久しぶりに友達と遊ぶ為に、都内某所の待ち合わせ場所に行った。時間前に着いて友達を待っていた。しかし友達は時間になっても来ないので、(どうしたんだろう?いつもなら時間通りに来るのに?)と思って待っているとスマホが鳴った。「どうしたん?」「和也(俺25)悪ぃ…急に従兄弟が来て行けなくなった…」「はぁ?何それ…俺もう着いてるぞ」「マジ悪ぃ…今度奢るからさ…それで許してくれ…」「絶対だぞ?」「約束する…ホントスマン」と話して電話を切った。「なんだよアイツ…はぁ…どうすっかなぁ」と独り言を言って考えていると、「あのぅ…アナタもドタキャンされたんですか?」「えっ?」と言って隣りを見ると、そこには恐らく30代位(後に52と知る)の女性が、俺に話し掛けてきた。「えぇ…まぁ…」「あの良かったら私とお茶しません?」「えっ!?」「嫌ならいいんですけど…私も友達にドタキャンされちゃって…」「イヤっ全然…俺なんかでいいんですか?」「ここで逢うのも何かの縁…ドタキャンされた同士でお茶しましょう?」と言った。