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1:最後の逢瀬~老いらくの恋の道標~
投稿者:
健三
◆HJG4NZrYy6
これは、実際にあった出来事にアレンジを交えて小説風に書き記したもので、登場人物はあくまでも架空の人物である。
同期入社の中で最も清楚で美しい裕子はみんなの憧れの的だったが、大学の2年先輩のエリート彼氏がいて、既に将来を誓い合っていた。 健三は一浪して大学に入ったので同期とはいえ裕子より1歳年上だったが、やはり美しい裕子に憧れていた一人だった。 そんな健三には、短大を卒業したばかりの恋人の百合がいた。 百合はホンワカとした可愛い女で、健三との結婚を前提に、いずれは出産を機に専業主婦となるつもりで腰掛けOLをしていた。 可愛い系の一般職OLの百合と、美人系総合職OLの裕子では、タイプが全く違っていた。 就職して出会った健三と裕子は、次第に親しくなってゆき、お互いの恋人とは違うタイプの魅力に少しずつ思いを寄せるようになっていった。 健三は、清楚で知的な美人の裕子に惹かれ、裕子もまた気さくな健三に惹かれていったのだ。 健三と裕子が就職して2年目のある日、同期の飲み会の後、健三と裕子はお互いの恋人との待ち合わせを理由に二次会を抜けた。 「これから彼氏とシッポリするのかい?」 「いえ、今日は帰るわ。健三君は彼女と?」 「いや、特に約束はしてないんだ。裕子が帰るから、何となく俺もそうしようかと思ってね。」 「え?健三君・・・」 「ハハ・・・何だろうな。可愛い彼女がいて、結婚も考えてるのに、彼女とはタイプの違う裕子に何となく惹かちゃってね・・・」 「健三君・・・実は私も・・・」 「は?・・・そりゃあ参ったな・・・」 お互い見つめ合ったが、健三が、 「一回だけ・・・この一回だけっていう約束で・・・どうかな?」 「ええ、いいわ・・・」 健三と裕子は、人目をはばかるように連れ込みホテルへと消えた。 部屋へ入ると、裕子は衣紋掛に上着をかけると、健三の上着にも手をかけて脱がせる気の利かせようだった。 裕子は浴室へ入り、湯船に湯を張り始めた。 その手際の良さに、健三は、 「裕子・・・君はここに来たことがあるようだな・・・」 「・・・彼と、何度か・・・健三君も?」 「俺はあんまりここには来ないな。車で郊外のモーテルが多いかな。」 「そうなんだ・・・あ、お風呂、入れるよ・・・」 「裕子、一緒に入ろうか?」 「え?恥ずかしいわよ。」 「後でもっと恥ずかしいことするのに?」 「それは・・・そうなんだけど・・・キャッ!」 と言う裕子を尻目に、健三は既に全裸になって男根をブラブラさせていた。 「け、健三君・・・」 「裕子も早く脱げよ。」 「わ、わかったわよ・・・」 大学を出て2年目、24歳の裕子はスラッとした細身の裸身をお披露目すると、健三の男根はムクムクと頭をもたげて脈を打った。 「やだ・・・健三君って、大きいのね・・・」 「彼氏、小さいのか?」 「私、彼しか知らないから、相対的な意見よ・・・」 恥じらいながらも、25歳の健三と24歳の裕子は湯船のお湯を波打たせながら、はしゃいでいた。 ベッドルームの灯りをやや落とした裕子は、ベッドに横たわった。 裕子の小振りな乳房を優しくマッサージする健三は、そのまま裕子の足の間に割って入り、女陰を御開帳して覗き込んだ。 そこは、彼氏に処女を捧げて以来4年近い性交によって、若干色付いた女唇がめくれていた。 「裕子・・・清楚な美人も彼氏とパンパンした形跡があってイヤらしいマンコだね・・・」 「やだ・・・そんな言い方・・・」 と言いながらも裕子は彼氏しか見て触れさせたことの無い女陰を覗かれ、言葉責めに濡れていった。 健三は女穴を舐めた後、コリッと尖った女豆をすぼめた口に含み、吸い出しながら包皮を剥くようにして舌先で撫で上げた。 「アァアァァッ!」 裕子は、エリート彼氏とは違うアプローチのクンニに戸惑い、新たな快感に思わず声を上げた。 痩身を捩る裕子は、エリート彼氏の上品なクンニと違う健三の下品な女豆責めに、ビクビクと反応して逝きかけて、 「け、健三君!アァアァ、も、もう止めてっ!アアァッ・・・」 痩身を翻して逝きかけた身体を持ち直した。 清楚な裕子は、同期男に口技で逝かされることはプライドが許さなかったのだ。 すかさず健三の男根を口に含み、舐め始めると、ゆっくりスロートするだけで、卑猥な舌使いは無かった。 