魔化すために彼の隣に行き、スケッチブックを覗き込みました。 「わぁ、素適!」 未完成のデッサンでしたが、その出来栄えは私には充分満足のいく仕上がりでした。 「ありがと」 無言で鉛筆を運ぶ彼の頬に唇を軽く押し充てて感謝の気持ちを表すと、突然の行動に驚いた彼は、眼を見開いて私に振り向いた。 耳朶まで真っ赤になった彼の表情が可愛くて、私は続けて唇を彼の唇に押し充てた。 ほんの一瞬触れ合うだけのフレンチキスでしたが、私はもちろん彼にとっても初めての経験でしたから、二人とも顔を真っ赤に染め上げていました。 次の日曜日には二人の仲は少し進展して唇を触れ合うだけではなくて、お互いの舌先を触れ合わせるようなキスをしていました。 その翌日のことでした。 学校で会った彼が私のことを呼び捨てにしてきたのです。 それまでは「あきえちゃん」と呼んでくれていた彼の変化に、私は違和感を覚えて戸惑いました。 そして私の心は急激に冷めていったのです。 彼を避けるようになった私の変化を悟った彼も次第に離れていき、いつしか二人の仲は自然解消していきました。 まるで私を支配するかのような彼の態度に嫌悪感を覚えて、決して許すことができなかったのです。 私の記念すべき初キスは苦い思い出となってしまいました。 初体験は高校二年の新学期が始まる前の春休みでした。 三月末に決算を終え四月に入ると、両親は年に一度の社員旅行のために家を一晩空けることになっていました。 その頃の彼は一学年上で写真部の新部長に決まっていて、成績も常に学年トップクラスという、女子生徒憧れの存在でした。 私は同級生の写真部員から展覧会用のポートレートモデルになって欲しいと頼まれ、何度か部室に顔を出しているうちに、先輩である彼とも自然に仲良くなっていったのです。 三十年近く前の話ですからまだデジタルカメラも普及していなくて、当時は部室に設けられた暗室で写真を現像していました。 真っ白な紙に画像が次第に浮かび上がってくる様子が楽しくて、彼に頼んで何度も見学させてもらっているうちに、ある日私は二人だけの暗室に点った赤い灯りに心を乱され、自ら彼の胸に飛び込んで唇を重ねていったのです。 それまでには何人かの男子とキスの経験は積んでいたので、彼との初キスは舌を絡め合う濃厚なディープキスになっていた。 暗室での二人だけの秘密の戯れが回数を重ねてくると、彼の手が遠慮がちに私の胸をまさぐることもありましたが、暗室であるが故にその扉が開かれることは絶対にありません。 私たちは安心して抱き合うことができたのです。 その頃の私は、現像液に向き合っている彼の後ろから抱きつき、耳朶を甘咬みしながら息を吹き掛け、彼の胸を撫で廻すといった風な愛撫を好んでいました。 彼が感じて興奮していく様がたまらなく可愛く思えて、大好きだったのです。 興奮の極みに達した彼が我慢できずに振り返り、私の唇を激しく求めてくると、互いの舌を強く吸い合ってキスを交わしていました。 でもその時はまだ、下半身に触れることは決して許さなかった。 その頃から私の中に、男性を焦らして支配する悦びが目覚めていたのかも知れません。 両親の旅行当日、彼にはそのことを告げずにお家に招待しました。 約束の一時間前にはシャワーを浴び、母のクローゼットから、可愛らしいフリルに飾られた真っ白なサテンのブラジャーとパンティを拝借して身に着けた。 母とはほとんど同じような体型だったので、まるで私の為に合わせたかのようにピッタリと身体に馴染んでいた。 約束した時刻にお家にやって来た彼をお部屋に招き入れると、彼は直ぐに私を抱き寄せ唇をつきだしてきたが、それを拒んで私はスルリと逃げ出していた。 「飲み物を持って来るね」 階下のキッチンに下りて冷蔵庫を開けた私の胸は大きく高鳴り、熱くなった頬に当たる冷気がとても心地良かった。
2018/05/01 10:02:11(bJwtdEHx)
