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官能小説 朗読します!
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:官能小説 朗読します!
投稿者: くらげ
ネットで妄想文を書きちらしている私に、1通のメールが届いた。

「初めまして。菅原と申します。普通のサラリーマンですが、副業でアダルト動画の配信サービスをしてます。

玲子さんの作品を、大変興味深く拝読しました。いかがでしょう?あの文章をご自身で朗読していただき、動画配信しませんか?
あくまで、文章がベースなので、お身体や顔を映す必要はありません。
興味をもっていただけましたら、一度お会いして話を聞いていただけませんか?」

唐突な申し出に戸惑いながらも、好奇心が掻き立てられる。 

顔バレ、身体バレなし、かぁ。
自分の文章に興味をもってもらえるなら、会うだけ会ってみようかしら。

次の休日に、某駅前のコーヒーショップで待ち合わせをする。
すっきりした印象のビジネスマン風の男性が現れる。年の頃は、30代半ば?

「初めまして、菅原です。玲子さんですね、いやあ、イメージ通りだ。」

男はにこやかに言葉を続ける。

「メールに書いた通りなのですが、さっそく朗読を聞かせていただけますか?リアルに体感してみたいので。内容が内容ですから、音の漏れないカラオケルームに移動しましょう。」

彼は伝票を握ると、さっと先に席を立つ。

カラオケルームに入ると、彼は私から少し離れて座り、「では、お願いします。」と、私を促す。

初対面の男性を前に、官能小説を読む。
そのシチュエーションだけでも、ドキドキする。

「......じゃあ、読んでみます。」

私は軽く咳払いをし、自分で書いた原稿を声に出して読み始める。

『鏡の前に立たされる私。背後から首筋に唇を這わせられながら、服を一枚ずつ脱がされる。
貴方の手が私の身体を、ゆっくりとなぞっていく。
「ヤらしいカラダ......。」
指をいっぱい広げた掌で、ゆっくり乳房をまさぐられる。時折、親指と人差し指が、きゅっと乳首を潰す。
左手は乳房の愛撫を続けたまま、右手が脇腹を通って、下へと降りてくる。
貴方の指が、淡い茂みをかき分け、敏感な突起を見つける。
人差し指と薬指で、器用に私の襞を左右に開くと、真ん中の中指で、下から突起を撫であげる。くるくる周囲を指が踊り、時々、くちゅっとその指が中に忍びこむ。
まだ、服を着たままの貴方の硬い高ぶりを、お尻の辺りに感じる。

ぐちゅっ。。ぐちゅっ。。じゅっ。。。

貴方の指の動きが速度を増し、イヤらしい音と匂いが、辺りに広がる。』

そこまで読むと、私は上目遣いに、チラッと男の表情をうかがう。
男は眼を閉じたまま動かず。じっと聞き入っている。
私は再び、原稿に目を落とし、続きを読み始める。

『私は立っていられなくなり、がくっと膝を折る。

カチャッ。。

貴方はベルトを外し、高ぶりを外に解放する。
しゃがみこんでしまった私の腰に両手を回し、私に四つん這いの姿勢を取らせる。

鏡から目を背ける私の顎に指をかけ、鏡の真正面に顔を向かせる。

「見てごらん、自分の顔。快楽に喘ぐ貴女、最高に綺麗だから。」

うっ。。。!

貴方が、私の中に、ゆっくり入ってくる。
後ろからぐっと突き上げられ、ぎりぎり抜けそうになるまで、引いた後、さらに奥まで打ち込まれる。

あっ...!あっ...!あ...ン。

鏡の中に映っているのは、上気し、唇のはしから涎を垂らして感じている女。。』

「ここまでです。」

男の目の前で、読み慣れた自分の文章とはいえ、えっちな文章を声に出して読むという行為に、身体の奥底が、じわりと反応してしまう。

菅原は、私のそんな様子に全く気付くことなく、上機嫌で話を進める。

「いいですね。やっぱり思った通りだ。是非、お願いします。タイトルは...、そうですね、『人妻 玲子の白日夢』。どうですか!?人気出ますよぉ。人妻、熟女マニアにはたまりません。熟女官能小説作家、本人による朗読配信サービス!」