「裕子、そうやるように彼氏に教わったのか・・・彼氏、真面目なんだな・・・」 健三の彼女の百合は、ホンワカとした可愛い女の子だが、健三が処女から仕込んだ猥褻な行為を普通の性戯と思っているから、可愛い顔して淫乱女に仕上がっていた。 「健三君、コンドーム、ちゃんとしてね。妊娠は困るから。」 「もちろんだよ。俺だって困る。でも、一突きだけさせてくれ。裕子のマンコの感触を覚えていたいんだ。」 「ちょっとだけよ・・・」 健三は、生の男根をゆっくり奥まで入れると、女穴を持ち上げて引きずり出しように引き抜くと、途中、性開発がすっかり終わっている裕子のGスポットを擦り上げたようで、 「ンアァアァ~~~・・・」 と喘いだ。 裕子は健三の腰に腕を回し、抜いてコンドームを着けようとした健三の行為を遮り、腰をクイッと動かしてGスポットに健三の男根を導いた。 健三は生性交を承諾したものとみなし、そのまま裕子の導いた辺りをゆっくりと擦り上げた。 「アァ、アァ、アァ・・・・」 清楚な知的美人が少しずつ壊れていく様子を健三は楽しんでいた。 そして、その腰使いの律動を少しずつ早めていくと、裕子は次第に仰け反り、 「アァアァァアアァ~~~」 と淫乱な女の本性を剥き出してヨガり狂い始めた。 健三は、社内ではみんなが憧れるお澄まし美人の痴態を脳裏に刻み込むように凝視していた。 しかし、社内の清楚マドンナのあまりにも淫らな痴態に、健三は裕子を逝かせるまで堪え切れず男根を抜き、裕子の下腹部に精液を撒き散らした。 「裕子・・・君の身体はすこぶる良かったよ・・・逝かせられなくて、悪かったね・・・」 ティッシュで裕子にかかった精液を拭いながら健三が言った。 「健三君・・・素敵なセックスだったわ・・・こんなセックスも・・・あるんだ・・・」 裕子は、エリート彼氏では経験できなかった逝く寸前を経験して、健三に惚れてしまっている自分に気付いた。 二人でもう一度風呂に入り、 「また裕子を抱きたいけれど、お互いのためにやめておいた方がいいんだろうな・・・」 「そうね。その約束でしたわけだから・・・」 やるせない思いを胸に抱いて、二人は深夜の街へ出て、それぞれの家に帰っていった。 その後、二人は体を重ねることなく、思いを胸に秘めたまま、裕子は25歳で27歳のエリート彼氏と、同じ年に健三は26歳で23歳の百合と結婚した。
2017/03/07 19:23:27(tHat8exl)
投稿者:
(無名)
老いらくではないかな?
もしかして、続くのかな?
17/03/08 12:23
(/K5xCzUf)
投稿者:
健三
◆HJG4NZrYy6
月日は流れ、健三も裕子も四十路半ば、係長になって部下を持ち、ストレス世代になっていた。
健三と裕子は人事異動を見て驚いていた。 何と、健三と裕子は同じ課の隣あった係の係長として異動した。 歓送迎会で隣に座った健三は、裕子に、 「やあ、初めて一緒の職場になったね。」 「そうね。健三君、子供は?」 「それが、上は大学受験で、下は高校受験なんだよ。」 「うちも、上が大学受験。下は去年高校受験だったの。そうか、健三君のところは一緒に受験なのか。その方が、毎年誰かが受験生になるよりいいかもね。」 そんな他愛もない話をしていたが、お互い、内心は21年前の交わりが頭の中を過ぎっていた。 同じ職場で過ごす二人に、課長から、 「係長二人ペアで出張してくれないか。相手が○○省だから、こっちもそれなりの人間で対応してほしいんだ。よろしく頼むよ。」 一泊二日の東京出張は、健三と裕子にある期待を持たせていた。 軽く飲んだ後、ホテルの部屋に入るとき、健三が、 「裕子、シャワーを浴びたら、俺の部屋で呑み直さないか?」 「え?私あんまり出歩きたくないわ。健三君が缶ビール買って、私の部屋に来てよ。」 「おお、そうだな。そうしよう。」 裕子の部屋で二人きり、ホテルの部屋着は裕子の素肌を十分に隠すには物足りなかった。 裕子の胸元から時折見えそうになる乳首が気になっていた。 「裕子、君はブラをしていないのかい?見えそうで落ち着かないよ。」 「部屋に誘うって事は、21年ぶりに・・・って事かなて思って。」 「いいのかよ。」 「最初からそのつもりだったんじゃない?」 「まあ・・・」 すぐ裸になって、お互いの身体を見つめ合い、 「俺、46歳だよ・・・年取ったなあ・・・」 「あら、十分元気じゃない。若い若い・・・私は45歳、もう、おばさんね・・・」 「おばさん?いやいや、裕子は色気が出てきて凄く魅力的だよ。」 