投稿者:
あきえ
◆QGRWc.ZQXc
一息でジュースを飲み干した彼は、カメラを手にして私のスナップを撮りだした。 さりげなくポーズをつける私の耳に届くシャッターの音が、私の胸にこの先の展開を呼び覚ましていくと、決心していた筈なのに、怖さと期待感が入り交じった複雑な感情が満ち溢れてきた。 胸に溜まった感情を全て吐き出すように、私は大きな溜め息を吐いて彼を見詰めた。 「お洋服脱いでいい?」 消え入るような小声で囁きかけると、彼は驚きの声を張り上げた。 「えっ! 撮らせてくれるのっ?」 「でも、絶対に触らないでね…」 唾を飲み込む音が聞こえたような気がしました。 彼は私をじっと見詰めて大きく頷いた。 彼に背を向けてもらって私はベッドに上がり、Тシャツとスカートを脱いで下着姿になると、大急ぎで身体にシーツを纏いました。 「いいよ…」 私の合図に振り返った彼のカメラを構える手や指が、大きく震えているのがよく判った。 「初めてなの?」 「何が?」 「女子の身体…」 「うん…」 年上なのに顔を真っ赤にしてはにかむ様子の彼がとても可愛らしく思えて、私は少しずつ大胆になっていった。 シーツをずらしてブラに包まれた胸を見せると、レンズを通した彼の視線が痛く感じられるほど、胸の膨らみに突き刺さってきた。 この時の私は見られている恥ずかしさと言うより、見せつける悦びを感じていたような気がします。 更にシャッター音が刺激となって、私の気持ちはどんどん高揚していきました。 胸が大きく隆起して波打っているのが、自分でも解っていました。 この状況に酔い痴れていた私は、全身が熱を帯び熱くて堪らなくなり、身体に掛けていたシーツを完全にはだけてしまった。 「あきえちゃん…」 あまりにも大胆な私の振る舞いに、彼は不安を感じたようだった。 お部屋の入り口を振り返って小さな声で… 「お母さんが帰って来たら大変だよ」 「大丈夫…」 「え?…」 「今日はお父さんもお母さんも旅行なの、だから…」 私の言葉に安心したのか、私の身体を舐め廻すように観察している彼のズボンの前が、大きく膨らんできたことが判った。 「来て…」 私の意を察してカメラを置いて立ち上がった彼は、慌ただしくシャツとズボンを脱ぎ捨て、下着一枚で狭いベッドに上がって来た。 彼の裸の胸に抱かれて、私は貪るように唇を求めて舌を絡め合った。 太股に当たる彼の股間の膨らみが、一瞬私の胸に不安な気持ちを抱かせた。 背中に回った彼の手がブラのホックを探っていたが、震える指先ではなかなかそれを外すことはできない。 私が胸を反らせて外し易いように協力すると、やっとの思いでブラを外した彼は、飛び出した乳房に顔を埋めて乳首に吸いついてきた。 「あ…」 痺れるような快感に貫かれ、私は更に大胆な行動にでた。 彼の下着を大きく突き上げている男性器に掌を被せていった。 下着越しとは言っても、生まれて初めて触れたそれはとても熱く感じられ、ドクドクと脈打つ動きが掌に伝わってきた。 私がその全容を確認するように優しく全体を撫で擦っていると、彼が急に声を挙げて腰を引いた。 「あっ!」 彼の方も生まれて初めてその部分に触れられ、我慢の限界に達してしまったのだった。 顔を真っ赤にした彼は私に背を向け、下着を脱いでティッシュで後始末をしていた。 突然の出来事に私はどうすれば良いのか解らず、シーツを顔を埋めてただ押し黙っているだけだった。
18/05/01 14:36
(nLN/pekv)
投稿者:
あきえ
◆QGRWc.ZQXc
しばらくして振り返った彼に抱きしめられてキスを交わしてから、パンティを脱がされ全裸になった。