「はぁ.....。」

「特にノルマもありませんから、自由に作品を作ってください。お客様からコメントを書いてもらえる機能もありますから、楽しんで続けてくださいね。」

菅原はその後も、私が引き受けることを前提で話を続け、動画の送り方や、お金のことなどを説明し、帰っていった。

あの人、こんな話聞かされて、何にも感じなかったのかしら。

私は中途半端に疼く身体をもてあましてしまう。

私はカラオケルームの小窓から死角になる位置に移動し、スカートの中にそっと手を差し入れる。

下着のクロッチの脇から指を滑りこませると、そこは既にじっとりと潤んでいる。
敏感な突起に自分で触れながら、解消されない欲望をエネルギーに、さっきの文章の録音を始める。

『人妻 玲子の白日夢 1
鏡の前に立たされる私。背後から首筋に唇を這わせられながら、服を一枚ずつ脱がされる...。』

(続)
2019/10/14 15:46:34(m3OQd4Pq)
42
投稿者: くらげ
ID:kurage1609
くらげです!

何とかエンドマークにたどり着きました~。
前の2作品に比べると、数字は少なかったのですが、自分としては前のと同じくらい楽しんで書いたつもりです。

読後のコメント、この欄にいただけると嬉しいです!いつもおねだりして、すみません。
19/11/03 13:02 (OL5QgH7i)
43
投稿者: はっしー
ID:hashish
くらげさん、作品の完成おめでとうございます。

お言葉に甘えて、感想を書かせてもらいますね。

今回の作品で登場人物のうち、玲子さんのお相手の男性の中で一番感情移入しやすかったのはタクマ君でした。

なので、最後にタクマ君の進路も決まって玲子さんとの想いも遂げられて僕まで嬉しくなっちゃいました♪
(嬉しくてどうしたかは、ヒ・ミ・ツ(笑))

官能小説家「玲子さん」の作品との関わり方が変化していく所も面白かったです。
こんな↓感じでしょうか。
Step1 玲子さんの想像の作品化
Step2 玲子さんの作品の実体験化
Step3 玲子さんの実体験の作品化

こうした作品とのかかわりの変化や、作品中のプレイを「くらげさん」と重ねて読む読み方ができた点もドキドキさせられたポイントでしょうか。
(ドキドキしてどうしたかは、ヒ・ミ・ツ(笑))

本当に素敵な作品をありがとうございました。

19/11/04 07:55 (4qo031hn)
44
投稿者: くらげ
ID:kurage1609
はっしーさま

コメント、ありがとうございました!
受け入れられなかったかなぁ。。、と、寂しく思っていましたので、救われました。はい。タクマ君には幸せになってほしいです。はっしーさまも。
19/11/04 09:02 (fDLhQUUv)
45
投稿者: ファントム ◆0K2NSyDrMw
くらげさん,完稿(脱稿)お疲れ様でした。

今回の作品は,いささか単純だった前回の2作と比べて
   「主人公玲子の作品」
   「主人公玲子の現実【実体験)」
   「主人公玲子の現実(実体験)の作品」
そして
   「くらげさんの現実や希望??}
のシュチュエーションがかみ合って,読んでいてとてもドキドキしました。
 「くらげさんの現実や希望??」は直接には書いていないけど,なにか文章を読んでいると,これがそうではないかと感じられるところがあったのです。

主人公の玲子さんとタクマの関係,ちょっと胸になにか訴える,若い人ならば「キュンとしちゃう」とか言うのでしょうが(年寄りには使いにくい言葉です),ものがありました。

バイトの大学生に犯された時や塾長にSM行為をされながらも,タクマのことを思う主人玲子に,胸をくすぐられてしまいました。
タクマと主人公の玲子さんが結ばれ,そして二人は別々道を歩むのですが,このシーンはちょっといいシーンで,不覚にも涙がこぼれそうになりました。


今回の作品は,前回の2作と比べて,くらげさんの新たな境地を見出した作品ではないかと思います。
今後も執筆をおこなわれるのでしょうね。
次回作も楽しみに待っています。


   年上のファントムより


   
  
19/11/04 09:12 (ovM9//8I)
46
投稿者: くらげ
ID:kurage1609
ファントムさま

色々分析してくださり、ありがとうございます!
タクマとの別れのシーンが良かったと言ってくださり、嬉しいです!いつも励ましてくださりありがとうございました。
19/11/04 09:51 (fDLhQUUv)
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