抱き合い、片方の乳房を揉みながら、もう片方の乳首をしゃぶった。 「ハァァァァァ・・・」 股を開かせると、21年前よりも使い込まれた女陰が現れた。 「裕子・・・俺の女房より綺麗なマンコしてるな・・・女房はもうドドメ色だぞ・・・」 裕子の女唇は使い込まれてはいたが、まだ紫色でとどまっていた。 クンニに悶え、トロトロと愛液を流す裕子からは、健三の可愛い妻には無い艶めかしい女の色香が香り立った。 清楚な美人四十路人妻の落ち着いた身のこなしが、次第に官能の悶えに変わっていく様子は、健三の男根を奮い立たせた。 「裕子、このまま入れていいか?」 「ええ・・・でも、中には出さないでね。まだ、生理はあるんだから・・・」 健三は裕子の女穴に男根を突き立て、根元まで抜き差ししながら熟した女穴を味わっていた。 夫とはトンとご無沙汰の女の肌が色めき立ち、久しぶりの姦淫に溺れる美人妻の悲哀がそのまま肉欲となって喘ぎだした。 ブチュ・・・ブジュチュ・・・愛液の奏でる淫らな音が響いた。 一つに繋がり愛し合う事15分、清楚な美人係長の淫らな姿に我慢の限界が来て、裕子を抱きしめ、腰を打ち付けた。 パンパンパンパン・・・・男根の激しい突き立てに肉のぶつかる音がコダマした。 「アンアンアンアンアンアン・・・・」 「裕子、出るっ・・・」 健三は男根を抜くと、ドッピュピュピュ~~~~ドピュピュ~~ピュッピュッ・・・・大量の精液が宙を舞い、裕子の身体にトロケて落ちた。 ティッシュで裕子の身体の精液を拭きながら、健三は、 「裕子・・・君は艶が出てイイ女になったなあ・・・」 「もう・・・あんな可愛い奥さんいるのに・・・」 「ああ、確かに女房は可愛いよ。可愛いけど色気がないんだよ。いつまでも子供っぽい顔と身体でねえ・・・でも裕子は年を重ねても美人だし、身体も妙に色っぽいよ。旦那が羨ましいや・・・」 「ここ数年、ほとんどしてないわ。年に3~4回くらい。まるで季節の風物詩みたいよ・・・」 「そうか・・・だからマンコが女房よりも綺麗なんだ。うちは週1回はしてるかなあ・・・俺、スケベだから週に2~3回はしたいんだけどね。」 「まあ、奥さんが羨ましい。だったら、週にもう1回足りない分は、私とする?」 「おう、そりゃあいい考えだな。」 こうして健三と裕子は、21年ぶりの性交からW不倫に発展していった。 裕子はエリート夫との年に数回しかない営みの中、身体の渇きを健三の男根で潤した。 健三は、可愛い愛妻の百合との営みをもっと欲していたが、百合とは違うタイプの妖艶さを持つ同期の清楚美人ともう一つの愛を育むことで満ち足りていた。 健三と裕子は、毎週1回の情事に没頭し、夢中でまぐわっていた。 裕子が五十路を迎え、やがて閉経すると、週1回の情事は中出しのまぐわいとなり、裕子は毎週女穴の中に健三の遺伝子を湛えて夫の待つ家に帰っていた。 何年も飽きずに続くその関係は、健三が課長、部次長になっても続き、五十路中年同期がくたびれてきた身体で抱き合い、恍惚の夢に漂っていた。 若いOLと上司の噂はたまにあったが、五十路半ばの部次長と女課長が、まさか長年の不倫関係にあるとは誰も思わなかった。 「あの二人動機だから仲いいよね。昔は派手に遊んでたらしいよ。」 という話は聞こえてくるが、男女の関係にあるとは思っていないようだった。 健三は還暦を迎える年、部長になった。 取締役になれるほどの器ではなかったが、そこそこのワークスタイルを過ごしてきたと自負していた。 部長になるとき、健三は次長に裕子を推薦していたから、最後の1年は裕子とは部長と部次長のペアを組んでいた。 十数年、週1回程度の不倫情事を繰り返していた健三と裕子は、700回以上の性交をしていることになるから息もぴったりだった。 裕子は特に、四十路半ば以降は、夫よりも健三との性交が圧倒的に多く、女唇がドドメ色になったのは健三の男根によるところが大きい。 「裕子、俺も今年で定年だ。長いようで短かったなあ。」 「私も来年で終わり・・・」 「俺達の関係も、そろそろ・・・だな・・・」 「そうね・・・最後は夫婦で幸せな人生を閉じたいものね・・・」 そんなことを言いつつも、週1回の逢瀬は続いていた。
17/03/08 19:22
(6uWV/O4Z)
投稿者:
(無名)
あ、続きましたね。
失礼しました~
17/03/08 22:28
(/K5xCzUf)
投稿者:
(無名)
何気に読んじまったら、先が気になるじゃないの!