私に覆い被さってきた彼を押し留め、仰向けに寝かせた彼の身体をじっくり観察してみた。 人生で初めて、大きくなった男性器を眼にした瞬間だった。 真っ黒に繁った陰毛の中から大きく突き出したそれは、お腹にへばり付くように反り返っていて、その姿形に私は眼を見張った。 「大っきい…」 小学生の頃、父と一緒に入浴した時に見たそれとは、あまりにも違う様相に私は驚きを隠すことができなかった。 その後横たわった私に、コンドームを装着した彼が身体を重ねてきた。 (コンドームは用意している筈もない彼のために、両親の寝室から私が持ち出してきたものです) 先ほど眼にしたぺニスが頭から離れず、あんな大きなものが私に…と、すごく不安で怖さもあったけど、私の身体への入り口を探し求めて、右往左往している彼を見ていると可哀想になり、勇気を振り絞って彼に手を添えて自ら道案内をした。 「いい?…」 彼の問いかけに私は眼を閉じたまま小さく頷いたけど、身体は震えていたと思う。 まだ誰も踏み入れたことのない、私の肉体の入り口を押し拡げるように彼のぺニスが侵入してきた時、私の身体は思わずヘッドボードの方にずり上がっていた。 胎内から溢れた愛液とコンドームの潤滑剤の手助けもあり、彼のぺニスは少しずつ私の肉体に埋まっていった。 股間に痛みを感じてはいたが我慢できないほどでもなく、何より自ら覚悟を決めてのことだったので、私は全てを彼に委ねていた。 奥まで進んだぺニスがゆっくりと後退したかと思うと、すぐにまた奥に向かって進み、二度三度それを繰り返した彼が歯を喰い縛って身体を震わせ、私の上に突っ伏してきた。 彼が身体を離した後も、私の股間には違和感が残っていた。 身体を起こして覗き込んで見ると、会陰を伝い落ちた赤いものがシーツに小さな染みを作っていた。 私は何故か溢れる涙を抑えることができなかった…。 「ごめんね…」 「ううん…そうじゃないの…」 複雑な感情で涙の理由を上手く説明できなかった私は彼に縋りつき、その胸に激しくキスを浴びせていた。 シャワーを浴びて戻った私をベッドに寝かせた彼は、全身に指と唇を這わせて愛撫を加えてくれたけど、その快感が彼とのセックスの何倍も何十倍も良くて…。 私の両脚を割り拡げた彼は一番恥ずかしい部分に舌を這わせ、指をも駆使して強烈な刺激を与えてくれたから、私は頭の中が真っ白になるほど感じていた。 「ああ~っ! こわいっ!」 興味半分で覚えたオナニーでは感じたことがなかった強烈な快感は、未知の境地に踏み込むような怖ささえ感じるほどだった。 男性に奉仕させるというセックスを覚え、私の性癖として開花したのはこの時だった。 彼とのセックスはその後、お互いが高校生ということもありなかなか場所に恵まれなくて、相変わらず部室の暗室でまさぐり合うことがほとんどだったが、以前とはその手法が変わっていた。 制服姿の私がパンティだけを脱ぎ、彼の指と舌での愛撫を受けるということが専らで、仕上げに私が手を使って彼に放出させる。 もちろん口を使うことも覚えたし、たまには身体を繋げる時もあったが、私がより深い快感を得られたのは、彼の舌での愛撫を受ける時だった。 夏休みに入る前には大学受験を控えた彼が忙しくなり、次第に疎遠になってしまった。 その後私は数人の男子と交際してはみたけど、みんな若いだけに自分が満足することしか知らない人ばかりで、長続きする訳もなく鬱屈とした日々を過ごしていた。 それでも大学に入って二十歳になる頃には、普通のセックスでもそれなりに快感が得られる女へと成長していたが、やはり心の中ではいつも私に奉仕してくれる男性を探し求めていた。 そんな時私の眼に留まったのは、通っている大学の助教授の男性だった。 自分の倍以上の年齢の彼のことなんて、それまでは全く気にしたことは無かったのに、ある日バス停から大学に向かって歩く彼の後ろ姿を眺めていて、私には何となく感じるものがあった。
18/05/02 05:25
(iw9FpaJn)
投稿者:
あきえ
◆QGRWc.ZQXc
