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1:隣人
投稿者:
貴之
どこにでもあるマンションのベランダ。
隣家との区切りは火災や緊急時のためか頼りないほど薄い板でしか区切られていない。 気付いたのは偶然なのかも知れない。 気付くまで違和感を感じたことはなかった。 直径が1センチにも満たない穴。 それに気付くまでは、ただ、私が洗濯物を干し始めるタイミングと、隣の人がタバコを吸いに出るタイミングがよく合う、、、程度にしか感じていなかった。 ある日、その日は少し無防備な姿で洗濯物を干した。 少し長めのTシャツを着ていたせいで、パンツしか履かずにベランダに出た。 そうして振り返ると、穴の中に目玉を見た気がした。 もしかして覗いてるの? 私を見てるの? 今まで、私を覗いてたの? パニックになりながらも、洗濯物を干すのをやめず、けれどもうそっちには向けずに過ごした。 洗濯物を干し終えてから部屋に戻り、その日は一日中ずっとドキドキしていた。 隣人が一人暮らしの中年男性だとゆう事は、引っ越してきた初日から知っていた。 仕事が在宅だとゆう事も雑談で知っていた。 旦那と挨拶に伺った時の印象は、色黒い肌と背の低いメタボリックな、どこにでもいる中年男性だった。 次の日はムリだったけど、数日後に私は実行した。 ドキドキしながらTシャツを脱ぎ、パンツだけしか身につけていない姿でベランダに出た。 数分後、隣の部屋のガラス窓が開く音が聞こえた。 私はそちらを向かずに洗濯物を干した。 次の日も、その次の日も同じようにパンツだけの姿で洗濯物を干した。 そうして、ある日、私は仕切りに視線を向けた。 仕切りの穴には目玉があった。 息を潜めるように、けれど逃げずに露骨に、私の体を見ていた。 ハァハァと、荒い息が聞こえていた。 小刻みに震えて、それは自慰の動きだった。 私は動けず、ただ立っていた。 パンツしか着けていない姿でいる事を自覚しながら、見られている事を認識しながら動けなかった。 怖さもあった、、、けれどそれは、旦那にすら向けられた事のないほどの、露骨なオスの性欲だった。 ハァ・・・ハァ・・・ハァ・ハァ・ハァ・・ 荒い息はスピードを速め、より荒々しくなり、、、そして途絶えた。 少しして、私は干し終えていない洗濯物をそのままに、部屋の中に逃げ帰った。 ドキドキして、いつのまにか指をクリトリスに這わせていた。 自分でなど、今までの人生で数回しかした事がない、、、なのに指が止まらなかった。 何分か、何十分か、、、クリトリスから膣に快楽が登っていくのを感じる頃、私は床に這ったままベランダに続くガラス窓に近寄っていった。 快楽の声を出していた。 そのせいかもしれない。 ベランダの仕切りの穴には、まだ目玉がこちらを見ていた。 私は床に這ったまま、人生で初めて、自分の指で、見られながら達した。 次の日は何もできなかった。 けれどその次の日からは、私は自分を抑えられずにいた。 旦那を送り出した数十分後には、パンツだけの姿で洗濯物を干した。 部屋に戻ると全裸でオナニーをし、達した。 数日後には声を聞かれるかもしれないと思いながらガラス窓をすかしてオナニーをした。 また数日後にはベランダに出たままオナニーをしていた。 ある日、洗濯物を持ってベランダに行き固まった。 新しい穴ができていた。 仕切りの隅に1センチほどしかなかった覗き穴の隣、、、仕切りの中央に、見ただけで明らかに大きな、直径が5センチを超えた穴があった。 私は全裸のまま、その穴を見ていた。 何を意味しているのか、理解しそうになる自分を自分で抑えながら動けないでいた。 カラカラカラ、、、、 隣の家のガラス窓が開く音がした。 ザザッ、、、ザッ、、、 サンダルを履く音と、こっちに近づく足音がした。 カチャ、、、カチャカチャ、、、 男性のズボンのベルトが外れる音の後、チャックが下りる音が聞こえた。 大きい、、、 スゴイ、、、 太い、、、 そんな言葉で頭の中が埋まった。 ソレは、今まで見た事のないほどグロテスクで歪な塊だった。 5センチを超えてると感じた穴に、密着するほどのサイズだった。 もしかすると錯覚かもしれない。 今でも自分の願望だったのかもしれかいと思う。 動けないでいる私の耳に、一言、「やれ」と聞こえた。 私はベランダのコンクリートの床にひざまづき、その肉の塊に唇をつけた。 舌を出して根元から先まで舐め、口の中に入れて頭を前後にピストンした。 「いいぞ、、、」 それを聞いて、私はピストンを早めた。 「カリを舐めろ、、、」 私は私の唾液まみれの茶色い肉塊のクビレに舌を這わせた。 「根元を扱け、、、」 その通りにすると 「このまま出すから飲め、、、」 旦那にもそんな事しないのに? そう思いながらも、言われるままに奉仕した。 そうして低い呻き声を聞き、口の中に精液を受け入れた。 口の中でビクンッ・・・ビクンッ・・・ビクンッ・・・と痙攣しながら射精したチンポは、そのままゆっくりと私の口の中で小さくなっていった。 けれど、ジュルッと音をたてて私の口から出た後ですら、見た事のないほどの太さと長さを保っていた。 どれくらい経ったか、私は5センチの穴から見つめあっていた。 全裸のまま、ひざまづいたまま。 口から垂れた精液は、指を使って拭って口の中に入れた。 そうしなければいけないと感じた。 そうしろと言われている気がした。 そうすると、穴から覗く目が笑った。
2018/04/17 23:42:04(xeefmQAs)
投稿者:
貴之
いつもと同じ時間に起き、朝食の用意をしながら旦那を起こす。
旦那がトーストを食べ終わるのを背に感じながら洗濯機に向かい、旦那が着替える音を聞きながら準備をする。 玄関から「じゃ、行ってくるよ」と言われる頃には、私はシャツを脱いで全裸になり、真っ赤な口紅を引きながら「あの人好み」な服を着ている。 あの人は、私を本当に下品な姿にするのが大好き。 上半身はブラウスを許さずジャケットだけ、下半身はガーターベルトと股下のスカート。 あの人は私を「堕とす」事に悦ぶ。 ネットで集めた男に奉仕させ、ネカフェで集めた男に中出しを許した。 ハプニングバーでは肉便器として私を紹介し、 私が嫌がった40代の男にデートを約束させ、私が泣きながら報告すると笑った。 悲しくて悔しくて、「イヤか?」と聞かれれば、嫌だと答えられる。 けれど、「もう辞めるか?」と聞かれれば「やめないで」と答えてしまう。 もっと呼び出して欲しい。 もっと、私がした事で悦んで欲しい。 名も知らぬ男の性病が怖くてコンドームをお願いした日に、「お前、俺が妊娠させるから」と言われただけでピルを飲む気すら失せてしまった。 これが、女として、メスとしての「悦び」なのかもしれないと思う。 そんな事を、リビングでテレビを見る旦那の笑い声を聞きながら、ベランダで穴から生える肉塊に奉仕しながら考えてしまう。
18/04/17 23:57
(xeefmQAs)
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