今日は久々に４人で我が家で集まる事になっている。
４人で我が家に向かった。我が家に着くと、いつもの様に妻が出迎える。


私は妻の異変に気が付いた。
いつもズボンスタイルの妻が、今日はノースリのフリル系の服に、ミニではなかったがタイトスカート姿だ。
今までに比べると明らかに露出度が高い。
谷間まで見えなかったが、胸元の部分はかなり気になる。
髪は後ろで小さく束ねて項が見える。
旦那である私でも、妻をセクシーだと感じた。
溝口と井上も、普段と違う事に気が付いているのか、妻の姿をいやらしい目付きで見ている。


妻は例によって先輩の隣に座る。
溝口と井上が隣合わせに座った。
私１人ポッンと座り、それぞれが席に着く。


テーブルの上にある惣菜を広げる妻。
前屈みになる妻の胸元は大きく開いた。
私の位置からでも妻の谷間が見える。


溝口を見ると、そんな妻を凝視している。
妻はそんな溝口の視線に気付いていないのか、特に気にすることなくお皿に取り分けている。

溝口は私の１つ下の後輩だ。社内の評判は悪く、言い方は悪いが窓際側にいる。しかし、松田先輩には、息が合う様で可愛がられている。

井上は私の後輩であり、直属の部下だ。
真面目な青年だが、女性にもてるタイプではない。


周りの目、私の目を気にする事無く直視する溝口。
それとは対照的だが、チラチラと目を妻に向ける井上。

そんな視線に気が付いたのか、妻も胸元を隠す仕草をする。顔は赤かった。

用意が終わると、乾杯をすると談笑が始まる。

妻は溝口や井上の視線を気にしている様子だ。
妻のそんな態度もお構い無しで凝視している。
井上も遠慮がちではあるが妻を見ていた。

２人はペランダにタバコを吸いに行く時、妻を横目で上から眺めている。
ゆとりがある服だった為、上から見下ろすと谷間は見えているだろう。

溝口は、以前から妻を見る目はいやらしかった。
私は不思議だった。
【溝口はまだしも…なぜ井上まで妻を見ているんだ…？】

そんな井上の態度に違和感を感じながらも、時間は過ぎていった。


料理を食べ終わり、お酒もほぼ無くなり始めた頃、先輩が口を開いた。
財布を出し、
『溝口と井上で、もう少しお酒を買って来いよ。』　そう言うと、井上にお金を手渡す。
溝口と井上は、立ち上がった。

私にとってはチャンスだった。
『僕も買う物があるし、行くよ。』
私は立ち上がり言った。

『いや、いいっすよ。買う物があるんなら、俺等行きますよ。』
溝口が余計な事を言う。

そのやり取りを聞いていた先輩から
『まあ、だったら長田と井上に行って貰ったら？』

結局、買い出しに行く事になった私と井上は家を出た。
井上には悪いと思ったが、私は忘れ物をしたからと、１人で先に行っておいてくれと頼んだ。
井上は嫌な顔もせず買い出しに行く。

私は引き返してまた自宅に帰った。
こっそりとリビングに近寄た。
妻の声が聞こえる。
『えぇ～、溝口くんも井上くんも知ってるの～？やだぁ～もう～恥ずかしいよ～』

【一体何の話をしているんだ？】
私が更にリビングに近付き、廊下の隅に隠れた。

廊下とリビングは、木枠に一部ガラスが入っている開き戸だ。
私はガラスの部分からこっそり中を覗いた。

妻は先輩にべったりと身体を預けている。

『井上の奴、お前の身体に釘付けだったな！』
『マジ、唯さん堪らないっすよ～』
妻との距離も近い。

『もう～やだぁ～』
笑いながら、妻が言う。


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