それからの私はまるで助教授のストーカーのようだった。
学内で彼を見かけると眼で追い続け、あらゆる伝手を使って彼の情報を集めていった。 バス停から大学に向かって歩く彼に声を掛けて、少しでも彼に近づく努力もした。 最初は私のことなど知る由もなかった彼だったけど、その後は会う度に挨拶を交わしたり会話を仕掛ける私を、大学に通う学生という以上の存在として認識してくれた。 直接会話をしたり、友だちが集めてくれた様々な情報を私なりに分析した結果、彼は私が求めているタイプの人だと、少しずつだけど確信に近づいていった。 私は自分の思いに間違いがないか、最終的に確認するために友だちの協力を仰いで、コンパを開くことにした。 父親に近い年齢のおじ様たちとの飲み会に、友だちは面白がって参加することを承諾してくれたが、女子学生からの誘いであることと、妻帯者であることを理由に、助教授は直ぐには参加を受け入れてくれなかった。 戸惑っている彼だったけど、何度も強引過ぎるほどの私の誘いについに根負けして、学生時代からの友人を集めてくれることになった。 五人の二十歳の女子学生と、同人数の四十過ぎのおじ様たちとの飲み会は、予想以上に盛り上がり、全員が非日常の楽しい時を共有していた。 居酒屋の喧騒の中で私は彼の耳に囁きかけた。 「先生のタイプって、きつい女性じゃないんですか?」 突然の私の質問に一瞬驚いた様子の彼だったけど、すぐに取り繕い笑みを浮かべて質問を返してきた。 「なんでそう思う?」 「ただ何となく…私の勘かな?」 彼の眼を睨みつけながら私は言葉を続けた。 「先生をいじめてみたい…」 彼は明らかに動揺していたけど、瞳の奥が光輝いたことを私は感じとっていた。 (間違いないわ、私が探していた人…) 周りに気づかれないようにテーブルの下で手を握り合った二人に、それ以上の言葉は必要なかった。 彼以外の四人のサラリーマンのおじ様たちと二次会に行くと言う友だちと別れて、私が彼と夜の街を歩いているとホテルのネオンが眼に飛び込んできた。 お互い無言のままどちらからともなく門を潜っていた。 お部屋に入ると彼はすぐに私を抱き締めようとしてきたが…。 「まだダメっ!」 私の反応が彼にとっては予想外であったのか、言葉を失って佇んでいる。 ベッドに腰を下ろした私の正面に立った彼は、じっと私の眼を見つめて言葉を待っていた。 「先生…お洋服を脱いで… 先生の裸を見たいの…」 何故こんな大胆なことを平然と言うことが出来たのか自分でも解らないけど、多分お酒の力と、ずっと抑え込んで蓄積していた欲求が爆発したのだと思う。 思いがけない私の要請に、戸惑いを浮かべながらも瞳を耀かせた彼は、順に身に着けているものを剥ぎ取っていった。 フロアに仁王立ちになった彼が最後の一枚を脱ぎ捨てると、とても四十代とは思えないほどの角度でぺニスが直下勃っていた。 「先生…恥ずかしくないの? 教え子の前でそんなに大っきくして…」 「恥ずかしいよ…」 言葉とは裏腹に彼は恍惚とした表情を浮かべていた。 「そのままオナニーして見せて…」 顔を真っ赤にした助教授は、言われるままに右手でぺニスを握り、ゆっくりとしごき始めた。 「いやらしい先生…」 「……………」 彼の手の運びがだんだんと速くなり、荒い鼻息を洩らし始めた。 「出しちゃだめよ」 彼の動きが止まり、懇願するような眼つきで訴え掛けてきたけど、私は冷たく言い放った。 「良いと言うまで絶対に出さないで! 解った?」 「はい…」 彼が握り締めたぺニスの先端には、透明な雫が溜まって光っていた。 「私には絶対に触れちゃだめよ」 釘をさしてから私は彼に見せつけるようにして、ブラウス、スカート、ストッキングと脱ぎ、キャミソールの下からブラジャーを抜き取った。 自慢のDカップの乳房の突端の小さな乳首が、薄い布を通して浮かび上がっている。 