17/03/09 17:31
(ewxEug6i)
投稿者:
健三
◆HJG4NZrYy6
健三には感じていたことがあった。
それは、時々感じた尾行の気配だった。 女房か、裕子の夫か、俺達の関係を気付いたものが興信所を雇ったと思っていたが、内心、すべて失ったとして、妻の百合が一人で生きていける金を渡せれば、裕子と生きるのも悪くないとさえ思っていた。 古い連れ込みから出て並んで歩く裕子に、 「この先で二手に分かれよう・・・」 「あなたも気づいてたの?やっぱり尾行されてるわよね・・・」 裕子も気づいていて、やっぱりすべて失っても健三と生きていくならそれも良しと思っていたそうだ。 その日、追っ手を撒いて別れた。 秋も深まった頃、裕子が言い出した。 「この週末、私と旅に出ない?」 「旅?」 「ええ、お別れの思い出の旅・・・」 「お別れ・・・そうだな、俺は定年、裕子ともお別れにしないとなあ・・・」 裕子と待ち合わせて、山間の温泉宿に着いた。 ずっと後をつけてくる車がいることは、健三も裕子も気づいていた。 チェックインしたのは、離れになっている宿だった。 庭側に専用の露天風呂があり、周りは生垣で囲われていた。 旅姿の裕子は、59歳とは思えぬ美しさで、思わず腰に腕を回し、唇を重ねた。 すぐに裸になり、露天風呂へ浸かる健三と裕子は、庭の生け垣の向こう側に人の気配を感じていたが、構わず抱き合い、湯船に座らせた裕子の女陰に唇を寄せ、女豆を啜った。 仰け反る裕子・・・ そして立ったまま湯船の縁に両手を突かせた裕子の背後から、女穴に還暦男根を捻じ込んだ。 「ハァァァァ・・・」 清楚な59歳が喘ぎ、湯船の水面が揺れた。 裕子を喘ぐだけ喘がせて、射精はしなかった。 還暦で連射は無理なので、後ほど布団の上でのお楽しみにとっておいた。 夕食を平らげ、再度湯に浸かり、布団へ・・・ 庭の障子は開け放ったまま、灯りを若干落として裕子との性交を楽しんだ。 庭には、生垣を越えて侵入した人間の動きを感じていたが、結合部を庭に向けて見せびらかすようにして交わった。 「裕子、本当は俺、お前と・・・」 「ダメ・・・それは言ってはダメ・・・アァ・・・」 心から愛し合う夫婦のように、部屋中に愛を溢れさせた性交だった。 「アァァァ~~~アァアァァ~~~」 仰け反る裕子の女穴に、最後の精液を解き放った。 「俺達、完全に不倫現場を撮られているよな・・・」 「そうね・・・逃れられない証拠よね・・・」 もし離婚になっても・・・健三と裕子の決意を見せつけた性交だった。 翌日、旅行から戻り、駅裏で別れた。 「裕子、長い付き合いだったが、これからは普通の同期、部長と部次長で過ごそうや。」 「ええ・・・素敵な思い出がいっぱい・・・ありがとう。健三君・・・」 「じゃあな、恋人だった裕子にさようならだ。」 「さようなら。明日から健三君は元彼ね・・・」 切なさと爽やかさの入り混じった中、最後の逢瀬が終わった寂しさを感じていた。 でも、心のどこかで、あってはならないことだが、不倫発覚による再びの寄り添いの可能性に期待していた二人だった。 最後の逢瀬の一泊旅行から帰って以降も、何も起こらず定年の日を迎えた。 健三が花束を抱いて、部下に見送られて会社を出ると、妻の百合が車で待っていた。 「あなた、長い間お疲れ様でした・・・」 「ああ、でも、また5年は働くけどね。」 関連会社で再雇用が決まっていたが、今度は責任の軽い仕事だし、給料もずっと安かった。 でも、退職者を安く雇用することで、そのスキルは使えるから関連会社はこぞって使える退職者を奪い合った。 