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セレブ喰い2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:セレブ喰い2
投稿者: ◆WZtLuVtAWU




黒沢が失脚してから寝床以外は変わりなく過ぎた三日後、帰り支度をしていた俺は社長室に呼ばれた。

「西田様ですね。戸田グループ会長の戸田からの使いで参りました。河村と申します。今回の件でお礼をと一席設けさせて頂きました。今からご案内しますので宜しくお願いします。」

ビシッとしたスーツ姿の男は名刺を差し出し深々と頭を下げた。

「何の事だ!身に覚えのない話しだ!断る!今日は嬢と嵌めまくる日だ!」

「に…西田君…。こ…言葉遣いを…。」

俺が男に背を向けると社長は慌てて俺の腕を掴んだ。

「お噂通りの方ですね。実に頼もしい。堅苦しい事は抜きでお付き合い下さいませ。」

「西田君、頼む!このとおりだ!いきさつはよくわからんが言われた通りにしてくれ!」

社長は社長室の入り口をふさぎ頭を下げた。

「わかった!そのかわり俺の行きつけの店にしろ!精を付けないとな!」

「承知しております。ではお車に。」

訳の分からぬまま河村の車に乗ると、河村は誰かに電話をしながら車を走らせた。

「こちらのお店で。会長はすでにお待ちです。」

「何でこの店知ってんだ!まあーいいけどな!」

その店はいつも精をつける店で、男が何故ここを知っているのか、違和感を感じた。

店内は客は居なく、まるで貸し切りの様な雰囲気で、真ん中の席に俺と似たような体格の男が笑顔を見せ一人座っていた。

「お手数をおかけして申し訳ありません。この度、西田様のおかげで戸田グループ会長に就任しました、戸田龍之介です。」

その男は俺が席に座ると立ち上がり、頭を下げた。

「戸田グループって何だ?俺には何も関係ねえ!とりあえずニラレバ炒めとニンニクの素焼き食わせろや!」

「申し訳ありません。詳しい事はおいおいと。たらふく頂きましょう。」

ニラレバ炒め、ニンニクの素焼きをいつも以上に食い、ハブ酒もすすみ、戸田龍之介も楽しそうに話しをし始めた。

「黒沢親子を失脚させ、奴の会社をタダ同然で傘下に納め、娘の由香の窮地をも救ってくれた恩人の西田様にこれくらいの礼では気がすまんよ!望みは何でも叶えてあげましょう。今の会社の社長でもいかがかな?」

『…由香。戸田…由香…。誰だそりゃ!はぁ!社長!?おっさん何者だ!ボケジジイか!?』

「何言ってんだ爺さん!俺に関わるとろくな事ねえぞ!俺は今の生活に満足しているんだ!馬鹿げた事言うなよ!」

「ハッハッハ!さすが由香が惚れるだけの器だ!ですが、ネットカフェでの寝泊まりは身体に良くない!とりあえずマンションを用意しておりますので、今夜からお使い下さいませ。」

『マンションだと!新手の詐欺師かー!俺の金目当てか!うさん臭いジジイだな!』

「爺さん、さっきから由香って言ってるけど、誰だそりゃ?」

「由香は私の可愛い一人娘です。おっ!来た来た!」

爺さんは立ち上がり、入り口に向かって手を上げると、入り口のドアが開き、聞いた事のある女の声が聞こえた。


2017/08/11 12:28:27(d.gwEhUH)
12
投稿者: (無名)
続き楽しみにしてます!^о^
17/12/03 06:07 (kLHKIvPt)
13
投稿者: (無名)
続きを楽しみにしています
18/04/23 17:38 (BfjLKQ0g)
14
投稿者: 読者
続きをお願いします。
18/10/10 15:12 (L//.ypv/)
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