彼の視線を浴びて更に尖った乳首が、布地に擦れてじんじんと疼いていた。 彼に歩み寄った私は胸を反らせた。 「先生…吸って…」 腰を屈めた彼が唇だけを突きだして、乳首に舌を這わせてきた。 キャミ越しに舌先で乳輪をなぞり、乳首を転がす彼の舌技は、私の全身に快感の波を呼び起こしていく。 「あ…」 膝をついた彼が顎を突き上げ、嬉々として乳首に貪りついている。 「先生…手が止まってる…」 私に言われて思い出したようにオナニーを再開した彼は、すぐに顔を歪めて呟いた。 「出そうだ…」 「だめよっ!絶対にだめっ!」 大きな声で制止すると、彼の動きがピタリと止んだ。 「パンティ脱がせて…」 薄いピンクのキャミソールの裾から手を差し入れた彼が、そっと足首からパンティを抜き取った。 「汚れていると思うけど… 先生…きれいにしてくれる?」 ソファにお尻を下ろした私の足元に跪いた彼は、返事をする代わりに、両脚を優しく割り拡げて顔を埋めてきた。 「ああ~」 彼の唇が花芯に押し充てられただけで、私はエクスタシーを感じていた。 一度絶頂を迎えてより敏感になった女の部分を、彼はいやらしい音を響かせながら更に舐め廻し、クリトリスを吸い、愛液を啜って延々と舌技を繰り出し、何度も何度も絶頂の彼方へと送り込んでくれた。 (そうよ、これよ、これを求めていたの) 薄れ行く意識の中で私は、目的が達成された嬉しさと肉体の悦びで打ち震えていた。 夢の中を彷徨っていた私が快感の余韻から覚めて気づくと、いつの間にかベッドの中で彼の腕に抱かれていた。 優しげな彼と視線が絡むと私は急に恥ずかしさが込み上げて、彼に縋りつき胸に顔を埋めていった。 「すごく良かったよ」 「良かったって… 先生、まだイッてないでしょ?」 「それでも私は大満足なんだ…実は…」 彼は胸の内を打ち明けてくれた。 奥さまとの夫婦生活はごくノーマルなもので、子どもが生まれてからは全く乗り気になってくれなくなり、ただ義理で許してくれているだけなんだとか…。 それでもレスになるよりかはましなんだと諦めて、奥さまにはそれ以上求めなくなっているとか…。 内心では女性に虐げられたいと思いつつも、これまでに一度として経験したことはなかった。 今日のセックスが人生最高のセックスだった…。 「今日のセックスって… まだセックスしてないよ」 「身体を繋げることだけがセックスじゃないよ、人それぞれに楽しみ方が有るんだよ」 手を延ばして掴まえた彼のモノはさっきと変わることなく、力が漲って大きく直下勃ったままだった。 「先生…これ、どうされたい?」 「それより私は…」 彼は私を俯せにしてお尻を持ち上げると、後ろから股間に顔を被せてきた。 「あっ…」 洪水のように溢れたままの愛液を何度も啜っては飲み込み、膣の中に舌を差し込んで内部を舐め廻したかと思うと、次にはお尻の穴まで舐め廻す。 「あっ…そこは…」 恥ずかしさの余り逃げ出そうとした私を、彼は力強く押さえつけて、尖らせた舌先を捩じ込んできた。 「ああ~っ いやぁ~ 」 初めて経験する思いがけない快感に、私はあっという間にまたも絶頂に追いやられてしまった。 大きく肩で息をしている私を、彼は眼を細めて眺めていた。 「今度はあきえが先生を犯してやる」 彼に飛び掛かった私は身体を預けて押し倒し、仰向けになった彼を組み敷いて跨がった。 勢いよく勃起しているぺニスを掴んで胎内に導き挿れると、腰を激しく揺すりたてて彼に快感を送り込んでいった。 彼に馬乗りになったままキャミソールを脱ぎ捨てて全裸となった私は、乳房を揺らしながら腰を前後に振り、ピチャピチャといやらしい音を立ててお尻を上下に振った。 「あ~ 出そうだ…」 下から両手で乳房を揉んでいた彼の言葉を合図に身体を離した私は、愛液にまみれたぺニスに唇を被せて激しく擦り、彼の熱い精液を口の中で受け留めた。 誰にも話すことは出来ない互いの秘密を共有し合ったこの日は、私にとっても彼にとっても生涯忘れることの出来ない一日となった。 それから三ヶ月ほど後には、私は彼のもう一つの秘密を知ることになる…。