そういう事をするから若者の雇用が減るんだと分かっていても、昵懇にしていた男からお願いされれば安い給料で働かざるを得ない健三だった。 その関連会社も退職して、健三も65歳の年金生活に入った。 妻の百合は、62歳の可愛いお婆ちゃんだった。 「なあ、今日はいいだろう?」 「あなた・・・いつまでも元気ね・・・」 百合は、元々可愛い幼顔のせいもあるが、顔も体も還暦過ぎには見えなかった。 さすがに色気は感じるようにはなったが、老人の裸ではなかった。 ドドメ色だった女唇は黒ずみ、開けばピンクだった女穴周りさえ青紫がかってきた。 毎日とはお逝かないが、隔日なら健三の男根は65歳でも立派に勃起した。 65歳と52歳の夫婦が、仲睦まじく性交に勤しんでいた。 「ア、ア、あなた・・・アァ・・・」 可愛い声が長い夫婦生活を営んできた部屋に響いていた。 健三は、長年連れ添った百合が愛しくて、抱きしめながら腰をグラインドさせた。 「あなた・・・頂戴、あなたのを中に・・・アアァ~~~・・・」 健三は昭和20年生まれ、現在71歳になっている。 昨年、最愛の妻、百合を亡くし、落ち込んでいた。 健三が百合の遺品を整理していたら、一本のフラッシュメモリが出てきた。 今時珍しい512MBのフラシュメモリを開いた健三の目から、涙が溢れていた。 そこには、大量のワード文書があり、亡き妻百合の思いが書き綴られていた。 裕子と並んで歩く健三、そしてラブホへ入る二人の姿・・・ 「あの人が、ずっと心に秘めていた愛しい人。裕子さん。綺麗な人。50代には見えない美しさ。学の無い私は家庭を守る事しかできないけど、裕子さんは違う。私は裕子さんの次でもいいから、あの人に愛されたい。今でも週に1回は欠かさず抱いてくれるあの人に感謝。」 裕子と露天風呂に入る健三、露天風呂に腰掛ける裕子の女陰を舐める健三、虚ろな表情で感じる裕子、裕子を背後から突き挿す健三、喘ぐ裕子。 薄暗がりの中でもハッキリと映る布団での性交、健三の男根を根元まで呑み込む裕子の女穴、愛し合う二人、萎えた健三の男根が抜けたあと、ドロリと溢れる健三の精液・・・最後の逢瀬の写真だった。 「あの人の精液まで裕子さんはもらっていた。子宮に注がれた精液は、妻である私だけのもののはずなのに、悔しい。でも、裕子さんの勝ち。もし、裕子さんいあの人を盗られたら私は生きていけないから。裕子さんのおこぼれでも、あの人が愛を繰れる幸せを感じて生きよう。」 健三は、ボロボロ涙を流し、 「百合・・・百合・・・」 男泣きしていた。 最後に一つだけやたら新しく、、亡くなる3か月前に記録された文書があった。 「あなた、このメモリーを見つけてご覧になっている事と思います。私は、きっと長くないと思います。私が亡くなったら、裕子さんとお付き合いなさい。裕子さんは3年前にご主人を亡くされて、今はお独りです。でも、再婚はしないで下さいね。あなたの妻は、ずっと私一人ですから。お墓で待ってますから。」 「百合・・・俺はもう裕子とは逢わないよ・・・お前の思い出と一緒に、静かに暮らすさ・・・」 健三はPCの画面に向かって呟いた・・・ 健三は、裕子の夫が亡くなったのも知っていたが、老いらくの恋が導く道標は、再び愛しい人との別れを味わうことになることに気付いていたのだ。 だから健三は、一人、百合との思い出の中で余生を生きる決意をしたのだった。
17/03/09 19:22
(GPvKQCux)
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