深夜の公園に踏み入る道子。

携帯にメールが入る。
‥トイレの南側の植木の前のベンチ付近に居ますよ‥

男性からのメール。
道子は離れた場所から男性の姿を確認する。

‥明かりが有るトイレの前に移動して下さい‥

道子がメールを返す。

相手の男性を確認する為だった。

男性は辺りを見回しながら、トイレの前に立つと携帯に向かう。

‥ここで良いのかな？‥

‥もう少しトイレの中に、明かりの下に行って下さい‥

男性は道子の言う通に更にトイレの中に入る。

メールの中身と同じ男性か道子は、少し離れた位置から確認した。

‥未だかな？‥

男性からメールが入る。

道子は男性が居た場所の植木の後ろに廻っていた。

そして静かにベンチの所に歩み寄る。

男性はトイレから公園の入り口付近を見ている。

‥こんばんは‥

道子のメールに男性は、道子を探し更に辺りをキョロキョロと見回す。

‥貴方が居たベンチの所に居ます‥

男性が向きを変え道子を見る。

瞬間の沈黙があり、男性は道子に近づこうとして来る。

道子は片手で近づく事を制する。

‥駄目、それ以上は近づかないで、約束でしょう？じゃぁないと私、このまま帰ります‥

距離にして3～4mぐらいで男性は立ち止まる。

‥ここから見るから早く見せてくれないか？‥

生唾を飲み込むような男性の声。

顔は、はっきりとは見えないように大きめのマスクで隠した
道子は少し距離を置いた男性と向かい合い、辺りを見回し人の気配が無い事を確かめると、おもむろに前を重ね合わせた分厚いコートに手を掛けた。

ゆっくりと重ね合わせたコートを開いて行く。

コートの下は何も付けなく裸だった。

道子の背後に公園の外灯があり道子の肉体はシルエットのように写った。

道子からは息を飲み込むような表情の男性の姿が見える。

‥い、、いいょ、嫌らしい格好だ‥

男性から声が漏れる。

初めて会う男性の前で裸身を晒す道子。
ずっと前から露出姿を誰かに見られたい！恥辱されてみたい…と淫らな願望に捕われていた道子は、とうとう、その願望を実行に移していた。

…もう、いいかしら？…

…未だだよ、もう少し、触るっても言ってたじゃ無いか、そこで触ってみて…

上擦る事で男性が言う。

男性は約束を守り、その場から動かない。
道子は乳房に手を伸ばした。

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