18/05/02 10:27
(rWcDiLtQ)
投稿者:
あきえ
◆QGRWc.ZQXc
先生との秘密の関係は、それまで私の妄想の世界でしかなかったことを、実際に次々と経験させてくれた。
私たちは十日から二週に一度くらいの割り合いで逢瀬を重ねていた。 待ち合わせて食事をしている時は、ごく普通のカップルと同じように過ごしていても、いざホテルの部屋に入ると、私たちは全く別の人格になっていた。 「先生…今日は絶対にお洋服を脱がないで…」 私がそう言えば、彼はネクタイすら外そうとしないで、浴室では濡れることも厭わず私の身体を隅々まで丁寧に洗い、お湯から上がる時にはバスタオルできれいに拭きあげてくれる。 全裸でベッドに寝そべった私の足の指一本一本に至るまで、全身に舌を這わせて舐め廻してくれる。 四つん這いになれば後方から股間を舐め廻し、膣内部や直腸の中まで舌を伸ばして、あらゆる快感を送り込んでくれる。 彼の舌技に幾度となく絶頂を迎え、あられもなく悶え狂っていた。 そんな私の姿を眼にすることが彼にとって何よりの悦びで、この上無い至福の時なんだと言ってくれた。 時には私が洋服を脱がない日もあった。 そんな日は私は着衣のまま彼だけを素っ裸にして、精一杯辱しめてあげた。 眼の前でのオナニーを強要して、射精寸前で中断することを何度も繰り返し、ついには涙を浮かべて射精を懇願するまで、苦しそうな彼の表情を眺めていた。 「いやらしい先生ねぇ… そんなに出したいの?」 「ああ…出させて欲しい…」 「じゃあ出していいよ」 私の許しを得た彼は唇をきつく結び、額には汗を浮かべて私を見つめながら、右手の動きを一段と速めていく。 「ああっ!」 大きく膨張したぺニスの先端の穴から、勢いよく噴き出す白濁した精液を目撃して私は、軽い目眩を覚えていた。 肉体の奥底から滲み出した熱い愛液が、膣口から溢れてパンティを濡らしている。 普通のカップルのように、互いの身体を繋げるセックスをする日も当然有ったが、そんな時も彼はいつもお風呂では私の身体を優しく洗ってくれたし、ベッドでは舌での愛撫も入念に施してくれた。 二度も三度も絶頂に達した後で彼のぺニスに貫かれると、私はいつも気を失うほどの快感に襲われていた。 そんな関係を続けて三ヶ月が過ぎた頃、珍しく彼からの提案があった。 学生の頃からの友人で今はドクターになっている人が彼と同じ嗜好の持ち主で、一度その人を交えてプレイをしたいとのことだった。 気心の通じ合った相手だからと言う彼の話を聞いた時、私は心の中で考えていた。 (二人のおじ様をかしずかせるのも面白そう…) 「今日やって来る男はマッサージが得意だっていつも言っているから、試しに受けてみたらいいよ」 先に二人だけでホテルにチェックインすると、緊張している私を気遣った彼が優しく言ってくれた。 彼の勧めで私は独りでシャワーを浴び、バスローブに着替えていた。 ほどなく訪れた男性は長目の髪が若々しく、精悍な顔立ちの素敵な人だった。 微かに漂う消毒液の匂いが彼の職業を物語っていた。 お互いの気持ちを解すためにビールで乾杯をしてしばらく歓談したら、まるで以前からの知り合いであったかのように打ち解けていた。 「じゃあマッサージをしようか…」 ドクターの言葉に私はベッドに上がって俯せになった。
18/05/02 15:51
(.wjvi/EW)
投稿者:
あきえ
◆QGRWc.ZQXc
先生と二人だけならバスローブの下には何も着けないけど、この時は初対面のドクターが一緒なのでパンティだけは穿いていた。
首筋から肩を軽く揉み、背骨に沿って一通り指圧したドクターは… 「アロマオイルを使おうね」 促されて私はバスローブを脱いでパンティ一枚の姿になった。 オイルを垂らした背中を撫で廻していた掌が時折脇腹やお尻の谷間に滑り、私の官能の火が点されたかと思ったら、その火が瞬く間にどんどん燃え広がっていった。 「あ…」 ドクターの巧みな掌の動きに、全身を快感が駆け巡っていた。 「仰向けになって…」 まるで催眠術にでも掛かったように私は羞恥心を忘れ、初対面のドクターの前に自慢の乳房を披露していた。 突き上げた乳首は痛いほどに膨れ上がり、指先が触れただけで痺れるような快感を生み出してくる。 乳房全体を包むように揉んだり、指先で乳首を摘まむドクターの手練手管に、パンティのクロッチは既にぐっしょりと濡れていた。 「脱ごうね…」 乳房への愛撫を受けている私に横から囁いた先生が、ゆっくりとパンティをずり下げて足首から抜き取った。 ドクターの掌が陰阜に達した時、私の口からは甘い喘ぎ声が洩れていた。 「はぁ~ん…」 いつの間にか両の乳房を揉む手は先生に入れ替わっていて、ドクターの手は脚の付け根に割り込んできた。 太股の力が自然に抜け、更に奥への侵入を待ち受ける体勢になっていく。 「ああっ! だめっ!」 ドクターの指が膣口を撫で上げてクリトリスに触れた時、私はお尻を大きく跳ね上げて絶頂に達していた。 「もう一度俯せになって…」 エクスタシーの余韻に浸る暇も与えずに、ドクターは次の指示を出してきた。 熱く火照った背中にオイルを塗り広げていく掌の感触に、肉体の奥で燃え盛っていた快感の炎が、更にその勢力を増していった。 背中を撫で下りた指先がお尻の谷間に滑り込み、後ろの恥ずかしい穴を微妙なタッチで擽ってきた。 「ああ…」 思わず浮き上がったお尻を撫で廻すドクターの掌に呼応するかのように、先生の手が陰阜に潜り込んできた。 オイルにまみれた陰毛を掻き分けてクリトリスを捉えた指の動きと、お尻の穴の周りで躍る指の動きに翻弄され、私は早くも二度目の絶頂に達しようとしていた。 「あ…先生…」 ワイシャツ姿の二人の男性が四本の手を駆使して、全裸の私の全身を愛撫している。 淫らな行為が私の理性を彼方へと吹き飛ばしていた。 二人の手指を更に求めて、お尻を高く掲げて膝を立てた。 胸と頭はベッドについたままお尻だけを掲げた私の姿は、正常な感覚ではとても恥ずかしくて出来ないポーズだけど、この時の私は異常なまでの興奮に包まれたまま、ただ快楽だけを追い求めていた。 「あっ! 何っ? 」 打ち寄せる快感の波に、身も心も蕩けるような気持ちで身体を委ねていた私に対して、二人の男性はそれまでとは全く異なる行動にでた。 異変に気づいた時には、既に私の身体は二人によって 身動き出来ない状態に拘束されていた。 手首と足首を繋がれ、脚を大きく拡げたまま前につんのめった私の膝にロープをかけて、ベッドの下を通してもう一方の膝が括られた。 自分の意思では全く動くことが出来ないまま、あられもない姿を二人の眼の前に晒していた。 「いやっ! 先生っ! やめてっ!」 いつも優しい筈の先生の眼に、それまでに見たことのない邪悪な光が宿っていた。 「今日は私たちがあきえちゃんを虐めてあげる…」 「いやっ! いやっ! 許してぇ~っ!」 私は必死に抵抗を試みたけど、ベッドにきつく結ばれたロープのせいで、お尻を左右に振るだけで精一杯だった。 「騒ぐんじゃないっ!」 「きゃっ!」 ドクターの掌がお尻に激しく打ち付けられ、痛みと共に恐怖心を覚えた時に、私は抵抗する気持ちを失っていた。 「やめて…お願い…やめて下さい…」 力なく訴えかけても二人は無言だった。 溢れる涙のせいで滲んだ視界の中に、二人がゆっくりと衣服を脱いでいく姿を目認していた。
18/05/03 09:06
(lTB5SK8y)
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